悪性リンパ腫多発地帯の恐怖
福井県敦賀原子力発電所の半径10キロ圏内調査区域で住民健康調査を行った結果、過去3年間の悪性リンパ腫発生率が全国平均の1.71倍、とくに敦賀半島対岸の風下地域では集中的に患者が多発し、この風下3集落の悪性リンパ腫発生率は、全国平均の10.05倍だった。
(「週刊プレイボーイ」特別取材班 1994年)
悪性リンパ腫多発地帯の恐怖
福井県敦賀原子力発電所の半径10キロ圏内調査区域で住民健康調査を行った結果、過去3年間の悪性リンパ腫発生率が全国平均の1.71倍、とくに敦賀半島対岸の風下地域では集中的に患者が多発し、この風下3集落の悪性リンパ腫発生率は、全国平均の10.05倍だった。
(「週刊プレイボーイ」特別取材班 1994年)
(速報)福島県および関東一円のセシウム降下量が危険なレベルに。フクイチで何かが起きている!
1月7日4分前 東海アマ @tokaiama 福島へのセシウム降下激増が止まらないらしい。大変な事態になってると電話が入った。後に詳細報告
<1月6日のツイートまとめ>
nobitatter 平澤薫
「120106:フクイチで何かが起きている。もし4号機なら大問題。」http://goo.gl/NzyRi…セシウム降下量が福島を中心に各地で増大している。しかし報道はないし、国、東電もそれを伝えない。もし事故が起きても彼らからの情報は得られない。事故責任で避難するしかないのだ。なんてひどい国なんだろう。
山川健一 @Yamakawakenichi 7分
福島でセシウム降下量が急上昇している: 1月6日の夜、このブログを書いてます。 確認がとれているわけではないが、どうも東電福島第一の様子がおかしい。武田邦彦氏も「緊急速報」を出している。福島市のセシウム降下量が、1月2日に昨... amba.to/ysJ7tp
東海アマ @tokaiama 8時間
みなさん、フクイチ4号機が大量の放射能を放出しているのは間違いありません! 元旦の地震によるものと思われますが、3日以降、福島市内で軽く十倍以上になっている。今は強い季節風シーズンで9割以上は大平洋に流れてるはずなのに正反対の福島市内で激増してることは、漏れている量が半端でないと
新井哉 @araihajime 1時間
福島県原子力センター福島支所(福島市方木田地内)で採取した定時降下物環境放射能測定結果によると、1月1日9時~2日9時までNDだったセシウム137の値が2日9時~3日9時まで252MBq/km2と急上昇。ameblo.jp/kikikanri-h-ar…
東海アマ @tokaiama
4号機の核燃料は1年以上経ていても崩壊熱で千度を超えています。セシウムの揮発点(沸点)は670度で燃料棒内部で揮発状態です。これが崩壊すると高層に向かって上昇しセシウムプルームを形成、雨に乗って地上に落下汚染します。再び莫大な内部被曝を起こすでしょう。地元より200キロ圏が危険
まるじゅん @marujunkororin
私も残念ながら4号機は最近の地震でダメージを受けた可能性が高いと思う。政府と東電はいくら役に立たないからといって放っておくわけにはいかない。説明責任を果たすべきことを国民がわからせないと。ameblo.jp/c-dai/entry-11…
佐々木 隼也 @junsantomato
「120106 東電会見 午後(4号炉・福島の定時降下物急増・3号機核爆発?)」をトゥギャりました。 togetter.com/li/237640
早川由紀夫 @HayakawaYukio
「2012年1月6日午後、東海アマさんのTL、小パニック」をトゥギャりました。 togetter.com/li/237639
<1月5日のツイートまとめ>
nobitatter 平澤薫
「120105:新たな放射能汚染の報告。フクイチで何かが起きている」http://goo.gl/NzyRi…東電や国は何かがあっても国民に知らせることはない。しかもデータを公表をしなくなっているだけでなく黙って後でデータを変更する始末。全く信用出来ない。
はなゆー(大地の怒り) @hanayuu
福島第一原発4号機プール崩壊(最悪の事態)なら170km圏内は強制移住、250km圏内は避難の計画→ yomiuri.co.jp/national/news/…
fromChiba/NT @fromCS
稲毛で2011/12/26 ~ 2012/1/4こんな数値が観測されています。なぜでしょうか。jcac.or.jp/lib/senryo_lib…
むひゃ?【雪湯団】 @muhya79
土日に放出するの? RT @kanatama1: なぜ、このタイミング ?“@kosumosu207: 文部科学省は、東京電力福島第1原発事故を受けて、公表している放射線量について、測定自体は週末も自動で行ってるのにもかかわらず、今後は土日祝日の公表を休止することを決めた。
兵頭正俊 @hyodo_masatoshi
【重要】福島で地震が起きている。福島第一原発4号機で何かが起きても、避難の指示など政府も東電もださないと思われる。危機への対応能力もない。近隣の方は避難に必要な身の回りのものをまとめ、避難ルートなどを考えておくべきだ。
きっこ @kikko_no_blog
福島第一原発4号機、いよいよ限界か?→ bit.ly/h6zfDE(ライブカメラ)
麻衣子 @jindawase
福島市で放射性セシウムが異常な上昇media.yucasee.jp/posts/index/10… 福島市内で1月2日午前9時~1月3日午前9時までは、セシウム134が180MB/平方キロ、セシウム137が252MB/平方キロとなった。それ以前と比べても、2日~3日の値は軽く10倍以上となっている。
フクイチ4号機は大変な事態!元旦M7地震で配管が外れセシウムが放出 福島市内セシウム降下量が4倍。未明まで閃光黒煙http://t.co/bPPTvpfe
兵頭正俊 @hyodo_masatoshi
【重要】武田邦彦「速報 福島中心にセシウム急増。マスク必要!! 福島県および関東一円のセシウム降下量は、事故後とほぼ同じぐらいのレベル。マスクをする必要。データは危険なレベル。マスコミが報道していないのは不思議。かなり危険」(1月6日)ht.ly/8k3Qz
さとし @satoshithem
#東電 #福島 #原発 RT @kskt21: みなさん、東電社員寮で異変が起きているようです。明らかに隠れて避難しているような気配です。東電の家族は3月12日にも地元住民に何ら知らせず、己達だけが非難をした前科があります。みなさん東電の社員家族の動きに注意を払って下さい。
宝珠山 継男 @tsghoh
①数日前に東電の社員が寮から逃げたこと。 ②ハッピーさんのツイートが正月以降ないこと。 ③最近配布されたヨウ素剤 ④福島で線量が急上昇
渡瀬義孝 @yoshitaka_w
福島でセシウム降下量が急上昇していること以上に、現場で復旧作業している @Happy20790 さんのツィートが1月1日以降途絶えていることのほうがはるかに気になる・・やはり4号機に何かあったのだろうか・・ #genpatsu #fukushima #福島
東海アマ @tokaiama
フクイチ4号機の大規模な放射能漏洩、今回もマスコミは黙殺、完全隠蔽姿勢。証拠は完全、報道はこれだけ news.nifty.com/cs/economy/eco…
関東以北の妊婦さん、避難の準備を! 場合によっては日本海側か西日本に逃げることを考えてください。まだ避難レベルでないが冬型気圧配置でありながら東北北海道の広い範囲でセシウムが激増している。必ずマスクを! なるべく家から出ないこと! 福島市周辺は避難を始める必要があると思う
maria (脱原発に一票) @maria_sant2011
放射能汚染の主因は4号機燃料保存プールだと「ネイチャー」でスエーデンの学者が発表 bit.ly/AbB9QM 事故後、1ヵ月半以上「4号機」は火災とされ、爆発は頑強に否定され続けたわけだ。これが火災かどうか、見れば誰でもわかる…
いわた・きよし(岩田清) @Kiyoshi_IWATA
3月23日 yoshi-tex.com/Fuku1/pict20-4… 11月12日 yoshi-tex.com/Fuku1/20111112… 明らかに梁の傾きが変わっている!QT @ompfarm @jh8bss
TOHRU HIRANO @TOHRU_HIRANO
法則的には、細野ちゃんが会見で「4号機の会見」をしたら『逃げろ!』と言うサインだと思った方が良いね。3月に枝野ちゃんが「メルトダウンはしておりません。ただちに影響はありません」と同じだね。同じ手に2回もひっかかるのは、阿呆しかいないよね。もう学習したよ。もう、無駄な被曝はしない
ブリン 国は汚染区を封鎖して移住させろ! @no311nuke
正月、千葉でもセシウム5400万Bq/km2降下! 4号機は1~3号に貯蔵の2倍以上1535本の核燃料。何と未使用も。4号機は既に建物の体をなしてない為、もはや水素爆発も起きず、小出裕章「手の打ちようなく次々溶け、大量の放射性物質が大気に」amba.to/zKnWhM
兵頭正俊 @hyodo_masatoshi
【重要】地震で福島原発4号機に異変が起きている。福島に11月や12月と比べ約4倍以上のセシウム降下が確認された。真相も避難の指示も、政府・東電はいわないと思われる。危機への対応能力も国民を守る気もない。近隣の方は避難に必要な身の回りのものをまとめ、避難ルートなどを考えておくべき。
問題は4号機だ。すでに、過去の事例から政府も東電も情報を隠蔽している可能性が高い。それで、きわめて短期間の避難を繰り返すやり方がある。家族の一部だけとりあえず避難する。様子を見る。何も起きなかったら戻る、ということの繰り返しだ。これだと家族の反対者を説得しやすい筈。
はなゆー(大地の怒り) @hanayuu
福島第一原発4号機プール崩壊(最悪の事態)なら170km圏内は強制移住、250km圏内は避難の計画→ yomiuri.co.jp/national/news/…
速報 福島中心にセシウム急増 マスク必要!!
