オカルト伝説は事実である

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「シルバースタインは『解体』ではなく『撤退』と言った」の噓

2024-08-11 09:44:31 | 陰謀論
 

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✳️陰謀【ビルのオーナーは、自ら爆破解体を命じたことをテレビ番組のインタビューで認めている。彼は、ビルの保険金で焼け太りした。爆破命令証言も動機も爆破解体を裏付けたのだ】
 
 ビルのオーナー、ラリー・シルバースタインは、アメリカ公共放送の番組(PBSdocumentaly)に出演したとき、「消防署長から私に電話があり、火災を消し止められるかどうかわからないと言われたことを覚えています。たくさんの人が亡くなったので、建物を壊してしまうのが得策かもしれない、と彼は言いました。そして彼らはビルを解体することを決め、それから私たちはビルが崩壊するのを見ました」と、「pull it」(解体)という専門用語を使い、WTCビルは爆破されたと認めたのである。陰謀論者は、この証言を後生大事にする。つまり、彼はのちにこの証言を撤回したが、うっかり口をすべらしたというのである。『疑惑の真相』P54~P57
 
真相【ビルのオーナーは陰謀論者が自分の発言を曲解したことを憤り、保険金は入るものの再建築費用が賄えるか四苦八苦している】
 
 シルバースタインの代理人は、のちに、彼の発言を陰謀論者が誤って解釈したと声明した。「pull it」は「解体」という意味でなく、「(消防士らの危険地帯からの)撤退」という意味だというのだ。
 
 では、先の発言に語句を当てはめてみよう。
 
 「消防署長から私に電話があり、火災を消し止められるかどうかわからないと言われたことを覚えています。たくさんの人が亡くなったので、建物を壊してしまうのが得策かもしれない、と彼は言いました。そして彼らはビルを解体することを決め、それから私たちはビルが崩壊するのを見ました」
 
 よりも、
 
 「消防署長から私に電話があり、火災を消し止められるかどうかわからないと言われたことを覚えています。たくさんの人が亡くなったので、消防士を逃がすことが得策かもしれない、と彼は言いました。そして彼らは撤退(pull it)することを決め、それから私たちはビルが崩壊するのを見ました」
 
 のほうがしっくりくる。だいたい、なぜ消防署長がビル破壊の陰謀団の一味と化すのかまったくわからない。陰謀の主要メンバーのビルオーナーが、公共放送で口をすべらせたというのも、信じがたい解釈だ。
 
 また、消防士らやビル爆破の専門家らも、「pull it」が「ビルを引く=爆破する」という意味でなく、「危険区域から消防士を撤退させる」という意味だと証言している。『DEBUNKING 9/11 MYTHS』P56~P58 奥菜秀次〈陰謀論の罠〉より
 
 
✔️【逆デバンキング〈文章のニュアンスがまったく違う〉】 
 まず本題に入る前に、素朴な疑問から書きたいと思います。
 
 奥菜秀次はベンジャミン・フルフォードの〈暴かれた9.11疑惑の真相〉に対して反論を入れているそうなのですが、〈暴かれた9.11疑惑の真相〉に載っている文はニュアンスがまったく違うのです。
 
 奥菜秀次は〈陰謀論の罠〉の中で……
 
 「消防署長から私に電話があり、火災を消し止められるかどうかわからないと言われたことを覚えています。たくさんの人が亡くなったので、建物を壊してしまうのが得策かもしれない、と彼は言いました。そして彼らはビルを解体することを決め、それから私たちはビルが崩壊するのを見ました」
 
 ……と書いていますが、フルフォードの〈暴かれた9.11疑惑の真相〉には次のように書かれているのです。
 
 世界貿易センタービルのリース権を所有していたラリー・シルバースタイン氏(シルバースタイン社社長、ユダヤ文化遺産美術館理事)は、PBSというアメリカの公共放送の番組(「PBSドキュメンタリー アメリカの再建」)に出演、「(第7ビルについて)消防署長からの連絡を受けた」と話している。
 
 そして、もう鎮火は無理だからと聞いて、こう言ったという。
 
 「おびただしい命が失われてしまいました。おそらく、賢明な方法はビルを『引く(pull it=解体する)』ことだろう。それで彼らは『引く』ことを決定し、私たちはビルの崩壊を見届けたのです」
 
 ……ニュアンスがまったく違うことがわかると思います。
 
 奥菜秀次の言い方ではビルの解体を口にしたのは消防署長のようですが、〈暴かれた9.11疑惑の真相〉ではラリー・シルバースタインが口にしたというふうに読めます。
 
 奥菜秀次がフルフォードの文章を、都合良く曲解して紹介していることがわかります。
 
【もう1つの証言バージョン】
 また、菊川征司の〈[9.11テロ完全解析]10年目の「超」真実〉には、なんと次のような証言が紹介されています。
 
 「あの日の朝消防局の指揮官から電話があって『7号棟の中で発生している火災を消せるかどうかわからない』と言ってきたので、私は『すでにたくさんの人が亡くなっているので、このビルを取り壊すのが一番良いかもしれない』と答えた。それから消防署が取り壊しを決断して、我々はビルが取り壊されるのを遠くから眺めていた」
 
 菊川征司はアメリカ在住で英語がわかる人です。
 
 「pull it(解体or撤退)を口にしたのが消防署長ではなく、ラリー・シルバースタイン本人であることがわかると思います。
 
【消防士たちはWTC7の中にいなかった】
 さて、本題に入ります。
 
 奥菜秀次は「『pull it』は『解体』ではなく『撤退』のほうがしっくりくる」などと言っていますが、消防士たちによる消火活動が始まったのは、なんとWTC7が崩壊したあとからだったのです!
 
 ニューヨークタイムズは消防士たちの次のようなコメントを紹介しています。
 
 「(第7ビル)が午後3時頃に崩壊すると言われ、それまで引き下がっていた」(ウィリアム・ライアン消防副隊長とその部下)
 
 「第7ビルから引き下がるよう命じられ、ビルが崩壊するのをじっと待っていた」(フランク・スウィーニー消防士とその同僚)
 
 「第7ビルが崩壊するまでただ“ぶらぶらした”あと、建物の中に入って消火した」(スコット・ホロワッチ消防士とその同僚)
 
 つまりWTC7内にはもともと消防士などいなかったわけであり、消防士を撤退させることなどできなかった、というわけなのです。
 
【消防士の写真の怪しさ】
 奥菜秀次は〈陰謀論の罠〉の53ページに現場から撤退する消防士たちの写真を載せていますが、その写真はカバール傘下のロイターのものであり、消防士たちがクライシスアクターであることは間違いありません。
 
【まとめ】
 ●奥菜秀次はフルフォードの文を、都合良く歪曲して紹介していた。
 
 ●WTC7内には消防士などおらず、消防士を撤退させることなどできなかった。
 


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