オカルト伝説は事実である

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終わりに「ユダヤ人に悩まさるる世界」

2024-07-08 19:21:03 | 陰謀論
 

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 最後に神戸大学のサイトで見つけた〈ユダヤ人に悩まさるる世界〉という新聞記事の文を引用して、【ユダヤ陰謀論は嘘か?本当か?伝説の真相に迫る!】をしめくくりたいと思います。
 
 
【大阪朝日新聞1931.10.29(昭和6)ユダヤ人に悩まさるる世界 法学博士 津村秀松《銀行家の陰謀》】
 去る八月二十四日イギリスの労働党内閣は総辞職を決行した。越えて二十六日に新マクドナルド内閣が半挙国一致の形で成立した。その後九月七日にブリストルで開かれた労働組合年次大会が開会されたとき、冒頭議長ヘイデーは、今回の政変に言及し労働党内閣は正に隠れたる力によって倒された、この隠れたる力は独裁に等しき方法を以て国民的政府をつくったのだと喝破した。その意味は、今回の政変は全くロンドンの銀行家の陰諜に帰するのだというのである。成程、直接の倒閣者は銀行家であり、金融資本家であり、あるいは又アメリカといい、フランスという国家的一大金融資本家であったかも知れぬ。然しながら、何がそれ等の人々をしてそうさせたか、何者がそれ等の国々をしてそうさせたのかというと、そこには、更に今一つ大きな隠れたる力の伏在していることを看過してはならぬ。
 
 
【ユダヤ人の財力】
 今に始まった事ではないが、由来、欧米諸国の間の金権は、大半ユダヤ人の手に握られている。各国の富豪、銀行家、今でいう金融資本家の大半は、その実ユダヤ人種という国際的無籍者だ。それはドイツに国籍あっても、心からのドイツ人じゃない、ロンドンで金貸を営んでいても、親類縁者は各国の間に散在して、いつでも都合のよいところに、住居を移したり財産を移すというのが、この人々の常習だ。一体に欧米人には国際的観念が発達しているから、海外に移住することも、国外に財産を移すことも、至って簡しょうだ。それは租国の観念の強烈な我が日本人などの想像の外にある。それが始めから租国を持たず、ただ安住の地を求め、営利の観念のみを懐いて、欧米の天地の間に散在するユダヤ人にあっては、欧米諸国人も尚かつ驚くほどの移動性ー別してその財産の移動性を発揮するのが、その本能だ。これあるが故に、昔から欧洲の戦争は、ユダヤ人の承諾なしには行われない。大小無数の戦争は実はこのユダヤ人がさせたのだ。開戦だけではない、休戦もさせる。自分等の金もうけに都合のよいように、各国当路の人々を操縦するのだと喝破した有名な歴史家がある位だ。これは少々いい過ぎであるにせよ、少くともユダヤ人の財力を無視しては、ヨーロッパの政治外交は、これまでも余程困難であった。欧洲大戦までは、ロンドンが永らく世界の金融の中心であった。世界の余った金は皆ロンドンに預けられた。世界の入用な金は多くロンドンから借りる。そこで、イギリスはこの預金と貸付の利鞘で、ばく大な金もうけをして居た。これがこの国の過去の繁栄の一原因をなすものでもあった。然しこれとても更にその内味を割って見れば、世界に散在する大小無数のユダヤ財閥が、この頃までのイギリスを以て、資本放下の最安全地帯と見てをったという事以外の事では十分の説明がつきかねる。
 
