深夜まで待っても何もなさそうなので見切ります：テロ支援国家指定解除

ＮＨＫ：テロ支援国家 解除見通し示す

日本を訪れている中国の楊外相は、社民党の福島党首と会談し、
さきに行われたアメリカと北朝鮮の協議によって問題の解決に向けた大きな進展があったとして、
アメリカは近く北朝鮮のテロ支援国家の指定を解除するのではないかという見通しを示しました。


この中で、福島党首は「北朝鮮の核問題をめぐるアメリカと北朝鮮との協議で進展があったように聞いているが事実か」とただしました。

これに対し、楊外相は「米朝の接触で積極的な進展があった。
近い将来、アメリカはテロ支援国家の指定の解除をするのではないか」と述べました。

また、楊外相は、チベット問題について「問題の本質は国家を分裂させるかさせないかという問題だ。中国政府は暴力には反対であり、法律に基づいて秩序を守る立場だ。暴力が停止すればいつでも話し合う用意ある」と述べました。

このあと、楊外相は、共産党の志位委員長とも会談しました。
この中で、志位氏が話し合いによってチベット問題の解決を目指すべきだという考えを示したのに対し、楊外相は
「祖国を分裂させる行為や暴力行為それに北京オリンピック開催に対する妨害行為が行われなければダライ・ラマ１４世側と話し合う姿勢はある」と述べました。

まぁ、社共で優先度が違うというのがよく見える記事ですなぁ。チベットに関して両党とも形だけの突っ込み以上を誰も期待していないので気楽なもんだす。
で、チベットは別の話なので（悪いけど）置いといて、一昨日の段階から米朝の話は出ていたわけで

核申告「ウラン濃縮と技術移転」で米朝暫定合意…政府高官 : 北朝鮮の核実験 : 特集 : YOMIURI ONLINE

　外務省幹部は１６日、シンガポールで今月８日に開かれた北朝鮮の核問題をめぐるクリストファー・ヒル米国務次官補と金桂寛(キムケグァン)北朝鮮外務次官の米朝協議で、
北朝鮮による核計画の申告で焦点となっているウラン濃縮活動、シリアなどへの核技術移転の取り扱いについて、暫定的な合意に達していたことを明らかにした。

　同幹部は「ウラン濃縮とシリアでは米朝の交渉者レベルで合意に達したようだ」と語った。
ただ、「まだやるべきことは残っている。道険しだ」とも語り、抽出したプルトニウムの量など、北朝鮮が「完全かつ正確な申告」をするには、なお課題が多いとの見方を示した。
（2008年4月16日23時36分 読売新聞）

暫定だろうが何だろうが、合意があれば当然（というか、本来の約束とは全く関係のない）申告とテロ支援国家指定解除（よりも金融を受けられるようになる敵国・・・がメインなのだが）のバーターは予測されるわけで。

「米長官、申告段階での指定解除を示唆」　News i - TBSの動画ニュースサイト

　アメリカのライス国務長官は、北朝鮮が核計画の申告をすれば、アメリカはその検証を待たずに、テロ支援国家指定の解除を行う可能性を示唆しました。

　北朝鮮は核計画の申告を行うことで合意し、
アメリカはその見返りとして、テロ支援国家指定解除などを約束しています。
（ワシ注：はぁ？）

　アメリカはこれまで、申告は“完全かつ正確”でなくてはならないと繰り返してきましたが、
ライス国務長官は１７日、北朝鮮が申告をした段階で、その内容の検証を行ないつつ、テロ支援国家指定の解除の手続きに入る方針を示唆しました。

　「北朝鮮が義務を果たしたか 、我々なりに判断した上で（指定解除など）こちらの義務を履行するかどうかを決めます」（アメリカ　ライス国務長官）

　米朝間ではすでに、ウラン濃縮計画とシリアへの核協力について、別の文書に「北朝鮮はアメリカの懸念を認知している」とあいまいな表現で記すことで合意するなど、アメリカはテロ支援国家指定解除の条件を緩めています。

　また、最大の懸案であるプルトニウムの量を検証の準備のため、アメリカは来週、実務者グループを北朝鮮に派遣することにしています。（18日17:24）

何度も繰り返してるので嫌になるのだが、この「書き手の解釈」を事実化する手法はどうにかならんのかなと。
この形の一番卑怯なのは、「その通りになれば無問題で、逆目が出ても誰一人責任を問われない」という点にある。

