知ってください！

９月１０日～１６日は自殺予防週間であることを！！

９月１０日は、世界保健機関（ＷＨＯ）が定める「世界自殺予防デー」。ＷＨＯは各国に対し、自殺問題を最重要課題として挙げ、対策を強化するよう求めているので、日本では世界自殺予防デーにちなんだ「自殺予防週間」（１０日～１６日）でいろんな取り組みを行っています。

数値的なことで言えば、日本の自殺者は平成１０年以降、連続して３万人以上を上回り、減少傾向がみられない状況です。
また、ＷＨＯによると、世界では毎年約１００万人の自殺者が出ており、約４０秒に１人が自殺している計算になるといっています。なお、死には至らなかった自殺未遂はその２０倍とのこと。
日本での数値は知っていましたが、世界的な人数までは知りませんでした。　なんと４０秒に１人とは・・・

私の住んでる自治体においても市報に相談窓口を設けたり、いろんな取り組みを知らせるページがありました。
厚生労働省など関係省庁の大臣らで作る対策チーム「自殺対策タスクフォース」を発足して、今後、心の相談に応じる体制を充実させることや、自殺予防を呼び掛ける啓発キャンペーンを実施することなどを決めたそうですが、丁度、民主党代表選でこんな大事なことをマスコミ等も報道はしているのでしょうが、陰が薄くなり知らない方は多くいると思います。また大規模なキャンペーンも行われていないのが実情です。

民主党代表選もどちらが勝つにしろ、今日で終わりますので、これこそ早期に取り組んでもらいたい問題だと思います。

私も、未遂を行った何人もの傷痕を見たし、大量服薬した話を直接聞いたことがありますが、何で？って思う方も多いのも事実です。
よく、”気付きが大切”だとはいわれますが、何かしらのサインはあるのでしょうが家族でもなかなか発見が難しいとの話を伺ったこともあります。
Ａさん元気？と尋ねると、実はあれで病院に・・・でも、何故？『先週、話したけど元気だったよ』そんな経験もあります。

社会制度、経済的な支援のあり方も重要ですが、個人レベルで出来ることで一番大切なことは”傾聴”ではないかと思います。しかしこれは時間と冷静な対応が必要なので一番難しいことだと思います。
まず、本当の悩みを話してくれるためには信頼関係が必要となりますが、仮に話してくれたら、自分の考えや経験を押し付けず、とにかく話をゆっくり聴いてあげてください。
それと、おかしいな？と思った方は個人情報を守れる周囲の方、公的な相談窓口、医療機関等と速やかに相談し何かしらの対応をすることです。放置しては何も解決しないことを知ってください。

数日前からこのことを記事にするのか、しないのか、自分でも迷っていたのですが、もし『自殺予防週間』のことを知らない人が読んでくれるのならと思い書いた次第です。
おもたい話で申し訳ありません。


Ｊｕｎ