文部科学省が1月6日に発表した福島県、並びに他県の データを見ると、福島県および関東一円のセシウム降下量は、事故後とほぼ同じぐらいのレベルに達しています。原因は不明ですが、とりあえず、マスクをする必要があります。
今、緊急に調べています。結果がでたらすぐブログに上げます。念のための措置ですが、お子さんをお持ちの方はあまり外に出ないように。データの信頼性もチェック中です。
データは危険なレベルです。マスコミが報道していないのは不思議ですが、1平方キロメートルあたり100メガベクレルを超えていて、かなり危険です。逃げる必要はありませんが、マスクをして外出は避けてください。
しばらく後に葉物野菜が汚染されます。(データが正しければ)
(平成24年1月6日) 武田邦彦氏http://takedanet.com/2012/01/post_43b1.html
文部科学省が発表した福島市内の「定時降下物環境放射能測定結果」によると、同市内で検出されたセシウム134、137の値が異常に上昇していることがわかった。
1月4日午後2時時点の測定結果によると、福島市内で1月2日午前9時~1月3日午前9時までは、セシウム134が180MB(メガベクレル)/平方キロ、セシウム137が252MB/平方キロとなった。
その前日の1月1日午前9時~1月2日午前9時までは、134、137ともに、ND(検出限界値未満)だった。また、それ以前と比べても、2日~3日の値は軽く10倍以上となっている。
(@nifty ニュース 2012年1月5日(木)16時40分配信)
http://news.nifty.com/cs/economy/economyalldetail/yucasee-20120105-10032/1.htm
年末年始の線量 東北・関東で上昇
浪江町で2日午前 14.4マイクロシーベルト
東北、関東各都県で昨年12月28日午前9時からことし1月5日午前9時に観測された最大放射線量は、昨年12月27〜28日に比べ各地で上昇した。文部科学省の集計によると岩手が毎時0.033マイクロシーベルト、栃木は0.056マイクロシーベルトにいずれも上昇。神奈川は横ばいだった。福島県浪江町で2日午前11時23分に14.4マイクロシーベルトを観測した。http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20120106145210680
『光軍の戦士たち』より一部を転載させていただきました↓↓↓(01/09追記)
最初に、昨日の私の記事に寄せられたコメントを御紹介します。
11 ■避難の準備をしています☆
元旦の地震で4号機にガタがきたようですよ
倒壊が切迫しているようです。
そのせいで大量放出されたようです。
なので、小出教授のおっしゃるように倒壊したら
すぐに逃げられるように父に電話をして
連絡を取り合いました。
私は、父の田舎のある奄美大島に避難します。
今準備中です。奄美に行けば、親族のたくさんいる、沖縄も近いし。
震度4で、これですから、いつどうなるか時間の問題ような気がしてきたのです。
2012-01-08 23:20:17
【東京都目黒区】甲状腺の異変を訴える人が増えている
福島県全域、宮城県(一部)で患者調査をやらない理由
(突然患者調査を福島と宮城がとりやめた)この発表が、「患者調査の中止を決めた地域では、すでに白血病が増えているかもしれないのを隠蔽するためではないか」という憶測を読んでいる
http://prepper.blog.fc2.com/blog-entry-110.htmlより転載
福島県全域と宮城県の一部地域では、調査実施の直前になって突然、患者調査を行わないことを決定しました。
津波で壊滅してしまった宮城県の一部では調査不可能というのは理解できますが、福島県全域で患者調査に協力しないというのは、どう考えても異常なことです。
まるで、福島県は治外法権のようです。
すで平成23年の分は調査が終了していて、24年の秋に公表される予定。
ただし、病院への患者調査実施日の前日(10月17日)になって、突如、厚生労働省における東日本大震災の対応状況なる“怪文書”をアップして、「全国のうちで、福島県全域、宮城県の一部だけ除く」と告知したのはなぜか?
医学部出身のおしどりのマコさんが、いつものように専門知識を駆使して電話で、記者会見の席上で緻密な特攻取材をかけています。
おしどりのマコさんの記事を読めば、「たらい回し」にされている状況が分かります。
対応に出た役人たちは、なんとなく奥歯に物の挟まって言い方で回答しているのですが、確信的なことには触れなかったようです。
「福島県の全域、宮城県の一部の患者調査をやらない」という発表は、下のリンク先に入っています。
社会保障審議会>統計分科会
→2011年10月20日 第17回社会保障審議会統計分科会資料(平成23年10月20日開催)
→○資料5
この資料を見て、マコさんが質問している内容は、下記リンク記事に詳しく上がっています。
平成23年度の患者調査で宮城県の一部と福島県が除外される件
ポイントをまとめると、以下のようになります。
--------------------------------------------------------
●「福島県の全域、宮城県の一部の患者調査をやらない」ことについては、総務省(人口動態調査のまとめを行っている)も了承している。
なぜ総務省が了承したのかは不明。
●電話に出た厚生省の職員の話によると、
「調査を実施するにあたり、医療施設のほうも被災をしていて保健所も被災による復興作業で、そういうことで、とても調査できる状況ではないということですね。
もう一つは、限られた医療施設…一部地域では施設が全壊したり半壊したりしている状況もございますので、通常の状況ではない調査結果の偏りということも考えられますので、正確な推計ができないということで、除外をしております」
とのこと。
管理人:
厚生労働省の話によると、「福島県は調査ができる状態ではない」というのが理由。
それでは、テレビの旅番組で、福島の中通りや会津の温泉宿を紹介したり、中通りで行われる数々の催し物(ふくしま駅伝も、そのひとつ)を盛んに紹介していたのはなぜか?
「福島は復興に向かって一直線」をアピールしたいからではないのか?
それなのに、福島県は全域で健康調査をしない、ということでは、いくら福島復興をアピールしても、誰も信じない、ということになってしまい、逆効果。
やっていることが、まったくチグハグで、福島県は何かとんでもないことを隠そうとしているのではないか、と疑わないほうがおかしいのです。
--------------------------------------------------------
●厚労省の人:
「厚労省だけではなくて、福島県、宮城県と協議をして県庁のほうと両方で決定いたしました」。
マコさん:それなら同じく医療施設が被災している岩手県は、なぜ患者調査をやるのでしょう?
●厚労省の人:
「岩手県も被災しているが、岩手県側は、それでも患者調査には対応できる」と言っている。
マコさん:岩手県は患者調査に協力できるということですね。分かりました。
では、患者調査をやらないとしている宮城県の一部の地域とは、どこでしょう?
●厚労省の人:
一部というのは、宮城県の沿岸部-石巻と気仙沼エリアのことです。
マコさん:なるほど、宮城県の中でも、特に津波の被害がひどかったところですね。
では、福島県の内陸部-会津の辺りなどは、宮城の内陸部と同じようにあまり被害は受けてはいないと思うのですが、なぜ福島県は全域で患者調査をやらないことにしたのか。
●厚労省の人:
原発の周辺の人たちが福島県の内陸部に避難をしているので、医療機関が、そういう人たちの診療に追われている状態があるので、患者調査によって、さらに医療機関に負担をかけたくない、ということで。
マコさん:では、宮城の内陸部より福島県の内陸部の方が状況が大変であるという判断ですね
●厚労省の人:
一概に比較はできませんけども、福島県を含む協議の中で、調査は不可能であるということで判断した。
マコさん:なるほど、それは福島県と協議をしたということで。
●厚労省の人:
はい。
管理人:
以上から、福島県で今回の患者調査を行わないことにしたのは、福島県からの要望に沿ったもののようです。
--------------------------------------------------------------
マコさん:
この患者調査の県側の担当部署は、どこでしょうか?
●厚労省の人:
福島県も、宮城県も、「健康福祉部」というところです。
マコさん:
どういう方法で調査をやるのでしょうか?
●厚労省の人:
あらかじめ設定していた調査日に医療機関にかかった患者さんや、入院している患者さんの症状を調査票に記入していただく、という形です。
マコさん:福島の震災後の疾病状況などを知りたかったので、今年は調査を行なわない、ということで…。
●厚労省の人:
「えー、患者調査はもちろん、被災地の健康状況、福島や宮城の情報をできるだけ把握する必要があるということは重々わかっておりますが、先ほど申し上げたよ うにデータの正確性、あとまあ、調査に対して自治体の協力を得られなかったという状況なわけなんですけども…。
別途災害による健康状況をフォローする 調査が内閣府のほうで行なわれておりますので、そちらの結果等をご参照していただければ、全くその被災後の健康状態が国の方ではわからない、というわけで はございませんので」。
管理人:
つまり、早い話が、福島県は国の患者調査には協力しない、と言ったわけです。
-------------------------------------------------------------------
これで、福島県の患者に関するデータは一切出てこなくなってしまう。唯一の健康調査は、被爆状況を調査する県民健康管理調査のみ。これは佐藤雄平と山下俊一が私物化している。福島県民は、県内で白血病が増えても、知ることができない
マコさん:別途災害による健康状況をフォローする 調査が内閣府ということですが、それは内閣府のどこの部署で行われているのですか?
●厚労省の人:
福島県と提携をしてる形で、県民健康管理調査を行なう被災者生活支援チームです。
管理人:
なるほどね。
被災者生活支援チームは、内閣府の組織でありながら、経済産業省内におかれています。
この組織は、「生活支援」と銘打ってはいますが、実態は、「被曝を評価するチーム」です。
厚労省の担当者が言ったように、「災害による健康状況をフォローするもの」ではなく、あくまで「被曝調査限定」なのです。
ですから、病院にすでかかっている人や、入院している人を対象に行う患者調査とは直接的なつながりはないのです。
で、患者調査に福島県が協力しないので、内閣府が福島県と提携して行っているという県民健康管理調査のほうでやろう、ということになっている、というが厚生労働省の担当者の理解しているところ。
しかし、本当のところ、「福島県と内閣府が提携」しているというのは、“金づる”として内閣府が協力しているというだけであって、調査の実施については国は口を出さず、あくまで福島県の県民健康管理調査検討委員会が独自に行っているもの。
県民健康管理調査検討委員会の座長は、日本のメンゲレ、山下俊一が努めていて、「県民の調査だけやって、治療や、早期予防対策は一切やらない」という組織。
ヒロシマ、ナガサキの原爆で自力で歩けないほど火傷を負った住民を呼び寄せて、体に負担をかける検査を何度もやりながら、一切の治療をしなかった悪魔的組織・ABCCの残党である放射線影響研究所が深く関わっていることが知られています。
その山下俊一を県民健康管理調査検討委員会の座長に据えたのは、佐藤雄平です。
今、福島県では、「放射線被曝データだけよこせ、それに県民が協力するのは当たり前だ!」という、まるでファッショのような構図があるのです。
この県民健康管理調査事業には、国から700億円以上の予算が割り当てられているのです。
つまり、福島県は国が行っている健康調査には協力しないので、今回の全国的な患者調査の対象外になっている。
その一方で別に国から莫大な予算を引き出して県民200万人に対して、ほとんど意味のない県民健康管理調査をやっているのです。
福島県庁は、国の金が使い放題。
しかし、県民健康管理調査は、停滞して、うまく行っていません。
高濃度汚染地帯の住民からでさえ、調査票の回収率が50%というのですから、すでに事実上、失敗です。
佐藤雄平、山下俊一、それに無能な県庁職員たちで、自由に税金を使っているのです。
どうも、ことはこれだけではないようです。
この先に本当の暗黒があるのでしょう。
おしどりのマコさんは、この問題を次回も追及するようですので、彼女のブログは要チェックです。
東京電力の発表は、まさに嘘の百貨店だ
事故を起こした福島原発内部がどうなっているか何もわからないのに、
東電と国は、日本の国民をバカにするにもほどがある。
たわごとを並べるな!
