脱原発・放射能

利権によって動かない組織、我々の力で変えて行こう

被爆状況:文部省・原子力安全・保安院資料より『10万cpm以上の値を示した者が102名・・』

2011-12-29 13:19:40 | 原発・放射能

被爆状況:文部省・原子力安全・保安院資料より

『10万cpm以上の値を示した者が102名・・』

福島県に立ち寄っただけで、原発で作業したわけではない、
原発作業員がホールボディカウンターによる内部被曝測定で
精密検査が必要な被曝量1500cpmを越えた例は4766件、10000cpmを越えた例は1193件
という数値を政府は国会答弁で認めている
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2011/05/1500cpm47661000.html

【住民の被ばく】
・二本松市福島県男女共生センターにおいて、双葉厚生病院からの避難者約60名を含む
133名の測定を行い、13,000cpm以上の23名に除染を実施

・バスにより避難した双葉町の住民約100名のうち9名について測定した結果、4名か
ら18,000~40,000cpm以上を検知
・3/12~3/15、大熊町のオフサイトセンターにおいてスクリーニングを実施。初めに除
染の基準値を6,000cpmとした際には41名が基準値以上の値を示し、後に基準値を13,000cpmに
引き上げて以降は8名が基準値以上の値を示した。検査を受けた162名のうち5名について、
除染処置の後に病院へ搬送

・福島県において、10km圏内から避難した病院関係者のスクリーニングを行った結果、
3名について除染後も高い数値が検出されたため、第2次被ばく医療機関へ搬送

・3/13以降 福島県が避難所のほか、保健所等13カ所(常設)でスクリーニングを実施。
4/10までに実施した143,386人のうち、10万cpm以上の値を示した者が102名。それら102名に
ついても脱衣後の再計測は10万cpm以下であり、健康に影響を及ぼす事例はみられず

【その他の被ばく】
・3/14、自衛隊員4名が3号機建屋の爆発の際に負傷。うち1名は放射線医学総合研究
所に搬送されたが、検査の結果、被ばくによる健康被害はないとの判断

・警察官2名について、警察庁において除染実施を確認。異常の報告なし

・10km圏内からの入院患者と病院関係者の避難・搬送に関係した消防職員60名のスクリ
ーニングにおいて、3名からバックグラウンドの2倍以上程度の放射線が検出されたため、
60名に対して除染を実施

・空母「ロナルド・レーガン」等の米軍艦船が、仙台沖活動中に低レベルの放射性物質
を検知。乗組員がさらされた可能性のある被ばく量は、最大でも自然界における被ばく量の約1カ月分以下

・福岡市消防ヘリ(ゆりかもめ)において、フライト中(福島第一原発3号機爆発時20km圏内
では飛行していなかった)、機内で26,000cpmを記録。隊員6名のうち最高値は4,500cpm

文部科学省資料
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/kaihatu/016/
shiryo/__icsFiles/afieldfile/2011/04/18/1305111_1.pdf
http://yahoo.jp/xen4yI

【従業員等の被ばく】
福島第一原子力発電所で作業していた従業員で100mSvを超過した作業員は、計21名。
なお、当該作業員3名のうち、2名については、両足の皮膚に放射性物質の付着を確認し、
ベータ線熱傷の可能性があると判断されたことから、24日に福島県立医科大学附属病院へ搬送し、
その後、25日に作業員3名とも千葉県にある放射線医学総合研究所に到着。検査の結果、
2人の足の被ばく量は2~3Svと推定され、足及び内部被ばく共に治療が必要となるレベルではなかったが、3名とも、
入院して経過を見ることとなった。28日正午頃3名の方がすべて退院した。
また、4月1日11時35分頃、米軍のはしけ船のホース手直し作業のために岸から船に乗り込む際、
作業員1名が海に落下した。すぐに周囲の作業員に救助され、けが等はなかったが、
表面汚染が認められたため、シャワーにて洗い流して除染した。鼻スミヤ※では汚染は確認されなかった。
※鼻スミヤ:鼻腔内の放射性物質を採取し、体内摂取の有無を推定。

原子力安全・保安院資料
http://www.meti.go.jp/press/2011/04/20110401014/20110401014-1.pdf


枝野幸男官房長官は13日午前の会見で同原発周辺からバスで避難した人
9人のうち4人から1800〜4万cpmの放射線が検出されたと語った。

http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103130047.htm
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「どんなに犠牲者がでようとも徹底的に核技術を推進する」原発中毒者

2011-12-26 23:58:51 | 原発・放射能

「どんなに犠牲者がでようとも徹底的に核技術を推進する」原発中毒者

在ベルリンジャーナリスト・梶村太一郎の反核覚え書き
http://tkajimura.blogspot.com/2011/08/blog-post_28.html
http://tkajimura.blogspot.com/2011/12/blog-post_26.htmlより引用

さて、彼と入れ替わりにベルリンに現れたのが、経団連のトップの訪欧団です。団長は米倉弘昌会長です。
この方がフクシマ事故の直後に「1000年に1度の津波に耐えているのは素晴らしいことである。原子力行政はもっと胸を張るべきだ」と述べ、国と東京電力を擁護したことは有名ですね。
   「東電は津波による被災者の側面もあり、政府が東電を加害者扱いばかりするのはいかが」と東電を免責し、「原発を廃止すれば企業は国外に逃げ出す」とおどし、最近では「場合によっては原発の新設もありえる」と発言したと報道されています。
これらは、日本の「核の男爵」中曽根康弘艦長の建造した「原子力不沈空母」の現役機関長のような言葉です。ここの後半を参照して下さい:
http://tkajimura.blogspot.com/2011_05_01_archive.html
日本経済が沈没寸前であることは、自覚されてはいるようですが、原発推進を続けては全く日本の将来も無いことには気づいていないので、この人物にも「gute Nacht/お休みなさい」を申し上げます。

 

内閣府原子力委員長の「最悪のシナリオ」と最初の「警告メール」

最初の警告メールの背景

さて、わたしが東北と東京近郊の親族、友人の安否を確認しつつ、次のように最初の警告メールを出したのは、中央ヨーロッパ時間の3月11日19時19分(日本時間12日03時19分)です:

