<発売日> 2019/3/8予定
<JAN(規格番号)> 4050538455793
<内 容>
音楽を聴くたびに感じるこの気持ち、心揺さぶられる感情がある限り、私は曲を作り、歌い続ける――。 イギリスを代表する女性シンガー・ソングライター、DIDO(ダイド)が5年ぶりに戻ってきた。 兄ロロとのコラボレーションから生まれた待望のニュー・アルバム『STILL ON MY MIND』、完成。
■ 「Thank You」、「White Flag」、「Here With Me」などの全英TOP3ヒットで知られるイギリスを代表する女性シンガーソングライター、DIDO。世界中で4,000万枚以上のアルバム売上を達成し、イギリスでこれまでに最も売れたアーティストの1人として知られる彼女だが、デビュー・アルバムの『NO ANGEL』と続く2003年の『LIFE FOR RENT』は未だにイギリスで最も売れているアルバムのひとつとしてリストとして記録されている。
■ そのDIDOが約5年振りとなるニュー・アルバムを引っ提げ、シーンに戻ってきた!さらに新作の発売に合わせ、約15年振りとなるツアーも行う予定だ。
■ 今回リリースとなるのは、彼女にとって通算5枚目のアルバムとなる『STILL ON MY MIND』。2013年の前作『GIRL WHO GOT AWAY』に続く作品となる本作は、母国UKで制作およびレコーディングされ、長年プロダクションとソングライティングの両面でコラボレートしてきた兄ロロをプロデューサーとして迎えている。「すごくシンプルなことよ、新しいアルバムを作るんだったらロロとでなきゃ嫌だったの」彼女はそう語り、さらに続ける。「本当に楽に作ることができた。ヴォーカルは全てソファーで録音したのよ。(アルバムの)ほとんどを自宅で録音したわ」
■ 彼女の突然のカムバックに驚いたファンも多いかと思われるが、実際、DIDO自身もこのことに驚いているという。「正直に話すと、このアルバムはほとんど偶然の産物みたいなものだった。ある朝、目が覚めて起きたら、兄のロロと一緒に仕事をしたいなと思ったの。それがこのアルバムを作る最初のきっかけ。二人だとすごく上手くいくの、一緒に居て楽しいし、とっても気が合うのよ。アルバム制作の間、彼の家族と一緒に楽しい時間を過ごしたり、犬の散歩をしたり、音楽の話や世界で起きていることを話したり。そこからアルバムが自然と生まれたの」
■ アルバムの幕開けを飾るのは、1stシングルでもある「Hurricanes」。このパワフルな曲の最初の数音から,DIDOの声は今までよりも、より大きくて鮮明に響き、久しぶりに聞く彼女のその目覚ましい声はリスナーの胸に迫る。日常的な愛の揺るぎないパワーを呼び起こすようなこの曲は、DIDOの深いソングライティングに甘美なビートが美しく融合している。「クラブ・ミュージックが自分のバックグラウンドにあるから、一つの雰囲気を作り出して、そこから曲を引き出すことに心動かされるの。長い時間、あれこれ弄りながら、いろんなバックトラックを作って、そこからイメージを想像している。頭の中で映画を思い浮かべていると、それが曲になっていく。そんな感じかしらね」
■ 『STILL ON MY MIND』には、この他にも、失った恋の痛みから立ち直ろうとする繊細なバラード・ナンバー「Give You Up」や、感傷過多にならない形で母親の子どもへの愛を歌う「Have To Say」など様々な形の“ラヴ・ソング”が収録されている。特に「Have To Say」はDIDOにとって、本作の中でも特に鍵となる1曲だという。「新しいやり方で曲作りをしている、と思う。子供を持つと、新たな次元へ少し入っていくような気がする・・・そこから戻ることが出来ないわ」ちなみに、この曲は、聴かせた人たちにもインパクトを与えたようだ。「面白いことにね、子供を持っている人がみんな涙ぐむの。部屋にいた成人男性たちがすすり泣いていた」その曲を作り終えた後、DIDOは次から次へと曲を作り続けていった。「水門が開いたように、何もかもがもどってきたの。色々な感情が呼び覚まされたわ」そう彼女は語る。