福島原発4基の危険性は、現在も変わらない。
いつまた大惨事を起こしても不思議ではない状態にある。
燃料棒が瓦礫のように崩れて取り出せないので、今後、
数十年かかっても、事故を収束できる見通しがまったくない。
福島原発の原子炉4基からは、現在も大量の放射性物質が
放出されている。
10月14日に1号機だけ仮設カバーが完成した。
ところが収束宣言をした翌日の朝の新聞に、このような記事が・・
驚いたことに、カバーをした1号機から、12月になっても、
毎時1000万ベクレル=1ヶ月で72億ベクレルの放射能が
放出されている。
3基合わせて大気中だけで432億ベクレルの放出が続く。
しかも、「水素爆発の不安消えず」
東電と国は、大気放出量が減った、などと相変わらずの気休めを
言って国民を安心させているが、累積沈着量はますまず増え続けている。
福島県内では、雨が降るたびに空中の放射能が落とされ、地面の
空間線量が上がるのだから、トテツモナイ汚染した空気を吸っている。
福島の現地の人たちが、私にこう言う。「除染なんかできっこない」
なぜかって聞くと、「除染しても、雨が降ってまた放射線量が上がってくる」
2011.12.23_広瀬隆3/6
http://youtu.be/h6tI2G_2fmI より
「医師が見た被爆者の生と死~原爆被害、隠蔽と放置の12年間~」
2000年09月09日 肥田 舜太郎 先生
アメリカは、被爆後に日本の各大学医学部が行なった調査資料を取上げて持っている。
遠くから見た時は、 人間だと思いませんせした。近くで見ても人間には見えませんでした。真っ黒に焦げたドロドロの肉の塊で、腫れあがった大きな目と、口が顔の下半分の恐ろしい形相。それが私に手をのばして、目の前でばったり倒れました、あっ、人間だったと思って、近寄って「しっかりしてください」と言ったのは覚えていますが、あとは声もでなかった。脈をとろうとしましたが、手首には皮膚がない。この人、ぼろを着ていると思っていたら素っ裸で、剥がれた皮膚がぼろのように垂れ下がっているのです。おろおろしているうちに、ぴくぴくっと痙攣して、うごかなくなりました。それが私の見た最初の被爆者の死でした。
猿喉川(広島市内を流れる太田川の七本の支流の一つ)の工兵橋、ここから先が市内というところまで行って、河原といわず、道路といわず、焼け爛れて、倒れている者、座っている者、死んでいる者、川を流れて行く者、どこを見てもまともな人間の姿は在りません。最初に感じたのは恐ろしいとか気の毒だとかということではない。感じたのは、無力感です。医者として自分にはすることがない。医者だから何かしなくてはならない。薬はありませんでしたが聴診器を当てるぐらいのことは出来たわけです。だけど何をしていいか分からないわけですよ。そんなことで間に合うような人は一人もいないわけですから。正直に言うと、どんどん死んでいく大群の中でぼんやりしていました。川へ飛びこんでは流されていく、その川の中に突っ立ったまんま、何にもしないでその様子をボーッとただ見ていました。軍医だから病院へ帰る任務がある。けれど火で市内には入れない。うろうろ迷って立っていました。
そのうちに自分を説得して、こんなところにいてもしょうがない。この人たちはみんな村へ逃げるから、村に戻れば何か出来るに違いないと思って、手を合わせて詫びるように拝んで、戸坂村へ引き返しました。
村の中はもう被災者でいっぱいでした。戸坂村でも大部分の家は爆風で壊れていますから入るところがない。乾いた道路とか農家の軒先の空き地、学校の校庭や役場の広場、乾いた土のあるところに被災者が転がって寝ています。後から来た被災者は、寝ている被災者、死んでいる人の上を乗り越えて奥へ行こうとしています。何といいますか、地獄としか言いようがありませんでした。
次から次へ負傷者が村へ入ってくる。後で調べたら3万人入ったそうです、人口が約1800人という小さな村ですから入るところがありません。みんな乾いて地べたへ転がっていたわけです。
一番、最初にやったことは治療ではなくて、食事を与える準備でした。私は軍医学校で戦地での軍医の仕事を習った時、「一度に大量の患者を収容したときは治療よりも先ず食事のことを考えろ」と教えられました。村長以下、村の幹部に命じて、村に疎開させてあった陸軍の米を出させ、むすびを沢山作らせました。ところがこれが失敗だった。顔が焼けただれて、むすびを食べられるようなのは一人もいない。それで慌てて、むすびを鍋に戻してグツグツ煮てお粥にしました。
村民はその日、早朝から中学生以上が男女とも広島へ招集されていて、老人と小学生だけが村に残っていました。それで小学生を集めて、上級生の男の子二人にお粥を入れたバケツを持たせ、女の子にしゃもじを持たせて寝ている者の口にお粥を流しこむことから初めました。
夕方頃、軍医が3人来て、私と一緒に応急手当をはじめました。今から思えばとても手当なんて言えるものじゃありません。乱暴そのものです。ガラスが方々へ刺さっている。三角に割れたガラスが、尖った方を先にして皮膚の下をクルッと回って刺さっています、それを狭い入り口から抜き取るのは大変な仕事です。切れた傷口は縫わねばなりません。道具がなく、一時は縫い針を火で焼いて、ヨ-ドチンキにひたした絹糸を通し、ヤットコで挟んで縫合しました。
どんどん死んでゆきます。一目見て、火傷がひどく、大怪我をしている者で死の近いものは一目で分かりますから、助かりそうもない人は避けて通る。今から思うと、医者として一番間違ったことでした。複数の患者に出遭ったら重傷者から治療するのが医師の倫理です。それを重傷者は目を逸らせて軽そうな人を選んで歩きました。
そんな中で一人、目を逸らせ損なった兵隊がいました。私を必死に見つめるその人と目を合わせてしまい、思わずその人の傍らに膝をつきました。地べたにじかに倒れていました。ボロボロに破れた軍服のズボン、上は裸です。焼け爛れて呼吸も苦しそうでした。何もしようがない。顔を見ると左の頬だけが白く焼け残っていました。何となくそこへ私の手をもっていって、そっと触れたんです。そうしたら、カーッと目を光らせて見ていたのが、目の光がスーッと柔らかくなって。優しい人間の目になったんです。そしてカクンと頭が落ちて息が絶えました。私が手を触れたのが慰めになったのか、とにかく人間らしく死んだ、私にはそう思えた。今でもその時の夢を見ます。人間でなく、捨てられた物のように、無数の被爆者は死んでゆきました。
<急性放射能症による死>
私たちが目を逸らせた重傷者は2―3日のうちに大半が死に、あとは、治療すれば助かると思えた負傷者で、これからは医者の働きどころと、多いに張り切った矢先に、生き残った負傷者の中から、不思議な症状の急病が出はじめました。
熱が出とからと呼ばれて行って見ると、ポッポと汗を出している。四国の部隊から応援に来た軍医が体温計を持っていたので、それを借りて測ってみると5分計で1分も経たないうちに39度にあがりました。発熱なので口の中を見ると扁桃腺やその回りが真っ黒に壊疽をおこしている。普通、風邪などでは扁桃腺は真っ赤に炎症を起こすのが、真っ黒に腐りはじめている。身体の組織が生きながら腐って死んで行く病気です。傍にいたたまれないほど臭い匂いが特徴です。そのうちに、瞼の裏や鼻や口から血が出はじめた。何の血だろうと考えているうちにワーッと血を吐かれた。びっくりして、よく見ると火傷していない白い肌に紫色の斑点が出ている。死んでいった被爆者と同じです。そのうち苦しがった患者が頭に手をやったら、触れたところの髪の毛が取れてしまった。高熱、口中の壊疽、出血、紫斑、脱毛という、教科書にもない症状です。医者の誰一人も経験したことのない症状がでて、早い者は数時間、遅い者でも数日のうちに死んでしまいました。
この爆弾は火傷と大怪我で人が死ぬだけでなく、ピカに当たった人はこういう病気のこういう死に方をするんだということを、医者だけでなく、被爆者もみんな3~4日の間に経験したわけです。「血がでて、毛が抜けたら駄目」。みんながそう思いました。これが後に分かった急性放射能症です。普通、内臓の病気は心臓とか腎臓とか肺臓とか、一つの臓器が病気になるのですが。ピカの強烈な放射線で多くの臓器が同時にやられてしまう。多臓器の同時発病という今までに医者が経験のしたことがない発病の仕方でした。しかし、そんなことも 10年も20年も経って分かったことで、当時は全く原因が分からなかった。こう言う死に方が被爆の年の暮れまでずっと続きました。
<残留放射能による死(低線量放射線障害)>
ところが、当日は広島にいないで、直接、原爆に遭っていない人の中から、被爆者と同じ症状の病気になり、死ぬ者も現れて、私たち医師を動転させました。
被爆の翌日から広島市内には肉親や知人の安否を尋ねる人たちが、ぞろぞろ焼け跡を歩きはじめました。瓦礫の原を、骨や生焼けの肩や半分崩れた頭蓋骨の上を踏んで歩きます。そのうちに、「負傷者はもし生きていたら、近在の村々に収容されている」ということが分かり、私のいた戸坂村にもこういう外来者が毎日、多数訪ねてきました。
この頃には九州や四国の軍隊から多数の軍医や看護婦が薬や器材を持って応援に来てくれ、戸坂村にも医師の数は私をいれて29人になり、看護婦も100人近くになりました。しかし、総計で3万を越えたといわれる在村患者には、間に合うどころか手も足も出ない有様だした。この頃には小学校の校庭や役場の広場や大きな農家の前庭などの空き地に筵を敷き詰め、その上に日除けのよしずを張って直射日光を防ぎ、それが病床で、負傷者を寝かせていました。
そんな中を尋ねてきた人が大きな声で「何々さーん」と大きな声で名を呼んで歩く。顔が焼けていて見分けがつかない者が多いので、名前を呼んで探すのです。稀に巡り会える者もいるし、「○○さんは、○○で見た」と消息の分る例もありましたが、無駄足を踏んで次の村に移って行く人が多かったようです。
被爆をしていないのに、被爆者と同じ症状を出した症例に出会ったのは、2週間かそれ以上たったある日の午後でした。
私の担当していた病室(村の中のある一画を自分の病室と決められていました)、部屋ではなくて、村の中の一画(道路や橋や樹木を目印に分けた)を担当病室として、毎日、看護婦を連れて回診するのです。その中に屋根の一部が壊れた土蔵があって、涼しいので重症患を入れていました。そこを一日二回、朝と昼、最初に回診していました。
その日、朝は何もなかったのですが、午後の回診時に、土蔵の真中にきれいな着物を着た婦人が横たわっていました。着ている衣類で一目見て非被爆者と分ります。隣に寝ていた重症の兵士(3日後に死にました)が「軍医殿、お忙しいでしょうがこの奥さん、診であげて下さい。熱出しているから」といいます。昔の人は親切でしたね。本人は仰向けになって寝ているだけで何にも言いません。気分が悪かったんでしょう、きっと。
