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永遠の真実追求者メシアのブログ

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下山事件「捜査本部は早くから自殺という結論を出していた」への反論

2025-04-01 07:39:52 | 陰謀論
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❗❗この記事の結論──懐疑論者の原田実は「捜査本部は早くから自殺という結論を出していた」などと言っているが、嘘も休み休み言えというところである。

 

メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。

 

リネンちゃん──メシアの弟子。

 

リネンちゃん 原田実さんはASIOSの『検証 陰謀論はどこまで真実か』の中で次のようなことを言っています。

 

 東大法医学部の所見の根拠が怪しいとなれば、他殺説はその根拠を失う。そうなると見直されるべきは自殺説である。実は下山事件の捜査本部では早くから自殺という結論を出しており、東大法医学部の発表には懐疑的だった。作家・畠山清行によると、当時の捜査主任だった関口由三警部は後年、テレビに出演して次のように述べたという。

 〈私たち、この事件に従事した者は、50人近くいますが、その者たちは全部自殺ということで確信を持っていますね〉(畠山清行『何も知らなかった日本人』)

 

メシア これはハッタリの極地。瞬殺できる。

 

リネンちゃん ホントですか?

 

メシア 下山総裁の遺体が発見された7月6日の時点では、政府も警視庁も他殺という見解であり、その日の正午の記者会見で増田官房長官が「下山総裁が轢かれる前にすでに死んでいた」と発言しているんだ。

 

リネンちゃん えっ!!原田さん、そんなこと全然言ってないですが……。

 

メシア また、7日には警視庁と東京地検によって《下山総裁事件特別捜査本部》が開設された。

 

 自殺なら《事件》とは呼ばないし、捜査本部なんてものも設置されない。

 

 さらに田中栄一警視総監は斎藤昇国家地方警察長官に対し、「最初の捜査会議の空気としては、集団の力による殺人方法がとられたのではないかとする見方が強い」と報告している。

 

 これでわかるように捜査本部は、早くから《他殺》という結論を出していたというわけなんだ。

 

リネンちゃん 原田さんの言っていることと、なにもかも真逆ですね?

 

メシア うん。ところが8月4日の捜査本部合同会議において正式に《自殺》という結論を下し、世にいう『下山白書』を発表したんだ。

 

 しかし、この『下山白書』、以前説明したように下山油やマラカイト・グリーンのことなどが完全に無視されており、自殺と決めつける内容だったんだ。

 

リネンちゃん サイテーですね。

 

メシア 最後に、テレビで「自殺ということで確信を持っています」と発言した関口警部について。

 

 下山総裁の遺体が発見された現場には、自殺ではありえない情況証拠に満ちていたんだ。

 

 下山総裁が当日身に付けていたはずのロイド眼鏡、ネクタイ、そしてライターをはじめとする喫煙具がまったく発見されなかったんだ。

 

 このことについて関口警部は、自著の中でこう述懐しているらしい。

 

 いま私はこれを書きながら、ふと気のついたことは、喫煙具全部がないことである。煙草好きであったという下山総裁が、この世の別れに最後の一服を心いくまですって、思いきってどこかに処分したのではないかとも推理してみた。

 

リネンちゃん え……。

 

メシア そういうリアクションになるよね?

 

 『下山事件 最後の証言』の著者である柴田哲孝さんもこう締めくくっている。

 

 どう考えても、自殺論を主張するには説得力に乏しい見解である。

 

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下山事件「血抜きがされていたなら大量の血痕が残るのはおかしい」への反論

2025-04-01 07:35:02 | 陰謀論
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❗❗この記事の結論──懐疑論者の原田実は「真の殺害現場で下山総裁の身体から血抜きがされていたなら、大量の血痕が残るのはおかしい」などと言っているが、都合の悪い事実を無視ししまくっており、説得力はまったくない。

 

メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。

 

リネンちゃん──メシアの弟子。

 

リネンちゃん 下山事件他殺派の主張に「下山総裁は真の殺害現場で血抜きがされていた」というものがあります。

 

メシア うむ。

 

