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AMERICAN MINOR / AMERICAN MINOR

2005-11-13 | Rock&Pops
 夏にリリースされたアルバムですが、未だに聴き込んでいます。なんか5曲ぐらい入ったサンプルをリリースのずーっと前にもらってたんですが、忙しくてあんまり聴けずに、このバンドの事忘れかけてました。で、ある時、インターネットラヂヲでこのアルバムの1曲目、"WALK ON"が掛かったんですが、それをふと耳にして以来、私の2005年の音楽の嗜好がガラっと変わる一歩手前まで行ってしまいました(何だかんだ相変わらず楽しいのは50 CENTのケンカで盛り上がるHIP HOPですがね)。結局アルバム買ってしまいました。それも中古で。リリース直後に。これを中古で売る人の気がしれません。あそうか。買ったあとでプレゼントにもらっちゃったとか、そういう事も考えられるのか。とにかく、私はセコいんで(安月給なもんでして)、まず欲しいCDを買うときには、新品の棚を見る前に中古の棚を覗くのが習性となっとります。
 ハード・ロックです。
 何が凄いって、その完成度です。捨て曲がありません。ハード・ロックという音楽の歴史は長いですが、このアルバムはその歴史に残る名盤な筈です。何十年も活動しているオッサンのバンドより完成度が高いです。この表現が大袈裟では無いんです。
 「ハード・ロック」という言葉は自分の中では「ダサい」ものになりかけていました(その「ダサさ」が良い悪いというのはまた別の話で)。しかし、2005年に入り、QOTSA(オルタナ色が濃くて純粋にハード・ロックとは言えないかも知れませんが)→AUDIOSLAVE(これもQOTSA同様)ときてハイ、AMERICAN MINOR(紛れもなくハード・ロック)ドーン!という事で、すっかり今自分にとってハード・ロックは目の離せないジャンルになってしまいました。これまでにも、BUCKCHERRYだとかD-GENERATION(←これはPUNKですが)だとか、DUTSUNSだとか、ハード・ロックが浮上して来る濃厚な気配はあったのですが、2005年のこのバンド、AMERICAN MINORで完成です。しかもこれまでに名前を挙げたバンドの中で最も王道のハード・ロック・サウンド(そして楽曲)です。ファッションも古着屋のアメカジっぽくていいですね。ハード・ロックのヒトは、一体その服ドコで買ってるんだろう、てぐらいな、一歩間違えば街のブティックで買ったオバチャンみたいな服着てるヒトが多いもんですが、このバンドはセンスいいです。でも、見た目も紛れも無くハード・ロックです。これをまだ聴いてない人、ホントに損してますね。