私は殆ど不眠不休で、ろくに寝てもいません。忙しいのに風邪ぐらいでと内心思いましたが、傍によって口を開けて喉を見、胸を開けて聴診器を当て、「風邪だろうからこれを飲んで寝てなさい。二、三日でよくなる」と、解熱剤を一包渡して帰りました。その夫人は3日間、寝ていました。大したこと無いと思っていたので、その間、何も尋ねませんせした。4日目の朝、まだ寝ているので。気になって傍へ寄ってみたら、胸の合わせ目の白い肌に紫色の斑点が出ている。これはと思って、「奥さんはどうしたんですか」と聞きました。本人の言うには「一年前、松江で県庁職員の主人と結婚。直ぐに広島県庁に転勤になり、宇品に間借りしました。一年経ち、臨月になって七月初めに松江の実家に帰り、出産しました。ラジオが『広島に特殊爆弾が落ちて相当な被害が出た模様』と、それだけしか言わない。新聞も同じ文句が書いてあるだけ。心配していたら、広島から松江に逃げてきた人が『広島には誰も生きていない。家は全部焼けた』と言うのを聞き、心配になって出て来た」のだと言う。原爆が落ちて一週間目に広島の焼け跡に入り、宇品から県庁から爆心地の方をぐるぐる回って、一週間目に今度は村を歩き始めた。そして10日目に戸坂村へきて、土蔵の中で旦那と巡り合ったのだというんです。
旦那の方は、早出して県庁の地下室で書類探しをしている時、いきなり天井が落ちてき下敷きになり、右大腿骨折で骨が外へ突き出る大怪我をした。地下室なのでピカには遭っていない。周りにいた仲間がみんなで担ぎ出してくれ、ぼつぼつ火が出始めた市内から逃げ出して、親戚だったこの家の土蔵で横になっていた。衛生兵が回ってきて、当時は包帯もなかった時なので、骨が突き出た太ももを無理やり引っ張って元に戻し。ぼろ切れを巻いて、竹の棒を当てて荒縄で縛ってくれた。これでも副木治療という応急手当なんです。「そのうちにくっつくから、歩けるようになったら這ってでも帰れ!とういうんで、後は何もしてもらえず、寝ているところへ奥さんが着たという次第です。奥さんは看病したくても本人が一応、元気なので、周りの重傷患者の手伝いをしてくれていました。
そのうち熱が出始め、風邪だと思っていたら斑点が出てきた。私にも何が起こったのか訳が分りません。そうこうしているうちにだんだん悪くなって出血が始める、吐血する、下血する。髪の毛は抜ける。県庁で原爆に遭っている旦那の方は大隊骨折以外は何ともないのに、松江から爆発後一週間たって元気で出て来た夫人の方がおかしくなっている。旦那が気違いみたいになって。奥さんの看病をしましたが、 だんだん症状が重くなって、とうとう死亡しました。
似たような症例は一人や二人じゃありません。死亡例は戸坂村では3-4例でしたが、発病者は多数ありました。当時、私たち軍医の間では、出血のあることから腸管伝染病を疑い、夜半、内密に死体解剖を行なって検査しましたが、チフスでも赤痢でもないことが確かめられました。
今から思うと、後から市内に入ったこの人たちの症状は、体内に摂取した放射性物質からの低線量放射線による体内被爆に起因する慢性放射能症でしたが、それは二十年も経った後に分ったことで、加害者のアメリカは現在でもまだ、体内に摂取された放射性物質からの放射能は微量なので、人体には無害であると主張し続けています。
<沈黙の中に>
重傷者の大部分は次々死に、家へ帰れる者は帰って行き、帰るところのない者だけが病院に残るようになりました。元気な者は点呼が済むと海岸で(病院の庭の先が海でした)一日中、魚釣をやっていました。
そんな中に、無口で何にも喋らない患者がいました。どの医師が診察しても一言も口をきかない。病気は慢性腎臓炎。満州の大連の陸軍病院に入院し、内地へ転送されて広島陸軍病院に入院した患者です。腎臓炎は症状は軽く、食餌療法だけでの指示でしたが、入院後、6日目に原爆に遭いました。病室の中で被爆したので火傷もせず、偶然、私のいた戸坂村へ逃げ。結局、柳井まで一緒に行動したわけです。主治医の私が色々、聞いても「はい」とか「いいえ」とか短い返事をするだけで、何も言わないのです。分かっているのは名前だけ、どこの生まれか、戦地はどこへ行ったのか、何を聞いても返事をしません。
それがある日、突然、自殺してしまった。首を吊ったんです。同室の者が早朝、便所に行って、表の松の枝に下がっているのを見つけ、大騒ぎになりました。理由も、何も分らず仕舞いのまま、形ばかりの葬儀があって、後は何事もなかったように海辺の病院の日が過ぎてゆきました。
何ヶ月か経って、たまたま事務長と用談した時、「先生には話しておいた方がいいと思う」と、自殺した患者の話をしてくれました。そう言えば、自殺のあった日に、「親身になって診たのだから、死ぬくらいなら一言、相談してくれてもよさそうなのに」と事務長にこぼしたことがありました。 患者の遺骨を受取りに来た本籍の村役場の助役から聞いたのだが、他言は無用と断った事務長の話は、「患者は中国戦線に従軍中、間違って戦死の公報が役場に入った。家では葬式を出し、農家の長男の跡取だったので、彼の弟が嫂と結婚して後を継ぎ、子供も生まれている。そこへ彼が突然、生還してきた。事情を知った彼には帰る家はなくなっていたわけです。相談されても答えようのない、酷い話じゃないですか」「一言、相談してくれても」と自惚れていた私を叩きのめした一人の被爆者の死でした。
<アメリカによる原爆被害の隠蔽> 昭和22年(1947年)、私は国立病院の医者でしたが、労働組合の役員をしていました。そんな私に広島の開業医の叔父から手紙が来ました。 叔父は宮島の傍の五日市で開業していました。終戦後、広島の被爆者がいっぱい受診し、外科医だったので私の知人や友人でガラス片を抜いてもらった者が沢山いました。 私が労働組合の役員をしていると知って、私に厚生大臣に会って、「広島で生き残った医者は数が少ないし、被爆者の治療の方法が全く分らない。アメリカは被爆後、日本の各大学医学部が行なった調査資料を取り上げて持っている。それを公開してもらって欲しい。それと、治療法がわかっていたらそれを教えてくれるよう頼んでもらってくれ。アメリカは来年、広島に病院を作るらしい(ABCCのこと)。噂だが、そこでは検査だけをして治療はしないと聞いている。治療もするように厚生大臣に頼んで欲しい」と書いてありました。 私は早速、厚生大臣に会いに行きました。当時の厚生大臣は林譲治という自民党の大臣で、私は団体交渉で始終、会っていましたから、その時も大臣が会ってくれて、こういうわけだと叔父の手紙を見せ、「GHQの担当の者に頼んで欲しい」と言うと、「そんなこと出来ない」と言下に断られました。天皇陛下でも簡単には会えないマッカーサー総司令官にそんなことが出来るか、と動こうとしません。それでも根気よく頼むと「そんなに言うなら、厚生大臣の代理と名乗ってお前が行け」といわれ、売り言葉に買い言葉というわけで私が行く羽目になりました。 日比谷交差点の角の第一生命ビルに星条旗が翻っていて、正面玄関に衛兵が立っています。「軍医に会いたい」というと何かベラベラと英語で言われた。早口でよく分らない。「そのうちに「予約はあるか」と訊いていることが分り、「ない」というと「ダメ」と断られた。 陸軍病院の営門でも兵隊に面会にくる家族に、衛兵は規定を教えて断るのですが、何度も来て顔馴染みになると人情が通って、中には入れないが、相手を営門まで連れ出して会わせることを知っていたので、何回も通えば道は開けると日参しました。三日目に同じ衛兵と顔を合わせ、「用件はなんだ」と聞くから「医者に会いたい。大事な用だ」と言うと、「連れてきてやる」と昼食休みに若い軍医中尉を連れてきて会わせてくれました。準備した英語のメモに身振り手振りを交えて話すと。原爆関係は軍事機密でそんな問題は自分の権限外だと言う。困っていると、どうしてもと言うんなら上官に会わせるという。 ちょうど朝鮮戦争が始まる直前でGHQが右傾化した時でした。占領直後、総司令部は日本を民主化するという任務もあって、労働運動を指導したり、農民組合づくりを応援したり、かなり民主的なメンバーが来ていましたが、朝鮮戦争を始める直前から右翼化が強まり、民主的な運動をしめつける方向に大転換した時期でした。 呼び出されて会ったのは軍医の高官でしたが、医者なので紳士的に話をしてくれました。しかし結論は「資料の公開は不可能である。被爆者の疾病を隠蔽した事実も学会の研究を禁止した事実もない。念のため調査するから二週間待て」と言われた。やがて呼び出しがあり、「総司令部で調査の結果、隠蔽も禁止も全く事実無根である。従って、今後、そのような言動は一切しないように。万一、そのようなことを喋る時はその責任はお前が取らねばならない」と慇懃無礼に威嚇されて帰りました。 猛烈に腹が立ちました。アメリカが落した爆弾で、死んだ者は別としても、なんとか助かっている者が診断もつかず、治療法も不明の病気で苦しんでいる。日本の学者が苦労して調べた資料を没収し、研究を禁止した上、日本の医師の協力要請を拒否する。理不尽な占領権力の傲慢さに、腹の底から憤りが全身に燃えあがりました。私はアメリカの無法と闘うため共産党に入ろうと決心しました。当時、被爆者の問題など、誰も相手にしてくれず、占領権力に真正面から立ち向っていたのは共産党しかなかったのです。
http://blogs.yahoo.co.jp/x_csv/20382700.htmlより転載↓↓
「最初に下痢がはじまります」肥田舜太郎、被曝について語る @donbarakun
1917年、広島市生まれ。1944年、陸軍軍医学校卒。軍医少尉として広島陸軍病院に赴任。
1945年8月6日、原爆被爆。被爆者救援にあたる。
全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)の創立に参加。全日本民医連理事、埼玉民医連会長、埼玉協同病院院長などを歴任。
現在、全日本民医連顧問、日本被団協原爆被爆者中央相談所理事長。この間、海外渡航32回のべ33か国で被爆の実相を語り、核兵器廃絶を訴える。
原発で漏れる放射線と原子爆弾ででる放射線も
まったく同じです。
絶対に消す事ができない。
あそこで燃やしたプルトニウムは、そのまま熱を持って燃え続ける。
人間には消す事はできない。
使っている。最初に使ったのは、爆弾だった。
戦争が無くなれば、使うことはなくなる。
無理やり、電気を起こす工場にしたのだ。
原発からは水にも空気中にも放射能を出し続けるのです。
どんな影響があるのかわかっていない。
この秋から来年の春にたくさんでてくると思われる。
理由は、放射線のつぶは、定規の1ミリの60億分の1である。
これが体の中に入って悪さをする。
みつける方法がないのだ。
特別なエネルギー。
ならないんだろう。
エネルギーなのです。
何百万人という人が・・、
世界から核兵器をなくそう!