■ サウンド的にも、彼女が好きだというヒップホップから、ルーツにあるフォークまで、様々なスタイルとジャンルを取り込みながら、全般的にはダンスやエレクトロ感が強い作品となっている。それでも、やっぱり最もリスナーを夢中にさせるのは、ダイドの美しい心中が透き通って見える一つ一つの楽曲である。今作の制作過程を「圧倒的な魔法体験」だと表現したDIDO。「音楽を聴くたびに感じるこの気持ちを記録したかったの。音楽以外あなたに必要なものはないよ、と自分に言い聞かせるようにね」そう語る彼女はこう締めくくるのだ。「今でも私が音楽を聴く時に感じるような快感を、皆なに自分の曲で感じて欲しいの。他の曲では感じないような興奮をね」
マルチ・プラチナセールスを記録するUK出身のシンガー・ソングライター、ダイド。本名ダイド・アームストロング。
文芸周旋業者の父と詩人の母親の元で生まれ育ったダイドは幼い頃から音楽の才能を発揮し、5 歳の時にリコーダーを吹き始め、6 歳でロンドンの学校「Guildhall of Music & Drama」に入学する。彼女の家にはテレビが置かれて無かったため、楽器を弾くことに没頭していたという。その後、学校でピアノとヴァイオリン、そして作曲を習得し、10 歳になる頃には3 つの楽器を完璧に弾きこなせるようになっていた。若くより才能を認められていたダイドは、10 代になるとイギリスの様々なクラシック音楽団と共にツアーに参加するようになり、自身もステージに立って歌ってみたいと思うようになる。その、DJ 兼プロデューサーとして活躍していた兄ロロの影響もあり、クラッシュやデュラン・デュランなどポップ・ロックや王道ジャズシンガーのエラ・フィッツジェラルドなどあらゆるジャンルの音楽に触れ合い没頭していった。
その後出版社で働くようになったダイドは、著作権代理人として仕事を始める。そんな中、兄ロロがバンド、フェイスレスを結成すると、才能を認められたダイドもバックアップ・ボーカルとしてアーティストとしてのキャリアをスタートする。彼らがリリースしたデビュー・アルバム『レヴァレンス』は500 万枚以上売れるヒット作となった。続く2nd アルバム『Sunday 8PM』(98 年)発表後にダイドはグループを脱退しソロ活動をスタート。1999 年にデビュー・アルバム『ノー・エンジェル』をリリース。兄をプロデューサーとして迎えた同アルバムは一気に話題となり、収録曲「ヒア・ウィズ・ミー」はUK チャート4 位を獲得。のちアメリカの人気テレビドラマ「ロスウェル」のテーマ曲に使われている。更にエミネムが自身の楽曲「スタン」で「サンキュー」をサンプリングした事によって一気にブレイクを果たす。翌年に世界各国でリリースされると合計1200 万枚を突破する空前の大ヒットを記録している。その後2003 年にリリースされたセカンド・アルバム『ライフ・フォア・レント』はマルチ・プラチナ認定を獲得する大ヒットアルバムとなり、収録曲「ホワイト・フラグ」はBillboardチャートアダルト・コンテンポラリー部門で2 位にランクインする。同年にはプロモーション来日も果たしている。その後2008 年に約5 年ぶりとなるサード・アルバム『セイフ・トリップ・ホーム』をリリースすると一国でプラチナ認定と9 か国でゴールド認定を獲得し、グラミー賞「Best Engineered Album, Non classical」にノミネートされる。
2010 年には映画「セックス・アンド・ザ・シティ2」OST に“Everything To Lose”を提供。続いて同年、映画「127 時間」(ダニー・ボイル監督、脚本、製作)のOST にA. R.ラフマーンとの共作“If I Rise”が収録される。この曲はBroadcast Film Critics Association Awards 2010 で「Best Song」を受賞したほか、アカデミー賞「Best Original Song」など多くの映画賞の最優秀楽曲賞にノミネートを受けている。そして2013 年に4 作目となるアルバム「Girl Who Got Away」がリリースされると、ケンドリック・ラマーをフィーチャリングした楽曲「レット・アス・ムーヴ・オン」が話題となった。
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