2004年に続き、2003年。
勝ち馬は同じですが、レース展開は違いますからね。
今回の主人公は当時はスプリンターと思われていたおうまさん。
今もそうかもしれないですけどね
スワンSを快勝したものの、人気は10番人気。そう【ギャラントアロー】です。
~レース前日~
厩舎にて。
ギャ『ふぁ~眠いな明日のレース4時からだもんな。時間あるな~
別に研究とかしたって意味ないし~オレが先頭に立って逃げ切るのみ
フフフ、4コーナーで先頭ならマイル王の称号はオレのもんだ
イヒヒ』
~レース当日~
このときのマイルCSは大混戦。
スプリンターズSを制した【デュランダル】はなぜかこのころ『マイルは長いのでは』と
意味のわからない理由で5番人気。ありえない。
押し出されて【サイドワインダー】が1番人気。
以下【ファインモーション】【ミレニアムバイオ】【バランスオブゲーム】と続く。
ギャ『なんかわけわかんね~人気だな。しかも追い込み馬ばっかり人気しやがって。
・・・ってオレには好都合もっと人気して後を意識しろ~
それだけオレに有利になるぞ』
彼は自信満々だった。
それはそうだ。スワンSの勝ち方は鮮やかそのものだった。ここでも通用するはず。
ファンファーレが鳴り、いよいよスタートガシャン
3番枠から【ギャラントアロー】がいく。
ギャ『よっしゃ~好スタートこのまま一人旅よ~』
有力馬たちは格馬自分の位置取りへ。
唯一【サイドワインダー】はいつもよりも前目のポジション。
ギャ『(後をみつつ)ふ~む、【サイド】さんがいつもより前だな。これは好都合。
あの人はためるだけためないと意味がない。内枠で力発揮できてないな
外では・・・【ファイン】ネエさんがいい感じだな。ちょっと不気味だ・・・
だがよぅオレは快調そのものよ自分のペースだぜ
このまま行っちゃっていいのかな?行かせてもらうよ~』
快調に飛ばす【ギャラントアロー】。
先頭のまま直線へ向く。
ギャ『よっしゃ~予定通りそして勝ったな後続とは10馬身は離れてる。
これを差してこれるやつはいねーだろ~よしオレがマイル王だ』
残り200m。
まだまだ彼は快調だ。ちょっと疲れも。
ギャ『いい感じだ~やばっ、ちょっと脚が上がってきたかも
でもまだ後ろとは差がある。いけるはずだ
あ、でもちょっと疲れてきたなぁ』
幸『がんばれ【アロー】』
ギャ『う・ういっす』
残り100m。
後続がようやく迫ってきた。
ギャ『・・・京都の直線ってこんなに長かったっけ?
やべ~なぁ~あとちょっとなんだけどなぁ~あっ
ゴールが見えたよっしゃ~あと一踏ん張りだ』
残り50m。
彼はもはやゴールしか見ていなかった。
が、そのとき・・・
ギャ『あと50・・・いけるいけるぞ~』
?『コラ~あたしが負けるわけないじゃないのよ~』
ギャ『【ファイン】ネエさんやばいかわされる』
ファ『あんたがGIなんて早すぎんのよ~』
ギャ『負けるわけにはいかないんすよ~マイル王はオレだ~』
ファ『あま~いあたしの勝ちよ』
ギャ『やばっかわされた・・・』
しかし、そのとき一筋の風が吹いた。ビュンッ
デュ『よっしゃ~オレの勝ちだ~』
ファ『あ・・・』
ギャ『マジで・・・』
【ファインモーション】をも【ギャラントアロー】をも切り裂いた。
ファ『そ・そんな・・・あたしの勝ちだったはずなのに・・・』
ギャ『くっそ~【ファイン】ネエさんにも、【デュラ】さんにも負けた
作戦通りだったのにな・・・悔しぃ~』
デュ『ふぅ~危なかったぁ~ヒヤヒヤしたけど、勝ててよかった』
ファ『ちょっとあなた空気読みなさいよここはあたしが復活するとこでしょ
それなのにあなたが差しきって・・・(ガミガミ)』
デュ『えっ、えっ』
ギャ『来年こそは・・・リベンジしてやる』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして翌年。彼はリベンジを果たすべく同じ舞台に立ったものの、敗れた。
3歳のあの頃が一番輝いていたかもしれない
この記事が面白いなぁ~と思ったら
写真は、『風光名馬』さんからご提供いただきました。ありがとうございます
お馬さんの綺麗な写真が揃っております。
どうぞご覧あれ~HPはこちらから