ーーーーーーーーーーー
From:     
Subject: 放射能漏れの場合/子供と母親の疎開
Date: 2011年3月11日 19:19:22:GMT+01:00
To:    

梶村です。
(緊急時のため複数の投稿をご容赦下さい)

福島原発の一基がいよいよ危なくなっています。原子炉爆発を回避するために
放射性物質を意図的に外気に出すことを検討しています:


http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=995

風向きにも寄りますが汚染は不可避ですし、炉心溶融が急速に進むと予想できない事態になります。
ここ24時間が危ないでしょう。

あわてることは禁物ですが、その場合は、近くのひとはもちろん、東京近郊でお住まいの方は、子供と母親はできるだけ遠くに疎開させることを準備された方が良いでしょう。子供の被曝は悲惨です。
関西は比較的安全でしょう。


ーーーーーーーーーーーーーーーー
ここでわたしの判断の根拠として挙げているのは、原子力情報資料室の以下の情報です。
これも挙げておきましょう:

ーーーーーーーーーーーー
地震・事故:福島原発 : [訂正]福島第一1号炉でシビアアクシデント(苛酷事故)か
投稿者: 原子力資料情報室 投稿日時: 2011/3/12 2:31:21

東京電力らが3月11日22:00に行なった2号炉に対する解析によると,24:50に燃料溶融が起こり,27:20には原子炉格納容器が設計最高圧に達する可能性があり,格納容器全体が破壊する可能性があるため,格納容器ベント(放射性ガス排出用配管)をつかって,放射性物質を環境中に放出することを検討している.

実際には,1号炉で格納容器内の蒸気圧が通常の400kPaから設計値を超える600kPaにまで高まっており,かなりまとまった量の放射性物質を放出する危険性がある.

東京電力らによる2号炉のシミュレーション:
(実績)14:47 原子炉スクラム(RCIC[原子炉隔離時冷却系]起動)
(実績)20:30 RCIC停止(原子炉への注水機能喪失)
(実績)22:50 水位計復活(L2:燃料上部より約3.4mの水位)

(予測)22:50 炉心露出

(予測)23:50 燃料被覆管破損
(予測)24:50 燃料熔融
(予測)27:20 原子炉格納容器設計最高圧(527.6kPa)到達
        原子炉格納容器ベントにより放射性物質の放出

下記の資料より転載
官邸ホームページ 東北地方太平洋沖地震への対応

http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/jisin/20110311miyagi/201103120030.pdf



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

情報室が引用資料として挙げている首相官邸危機管理のペーパーの日時は12日0時20分となっています。その7頁から2号炉のシュミレーションを引用しています。 しかし、1号炉の危険性もすでに指摘されています。
わたしはこれを見て、最初の警告メールを出したのです。

さてドイツ側ですが、この時点では、グリーンピースや反核医師の会など民間団体は、緊急冷却水電源遮断の報道を得て、早々とメルトダウンの可能性を指摘しています。
そして、レットゲン環境相による最初の警告の報道があったのは現地時間の11日19時02分(日本時間の12日03時02分)でした。わたしがメールを書いている時刻です。以下は南ドイツ新聞の電子版速報です:
ーーーーーーーーーーーーーー
19:02 Uhr
Angesichts der Probleme im japanischen Atomkraftwerk Fukushima hat Bundesumweltminister Norbert Rötttgen (CDU) betont, dass dort " äußerstenfalls eine Kernschmelze" droht. Dies könne bis zu drei Blöcke des AKW betreffen. "das ist eine ernste Situation"sagte Rötttgen am Freitagabend in Bonn. Die japanische Regierung würde aber derzeit alles dafür tun, die Notstromversorgung für das Kählsystem wieder in Betrieb zu bekommen. Angesichts der weiten Entfernung und des angekündigten Wetters sei im Falle einer Kernschmelze in dem japanischen Atomkraftwerk für Deutschland nicht mit radioaktiver Strahlung zu rechnen, so Röttgen.
 19時02分
日本の福島原発の問題に関してノーベルト・レットゲン連邦環境相は「同地では最悪の場合、核溶融が迫っている」と強調した。それが3基の原子炉で起こり得る。「これは深刻な事態だ」とレットゲンは金曜日の夕刻にボンで述べた。しかし日本政府は目下、冷却装置の緊急電源が再び稼働するようにあらゆる手だてをするであろう。遠距離であることと、天候予想からして日本の原発での核溶融によってドイツでの放射能汚染は想定できないとレットゲンは述べた。
ーーーーーーーーーーーーーー

この時点での正確な判断に関して、後の7月6日、レットゲン大臣はベルリンでの記者会見で、菅野幹雄日経新聞のベルリン支局長による「驚くべき早い時点での判断の情報をどこから得ましたか」との質問に答えて「あの金曜日に環境省内に設けた危機対策本部による情報です。あらゆる状況情報からして核溶融が起こりつつあることは排除できないとの判断があったのです」と述べています。
ということは、上記首相官邸に寄せられた東電などのシュミレーションとほぼ同内容の判断を環境相危機対策本部もほぼ同時並行して行っていたことになります。驚くべき危機管理能力です。

メルケル首相はこの日の夕刻、ある州選挙の応援に出かけていますが、レットゲン氏からの情報を得ています。そして翌日の12日の朝、ベルリンで1号機の爆発の映像を見て環境相の警告が現実となったことを知ります。首相が脱原発の決断をしたのは、この12日の土曜日のことでした(『世界』2011年8月号の拙稿には危機対策本部のザイラー氏の言葉にも触れています)。
また、事故直後から菅直人首相も、この原子力委員会の「最悪シナリオ」を待たずとも、最悪の判断をしていたようです。これについてはすでに書いた通りです:

29:菅直人首相の東電訓示全文・3月15日早朝/東京新聞http://tkajimura.blogspot.com/2011/09/blog-post_10.html

いずれにせよ、アンゲラ・メルケルと菅直人という日独の首相のフクシマ事故の深刻さに関する当初の状況判断は、2日ほどのズレがあるものの、ほぼ一致していたといえるでしょう。

さて、このような情報を背景として発信されたわたしの「最初の警告メール」が、現実的な判断であったことは、原発中毒者たちの「最悪シナリオ」でも裏付けられたともいえるでしょう。

