7 駒込大観音事件
平成21(ネ)10047
本件は、著作者同一性保持権の侵害の救済方法に関して、地裁と高裁の判断が分かれました。
高裁は、一切の事情を総合考慮した上で、原状回復は否定し、謝罪広告のみを認めました。
8 オークションカタログ事件
本件は、フリーペーパーのカタログに、オークションのプレカタログとして原告の製作した美術品の画像を掲載したこと等が問題とされたものです。
本判決は、引用の抗弁、展示に伴う複製の抗弁、権利濫用の抗弁の全てを排斥しました。
もっとも、棚木さんによると、裁判所は、権利濫用の法理の適用を否定したものではないとのことです。まねきTV及びロクラクも是非権利濫用法理の適用について正面から議論して欲しいものです。
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