放射腺の恐ろしさや不安を感じさせる事が無い国に
放射能汚染廃棄物を大気中ばら撒く『環境省』
最悪方針一放射能がれき焼却処理
放射性物質は、焼却することによってチリ状となって大気中に放出され
焼却施設から風下に運ばれ、ホットスポットをつくることになる。
焼却しても決して無くならないのが放射性物質だからだ。
そして、焼却施設の周辺住民は被爆し続けることになる。
多くの国民を平気で被爆させる方針を決定した環境省の責任者は、
犯罪者としてこの問題を問われるべきだ。
<究極の有害物の焼却・埋め立てという最悪の方針捷示>
環境省は、福島県内の136箇所の仮設置き場の放射能汚染されたがれきの処理方法として、約30%ある可燃ごみは市町村の焼却炉で燃やし、残りの約70%の不燃ごみは除洗すらせず、埋立て処分する方針を決めた。環境省の肝いりで作られた「災害廃棄物安全評価検討委員会」(=有識者検討会)の第3回検討会(6月19日)がこの焼却・埋立てと言う通常処理の安全性を確認したとマスメディアに流した。
<ごみ焼却は大気を捨て場とする処理方法>
しかしちょっと待って欲しい。福島のがれきの放射能汚染は、第1原発から今も放出されている放射性のチリや灰が付着したものである。「放射性物質及びその汚染物質」は、究極の有害物である。通常の廃棄物と同様に焼却や埋立て処理してよいと言うのは、誰が聞いても首をかしげる方針である。ちなみに放射性物質は、焼却したからといって無くなる訳ではない。むしろ微細なチリとして大気中に飛散させ、清掃工場周辺部を汚染する。その上焼却灰に濃縮された形で残し、保管一つを取っても後処理を困難にする。清掃工場周辺の人はたまったものではない。
同様に放射性物質を飛散させることができるからと、がれきに向かって工業用の扇風機で風を吹きかけたり、消防用の放水ホースを使って水を吹きかけ、周辺に飛散させたとしたらどうだろうか?その風や水を吹きかけられる方にいる人は、きっと反対するに違いない。
“火”“風”“水”を使って飛散させる事は、放射性物質の拡散でしかなく、これで何事かが前進したとするのは、世界の笑いものになる。
<ごみ焼却炉は放射性物賞の分解除去装覆ではない。>
これまでの事例でも高濃度有害物の処理は、市町村の焼却炉や通常の汚染除去プラントでは、除去できない事が分かっている。
例えば850度以上の高温度で殆ど分解されると言うダイオキシンでも、大阪能勢町の焼却炉から見つかった高濃度のダイオキシンは、焼却炉で分解処理することができず、ドラム缶に入れて長い間保管した。八王子の農薬会社跡地が高濃度の水銀で汚染されていた問題では、水銀回収プラントを設置し、土壌の除洗を行った。汚染土壌を順番に高温度に加熱し、土壌から水銀を蒸発させ、その蒸発させた水銀を冷却して回収し、その排気を放出するプラントである。ところが、汚染度が高く、水銀を回収した跡の排気中の水銀濃度が高く、その排気を吸った周辺住民が、倒れたり体調が悪くなって大騒ぎになった。
市町村の焼却炉は、元々有害物の除去装置として造られたものでない。市町村の街中から排出される可燃ごみの量を減らす減容化のための手段に過ぎない。バグフィルターなどの除去装置は、焼却の過程で産み出される有害物や吐き出される有害物を除去するための装置に過ぎず、高濃度に放射能汚染されたものを除去分解できない。
<世界で初めての暴挙>
放射能汚染廃棄物を焼却炉で燃やせば、放射性物質を拡散させる。これは原発による放射能汚染の2次被害をもたらす事であり、私も入っている廃棄物循環学会の専門家なら分かることである。正直言って世界で初めての暴挙である。
ところが、マスメディアは、「毎日」以外焦点を外している。焼却灰の埋立ても問題であるが、焼却しなければ焼却灰はでない。福島県内には、バグフィルターを備えた清掃工場は12箇所あるが、そこで燃やされ始めれば、福島第1原発に加え、放射性物質の発生源が、一挙に13箇所に増やしてしまう事となる。清掃工場の焼却炉で燃やされ、チリ状に分解された放射能の灰は、除去装置でもとりきれず、周辺部に降下する。汚染は、年間の風向き方向や煙突の高さによって、高濃度に汚染される場所が決まってくる。新たなホットスポットが作りだされることになる。
<焼却処理しようとしているがれきは、汚染基準を越えている>
今回の環境省の方針の最大の問題点は、バグフィルター等を備えた焼却炉で燃やせば、がれきの放射能汚染のレベルにかかわりなく、汚染は解消されると方針化した点である。がれきの汚染レベルについて何の注釈もなく、136箇所のがれきは燃やしてよいとしているのだから実質何でもOKとしていることになる。
では、今回焼却炉で燃やしてよいとしているがれきの放射能汚染の実態は、どのようになっているか?
有識者検討会に提出されている資料(*4)から読み取ってみると、環境省の調査の結果、がれきの放射能汚染は、・1m離れたところでの空間線量率が、約0.2~2.4〃Sv/h(毎時マイクロシーベルト)
・放射能濃度(C s134+C s137)が約0.1~5B r/g(1グラムあたり0.1ベクレル~5ベクレル)100~5000B r/kg(1キログラムあたり100ベクレル~5000ベクレル)となっている。
このがれきの空間線量率は、政府が当初示した基準値である「年間20ミリシーベルト、毎時3.8マイクロシーベルト」の値と比較すると136箇所とも絵に書いたように下回っている。
しかしこの政府の20ミリシーベルトという基準値は、首相の参与の小佐古敏荘東大教授が、涙の辞任会見を行い、否定した値である。国際的には、6月22日に千葉県の野田市が、住民の要望を受け、定めた「年間1ミリシーベルト、毎時0.19マイクロシーベルト」の値がICRP(国際放射線防御会)の定めた基準である。
今回焼却してよいとするがれきの空間線量率は、時間当たりは、すべて0.19〃Sv/hより大きく、10倍近い汚染度のものもある。
また放射能濃度も、従来放射性廃棄物の判断の基準としていたセシウムのクリアランスレベル0.1Br/g(1グラム当たり0.1ベクレル<=1キログラム当たり100ベクレル>)の1倍から50倍もある。
つまり環境省が、今回焼却処理してよいと言うがれきは、国際的基準や従来の国内基準から見れば、取り扱いを注意して行わなければならない放射能汚染廃棄物である。
<放射能汚染廃棄物の焼却実験なしの机上の空論>
今回燃やそうとしているがれきは、明らかに放射性廃棄物として認定される有害物である。それにもかかわらず、/環境省の方針では、a「バグフィルターを設備として備えている市町村の焼却炉で燃やしてかまわない」とした。
福本勤精華大学講師一工学博士は、放射性物質を焼却すれば微細なチリとガスが発生し、これらがバグフィルターで除去できるかどうか実際の焼却炉を使って実証実験する必要があるという自身の見解を関係者に送っている。ところが今回有識者検討会に提出されたどの資料を見ても、実証実験した報告資料はなく、バグフィルター付きの焼却炉で燃やせば、周辺環境や生命・健康に影響ないとしている。
私は、廃棄物学会(現在は廃棄物資源循環学会)に入会して約20年になる。その経験から言えるが、もし環境省が放射能汚染廃棄物をバグフィルター付き焼却炉で燃やしてよいと学会に報告したとすれば、実験例がなく、理由の希薄さゆえに多くの疑問が出され、結論の撤回を求められることは間違いないといえる。
実際環境省の担当者に、放射性物質を焼却処理し、バグフィルターで確実に取れるという実験を誰かやった事があるのか、と聞くと驚いた事に、これから実証実験をするという。
* 4 第3回有識者検討会資料「図12災害廃棄物の放射能濃度の上限と平均放射線量」
↑↑引用元:http://www47.atwiki.jp/tsunamiwaste/pub/aokiyasusi0717.pdf
汚染がれきの焼却施設から、放射性物質が放出されている証拠が発見された
放射性物質が通り抜け福島市の「あらかわクリーンセンター」では、集塵機能の高い「バグフィルター」を使っていたにもかかわらず、「バグフィルター」を通り抜けたとみられる放射性セシウムが大気中に放出される寸前の煙突部分で検出された。環境省が放射性セシウムの捕捉に有効とする「バグフィルター」が放射性物質を捕捉しきれなかった衝撃は大きく、関係者に困惑が広がっている。
焼却施設で爆発などのトラブルが発生すれば、風下の首都圏全域に放射性物質が飛散の恐れ
清掃工場内や焼却炉が放射性物質で汚染されるため、事故やトラブル発生の際、修理等の対応が困難になる可能性が高い。さらに焼却施設や焼却炉で故障やトラブルによる火災が発生したり、爆発で破損した場合、施設周辺だけでなく東京都内など首都圏全域に放射性物質が飛散、降灰する恐れもある。
↑↑引用元:http://ameblo.jp/kikikanri-h-arai/entry-11121128807.html
資料第50AB-1-4 号
リサイクル燃料貯蔵株式会社
リサイクル燃料備蓄センター
遮へい機能について
平成22 年1月
原子力安全・保安院
i
目 次
1. はじめに........................................................ 1
2. 設計方針........................................................ 2
(1) 要求事項..................................................... 2
(2) 金属キャスクの遮へい設計方針................................. 2
(3) 使用済燃料貯蔵建屋の遮へい設計方針........................... 2
3. 遮へい設計...................................................... 5
3.1 金属キャスクの遮へい設計....................................... 5
(1) 遮へい構造................................................... 5
(2) 予備的遮へい解析............................................. 5
(3) 予備的解析結果............................................... 5
3.2 使用済燃料貯蔵建屋の遮へい設計................................. 7
(1) 遮へい設備................................................... 7
(2) 機器の配置................................................... 7