1号機が核溶融による水素爆発で放射線物質を大量に放出したのは、この最初の警告メールから12時間29分後の、日本時間12日15時36分でした。

この最初の水素爆発に関して、枝野官房長官が「原子炉そのものとは確認されていないが、なんらかの爆発的な事象が確認された。総理や専門家をまじえて、情報の把握と分析など対応にあたっているところである。放射能について測定はおこなわれているところであるが、18時過ぎに新しい数字がでてきます。落ち着いて行動を」と述べ、全く事態が掌握できていないみっともない緊急記者会見があったのは、何と2時間以上を経た17時45分でした。水素爆発が確認されたのはさらに3時間後でした。
日本の原発事故への危機対策が機能不全で、周章狼狽している有り様が世界中に明らかになったのはこの記者会見が始まりでした。

これが原子力委員会の原発中毒の近藤委員長以下には「想定されていない」震災原発事故の始まりでした。いわんや、震災と津波による凄まじい被害に身体と頭が一杯の日本の住民の圧倒的な大多数が、この時点で原発事故の実情を把握することなど事実上不可能でした。したがってわたしのこの最初の警告メールは、日本で事態を把握していたごく少数者の情報に依拠した例外的なものであったことは推定できます。

 この警告によって、関東周辺の親族と友人たちの幼い子供たちが、早期に日本国外と関西方面に避難をしたこともつけ加えておきます。
さらに、クリスマスイヴに「最悪のシナリオ」のプレゼントをこっそりと贈った、原発中毒者たちの最低の姑息さについては、改めて書きます。この連中を批判し、少なくとも公職から追放しない限り、間違いなく誤ちが繰り返されるからです。

 

福島原発事故、すべては想定済みの出来事だった

原子炉(沸騰水・マークI型) 「配管破断による溶融貫通」想定シミュレーション(アニメ動画)

すべては想定済みであり、この危険性を国民に知らせずに
危険な原発を稼動しているのだ。
福島原発事故では、地震によって配管破損していたことが、
複数の研究者によって立証されている。

独立行政法人・原子力安全基盤機構が事故前に、
原子力防災専門官向け資料として作成していた、
炉心溶融のシミュレーション画像。

「フクシマ」事故前、同じ型の原子炉(沸騰水・マークI型)
「配管破断による溶融貫通」想定シミュレーション(アニメ動画)を制作していた

http://blog.goo.ne.jp/jpnx02/e/64212ec9991ec42b8478efa1651d35d5

 


 


福島原発災害-海外メディアが報じる真実-政府・マスコミを信じるな!(2)

2011-12-25 14:31:33 | 原発・放射能

世界が見た福島原発災害

-海外メディアが報じる真実-

大沼安史 著

 

東電・政府・テレビ・新聞の<大本営発表>を信じていたら
われわれは殺される!?

P202(引用開始)

葛尾村の自主避難

  福島県葛尾村は、「ダイイチ」の北西25キロにある。人口は1600人。飯館村は隣村だ。

 葛尾村は3月14日夜、全村自主避難を決めた。松本允秀・村長が

防災無線で村民に告げた。

 松本村長の冷静な判断による、断固たる避難指示だった。

 後述するように、葛尾村は全村挙げて「交通安全」と取り組んで

来た村だが、この日ばかりは、晩酌でほろ酔い加減の村民たちも

ハンドルを握った。

 長年にわたる交通安全運動でつちかった危険に対処する力が

役立った。村民は午後9時25分に出された松本村長の避難指示に

従い、村を脱出した。

 脱出先は会津坂下町。役場ごとの避難だった。

 松本村長によると、3月11日の地震で、福島県庁の非常用防災情報

システムは機能しなくなった。国からの連絡も一切なかった。テレビでの

情報が頼りだった。

 こうした中で松本村長は、役場の職員が知る東電の下請け会社の

社員や消防関係者から情報を集めた。

 水素爆発が相次いだことから、14日の昼前、警察官の指示で

防災無線とサイレンで屋内退避を指示した。

 そしてその日夜の9時過ぎに、大熊町にあるオフサイトセンター

(政府の原子力災害現地対策本部)から職員が退避したとの

情報が入った。

 松本村長はそれまで集めた情報から「2号機」がいよいよ危ないと

判断、同25分、全村避難を指示した・・・・・・。

(引用終わり)

 
江川  東電幹部や保安員・政治家などの子供達が今どうしているか調べるべきだ。相当数が疎開している可能性がある。原発事故当日、番町小学校の多くが避難したとのツイートもある。東電内部(関連会社含む)では「西日本に避難しろ」とのメールが拡散したという 6月9日
 
ソラQ   山本氏→石原氏との事:私の娘の学校も情報を知っていた家庭の娘さんは全員避難し卒業式欠席でした SPEEDiのデータを当時から山本一太は知っていたと。エリートの子弟が多く通う東京の番町小学校の児童の多くが東京から事故当時疎開していたのも道理で。"6月7日
 
ちょびっと防衛軍 テレビタックル石原幹事長が(SPEEDIのデータについて)我々も知っていた。けど、黙っていたんだ。と発言、国会議員は総ぐるみで隠蔽してた。今こそ、みんなの力で「平成の大政奉還」を始めよう。国の政(まつりごと)を今の政治家に任せていては国民の命がいくらあっても足りない。6月10日


福島原発災害-海外メディアが報じる真実-政府・マスコミを信じるな!(1)

2011-12-24 20:53:55 | 原発・放射能

世界が見た福島原発災害

-海外メディアが報じる真実-

大沼安史 著

 

東電・政府・テレビ・新聞の<大本営発表>を信じていたら
われわれは殺される!?

P210より(引用開始)

 「フクシマ」がINES(国際原子力・放射線事象評価尺度)の「レベル7」、

「深刻な事故」に引き上げられたのは4月12日のことだ。それから4日後の16日、

私は英紙ガーディアンの「フクシマ・データ・サマリー」を覗いた。

 このガーディアンの「フクシマ・データ・サマリー」は3月18日に同紙の

電子版に開設され、更新が続いているもので、事故のデータを確認する上で

とても役に立つ。

 サマリー表のチェックを終えようとして、私は思わず声を上げた。表の一番下に、

私の思い込みの間違いを告げる、数字が並んでいたのだ。

 7・7・7・3

 1号機・レベル7 2号機・レベル7 3号機・レベル7 4号機・レベル3-

 私は「フクシマ」が全体で「レベル7」評価になったと思い込んでいた。

 違っていた。INESの事故評価は各号機(炉)につくものだった。

 同じ「レベル7」の「チェルノブイリ」は、ひとつの炉だけの爆発事故。しかし、

「フクシマ」は、「7」が3つも並んでいる!

