<発売日>2024/03/14予定
<JAN(規格番号)>0190296664281
<内 容>
イアン・アンダーソン率いるブリティッシュ・プログレッシヴの代表格、ジェスロ・タル。 半世紀以上に渡りプログレッシヴ・ロックにフォークやブリティッシュ・トラッドの要素を組み合わせた独自の音楽的世界観で、英国音楽史において確固たる存在感を放ってきた彼らの”幻の音源"ともいうべき、2013年の『A PASSION PLAY: AN EXTENDED PERFORMANCE』ブック・セットで初めて世に放たれた1972年フランスでのセッション音源が、ここに初アナログ化単独作品となって登場する!
◆イアン・アンダーソン率いるブリティッシュ・プログレッシヴの代表格、ジェスロ・タル。2023年4月には最新スタジオ・アルバム『ROK FLOTE』をリリース、それに伴いヨーロッパ各地をツアーするなど、現在も尚精力的に活動しているプログレ・レジェンドだ。
◆1972年に発表した『THICK AS A BRICK』はアルバム・チャートの首位を飾るなど非常に高い評価を受け、それに伴い数々のアリーナ公演をソールド・アウトさせるなど、1972年夏、バンドは人気絶頂の波に乗っていた。その盛り上がりを受け、彼らはデヴィッド・ボウイやエルトン・ジョン、ピンク・フロイドやキャット・スティーヴンスなど錚々たるアーティストたちがレコーディングを行ってきた名高いスタジオ、フランスはパリ近郊にあるエルヴィル城スタジオに入り、2枚組アルバムの3面分に相当する楽曲のレコーディングを行っていた。しかし、事はうまく進まず、フランスでレコーディングを行ったプロジェクトは頓挫してしまうこととなる…。
◆レコーディング中も機材の故障やダニの大量発生、メンバーが食中毒にかかるなど一連の出来事に見舞われたため、彼らはこのスタジオのことを「災いの城= Chateau D'isaster」と呼び、そこでプロジェクトを完成させることなく英国へと戻り、フランスでレコーディングした1時間ちょっとの音楽を没にすることにしたのだ。そこで作ったものではなく、新たに一から作品を作り上げることで完成したのが、彼らが1973年に発表した『A PASSION PLAY』だったのだ。
◆そのままお蔵入りとなっていたエルヴィル城でのレコーディング音源は、ジェスロ・タルの神話の一つとして、そして偉大なる失われたアルバムとして語り継がれるようになったのだが、その時の音源が形になったのは、それから20年の年月を経てからのことだった。1993年に発表された、バンドの初期の未発表音源をまとめあげたコンピレーション作品『NIGHTCAP』に収録するため、イアン・アンダーソンが20年前にあの「災いの城」でレコーディングされた音源に再び向き合い、完成させていったのだ。そして2013年には、スティーヴン・ウィルソンの手によってその音源を再び蘇らせ、アルバム『A PASSION PLAY』のデラックス・エディション、『A PASSION PLAY: AN EXTENDED PERFORMANCE』のDisc 2に全曲が収録されることとなったのだが、この音源が、ついに単独作品の初アナログ盤となってリリースされることとなる。
◆当時のレコーディングの経験について語る中で、イアン・アンダーソンは次のようにコメントしている。
「(エルヴィル城)スタジオでの苛立たしい機材トラブルに始まり、僕たちは災難に見舞われる中で、アルバム制作のための時間も情熱も共に失った。レジデンシャル・スタジオとして、俺たちは城館内の建物に宿泊し、キッチン・スタッフに食事の用意をしてもらっていた。たくさんの赤ワイン、カマンベール・チーズだけでなく、馬肉料理や地元ならではの名産もいくつか振舞われたけど、生粋のイギリス人である俺たちには通用しなかったよ」
◆また、このアルバムについてイアンはこう続けている。
「素晴らしい出来の楽曲が収録できたよ。個人的には、リリックが入ったシアトリカルな仕上がりの楽曲がかなり気に入っている。現存の世界や社会の外に存在するリアルな世界を何らかの形で映し出した、この劇画調の世界観を表現したかったんだ」
◆1972年に発表した『THICK AS A BRICK』はアルバム・チャートの首位を飾るなど非常に高い評価を受け、それに伴い数々のアリーナ公演をソールド・アウトさせるなど、1972年夏、バンドは人気絶頂の波に乗っていた。その盛り上がりを受け、彼らはデヴィッド・ボウイやエルトン・ジョン、ピンク・フロイドやキャット・スティーヴンスなど錚々たるアーティストたちがレコーディングを行ってきた名高いスタジオ、フランスはパリ近郊にあるエルヴィル城スタジオに入り、2枚組アルバムの3面分に相当する楽曲のレコーディングを行っていた。しかし、事はうまく進まず、フランスでレコーディングを行ったプロジェクトは頓挫してしまうこととなる…。
◆レコーディング中も機材の故障やダニの大量発生、メンバーが食中毒にかかるなど一連の出来事に見舞われたため、彼らはこのスタジオのことを「災いの城= Chateau D'isaster」と呼び、そこでプロジェクトを完成させることなく英国へと戻り、フランスでレコーディングした1時間ちょっとの音楽を没にすることにしたのだ。そこで作ったものではなく、新たに一から作品を作り上げることで完成したのが、彼らが1973年に発表した『A PASSION PLAY』だったのだ。
◆そのままお蔵入りとなっていたエルヴィル城でのレコーディング音源は、ジェスロ・タルの神話の一つとして、そして偉大なる失われたアルバムとして語り継がれるようになったのだが、その時の音源が形になったのは、それから20年の年月を経てからのことだった。1993年に発表された、バンドの初期の未発表音源をまとめあげたコンピレーション作品『NIGHTCAP』に収録するため、イアン・アンダーソンが20年前にあの「災いの城」でレコーディングされた音源に再び向き合い、完成させていったのだ。そして2013年には、スティーヴン・ウィルソンの手によってその音源を再び蘇らせ、アルバム『A PASSION PLAY』のデラックス・エディション、『A PASSION PLAY: AN EXTENDED PERFORMANCE』のDisc 2に全曲が収録されることとなったのだが、この音源が、ついに単独作品の初アナログ盤となってリリースされることとなる。
◆当時のレコーディングの経験について語る中で、イアン・アンダーソンは次のようにコメントしている。
「(エルヴィル城)スタジオでの苛立たしい機材トラブルに始まり、僕たちは災難に見舞われる中で、アルバム制作のための時間も情熱も共に失った。レジデンシャル・スタジオとして、俺たちは城館内の建物に宿泊し、キッチン・スタッフに食事の用意をしてもらっていた。たくさんの赤ワイン、カマンベール・チーズだけでなく、馬肉料理や地元ならではの名産もいくつか振舞われたけど、生粋のイギリス人である俺たちには通用しなかったよ」
◆また、このアルバムについてイアンはこう続けている。
「素晴らしい出来の楽曲が収録できたよ。個人的には、リリックが入ったシアトリカルな仕上がりの楽曲がかなり気に入っている。現存の世界や社会の外に存在するリアルな世界を何らかの形で映し出した、この劇画調の世界観を表現したかったんだ」