発言者は個人の今現在の見解を言ったまでであり、先がどうなるかはなってみなければわからないのは当たり前。
書き手は、自分の能力に合せ（＝脳内）解釈しただけなのでこれも一応無問題。
（かなり想像の事実化があるものの、「聞き間違え」や「その場の空気からのニュアンス」とか言われたら確認しようがない密室事件）
これも耳タコでクドいから略。

そんなこんなで、意図的なのか無能からなのか不明ながら、テロ支援国家指定解除が既定事項のように報道されている。

例のごとく言霊と逆目を恐れるワシは言えないが・・・ん～どう言おう・・・

緊迫感がまったくない

国内の動きと言うか動きが鈍いと言うか動いてるつもりが動いてない状況への苛立ちはある。

政策：福田政権初の拉致会議開催 - 毎日ｊｐ

　政府は１７日、拉致問題対策本部の関係省庁対策会議を首相官邸で開いた。福田政権発足後初の開催。

政府が１１日に北朝鮮に対する経済制裁延長を決定したのを受けたもので、中山恭子首相補佐官（拉致問題担当）や外務、警察など１６府省庁の担当者が出席、取り組みの現状を報告した。
毎日新聞　2008年4月18日　東京朝刊

これだけ。まさに三行広告。扱いの軽さも腹立つが、集まりそのものに中身がないのでこれを大きく書けとはさすがに言えない。

前に、韓国の拉北者や捕虜の話が主題にならないのは、国の姿勢が及び腰で引け腰でやる気がないから世界も相手にしないのだと言った事がある。
このままだと・・・と気を揉む。
そしてTBSの後追いで、毎日も東スポのような見出しでミスリードを謀る。

北朝鮮・核問題：核申告「検証手段の確保必要」　完了前テロ国家解除も－－米国務長官 - 毎日ｊｐ

毎日は保存が長いので略。見てもらえばわかるが、記事の中身は大したものではないTBSの焼き直し。

確実に言えるのは、
申告があったとして（ここ重要）、検証作業の終了を待たず（ここもかな？）に

「テロ支援国家指定解除の準備を含む作業に着手する方針がある 」という事だけ。

何かワシの読解力の低さが発揮されただろか？
オオカミ少年の繰り返される嘘に慣れてしまって、危機感が鈍くなってるだろか？

どこかから、これで米朝がホルホルになったら日本が孤立して・・・という何年も前から漂い続けている亡霊の声が聞こえるが、

孤立ではなく孤高を　　というワシには何の恐怖も湧いてこないのである。
筋のない国家なら滅べばいいがな。

これも耳タコだが、この件で国民を見捨てるような国なら間違いなく年金でも医療でも見捨てるであろう。

それを支持するのが国民の大勢ならば、自分も見捨てられる事に同意の上なのだからご自由にと。

そゆこと

テロ支援国家指定解除に懸念　専門家から相次ぐ (1/2ページ) - MSN産経ニュース

（サイト名がないから産経記事の本文と勘違いさせてしまったか、ゴメン）
innolife.net：米国務部、「北核申告内容公開」

アメリカは、核拡散活動と関連する北朝鮮の申告内容を公開することを、アメリカ国務部関係者が明らかにした。

この関係者は、「アメリカは決まった形式で申告内訳を公開する」としながら、「しかし交渉の細部までは公開することはできない」とAFP通信に伝えた。

このような言及は、ライス米国務長官が記者会見で北朝鮮の申告内訳を公開しない可能性もあると言った発言とは多少違い注目される。

これに先立ってライス長官は、北朝鮮の体面を立てるためには、核拡散活動内訳を盛り込んだ申告書を非公開状態で維持する可能性もあると言った。

これと関連しエドロイス共和党下院議員はAP通信とのインタビューで、「国務部が北朝鮮に継続してさらに譲歩している状況が大変心配される」と言った。

特殊な亜細亜の国の人間には理解できないだろうが、議会制民主主義国家では元首に全権ないんだよね・・・

親分同士が話しつけてもそれを承認するかどうかは別なわけで、仮に元首の専権事項であって議会が文句言えなくても、民意に反していれば次回選挙ってのがあって・・・
（まぁどこかの国のように、与党政府がダメダメでもそれに代わる能力への信頼がなくて逆に支持率を落とす野党第一党もあるが・・・）

いかん。お客が増えた事へのドキドキ小心者反応のせいか、自分でもわけがわからなくなってる。
「どうでもいい事」に入れてしまおう。