 「チェルノブイリ」×3(3倍) プラス 「レベル3」×1=「フクシマ」

背筋が寒くなった・・・・・・。

(引用終わり)


チェルノブイリから、実に400マイル(640キロ)以上離れたオルシュニンでの被曝

2011-12-18 20:30:00 | 原発・放射能

チェルノブイリから、
実に400マイル(640キロ)以上離れた
オルシュニンでの被曝

タートルネックで喉を隠したマリアさんの話
 1986年4月。「チェルノブイリ」が爆発し、放射能雲がヨーロッパに広がったとき、マリアさんは5歳の少女だった。

 当時を思い出して、マリアさんは言った。「爆発があったが、危険はないと言われた」。

 マリアさんも、配られたヨード剤を飲んだ。屋内退避せよ、と言われたので、2週間、家に閉じこもった。

 そんなマリアさんの住む町で、甲状腺の疾患が爆発的に増え出したのは、1990年代の初めのことだった。町の甲状腺専門医によると、甲状腺癌もさることながら、甲状腺の肥大、甲状腺の異状が急増した。

 マリアさんの母親は医者ではないが、科学者だ。「チェルノブイリが甲状腺疾患を増やしたと、この国の平均的市民は考えている」と言う。

 彼女(マリアさんの母親)自身、事故から10年後に甲状腺の手術を受けている。彼女の母親(マリアさんの祖母)は2回、甲状腺手術を受け、その大の仲良しもまた甲状腺手術を受けた。
 彼女(マリアさんの母)の高校時代の親友も最近、甲状腺腫を摘出――。

 結局、マリアさん一家で甲状腺に異状がないのは、父親ひとりだ。

 5年前、遂にマリアさんの番が来た。甲状腺が腫れ、気管を圧迫するようになった。マリアさんはそのころ、祖国を離れ、ニューヨークで暮らしていた。ニューヨークの医師に診てもらうと、声帯を失うかも知れない、と言われた。そこで、祖国のわが町に戻って、手術を受け、成功した。

 ところで、25年前、当時5歳のマリアさんが被曝したのは、どこの国の、何と言う町か?
どこのなんと言う町に戻って手術を受けたか?

 ウクライナでもなければベラルーシでもなく、もちろんロシアでもなく……ポーランドのオルシュチンという町だ。

 ポーランドの北東部。チェルノブイリから、実に400マイル(640キロ)以上離れたオルシュニンでの被曝だった

 それもヨード剤を飲んで、防護した上での被曝……。

 手術を受けにふるさとの町に帰省したマリアさんは高校時代の仲良し仲間を訪ねた。「手術、受けに帰ってきた」というと、旧友たちは笑って、自分たちの喉の手術痕を見せてくれたという。

 マリアさんの話をニューヨーク・タイムズのジョー・ノセラさん(コラムニスト)の記事で読んで、原発災害による被曝の恐ろしさをあらためて知った。⇒ http://www.nytimes.com/2011/07/12/opinion/12nocera.html?_r=1&emc=tnt&tntemail1=y

 640キロも離れた場所にいたのに、ヨード剤を飲んでいたのに……

 ジョー・ノセラさんはマリアさんのことを、自分のフィアンセを通じて知った。夏でもタートルネックで喉の傷を隠している人だった。

 「フクシマ」の事故後、ヨード剤の配布もしなかった日本政府。
 原発の作業員並みの被曝基準を子どもたちに課しておいて平然としている日本政府。

 歴史の悲劇はまたも繰り返されるのだろうか?

 5年後、10年後の「フクシマ」にも、タートルネックで喉を隠した被曝者が現れない保障はどこにもない。

 

 

群馬と長野の一部が実はチェルノブイリ並に汚染されていた件 
文部科学省が汚染マップを公表
http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-1790.html 


1:鉄クズ♂ ◆Robot6i2HU (東京都):2011/09/28(水) 03:12:05.45 ID:e1p9IT6n0 [1/8]




セシウム飛散、250キロ以遠にも 群馬の汚染地図公表

文部科学省は27日、航空機を使って測定した放射性セシウムの蓄積量について、群馬県の汚染マップを公表した。東京電力福島第一原発事故によって飛散した汚染の帯が、250キロを超えて広がっていることが分かった。

8月23日~9月8日、県の防災ヘリコプターで測定した。汚染度の高い地域の帯は、原発から北西60キロ付近まで延びた後、南西に方向を変えて栃木県を越え、群馬県まで続いていた。文科省によると、放射性物質を含んだ雲が山地に沿って風に運ばれ、樹木や雨によって地上に沈着したと推測できるという。

放射性物質の量が半分になる半減期が30年のセシウム137で最も蓄積が多かったのは県北部。原発から約180キロ離れたみどり市や桐生市などの山間部の一部で、1平方メートルあたり10万~30万ベクレルにのぼった。250キロ離れた長野県境の一部でも3万ベクレルを超えた

チェルノブイリ原発事故では3万7千ベクレル以上が「汚染地域」とされた。

http://www.asahi.com/national/update/0927/TKY201109270600.html

元データ(PDF)
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1910/2011/09/1910_092714.pdf

 


