企業再生請負人/技術戦略コンサルタント、田中 純の「経営・技術戦略実践講座」

イノベーションによる企業再生、経営・技術戦略、ドラッカー理論を一緒に考えていきましょう!

◆「人材こそ事業の命」の実践の姿 ~日本マイクロソフト社・樋口社長の取りくみ.

2014年08月07日 | シリーズ「使える企業戦略を考える」
スタッフを多面的に育成・評価するためのマネジメント・スコアカードについて説明する、日本マイクロソフト社長の樋口泰行さん。(「小谷真生子のKANDAN」より) P.F.ドラッカーは、一貫して、目標を、業績などの定量面だけではなく、マーケティング、イノベーション、生産性、マネジメント能力などの領域においてもきちんと設定し、定量目標と同様かまたはそれ以上に重視してバランスよく管理することの重要性を説いていたが、同社では、まさにそれが実践されている。 . . . 本文を読む
コメント

◆企業再生のプロ、三枝匡の実戦的企業改革理論を読みとく

2014年03月28日 | シリーズ「使える企業戦略を考える」
三枝匡(さえぐさ ただし)という経営者がいる。 ボストン・コンサルティング・グループの日本人社員第1号を経て、企業再生のプロとして独立(三枝匡事務所を設立)。複数企業の再生を成し遂げた後、FA部品・金型商社「ミスミ」の経営者へと転身し、同社を超優良企業へと生まれ変わらせた人物だ。 日本が誇る数少ない「プロフェッショナル経営者」であり、事業再生請負人の草分けでもある。 . . . 本文を読む
コメント

◆戦略は、美しい一つの文章として記述できるところまで昇華せよ~大前研一氏の言葉から

2014年03月18日 | シリーズ「使える企業戦略を考える」
戦略は、最終的には美しい一つの文章として記述できるところまで昇華しなくては、本当の味わいが出てこない。戦略の立案というのは、生活態度の表明であり、平素の思考を論理的に記述したものにすぎない。・・・大前研一『続・企業参謀』 . . . 本文を読む
コメント

◆いまだに道半ば ~国際的な大人になれない日本企業...

2014年01月26日 | シリーズ「使える企業戦略を考える」
いまだに「日本的経営の復活はあるか」などといったことをのたまっている輩が後を絶たないが、「地球がひとつのショッピングセンター化した(P.F.ドラッカー)」いま、進化過程における一形態にすぎない「日本的経営」といった馬鹿げた幻想にとらわれている場合ではないのである。 . . . 本文を読む
コメント

◆世の中のさまざまな現象を循環構造で表わす「因果ループ図」

2014年01月24日 | シリーズ「使える企業戦略を考える」
この図は、世の中のさまざまな現象・事象を動態的かつ循環構造で構造化することを意図した「因果ループ図」(Causal Loop Diagram)のかんたんなモデルです。 わたしはこの手法は、企業組織に働きかけるフォースや事業活力の促進・減衰要因のそれぞれの構造や連関性を推察するためにも有効な手法になると考えています。 . . . 本文を読む
コメント

◆戦略実務のしろうとに人気? ~ポーター事業戦略理論の問題点を考える

2013年11月01日 | シリーズ「使える企業戦略を考える」
 1980年前後の発表ながら、いまでも非常に人気の高い戦略理論、それがマイケル・ポーターの「競争の戦略」「競争優位の戦略」である。これらの理論に潜在する問題点を、とくに実務者の観点から指摘していきたいと思う。 . . . 本文を読む
コメント

◆コモディティ化にどう対処するか ~昨日の成功にしがみつく習性を断ち切るのが日本企業の第一歩】

2012年09月23日 | シリーズ「使える企業戦略を考える」
シャープの例を引くまでもなく、依然として「日本的経営」とか「ものつくり」「伝統」などという言葉を免罪符に、自社の内部事情を社会や市場のニーズよりも優先させ、コモディティ化した事業にしがみ続ける多くの日本企業には、さらなる地獄が待っていること必至である。 . . . 本文を読む
コメント

◆企業力の源泉 「付加価値創出力」 の測定方法をどう見出していくか

2012年01月17日 | シリーズ「使える企業戦略を考える」
 現在の日本企業の最大の課題のひとつが、付加価値創出力(生産性)をあげることです。しかし、これについてどういった方向性と方法で取り組めばよいか、また、どういった方法で測定すればよいかが、いまだに共有されていません。 . . . 本文を読む
コメント

◆戦略の「運用スキル」構築の重要性を考える

2011年12月24日 | シリーズ「使える企業戦略を考える」
経営者や専門家の間では、最近とみに、長い間にわたって隆盛をきわめた「戦略や計画の立案手法」から、それを「具現化するための方法論」、あるいは「戦略・計画の運用スキル」に注目の領域が移行してきていると感じます。 . . . 本文を読む
コメント

◆戦略・計画と実行は、本来、分けて考えるべきものなのか。

2011年11月03日 | シリーズ「使える企業戦略を考える」
 慶応義塾大学院教授(元コーポレイト・ディレクション社)の清水勝彦さんの著書 『戦略と実行~組織的コミュニケーションとは何か』 が話題となっています。 「戦略・計画と実行の間に大きな溝があるが、本来、戦略と実行は、一体的に構築・運用されるべきである」 といった論旨が展開されており、戦略と実行の分離の問題点を解き明かした画期的な書です。 . . . 本文を読む
コメント

◆バズワードに惑わされるな!~戦略こそ「継続は力なり」の意識が必要

2011年10月27日 | シリーズ「使える企業戦略を考える」
経営理論の世界は、興味をそそるバズワードであふれかえっています。 しかし、わかりきったことですが、戦略そのものは、あくまでも「手段」にすぎません。また、戦略を具現化し、成果を得て、はじめて戦略自体の正しさが証明され、戦略自体もまた価値を持つ、ということも忘れてはなりません。 . . . 本文を読む
コメント

◆「コミュニケーションやモチベーションが組織を強くする」は本当か?

2011年10月18日 | シリーズ「使える企業戦略を考える」
コミュニケーションを活性化し、社員のモチベーションを向上させれば業績が上がっていく、ということを言う専門家がいますが、これは事実でしょうか。 . . . 本文を読む
コメント

◆戦略の本質が変わった~固定化した戦略から「動かす」戦略へ

2011年09月23日 | シリーズ「使える企業戦略を考える」
企業戦略の本質が変わった、という意識を持つことが重要だと思います。 予測や計画がますます困難になってきたいま、分析や論理構造という固い石垣のうえに構築された「城」のようなものから、宙に浮きながらも一定の高度や方向性を保ち、すばやく針路を変えられる「飛行船」のようなものへと変わってきたといえるでしょう。 . . . 本文を読む
コメント

◆研究・開発技術の可能性や素質を感じ取るためには?

2011年08月09日 | シリーズ「使える企業戦略を考える」
前回は、発明や発見に関する企業の姿勢について取り上げ、そのための試行錯誤やチャレンジを長い目で見つめることの重要性を説きました。これについて、ある経営者の方から「では、具体的にどのように技術の目利きを行うべきか」といったご質問を頂戴しました。 . . . 本文を読む
コメント

◆事業における、研究・開発活動の位置づけを再考する

2011年07月05日 | シリーズ「使える企業戦略を考える」
ドラッカーは、数あるイノベーション要因のうち、もっとも管理が難しく蓋然性に乏しいものとして、「新しい知識の獲得」、つまり「新しい原理や方法の発見・発明」をあげています。 これは、世の中に存在するイノベーションという革新的変化の要因の一つに過ぎないと、否定的なトーンで言うのです。 . . . 本文を読む
コメント