(3) 一般公衆の線量............................................... 7
4. まとめ.......................................................... 8
図 表
第1表 外部放射線に係る基準........................................ 9
第2表 金属キャスクの予備的遮へい解析結果......................... 10
第3表 遮へい設備の主要仕様....................................... 11
第1図 遮へい設計区分概略図....................................... 12
第2図 金属キャスクの予備的遮へい解析フロー図..................... 13
第3図 金属キャスクのモデル化の概要............................... 14
第4図(1) 遮へい設備(遮へい壁)の主要仕様........................ 15
第4図(2) 遮へい設備(遮へいルーバ)の主要仕様.................... 16
添付資料-1 金属キャスクの予備的遮へい解析について
1. はじめに
使用済燃料中間貯蔵施設における金属製の乾式キャスク(以下「金属キャ
スク」という。)は、使用済燃料集合体を貯蔵する機能を有するとともに、使
用済燃料集合体の事業所外運搬に使用する輸送容器の機能を併せ持つ乾式容
器であり、本体胴、蓋部、バスケット、中性子遮へい材等で構成されている。
また、使用済燃料貯蔵建屋は、鉄筋コンクリート造の建物であり、金属キャ
スクを最大288 基収容することができるとしている。
本資料は、リサイクル燃料備蓄センター使用済燃料貯蔵施設における基本
的安全機能の一つである遮へい機能について取りまとめたものである。
2. 設計方針
(1) 要求事項
金属キャスクを用いる本使用済燃料貯蔵施設においては、遮へい機能を
確保するために「金属製乾式キャスクを用いる使用済燃料中間貯蔵施設の
ための安全審査指針」に示される以下の要求事項を満足するように設計す
るとしている。
a.使用済燃料貯蔵施設は、直接線及びスカイシャイン線による一般公衆の
被ばく線量が十分に低くなるように適切な放射線遮へいがなされるととも
に、放射線業務従事者の作業条件を考慮して、十分な放射線遮へいがなさ
れること。
b.金属キャスク以外のものに遮へい機能を期待し、その遮へい材にコンク
リート等を使用する場合は、遮へい材の温度をその遮へい能力が損なわれ
ない温度以下に保つ設計であること。
(2) 金属キャスクの遮へい設計方針
金属キャスクは、使用済燃料集合体からの放射線をガンマ線遮へい材及
び中性子遮へい材により十分に遮へいする能力を有する設計としている。
金属キャスクは、輸送用キャスクを兼ねているため、「核燃料物質等の工
場又は事業所の外における運搬に関する規則」等の輸送関係法規に定めら
れた以下の基準を満足するよう設計するとしている。
・金属キャスク表面の線量当量率 2mSv/h 以下
・金属キャスク表面から1mの位置の線量当量率 100μSv/h 以下
また、設計貯蔵期間中における金属キャスクのガンマ線遮へい材及び中
性子遮へい材の放射線照射等による遮へい性能の低下を考慮しても上記の
基準を満足するよう設計するとしている。
(3) 使用済燃料貯蔵建屋の遮へい設計方針
リサイクル燃料備蓄センター周辺の一般公衆並びに放射線業務従事者等
の線量の低減を図るため、遮へい設備を設けるとしている。
遮へい設備は、使用済燃料貯蔵建屋の遮へい壁、遮へいルーバで構成す
るとしている。
a.放射線業務従事者等の放射線防護
放射線業務従事者が受ける線量が経済産業省告示「実用発電用原子炉の
設置、運転等に関する規則の規定に基づく線量限度を定める告示」に定め
られた限度(100mSv/5 年、50mSv/年)を超えないようにすることはもちろ
ん、放射線業務従事者等の立入場所における線量を合理的に達成できる限
り低減できるように、放射線業務従事者等の作業性等を考慮して、所要の
放射線防護上の措置(遮へい、機器の配置等)を講ずる設計とするとして
いる。
b.遮へい基準
使用済燃料貯蔵建屋内の遮へいは、放射線業務従事者等の関係各場所へ
の立入頻度、滞在時間等を考慮した上で、第1表に示す外部放射線に係る
基準を満足する設計とするとしている。
遮へい設計区分概略図を第1図に示す。
c.周辺の放射線防護
リサイクル燃料備蓄センターからの直接線及びスカイシャイン線による
一般公衆の線量が経済産業省告示「実用発電用原子炉の設置、運転等に関
する規則の規定に基づく線量限度を定める告示」に定められた限度(1mSv/
年)を超えないようにすることはもちろん、合理的に達成できる限り低く
なるように遮へい設備を設けるとしている。
d.放射線の漏えい低減対策
遮へい設備に開口部又は配管その他貫通部がある場合には、必要に応じ
て、放射線漏えいの低減措置を講ずるとしている。
e.遮へい設計に用いる線源強度
遮へい設計に用いる線源は、使用済燃料集合体を収納した金属キャスク
とし、その基数は、事業開始以降、金属キャスクの基数及び配置がいずれ
の状態においても最も厳しい条件となるよう、使用済燃料貯蔵建屋貯蔵区
域では最大288 基、受入れ区域では最大9基(たて起こし架台1基、仮置
架台7基、検査架台1基)を適切に配置するとしている。
金属キャスクの線源強度は、敷地境界外の線量が保守的な評価結果とな
るように、コンクリートの透過率を考慮してエネルギスペクトルを設定す
るとともに、金属キャスク表面から1m位置における平均の線量当量率が
100μSv/h となるように規格化するとしている。また、金属キャスクから
の放射線の線質を全て中性子又は全てガンマ線とした条件においてそれぞ
れ評価し、保守的な評価結果を採用するとしている。
f.遮へい材
遮へい材としては、主としてコンクリートを用いるが、その他必要に応
じて鉄等を用いる設計とするとしている。
遮へい材となるコンクリートは、その遮へい能力が損なわれない温度以
下に保たれるようにするとしており、コンクリートの基本特性に大きな影
響を及ぼすような自由水の逸散が生じない温度及び構造材としての健全性
を維持するための温度を考慮して、コンクリートの温度が65℃以下となる
ように金属キャスクの発熱量を管理するとしている。
なお、遮へい解析及び平常時における一般公衆の線量評価においては、
コンクリート中の自由水の存在は無視(絶乾状態)するとしている。
3. 遮へい設計
3.1 金属キャスクの遮へい設計
(1) 遮へい構造
金属キャスクは、遮へいのために以下の設計上の配慮を行うとしている。
a.金属キャスクは、ガンマ線遮へいと中性子遮へいの機能を有する。
b.ガンマ線遮へい材は、金属キャスク構造体(胴、外筒、蓋及び底板)
を構成する低合金鋼等で構成する。
c.中性子遮へい材は、水素を多く含有するレジン並びにレジン及びプロ
ピレングリコール水溶液(以下「PG水」という。)で構成する。
(2) 予備的遮へい解析
金属キャスクの予備的遮へい解析においては、以下に示すとおり、線源
条件に基づき、金属キャスクの表面及び表面から1mの位置における線量
当量率を求め、それぞれ2mSv/h 以下、100μSv/h 以下となることを確認す
るとしている。
金属キャスクの予備的遮へい解析フロー図を第2図に示す。
a.線源条件
使用済燃料の線源強度は、燃料型式、燃焼度、濃縮度、冷却期間等を
条件に燃焼計算コードORIGEN2を使用して求めるとしている。ま
た、軸方向の燃焼度分布を考慮した保守的な線源強度を設定するとして
いる。
燃料集合体の構造材については、照射期間、中性子束、冷却期間等を
条件に放射化計算式を用いて求めるとしている。
b.金属キャスクの線量当量率評価方法
金属キャスクの線量当量率は、金属キャスクの実形状を軸方向断面に
二次元で適切にモデル化し、「a.線源条件」に示した線源強度に基づ
き、二次元輸送計算コードDOT3.5 等を使用して求めるとしている。
金属キャスクのモデル化の概要を第3図に示す。
(3) 予備的解析結果
予備的解析結果によれば、金属キャスクの表面及び表面から1mの位置
における線量当量率は、それぞれ2mSv/h 以下、100μSv/h 以下を満足す
るとしている。
金属キャスクの予備的遮へい解析結果を第2表に示す。
3.2 使用済燃料貯蔵建屋の遮へい設計
(1) 遮へい設備
遮へい設備の主要仕様を第3表及び第4図に示す。
a.遮へい壁
遮へい壁は、建屋側壁、天井、貯蔵区域区画壁等のコンクリート壁で構
造材を兼用するとしている。
b.遮へいルーバ
遮へいルーバは、使用済燃料貯蔵建屋貯蔵区域における排気口までの経
路に設けられたコンクリート製の平板で、排気口からの放射線の漏えいを
低減するとしている。
(2) 機器の配置
金属キャスクは、使用済燃料貯蔵建屋の貯蔵区域に配置し、その入口に
は迷路又は遮へい扉を設けるとしている。
(3) 一般公衆の線量
使用済燃料貯蔵建屋貯蔵区域に収容されている金属キャスク288 基から
の直接線及びスカイシャイン線について評価した結果、敷地境界外におけ
る一般公衆の実効線量は、年間約2.8×10-2mSv であり、経済産業省告示「実
用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則の規定に基づく線量限度等を
定める告示」(第3条)に示されている周辺監視区域外における線量限度(年
間1mSv)を十分に下回るとしている。
4. まとめ
本使用済燃料貯蔵施設の遮へい設計は、要求事項を満足しており、妥当な
ものと判断した。
第1図 遮へい設計区分概略図
上記以外の図表はこちらを参照⇒http://www.nsc.go.jp/shinsa/shidai/dai50bukai/ab1/siryo4.pdf
中性子線はなぜ人体によくないか? |
放射線被曝で問題になるのが、さえぎる事のできない中性子線です。
放射線が人体を通過するとどういうことになるのでしょうか?通過するのだから別に問題ないじゃないかと思われるかもしれません。ただ通過するだけでは問題ないのですが、通過する時に細胞の分子を変化させるのです。エネルギーを持った放射線は分子の中の電子を弾き飛ばし分子構造を変えてしまいます。細胞は元に戻ろうとしますが、分子構造を変えてしまうので元に戻りません。症状としては火傷みたいになります。たんぱく質に変化が生じるわけです。ちょうど電子レンジの中に入ったようなものでしょうか?