-過去記事より-
チェルノブイリ事故後、8000キロ離れた日本で関係者がドギモを抜いた放射能汚染の実態

チェルノブイリの放射能はジェット気流に乗り、
わずか1週間で日本に到達した。

雨、大地、野菜、水道水、牛乳、母乳など日本国中ありと
あらゆるものが放射能で汚染された。

その中でも特に濃度が高かったのは、
ヨウ素131である。

千葉の雨水    13,300pCi
茨城のほうれん草 10,300pCi
福井のヨモギ   16,000pCi

8000キロも離れた日本で、
これほどの汚染値が検出されようとは誰も
予測できなかった。

全て⇒http://blog.goo.ne.jp/jpnx02/e/46e9149aa9edc5f8ce3b4e135615f564


閉ざされた大地:チェルノブイリ原発事故から15年目

2011-12-18 00:06:17 | 原発・放射能

閉ざされた大地:チェルノブイリ原発事故から15年目 
大島秀利

1.「小さな核戦争」残がい2000台(毎日 2000年4月12日)
赤い星のマークのついた大型軍用ヘリコプター、アフガニスタン侵攻にも使われた装甲車、戦車を改造したブルドーザー……。その数を合わせると、約2000にのぼるが、ここは軍事基地ではない。旧ソ連(現ウクライナ)・チェルノブイリ原発事故の処理で汚染した核廃棄物置き場だ。
1986年4月26日、チェルノブイリ原発4号機が爆発すると、大型ヘリは放射能の放出をくいとめるため、核反応抑制用のホウ素や砂など5000トンを原子炉に向けて投下。装甲車が作業員を乗せて構内に突入した。ゴルバチョフ元大統領は「小さな核戦争」と表現した。
 
 汚染されたヘリなどの機体・車両の置き場は、同原発の南約25キロのラッソハ村にある。半径30キロ以内の居住禁止ゾーン内だ。甲子園球場数百個分の広大な敷地を回り、無数の機関砲に向けてシャッターを切る私に、現地担当者は「ホットパーティクル(プルトニウムなどの核物質)に気を付けて」と戒めた。
 
 事故からまもなく15年目に入る。その直前に、日本の原子力研究者らと共に現地に入った。大地は、今も放射能に占領されていた。

 

写真1 放射能に汚染され、使用できなくなった装甲車やヘリコプター=ウクライナ・ラッソハ村で、大島秀利写す

 
置き去りの街:30キロ圏内 今も居住禁止
 「キィー、キィー」。高さ30メートルほどの黄色い観覧車を見上げた時だった。隣にあった赤いメリーゴーラウンドのような乗り物が、金属音とともに回りだした。しかし、それは、この映画のセットのようなゴーストタウンで15年近く続いている風のいたずらだった。観覧車の鉄柱はさびつき、無人の20台のゴンドラが不気味に揺れている。

 
 ベラルーシとの国境に近いウクライナ・プリピャチ市。鉄筋コンクリート造り10階から15階ほどのマンションやビルが林立し、日本のニュータウンそっくりだ。その中央の広場のような場所に遊園地があった。しかし、南東約5キロにあるチェルノブイリ原発が1986年4月26日に爆発すると、甲状腺(こうじょうせん)がんの原因となる放射性ヨウ素が、姿をみせずに子供たちに襲いかかった。やがて避難命令が出され、プリピャチ市の全住民5万人がいなくなった。
 
 事故の夜、住民が原発の炎上を見ていたという橋の上に立った。ちょうど爆発した4号機が野原のむこうに見えた。今はコンクリートで固められている。
 遊園地周辺のアスファルトの上で放射線検知機をあてると、セシウム137などの放射性物質から出るガンマ線が、通常の20倍から30倍の値になった。アルファ線も時折検出され、プルトウニムでも汚染されているらしい。
 
 短時間の滞在ならそれほど問題ないようだが、小道に入ったとたん、検知機の線量値は2倍に跳ね上がった。吹きだまりなどにあるちり状の放射性物質を吸い込むと危険で、長居は無用だ。
 
 プリピャチ市を含むチェルノブイリ原発の半径30キロ以内は今も居住禁止ゾーンで、外部との境界には踏切のようなゲートが設けられている。250キロ以上離れた地点にも立ち入り制限地域が存在する。
こうした汚染地域から避難した人はウクライナ、ベラルーシ、ロシア3国で約40万人とされる。
だが、多くの住民が、汚染地から避難しなかったり、汚染地に戻ってきた。移住先に、仕事や農地がないからだ。引っ越しに十分な補助金も出ていない。
 
 ウクライナ政府緊急事態・チェルノブイリ省のタバチニー局長(汚染防止担当)は「わが国だけで、被災者は240万人。事故当時に18歳以下だった子供で甲状腺に深刻な被ばくを受けたと推定されるのが約100万人」と説明した。原発北側のベラルーシでは、子供の甲状腺がんの発生は事故以前の約100倍、大人(15歳以上)も約3倍に達している。
 あの遊園地が、子供であふれることはもうないのだろうか。【大島秀利】=つづく

 

■写真2 今も汚染が続き閉鎖された遊園地=ウクライナ・プリピャチ市で
 

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2.続く発電、ようやく全面閉鎖に(毎日2000年4月13日)
 石棺。1986年4月に爆発した旧ソ連(現ウクライナ共和国)・チェルノブイリ原発4号機から放射能が漏れないように、鋼鉄やコンクリートなどで同原発が覆われた姿を、そう呼ぶ。今年3月27日、約300メートル離れた位置で、石棺を見た。側面は青黒く、重戦車をイメージさせる。
 カメラを構えた時「早く切り上げよう」と今中哲二・京都大原子炉実験所助手(原子力工学)は血相を変えて促した。放射線測定器(瞬間値)は、1時間当たり25マイクロシーベルトを指していた。「ピッ、ピッ」と放射線カウンターもけたたましく鳴り響いた。
 40時間以上その場にいれば、一般の人の年間被ばく限度を超えてしまう高線量の領域だ。今中さんは「私も実験所では、1時間当たり10マイクロシーベルトを超える放射線量だったら、なるべく業務を早く引き揚げる」とつけ加えた。
 事故が終わっていないことを実感させるのは、放射線のモニター音だけではない。石棺自体も崩壊の危険性が、欧米諸国などから再三指摘されている。だが、チェルノブイリ原発は、ウクライナ原子力公社が運営主体となり、発電を続けているのだ。
 事故前、同原発の構内では、原子炉が4基運転中で、2基が建設中だった。4号機が事故を起こすと、設計上の問題も指摘され、5、6号機の建設は中止され、1、2号機も停止した。ところが、3号機だけは「危険だ」という欧米諸国の警告にもかかわらず、運転が続けられてきた。
 
 運転が続く原発の建屋の一角に入ると、まず、事故前の発電所全体の模型を見せられた。次に、原子炉の建屋が吹き飛び、内部にがれきのようなものが散乱する4号機の模型が目に飛び込んだ。
 
