オカルト伝説は事実である

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「ルルドの泉の奇跡的治癒などわずかしかない」の真相

2024-09-09 10:05:51 | 超能力/怪奇現象

 

✳️【10年に1人ペースの奇跡】

 今日ではルルドの泉というと、毎日のようにあらゆる難病が治る奇跡的な治癒が起こっている場所だと誤解している人もいるが、今日まで教会側から正式に奇跡的治癒が起きたと認定されている症例は、65例しかない。平均すれば泉の発見以来2年に1例にも満たないのである。

 

 英国のジャーナリスト、パトリック・マーンハムは自著『ルルド』の中でこう書いている。

 

 「これまでにおびただしい数の人々がここで水浴し、おびただしい希望がくじかれてきた。ここで働くひとたちにとって、病気の治癒ほど思いがけないことはないのである」

 

 年間500 万人もの巡礼者があって2年に1人程度の奇跡では、こう言われてしまっても仕方ないかもしれない。特に医学が進んだ近代になってからは、10年に1人程度という奇跡の認定ペースに落ちてしまっている。(皆神龍太郎) と学会〈トンデモ超常現象99の真相〉より 

 

 

✔️【逆デバンキング〈奇跡認定の3大条件〉】

 ルルド国際医学会が定めている奇跡認定の3大条件をご存知でしょうか?

 

 ①現代医学では説明不可能な治癒現象であること

 

 ②治癒が瞬時のものであること

 

 ③再発しない

 

【②と③の条件は意味がない】

 前述の3つなのですが、メチャクチャ厳しすぎるというより、②と③は完全にナンセンスだと思います。

 

 たとえ瞬時に治癒しなかったとしても、現代医学では不治の病がルルドの泉の水を飲んでから数ヶ月後、数年後に治ったら、それはもう充分に「奇跡」と言えるはずです。

 

 また、病気が再発するかしないかは、本人の生活のおくり方の問題であり、「奇跡」とは関係がないと思います。

 

 何回ルルドの奇跡で病気を治したところで、暴飲暴食を繰り返し、運動もまったくやらなかったら、そりゃ誰だって再び病気にかかるでしょう(苦笑)。 

 

 よって①の条件さえ満たしていれば「奇跡」と認定されていいはずであり、ルルドの奇跡によって現代医学では治すのが困難な病気が治った人は、実際には星の数ほどいると思われます。

 

【①の条件が外れる……】 

 ちなみに懐疑サイト〈超常現象の謎解き〉によると、2006年頃からなんということか、①の条件が外されてしまったようなのです!

 

 ということは、残っている条件は②と③ということなのでしょうか?

 

 残すべき条件が外され、外すべき条件が残ってしまったのですから、これではますます「奇跡」と認定される治癒現象が現れることはないと言えるでしょう……。

 

【まとめ】

 ●ルルドの奇跡認定条件は、厳しすぎるというよりナンセンスである。

 

 



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