勝ち馬は同じですが、レース展開は違いますからね。
今回の主人公は当時はスプリンターと思われていたおうまさん。
今もそうかもしれないですけどね
スワンSを快勝したものの、人気は10番人気。そう【ギャラントアロー】です。
~レース前日~
厩舎にて。
ギャ『ふぁ~眠いな明日のレース4時からだもんな。時間あるな~
別に研究とかしたって意味ないし~オレが先頭に立って逃げ切るのみ
フフフ、4コーナーで先頭ならマイル王の称号はオレのもんだ
イヒヒ』
~レース当日~
このときのマイルCSは大混戦。
スプリンターズSを制した【デュランダル】はなぜかこのころ『マイルは長いのでは』と
意味のわからない理由で5番人気。ありえない。
押し出されて【サイドワインダー】が1番人気。
以下【ファインモーション】【ミレニアムバイオ】【バランスオブゲーム】と続く。
ギャ『なんかわけわかんね~人気だな。しかも追い込み馬ばっかり人気しやがって。
・・・ってオレには好都合もっと人気して後を意識しろ~
それだけオレに有利になるぞ』
彼は自信満々だった。
それはそうだ。スワンSの勝ち方は鮮やかそのものだった。ここでも通用するはず。
ファンファーレが鳴り、いよいよスタートガシャン
3番枠から【ギャラントアロー】がいく。
ギャ『よっしゃ~好スタートこのまま一人旅よ~』
有力馬たちは格馬自分の位置取りへ。
唯一【サイドワインダー】はいつもよりも前目のポジション。
ギャ『(後をみつつ)ふ~む、【サイド】さんがいつもより前だな。これは好都合。
あの人はためるだけためないと意味がない。内枠で力発揮できてないな
外では・・・【ファイン】ネエさんがいい感じだな。ちょっと不気味だ・・・
だがよぅオレは快調そのものよ自分のペースだぜ
このまま行っちゃっていいのかな?行かせてもらうよ~』
快調に飛ばす【ギャラントアロー】。
先頭のまま直線へ向く。
ギャ『よっしゃ~予定通りそして勝ったな後続とは10馬身は離れてる。
これを差してこれるやつはいねーだろ~よしオレがマイル王だ』
残り200m。
まだまだ彼は快調だ。ちょっと疲れも。
ギャ『いい感じだ~やばっ、ちょっと脚が上がってきたかも
でもまだ後ろとは差がある。いけるはずだ
あ、でもちょっと疲れてきたなぁ』
幸『がんばれ【アロー】』
ギャ『う・ういっす』
残り100m。
後続がようやく迫ってきた。
ギャ『・・・京都の直線ってこんなに長かったっけ?
やべ~なぁ~あとちょっとなんだけどなぁ~あっ
ゴールが見えたよっしゃ~あと一踏ん張りだ』
残り50m。
彼はもはやゴールしか見ていなかった。
が、そのとき・・・
ギャ『あと50・・・いけるいけるぞ~』
?『コラ~あたしが負けるわけないじゃないのよ~』
ギャ『【ファイン】ネエさんやばいかわされる』
ファ『あんたがGIなんて早すぎんのよ~』
ギャ『負けるわけにはいかないんすよ~マイル王はオレだ~』
ファ『あま~いあたしの勝ちよ』
ギャ『やばっかわされた・・・』
しかし、そのとき一筋の風が吹いた。ビュンッ
デュ『よっしゃ~オレの勝ちだ~』
ファ『あ・・・』
ギャ『マジで・・・』
【ファインモーション】をも【ギャラントアロー】をも切り裂いた。
ファ『そ・そんな・・・あたしの勝ちだったはずなのに・・・』
ギャ『くっそ~【ファイン】ネエさんにも、【デュラ】さんにも負けた
作戦通りだったのにな・・・悔しぃ~』
デュ『ふぅ~危なかったぁ~ヒヤヒヤしたけど、勝ててよかった』
ファ『ちょっとあなた空気読みなさいよここはあたしが復活するとこでしょ
それなのにあなたが差しきって・・・(ガミガミ)』
デュ『えっ、えっ』
ギャ『来年こそは・・・リベンジしてやる』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして翌年。彼はリベンジを果たすべく同じ舞台に立ったものの、敗れた。
3歳のあの頃が一番輝いていたかもしれない
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お馬さんの綺麗な写真が揃っております。
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