 その前で、同公社の原発情報担当のゴロスコッコフ氏は「チェルノブイリ原発と同じ型の原発ならロシアにだってたくさんある。ところが、西欧諸国はチェルノブイリだけ廃止しろと言っているのだ」と不満をぶちまけた。3号機の停止時期についても同氏は「石棺の補強作業、原発全面廃止後の核廃棄物処理などの費用などには1500億円前後の金がかかる。原発に頼っていた雇用や地域の財政も難問だ。とにかく廃止は高くつく」と強調した。
 
取材の2日後の3月29日、ウクライナ政府は、チェルノブイリ原発を今年中に全面閉鎖することを決定した。
同原発の事故は、ウクライナ共和国で国家予算の約6%、ベラルーシ共和国で32年分の事故対策費をのみ込んだとされる。経済がずたずたになったため、同原発の廃止さえできなくなっていた構図だ。ようやく眠りにつこうとしている“最後のチェルノブイリ原発”。ウクライナ政府は、従業員対策だけでなく、原発に代わる代替エネルギーへの国際援助についても、主要な欧米諸国と協議するという。【大島秀利】=つづく

 

■写真3 コンクリートなどで覆われたチェルノブイリ原発。今も高線量の放射線が飛び交う
 

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3.消防士の悲劇山火事のたびに被ばく(毎日2000年4月14日)
 シラカバの木立は、雪解けした沼の水面に映ってゆらゆらと揺れ、黄緑色の小さな芽がわずかにのぞいていた。ウクライナの肥沃(ひよく)な黒土地帯。ミレーの「落ち穂拾い」のような風景の中に民家が点在する。しかし、放射能汚染で避難しており、無人だ。
 
 旧式のボンネット型バスでチェルノブイリ原発から半径30キロ以内の非居住ゾーンを走った。「小麦、ライ麦、ジャガイモ、リンゴ、ニンジン、大地からの贈り物といわれるキノコ……。農民たちはとても豊かだった」と案内役の女性が振り返った。爆発とそれに続く放射能汚染で、10万人前後の農民らがゾーン外の首都キエフなどへ移住した。
 
 道路の両側は、木がない所が多い。放射能で汚染した土などが捨てられ、そのために、木々が枯れたためだ。枯れた森は、数百ヘクタールにおよび、「赤い森」と呼ばれている。最近、植林が始まったが、汚染地であることは今も変わりない。
 
 ゾーン内に「世界を救った人たち」と記された石像があった。バルブを閉める人、放射線を測定する人、放射線障害で苦痛のあまり頭を抱える人、それをかばう人、マスクやエアボンベを身につけて突入する人……。中央にはチェルノブイリ原発を模した彫刻がある。消火や放射能流出防止のため、事故直後に突入した消防士たちの像だ。彼ら6人は高線量の放射線が飛び交う中で決死の作業をして命を落とし、英雄になった。
事故処理に当たった人は「リグビタートル」(ロシア語で後片付けをする人)と呼ばれ、ウクライナ、ベラルーシ、ロシア3国で約60万人とされる。軍人も含まれるが、大半は旧ソ連の各国・各地区から派遣された消防士たちだ。各地区の教会の近くには決まって彼らの墓がある。
 
 しかし、多くの死因が事故処理作業とはされず、長く伏せられてきた。最近のウクライナ、ロシア両政府の公式発表だとその死者は1万3000人という。だが、消防士たちの悲劇は今も続いている。原因は大地の汚染だ。
ウ クライナ政府緊急事態・チェルノブイリ省のタバチニー局長は「汚染地域では年間数回程度の山火事が起こる。消防士たちが出動すると、大地や植物に付着していたセシウム137などの放射性物質が巻き上げられ、消防士たちが吸い込んでしまう。このため、内部(体内)被ばくしてしまう」というのだ。
 
 同省は、防火フェンスや空中からの消火活動によって延焼を防止し、被ばくが少なくなるように努力している。しかし、多大な経費がかかるという。1999年には約400ヘクタールが燃えた。
 
 「消防士1人の1回の火災での被ばく量は10ミリシーベルト(日本の一般人における年間被ばく制限値の10倍)と見積もられ、健康が懸念されるレベルだ」とタバチニー局長は渋い表情で語った。【大島秀利】

 

■写真4 事故処理で死亡した消防士の像=ウクライナ・チェルノブイリ市で
 


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4. 情報隠しへの怒り  民主化住民投票に開花( (毎日2000年4月15日)
 
 チェルノブイリ原発事故から3年後の1989年5月、モスクワで開催されたゴルバチョフ政権下の旧ソ連・人民代議員大会(国会)。ウクライナの地元紙女性記者だった代議員のアラ・ヤロシンスカヤさんが、同原発から約80キロ離れたウクライナのナロジチ市周辺で、避難が必要なほどの高度の放射能汚染があることを示す実測データを暴露した。
 
 政府の事故隠しとグラスノスチ(情報公開と意見表明の自由)の新時代を示すこの出来事をきっかけに、民主化運動に火が付き、ナロジチ市の汚染地区では住民の移住が始まった。
 
 ヤロシンスカヤさんは以降、議会の調査権をフルに使い、住民1万2000人が急性被ばく症状などで入院したという旧ソ連政府の極秘情報も入手した。「原子力関係者は被ばく基準値の引き上げで、被害を小さく見せかけようとした」。当時の情報隠しを批判する口調は今も鋭い。
 
 そのナロジチ市を訪れた。中心部の広場に石碑があった。それは、地区の「墓」だった。放射能汚染で移転し消滅した19地区の名前が刻まれていた。
 
 同市のバレリー助役は「全体で3万人だった人口は、1万3000人に減ってしまった。移住に対して補助ができないにもかかわらずだ。この地域に残るのは年金生活者が約60%。昨年も80世帯が故郷を捨てた」と現状を語った。
 
「一般住民に健康被害はない」という旧ソ連政府の偽りの報告。
 しかし、国際原子力機関(IAEA)は86年、これを追認する報告書を作った。93年4月にWHO(世界保健機関)が「チェルノブイリ原発事故が原因で、ベラルーシの子供の甲状腺(こうじょうせん)がんが24倍増えた」と発表したこととの違いは大きい。IAEAは憲章で原子力平和利用の推進をうたう機関だが、「うその報告をうのみにした」とヤロシンスカヤさんの批判の矢はIAEAにも放たれる。
 