リネンちゃん それに対して原田実さんはASIOSの『検証 陰謀論はどこまで真実か』の中で次のような反論をしています。

 

 第一、矢田喜美雄が想定するように下山が真の殺人現場で血抜きされていたなら、犯人が遺体の周辺に大量の血痕を残すということ自体おかしいではないか。

 

メシア 原田さんは事故現場に大量の血痕が残っていたと思っているようだけど、これは事実に反する。

 

 東大法医の司法解剖の際、大理石の手術台に血があまり出なかったそうなんだ。

 

 これは下山総裁が機関車に轢かれたとき、すでに身体の中の血が非常に少なかったことを意味する。

 

リネンちゃん なるほど。

 

メシア さらに東大の古畑教授は、下山総裁の遺体があった下のほうの土砂を何層にも分けて採取し、土砂に染み込んでいるはずの血液量を調べたそうなんだ。

 

 しかし、その検査でも土砂に血液の反応がなかったんだ。

 

リネンちゃん うわぁ……。

 

メシア これらの結果をふまえて矢田喜美雄さんは『謀殺 下山事件』の中で次のように結論づけている。

 

 (前略)轢断されたとき血液の飛散が少なかったことは、轢かれる前、死体自身に血がなかった──つまり死因は体の血を抜き取って殺した〝失血死〟だったかもしれないと考えられたのである。

 

リネンちゃん それじゃあ、原田さんの言う《大量の血痕》ってなんなんでしょうか?

 

メシア おそらく下山総裁の遺体の半径数メートル以内の血痕というわけではなく、事故現場周辺の下山総裁の血痕とされるものを指していると思われる。

 

リネンちゃん 真の殺害現場で血抜きがされているのなら、たしかにそれはちょっとミステリーですよね……。

 

メシア 実はこれにもちゃんと回答があるんだ。

 

リネンちゃん ホントですか?

 

メシア 『下山事件 最後の証言』の著者である柴田哲孝さんは、元731部隊のA氏という方に取材をしたことがあるんだ。

 

 A氏の言葉を引用する。

 

 「これは森村誠一の本にも書いていなかったから、一般の方はご存知ないと思うんですがね。731部隊では細菌兵器の研究の他にもいろいろな人体実験をやっとったんですよ。例えば断水。人間は何日水を飲まなかったら死ぬかとかね。ほかには断食。耐寒。これは零下10度の戸外に裸で放置したら何時間で死ぬかとか。感電実験とか高温実験とか、よくあれだけ残酷なことを考えついたものです。その中に、抜血という実験があったんですよ……」(中略)

 「私は担当者じゃなかったから詳しくは知りませんけど、人間は体重の何パーセントの血を抜いたら体温がどのくらい下がるとか、意識を失うとか、死んでしまうとか……。そういうデータを取るわけですよ。拷問とかには、一番効果的だとは聞いています。なにしろ自分の命の時間が見えるわけですから、死ぬ覚悟がなければ話してしまいますね」(中略)

 「しかし、下山さんの件ではもうひとつ目的があったと思いますよ。人間は、三分の一ほど血を抜くと意識を失うんです。そうしておいて、犯人は汽車に轢かせようとしたんじゃないですかね。薬で眠らせるのと違って、バラバラになってしまえば証拠は残りませんから。ところが何か手違いがあって、血を抜きすぎてしまった……」

 

リネンちゃん つまり、事故現場周辺の下山総裁の血痕は、その《手違い》のために流れ落ちてしまったもの、ということですか?

 

メシア たぶんそうなんだろうね。

 

 ちなみに柴田さんの「殺害現場に731部隊の人間がいたとお考えですか?」という質問に、A氏はこう答えたそうだ。

 

 「そうなんでしょうな。悲しいことですが。私は、いつか、誰かに、このことを話そうと思っていたんですよ。人間とは、なかなかこういうことを墓場までは持っていけないものです。おかげ様で、気分が少し楽になりました……」(中略)

 「私にも、もうじきお迎えが来るんでしょう。でも……私は、この歳になってもまだ死ぬのが怖いんですよ。きっと、地獄に堕ちるんでしょうな」

 

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