http://www.tamagoya.ne.jp/potechi/1999/19991222.htm
2011-06-13 08:48:50
症状が出てしまった方にはお見舞い申し上げます。
安易にこんなことも書きにくいのですが、原因を特定するには司法の介在も必要だと考えます。東電は、東京都民まで補償の対象と考えてないようです。
政府をターゲットにするには検察に動いてもらうのが一番だと思いますが。
次の告訴状はフィクションです。
告 訴(告発) 状
東京地方検察庁 御中
平成23年6月11日
発)人 東京都民 印
告訴人
住 所 東京都
職 業 会社員 氏 名 何某
生年月日 昭和 年 月 日
他ずらずらっと多数
被告訴人
住 所 田園調布
職 業 原子力安全宣伝委員会委員長
氏 名 出多良目冬樹
生年月日 昭和23年3月12日
第1 告訴の主旨
被告訴(発)人の下記所為は、刑法第211条(業務上過失傷害罪)に該当すると思料されるので、被告訴(発)人の厳重なる処罰を求めます。
第2 告訴(発)事実
日本政府は、平成23年3月15日クリプトン85拡散予想情報たるWSPEEDI (第2 世代SPEEDI)の公表をせず、これにより告訴(発)人ら東京都民を中心とした関東一円の住民は、同日より数日間野外において放射性物質の照射を受け、あるいはこれを吸引し、内部被曝を原因とする腎機能障害の症状を呈した。
被告訴(発)人は、原子力安全委員長として、政府に放射性物質の拡散情報につき、その危険性に関して助言をする立場にありながら、前日の福島第一原発3号機の爆発による放射性物質の拡散につき、文部科学省がクリプトン85の拡散予報を作成していたにもかかわらず、これをパニックになる恐れがあるという理由で、政府に対し、公開をすることを勧めなかった。
もし、この情報が公開され、政府が該当地域住民に対し、屋内退避を指示するなどの安全措置を講じていれば、告訴(発)人らは、長時間放射性物質に晒されることはなく内部被曝は避けられていたに違いない。
被告訴(発)人の行為は、故意による不作為犯に該当するとも思慮されるが、最低でも重大な過失により告訴(発)人らに障害を与えたのであるから、業務上過失傷害罪には該当する。
原子力政策の専門性からみて、「情報の非対象性」を埋め、国民側の生命身体、健康を保護法益として最大限重視する解釈を求め、被告訴(発)人の行為を断罪すべく、前例にとらわれない捜査をお願いする次第である。
第3 立証方法
ここを参考 http://ex-skf-jp.blogspot.com/2011/06/wspeedi.html
他 小佐古報告書、NRC3.26報告書等
被爆状況:文部省・原子力安全・保安院資料より
『10万cpm以上の値を示した者が102名・・』
福島県に立ち寄っただけで、原発で作業したわけではない、
原発作業員がホールボディカウンターによる内部被曝測定で
精密検査が必要な被曝量1500cpmを越えた例は4766件、10000cpmを越えた例は1193件
という数値を政府は国会答弁で認めている
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2011/05/1500cpm47661000.html
【住民の被ばく】
・二本松市福島県男女共生センターにおいて、双葉厚生病院からの避難者約60名を含む
133名の測定を行い、13,000cpm以上の23名に除染を実施
・バスにより避難した双葉町の住民約100名のうち9名について測定した結果、4名か
ら18,000~40,000cpm以上を検知
・3/12~3/15、大熊町のオフサイトセンターにおいてスクリーニングを実施。初めに除
染の基準値を6,000cpmとした際には41名が基準値以上の値を示し、後に基準値を13,000cpmに
引き上げて以降は8名が基準値以上の値を示した。検査を受けた162名のうち5名について、
除染処置の後に病院へ搬送
・福島県において、10km圏内から避難した病院関係者のスクリーニングを行った結果、
3名について除染後も高い数値が検出されたため、第2次被ばく医療機関へ搬送
・3/13以降 福島県が避難所のほか、保健所等13カ所(常設)でスクリーニングを実施。
4/10までに実施した143,386人のうち、10万cpm以上の値を示した者が102名。それら102名に
ついても脱衣後の再計測は10万cpm以下であり、健康に影響を及ぼす事例はみられず
【その他の被ばく】
・3/14、自衛隊員4名が3号機建屋の爆発の際に負傷。うち1名は放射線医学総合研究
所に搬送されたが、検査の結果、被ばくによる健康被害はないとの判断
・警察官2名について、警察庁において除染実施を確認。異常の報告なし
・10km圏内からの入院患者と病院関係者の避難・搬送に関係した消防職員60名のスクリ
ーニングにおいて、3名からバックグラウンドの2倍以上程度の放射線が検出されたため、
60名に対して除染を実施
・空母「ロナルド・レーガン」等の米軍艦船が、仙台沖活動中に低レベルの放射性物質
を検知。乗組員がさらされた可能性のある被ばく量は、最大でも自然界における被ばく量の約1カ月分以下
・福岡市消防ヘリ(ゆりかもめ)において、フライト中(福島第一原発3号機爆発時20km圏内
では飛行していなかった)、機内で26,000cpmを記録。隊員6名のうち最高値は4,500cpm
文部科学省資料
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/kaihatu/016/
shiryo/__icsFiles/afieldfile/2011/04/18/1305111_1.pdf
http://yahoo.jp/xen4yI
【従業員等の被ばく】
福島第一原子力発電所で作業していた従業員で100mSvを超過した作業員は、計21名。
なお、当該作業員3名のうち、2名については、両足の皮膚に放射性物質の付着を確認し、
ベータ線熱傷の可能性があると判断されたことから、24日に福島県立医科大学附属病院へ搬送し、
その後、25日に作業員3名とも千葉県にある放射線医学総合研究所に到着。検査の結果、
2人の足の被ばく量は2~3Svと推定され、足及び内部被ばく共に治療が必要となるレベルではなかったが、3名とも、
入院して経過を見ることとなった。28日正午頃3名の方がすべて退院した。
また、4月1日11時35分頃、米軍のはしけ船のホース手直し作業のために岸から船に乗り込む際、
作業員1名が海に落下した。すぐに周囲の作業員に救助され、けが等はなかったが、
表面汚染が認められたため、シャワーにて洗い流して除染した。鼻スミヤ※では汚染は確認されなかった。
※鼻スミヤ:鼻腔内の放射性物質を採取し、体内摂取の有無を推定。
原子力安全・保安院資料
http://www.meti.go.jp/press/2011/04/20110401014/20110401014-1.pdf
枝野幸男官房長官は13日午前の会見で同原発周辺からバスで避難した人
9人のうち4人から1800〜4万cpmの放射線が検出されたと語った。
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103130047.htm
l
「どんなに犠牲者がでようとも徹底的に核技術を推進する」原発中毒者
在ベルリンジャーナリスト・梶村太一郎の反核覚え書き
http://tkajimura.blogspot.com/2011/08/blog-post_28.html
http://tkajimura.blogspot.com/2011/12/blog-post_26.htmlより引用
さて、彼と入れ替わりにベルリンに現れたのが、経団連のトップの訪欧団です。団長は米倉弘昌会長です。
この方がフクシマ事故の直後に「1000年に1度の津波に耐えているのは素晴らしいことである。原子力行政はもっと胸を張るべきだ」と述べ、国と東京電力を擁護したことは有名ですね。
「東電は津波による被災者の側面もあり、政府が東電を加害者扱いばかりするのはいかが」と東電を免責し、「原発を廃止すれば企業は国外に逃げ出す」とおどし、最近では「場合によっては原発の新設もありえる」と発言したと報道されています。
これらは、日本の「核の男爵」中曽根康弘艦長の建造した「原子力不沈空母」の現役機関長のような言葉です。ここの後半を参照して下さい:
http://tkajimura.blogspot.com/2011_05_01_archive.html
日本経済が沈没寸前であることは、自覚されてはいるようですが、原発推進を続けては全く日本の将来も無いことには気づいていないので、この人物にも「gute Nacht/お休みなさい」を申し上げます。
内閣府原子力委員長の「最悪のシナリオ」と最初の「警告メール」
最初の警告メールの背景
さて、わたしが東北と東京近郊の親族、友人の安否を確認しつつ、次のように最初の警告メールを出したのは、中央ヨーロッパ時間の3月11日19時19分(日本時間12日03時19分)です:
ーーーーーーーーーーー
From:
Subject: 放射能漏れの場合/子供と母親の疎開
Date: 2011年3月11日 19:19:22:GMT+01:00
To:
梶村です。
(緊急時のため複数の投稿をご容赦下さい)
福島原発の一基がいよいよ危なくなっています。原子炉爆発を回避するために
放射性物質を意図的に外気に出すことを検討しています:
http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=995
風向きにも寄りますが汚染は不可避ですし、炉心溶融が急速に進むと予想できない事態になります。
ここ24時間が危ないでしょう。
あわてることは禁物ですが、その場合は、近くのひとはもちろん、東京近郊でお住まいの方は、子供と母親はできるだけ遠くに疎開させることを準備された方が良いでしょう。子供の被曝は悲惨です。
関西は比較的安全でしょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ここでわたしの判断の根拠として挙げているのは、原子力情報資料室の以下の情報です。
これも挙げておきましょう:
ーーーーーーーーーーーー
地震・事故:福島原発 : [訂正]福島第一1号炉でシビアアクシデント(苛酷事故)か
投稿者: 原子力資料情報室 投稿日時: 2011/3/12 2:31:21
東京電力らが3月11日22:00に行なった2号炉に対する解析によると,24:50に燃料溶融が起こり,27:20には原子炉格納容器が設計最高圧に達する可能性があり,格納容器全体が破壊する可能性があるため,格納容器ベント(放射性ガス排出用配管)をつかって,放射性物質を環境中に放出することを検討している.
実際には,1号炉で格納容器内の蒸気圧が通常の400kPaから設計値を超える600kPaにまで高まっており,かなりまとまった量の放射性物質を放出する危険性がある.
東京電力らによる2号炉のシミュレーション:
(実績)14:47 原子炉スクラム(RCIC[原子炉隔離時冷却系]起動)
(実績)20:30 RCIC停止(原子炉への注水機能喪失)
(実績)22:50 水位計復活(L2:燃料上部より約3.4mの水位)
(予測)23:50 燃料被覆管破損
(予測)24:50 燃料熔融
(予測)27:20 原子炉格納容器設計最高圧(527.6kPa)到達
原子炉格納容器ベントにより放射性物質の放出
下記の資料より転載
官邸ホームページ 東北地方太平洋沖地震への対応
http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/jisin/20110311miyagi/201103120030.pdf
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
情報室が引用資料として挙げている首相官邸危機管理のペーパーの日時は12日0時20分となっています。その7頁から2号炉のシュミレーションを引用しています。 しかし、1号炉の危険性もすでに指摘されています。
わたしはこれを見て、最初の警告メールを出したのです。
さてドイツ側ですが、この時点では、グリーンピースや反核医師の会など民間団体は、緊急冷却水電源遮断の報道を得て、早々とメルトダウンの可能性を指摘しています。
そして、レットゲン環境相による最初の警告の報道があったのは現地時間の11日19時02分(日本時間の12日03時02分)でした。わたしがメールを書いている時刻です。以下は南ドイツ新聞の電子版速報です:
ーーーーーーーーーーーーーー
19:02 Uhr
Angesichts der Probleme im japanischen Atomkraftwerk Fukushima hat Bundesumweltminister Norbert Rötttgen (CDU) betont, dass dort " äußerstenfalls eine Kernschmelze" droht. Dies könne bis zu drei Blöcke des AKW betreffen. "das ist eine ernste Situation"sagte Rötttgen am Freitagabend in Bonn. Die japanische Regierung würde aber derzeit alles dafür tun, die Notstromversorgung für das Kählsystem wieder in Betrieb zu bekommen. Angesichts der weiten Entfernung und des angekündigten Wetters sei im Falle einer Kernschmelze in dem japanischen Atomkraftwerk für Deutschland nicht mit radioaktiver Strahlung zu rechnen, so Röttgen.