 共産党政権が崩壊した後のロシアも、原発推進を強く打ち出し、新設計画が次々と明らかになっている。
ところが、ヤロシンスカヤさんによると、ロシアはいま原発の住民投票がブームになっている。96年12月にはモスクワの北東約300キロのコストロマ市周辺の住民(人口約100万人)による原発建設をめぐる住民投票が議会の提案で行われ、87%が反対した。
 
 これに対し、原子力エネルギー省は「法律にかなったものではない」と住民投票の効力を否定しようと訴訟を起こし、住民側の怒りを買っているという。「住民投票無効」の主張は、新潟県巻町(96年8月)の住民投票で、反対派が多数を占めた後の通産省などの言い分とよく似ている。
 ロシアでは、南部アゾフ海近くのロストフ・ナ・ドヌー地区の原発予定地でも、住民投票が計画されている。【大島秀利】

 

■写真5 チェルノブイリ原発事故の放射能汚染で消滅した地区を示す石碑=ウクライナ・ナロジチ市で


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5.長引く経済危機   うち切れられる被災者援助 (2000年4月18日)
 
 チェルノブイリ原発事故があった1986年当時、4歳だったナターシャ・ヴァロパエヴァさん(18)は、その日のことを覚えている。「私の家の中に、器具を持った男の人が突然入って来て『家も空気も放射能で汚染されている』と言った。あの時のお母さんの深刻な表情が忘れられない」
 昨年11月に来日してそう語ったナターシャさんは、チェルノブイリ原発の北東約250キロのベラルーシ・クラスノポーリエ地区出身の大学生だ。
 
 周囲は事故直後、風下になったため、立ち入り制限が必要な1平方メートル当たり55万ベクレル以上のセシウム137などの放射性物質で汚染された。地区の172村中で68村が移住し埋め立てられるなどして消えた。事故前に2万3000人だった人口は1万4000人に減った。
 
 ナターシャさんは「お母さんは、天気のいい日も森にキノコやベリーを取りに行ってはいけないと言った。何かとっても怖いことが起こったのだなと思った」と振り返る。
 
 ナターシャさんの高校時代の女性教師は「事故直後はみんな、自分の菜園や森に行かず、安全な食糧を求めた。しかし、いまは経済危機で放射能汚染されたキノコも食べざるをえない。みんな免疫機能が下がり、病気にかかりやすくなった。私の14歳の娘は甲状腺(こうじょうせん)疾患で、9歳の息子は気管支炎で、よくかぜをひく」と心配する。ナターシャさんは、自身を含め、同世代には甲状腺に異常がある人が多いという。
 
 子供たちの甲状腺がんの発生率は、事故前に比べ約100倍になった。クラスノポーリエ地区の子供が何らかの病気にかかる率は86年に比べ98年は4・2倍に増加している。
 
 そんな状況の中で今、チェルノブイリ原発事故の被災者に対する援助が次第に打ち切られている。ベラルーシでは今年、無料の学校給食が有料になった。ウクライナでは、この3年間で被災者に対する一部の免税措置が解除された。
 
 両国とも経済危機で少しでも補助金を打ち切りたいのが本音とされる。
 
 ウクライナ政府緊急事態・チェルノブイリ省は「医療費の無料など、多くの援助措置が残っている。しかし、インフレがどんどん進んでいるために、補償の経済的な意味合いは薄れてきている」と説明した。
 
 「目の前の美しい森に『放射能高汚染地区』という標識を見ると、非常に胸が痛みます。核被害の経験は、広島、長崎、チェルノブイリで十分」。こう話すナターシャさんは、今、大学で経済学を専攻している。「祖国の経済を立て直して、復興に尽くしたい」という抱負を語った。
 
 ナターシャさんを招いた「チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西」などの日本のボランティア団体はミルク、文具や医薬品を送るなど、地道な活動を続けている。
 
「チェルノブイリ」は、終わっていない。【大島秀利】=おわり

 

■写真6 発電所とプリピャチ市をつなぐ陸橋。事故の夜、見物人が橋の上に集まったと言われている。

 


【福島原発事故、飯館村の真実】役人「誰にも言わないでくれ。村長に口止めされてる」

2011-12-17 17:35:44 | 原発・放射能

【福島原発事故、飯館村の真実】

役人「誰にも言わないでくれ。村長に口止めされてる」 

福島県飯館村前田区、長谷川区長さんのスピーチ

Eisbergの日記http://d.hatena.ne.jp/eisberg/20111127/1322433832より

 私は、福島第一原発事故のヒバクシャです。私の住む飯館村プルトニウムが降ったのです。放射能は目に見えませんが、もし見えるならば、私の体は今、ドイツの街を輝かせるクリスマスの飾りのように光っていることでしょう。


 事故が起こってすぐ、私は原発がおかしい、何かが起こっているのではと強く思いました。そして、新聞に三号機の爆発が発表された3月14日、私は慌てて村役場に飛んで行きました。「原発はどうなっているのですか」と問いただすと、「大変なことが起きている。空間放射線量が40マイクロシーベルトを超えている」という説明を受けました。驚いた私が部屋を出ようとすると、役場の人はこう言うのです。「誰にも言わないでくれ。村長に口止めされているんだ」


 しかし、私はすぐさまに帰り、言うなと口止めされたことなど気にせずにの人に危険を知らせました。翌朝、3月15日の朝、6時半に地区の人が続々と集まって来ました。そのとき、外は雨が降っていて、そのうち雪に変わりました。後でわかったことですが、ちょうどその頃、飯館村の放射線量は100マイクロシーベルトを超えていたのです。それを知らせてくれたのはジャーナリストの方です。大勢のジャーナリストが村に来ていたのです。私は、地区の住民に言いました。「外にはなるべく出るな。どうしても出なければならないのなら、マスクをしろ。肌を出すな。外から帰ったら玄関で服を脱ぎ、風呂に入るかシャワーを浴びるかしろ。畑の野菜を食べてはいけない。換気扇を回すな」と。そのとき、北西の風が吹いていました。飯館村原発からの放射能の風をまともに受けてしまったのです。