 
【ユダヤ資本移動】
 ところが、近年になって、このユダヤ人の財閥を向うに回して戦う一団が各国の間に起ってきた。共産党、社会党、乃至、労働党等プロレタリヤ左翼に属する政党政派のぼっ興が即ちそれだ。労資協調などいう生温い方法を飛び越して、資本家征伐の階級争闘的政治の色彩がまざまざと現れてきた。各国共にその政治の重心が著しく民衆化され、大衆的となった、古い国々では、諸種の社会政策的施設ー就中、労働保険失職保険などが盛に実行されてこれに要する財政上の負担が、直接税就中、高度の累進的所得税、相続税の増徴又増徴となって現われてきた。そして、そのもっとも激しいのは、イギリスとドイツであってーロシアは論外だがーそれ程にないのがフランス殊にアメリカだ。これだけでも、欧米の金融資本家・・・・・・別して財的ルンペンであるユダヤの財閥は、その資本の放下先について、精思熟考せざるを得ないことになった。今じゃない、大分以前から、イギリス及びドイツにおけるユダヤ糸の放資が漸次引上られて行った。短資はもちろん、長期のクレヂットもかなり回収されて、アメリカ及びフランスに移すという傾向歴然たるものがあった。
 
 
【独英から米仏へ】
 かかる際に、又、イギリスでも、ドイツでも、歳計予算の上にいわゆる赤字問題なるものがどしどし現わてきた。イギリスの如きは差引き十二億円以上というおびただしい歳入の不足だ。世界的不景気による歳入の不足と、社会主義的立法の昂進による歳出の増加とがやまない限り、この先、尚赤子はずんずんと増す許りだ。もちろん、ドイツには此上に尚賠償金支払の負担がある。イギリスにも又対米戦債の残りが沢山ある。将来これ等の国の輸出貿易が一段と繁昌しても、その得た金は皆この方に消えてしまう。戦債と賠償金は結局棒引になるにしても、大きな赤字問題は尚残るのであるから、両国共に政治の根本を改め、国家財政の基礎を強固にして、年年の貿易が著しい順調に復せなければ、マルクやポンドの直打は決して安心出来るものでない。兌換の停止が続くかも知れぬし、平価の切下げも見ないとはいえぬ。去る九月二十一日、イギリスが金本位停止をやったとき、中央銀行の金利が、イギリスは引上て六分ドイツは八分、フランスは二分、アメリカは一分半、であった。然し金利が一分や二分高かろうが低かろうが、一国の政治経済共に危道に走り込んだ国に、金を預けたり、放資するのは、愚の骨頂だ。今の内に、これを安全地帯たるアメリカか、さなくばフランスに移すべきだというのが、国際的金融資本家閥たるユダヤの人々の見解の一致するところとなった。一般に祖国の観念強く、愛国心の別して強烈だといわれる日本の富豪や金融資本家の内にも、頻々たる赤字露出による日本の財政上の困難・・・・・・引いて日本の公債の価格の上の不安や、金融再禁止説乃至借金半減論などの発生におびえて、アメリカにおける邦貨外債に財産の乗換えを策する者が続出してきたという現状をおもうと、四海に邦家を持たぬユダヤ財閥の財産擁護に活躍しつつある欧米の現勢は、決して不思議でも何でもないのである。この事情を頭に置いて考えれば、去る六月のドイツの恐るべき金融恐慌や、去る八月のイギリスの労働党内閣の崩壊の裏画の消息を理解し得ることと思う。又、この事情に通ずれば、最近数年の間に、全世界の金の四分の二がアメリカに集り、四分の一がフランスに集ったという金の偏在の問題も、容易に首肯することが出来ると思う。
 
 
【幸福な日本人】
 我々日本人からいうと、嘗てはユダヤ人という金もうけに上手な人々、巨額の富を握っている人々の多く住居する欧米諸国がうらやましかった。然しながら、今にして考えて見ると、そういう財閥的ルンペンの居ない我が国こそ、実に幸福であった。もしも、我が国にもこの種の人々が沢山に居たならば、当時一部では無謀極まるといわれて居た日露戦争、あるいは出来なかったかも知れぬし、支那やアメリカが如何程我が国を侮辱してかかっても、手も足も出ぬことになるかも知れぬ。そう思うと、目下の日本の幣制や財政の不安に恐れ戦いて、窃にユダヤ人化するなどいわるるところの金融資本家や、大財閥が、我が国に発生せざらんことを、幾重にも祈らざるを得ない。
 


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