19時02分
日本の福島原発の問題に関してノーベルト・レットゲン連邦環境相は「同地では最悪の場合、核溶融が迫っている」と強調した。それが3基の原子炉で起こり得る。「これは深刻な事態だ」とレットゲンは金曜日の夕刻にボンで述べた。しかし日本政府は目下、冷却装置の緊急電源が再び稼働するようにあらゆる手だてをするであろう。遠距離であることと、天候予想からして日本の原発での核溶融によってドイツでの放射能汚染は想定できないとレットゲンは述べた。
ーーーーーーーーーーーーーー
この時点での正確な判断に関して、後の7月6日、レットゲン大臣はベルリンでの記者会見で、菅野幹雄日経新聞のベルリン支局長による「驚くべき早い時点での判断の情報をどこから得ましたか」との質問に答えて「あの金曜日に環境省内に設けた危機対策本部による情報です。あらゆる状況情報からして核溶融が起こりつつあることは排除できないとの判断があったのです」と述べています。
ということは、上記首相官邸に寄せられた東電などのシュミレーションとほぼ同内容の判断を環境相危機対策本部もほぼ同時並行して行っていたことになります。驚くべき危機管理能力です。
メルケル首相はこの日の夕刻、ある州選挙の応援に出かけていますが、レットゲン氏からの情報を得ています。そして翌日の12日の朝、ベルリンで1号機の爆発の映像を見て環境相の警告が現実となったことを知ります。首相が脱原発の決断をしたのは、この12日の土曜日のことでした(『世界』2011年8月号の拙稿には危機対策本部のザイラー氏の言葉にも触れています)。
また、事故直後から菅直人首相も、この原子力委員会の「最悪シナリオ」を待たずとも、最悪の判断をしていたようです。これについてはすでに書いた通りです:
29:菅直人首相の東電訓示全文・3月15日早朝/東京新聞http://tkajimura.blogspot.com/2011/09/blog-post_10.html
いずれにせよ、アンゲラ・メルケルと菅直人という日独の首相のフクシマ事故の深刻さに関する当初の状況判断は、2日ほどのズレがあるものの、ほぼ一致していたといえるでしょう。
さて、このような情報を背景として発信されたわたしの「最初の警告メール」が、現実的な判断であったことは、原発中毒者たちの「最悪シナリオ」でも裏付けられたともいえるでしょう。
1号機が核溶融による水素爆発で放射線物質を大量に放出したのは、この最初の警告メールから12時間29分後の、日本時間12日15時36分でした。
この最初の水素爆発に関して、枝野官房長官が「原子炉そのものとは確認されていないが、なんらかの爆発的な事象が確認された。総理や専門家をまじえて、情報の把握と分析など対応にあたっているところである。放射能について測定はおこなわれているところであるが、18時過ぎに新しい数字がでてきます。落ち着いて行動を」と述べ、全く事態が掌握できていないみっともない緊急記者会見があったのは、何と2時間以上を経た17時45分でした。水素爆発が確認されたのはさらに3時間後でした。
日本の原発事故への危機対策が機能不全で、周章狼狽している有り様が世界中に明らかになったのはこの記者会見が始まりでした。
これが原子力委員会の原発中毒の近藤委員長以下には「想定されていない」震災原発事故の始まりでした。いわんや、震災と津波による凄まじい被害に身体と頭が一杯の日本の住民の圧倒的な大多数が、この時点で原発事故の実情を把握することなど事実上不可能でした。したがってわたしのこの最初の警告メールは、日本で事態を把握していたごく少数者の情報に依拠した例外的なものであったことは推定できます。
この警告によって、関東周辺の親族と友人たちの幼い子供たちが、早期に日本国外と関西方面に避難をしたこともつけ加えておきます。
さらに、クリスマスイヴに「最悪のシナリオ」のプレゼントをこっそりと贈った、原発中毒者たちの最低の姑息さについては、改めて書きます。この連中を批判し、少なくとも公職から追放しない限り、間違いなく誤ちが繰り返されるからです。
福島原発事故、すべては想定済みの出来事だった
原子炉(沸騰水・マークI型) 「配管破断による溶融貫通」想定シミュレーション(アニメ動画)
すべては想定済みであり、この危険性を国民に知らせずに 独立行政法人・原子力安全基盤機構が事故前に、 「フクシマ」事故前、同じ型の原子炉(沸騰水・マークI型)
危険な原発を稼動しているのだ。
福島原発事故では、地震によって配管破損していたことが、
複数の研究者によって立証されている。
原子力防災専門官向け資料として作成していた、
炉心溶融のシミュレーション画像。
「配管破断による溶融貫通」想定シミュレーション(アニメ動画)を制作していた。
世界が見た福島原発災害
-海外メディアが報じる真実-
大沼安史 著
東電・政府・テレビ・新聞の<大本営発表>を信じていたら
われわれは殺される!?
P202(引用開始)
葛尾村の自主避難
福島県葛尾村は、「ダイイチ」の北西25キロにある。人口は1600人。飯館村は隣村だ。
葛尾村は3月14日夜、全村自主避難を決めた。松本允秀・村長が
防災無線で村民に告げた。
松本村長の冷静な判断による、断固たる避難指示だった。
後述するように、葛尾村は全村挙げて「交通安全」と取り組んで
来た村だが、この日ばかりは、晩酌でほろ酔い加減の村民たちも
ハンドルを握った。
長年にわたる交通安全運動でつちかった危険に対処する力が
役立った。村民は午後9時25分に出された松本村長の避難指示に
従い、村を脱出した。
脱出先は会津坂下町。役場ごとの避難だった。
松本村長によると、3月11日の地震で、福島県庁の非常用防災情報
システムは機能しなくなった。国からの連絡も一切なかった。テレビでの
情報が頼りだった。
こうした中で松本村長は、役場の職員が知る東電の下請け会社の
社員や消防関係者から情報を集めた。
水素爆発が相次いだことから、14日の昼前、警察官の指示で
防災無線とサイレンで屋内退避を指示した。
そしてその日夜の9時過ぎに、大熊町にあるオフサイトセンター
(政府の原子力災害現地対策本部)から職員が退避したとの
情報が入った。
松本村長はそれまで集めた情報から「2号機」がいよいよ危ないと
判断、同25分、全村避難を指示した・・・・・・。
(引用終わり)
世界が見た福島原発災害
-海外メディアが報じる真実-
大沼安史 著
東電・政府・テレビ・新聞の<大本営発表>を信じていたら
われわれは殺される!?
P210より(引用開始)
「フクシマ」がINES(国際原子力・放射線事象評価尺度)の「レベル7」、
「深刻な事故」に引き上げられたのは4月12日のことだ。それから4日後の16日、
私は英紙ガーディアンの「フクシマ・データ・サマリー」を覗いた。
このガーディアンの「フクシマ・データ・サマリー」は3月18日に同紙の
電子版に開設され、更新が続いているもので、事故のデータを確認する上で
とても役に立つ。
サマリー表のチェックを終えようとして、私は思わず声を上げた。表の一番下に、
私の思い込みの間違いを告げる、数字が並んでいたのだ。
7・7・7・3
1号機・レベル7 2号機・レベル7 3号機・レベル7 4号機・レベル3-
私は「フクシマ」が全体で「レベル7」評価になったと思い込んでいた。
違っていた。INESの事故評価は各号機(炉)につくものだった。
同じ「レベル7」の「チェルノブイリ」は、ひとつの炉だけの爆発事故。しかし、
「フクシマ」は、「7」が3つも並んでいる!
「チェルノブイリ」×3(3倍) プラス 「レベル3」×1=「フクシマ」
背筋が寒くなった・・・・・・。
(引用終わり)
チェルノブイリから、
実に400マイル(640キロ)以上離れた
オルシュニンでの被曝
タートルネックで喉を隠したマリアさんの話
1986年4月。「チェルノブイリ」が爆発し、放射能雲がヨーロッパに広がったとき、マリアさんは5歳の少女だった。
当時を思い出して、マリアさんは言った。「爆発があったが、危険はないと言われた」。
マリアさんも、配られたヨード剤を飲んだ。屋内退避せよ、と言われたので、2週間、家に閉じこもった。
そんなマリアさんの住む町で、甲状腺の疾患が爆発的に増え出したのは、1990年代の初めのことだった。町の甲状腺専門医によると、甲状腺癌もさることながら、甲状腺の肥大、甲状腺の異状が急増した。
マリアさんの母親は医者ではないが、科学者だ。「チェルノブイリが甲状腺疾患を増やしたと、この国の平均的市民は考えている」と言う。
彼女(マリアさんの母親)自身、事故から10年後に甲状腺の手術を受けている。彼女の母親(マリアさんの祖母)は2回、甲状腺手術を受け、その大の仲良しもまた甲状腺手術を受けた。
彼女(マリアさんの母)の高校時代の親友も最近、甲状腺腫を摘出――。
結局、マリアさん一家で甲状腺に異状がないのは、父親ひとりだ。
5年前、遂にマリアさんの番が来た。甲状腺が腫れ、気管を圧迫するようになった。マリアさんはそのころ、祖国を離れ、ニューヨークで暮らしていた。ニューヨークの医師に診てもらうと、声帯を失うかも知れない、と言われた。そこで、祖国のわが町に戻って、手術を受け、成功した。
ところで、25年前、当時5歳のマリアさんが被曝したのは、どこの国の、何と言う町か?
どこのなんと言う町に戻って手術を受けたか?
ウクライナでもなければベラルーシでもなく、もちろんロシアでもなく……ポーランドのオルシュチンという町だ。
ポーランドの北東部。チェルノブイリから、実に400マイル(640キロ)以上離れたオルシュニンでの被曝だった
それもヨード剤を飲んで、防護した上での被曝……。
手術を受けにふるさとの町に帰省したマリアさんは高校時代の仲良し仲間を訪ねた。「手術、受けに帰ってきた」というと、旧友たちは笑って、自分たちの喉の手術痕を見せてくれたという。
マリアさんの話をニューヨーク・タイムズのジョー・ノセラさん(コラムニスト)の記事で読んで、原発災害による被曝の恐ろしさをあらためて知った。⇒ http://www.nytimes.com/2011/07/12/opinion/12nocera.html?_r=1&emc=tnt&tntemail1=y
640キロも離れた場所にいたのに、ヨード剤を飲んでいたのに……
ジョー・ノセラさんはマリアさんのことを、自分のフィアンセを通じて知った。夏でもタートルネックで喉の傷を隠している人だった。
「フクシマ」の事故後、ヨード剤の配布もしなかった日本政府。
原発の作業員並みの被曝基準を子どもたちに課しておいて平然としている日本政府。
歴史の悲劇はまたも繰り返されるのだろうか?
5年後、10年後の「フクシマ」にも、タートルネックで喉を隠した被曝者が現れない保障はどこにもない。
群馬と長野の一部が実はチェルノブイリ並に汚染されていた件
文部科学省が汚染マップを公表
http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-1790.html
-過去記事より-
チェルノブイリ事故後、8000キロ離れた日本で関係者がドギモを抜いた放射能汚染の実態
チェルノブイリの放射能はジェット気流に乗り、 雨、大地、野菜、水道水、牛乳、母乳など日本国中ありと その中でも特に濃度が高かったのは、 千葉の雨水 13,300pCi 8000キロも離れた日本で、 全て⇒http://blog.goo.ne.jp/jpnx02/e/46e9149aa9edc5f8ce3b4e135615f564
わずか1週間で日本に到達した。
あらゆるものが放射能で汚染された。
ヨウ素131である。
茨城のほうれん草 10,300pCi
福井のヨモギ 16,000pCi
これほどの汚染値が検出されようとは誰も
予測できなかった。