 私は、ジャーナリストをかき集め、訴えました。「飯館村を避難対象にしてくれ。どうか、それを報道してくれ」。しかし、それはかないませんでした。避難を希望する者がいるなら避難してもよいが、村は避難対象にならないと言われたのです。ですから、一部の人しか避難しませんでした。


 これは公式に発表された村の放射線量です。3月15日の午前6時20分のところを見て下さい。44.7マイクロシーベルト/時と書いてあります。ジャーナリストから知らせてもらった数値は100マイクロシーベルト以上です。なんという違いでしょう。公の発表は正しい数値ではないのです。嘘の報道をしているのです。


 そして、国や県から、専門家達が次々に村にやって来ました。みんな口々に、大丈夫だ、安心しろと言います。しかし、その少し後に、今度は別の大学の先生のチームがやって来て、村中の放射線量を測りました。先生は「おそろしい。こんなところに住んでいてはいけない。私達が集めたこのデータを村長のところへ持って行ってください。避難しなければなりません」と言いました。しかし、村長は「このデータは公表しないでくれ!」と叫んだのです。村長は村を守ろうとしました。村をゴーストタウンにしたくなかったのです。


 そのまま二ヶ月半もの時間が経過しました。避難せずに住み続け、子ども達を被曝させてしまいました。その後、村は計画避難区域に指定されましたが、その前日の4月10日には国の方から偉い学者がやって来て、安全だと言っていたのです。それなのに、翌日の11日になると、「危険だ!避難しろ」と突然言われ、村民は怒りました。


 私は酪農家です。この写真は私が事故後に牛乳を捨てているところです。毎日、牛乳を捨てました。村が避難の対象となったとき、牛は連れて行ってはいけないと言われました。私達は泣く泣く酪農を諦めることになりました。この酪農家の奥さんは、牛が乗ったトラックを「ごめんね。ごめんね」と言いながら追いかけました。そしてこの若者は、東京生まれで、どうしても酪農がやりたくて村へ移住して来た人です。飯館で10年間酪農をやって、ようやく軌道に乗ったとき、それを諦めなければならなくなりました。彼はそれが悲しくて泣いているのです。飯館村では、村人がみんなで力を合わせ、良い村作りに励んで来ました。日本一美しい村に推薦され、認められた村です。その村が放射能に汚染されました。


 そして、ある日、私がもっとも恐れていたことが起こりました。相馬市の同じ酪農家の友人が自殺したのです。この写真に写っているのは友人が亡くなる前に壁に書き残した言葉です。「原発さえなければ」と書いてあります。「2011年6月10日 1時30分 大変お世話になりました。私の限度を超えました。ごめんなさい。原発さえなければと思います。残った酪農家は原発に負けずに頑張って下さい。仕事をする気力を無くしました」。時期を同じくして、隣の地区の102歳のおじいちゃんも自殺しました。南相馬市の93歳のおばあちゃんも「墓へ避難します」と書き残して自殺しました。こういうことが次々に起きたのです。これからも起こるでしょう。


 これは7月下旬の私の自宅の雨どいの線量です。27,62マイクロシーベルト/時と出ています。現在、村民はみな避難していますが、我々は24時間体制でパトロールしています。雑草が伸びきって、温室の屋根を突き抜けています。これが今の飯館村の姿です。


 私は、国が原子力を推進して来たのだから、国は事故の対策をきちんと取ることができるのだろうと思っていました。ところが、事故が起こって、今頃、どうやって除染をしたらよいかの実験をやっているのです。私達村民は、村に戻れるのかどうかもわからない状態です。でもただ一つ、はっきり言えることは、私は子どもや孫を飯館村へは絶対に返さないということです。飯館村の面積の70%は山です。家の周りや農地をいくら除染しても、山の除染はできませんから、山から放射能が移動して来るのです。我々は今から何年か後に、村を捨てる決断をしなければならないかもしれません。可哀想なのは子ども達です。子ども達は飯館村というステッカーを一生背負って生きて行かなければなりません。広島や長崎の被爆者とおなじように、差別を受けることになるでしょう。そんな差別の起きない社会を私達はなんとしてでも作っていかなければなりません。


 今回このようにしてドイツを周り、私はドイツは素晴らしい国だと思いました。なぜなら、福島の原発事故の危険をきちんと見極め、ドイツは脱原発を決めたからです。それにひきかえ日本という国は、こんな事故が起こってもなおかつ、原発を再稼働するという。それどころか、原発を輸出しようとすらしているのです。そんなことは絶対に阻止しなければなりません。これからは、日本人も声を大きくし、戦っていかなければならないのだと思います。


数々の事件に携わったリポーター奥山英志さん、春から行方不明・・そして謎の死

2011-12-12 07:32:01 | 原発・放射能
数々の事件に携わったリポーター奥山英志さん、春から行方不明・・そして謎の死
1 :☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★:2011/09/13(火) 12:46:50.40 ID:???0
★リポーターの奥山英志さんが春から行方不明 洗濯物干されたまま…

・ワイドショーなど情報番組のリポーターとして活躍していた奥山英(えい)志(し)さん(62)が、
 今年春から行方不明になっていることが13日、明らかになった。

 所属先の吉本興業によると、3月11日に発生した東日本大震災のあとに安否確認は
 できたが、その後は音信不通だという。

 同社によると、家族から「連絡が取れない」との知らせを受け、5月19日に同社社員と
 家族が奥山リポーターがひとり暮らししている川崎市内のマンションを訪れた。
 室内は無人で、荒らされた形跡もなく、ベランダに洗濯物が干されたままで浴槽には
 水が張られていたという。

 後日、家族が神奈川県警に捜索願を出したという。

 奥山リポーターは昨年2月、東京都内で開催されたお笑いイベントに出演したのが
 吉本興業所属としては最後の仕事だった。

 奥山リポーターはロス疑惑や日航ジャンポ機墜落事故、地下鉄サリンはじめ一連の
 オウム真理教事件や和歌山毒入りカレー事件など、約30年にわたり数々の
 事件・事故現場からリポートを行っていた。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110913-00000534-san-ent

・13日発売の「週刊女性」が報じている。1人暮らしだった川崎市内の自宅マンションは
 洗濯物が干されたままで、浴槽の水も張られた状態。貯金通帳だけが見当たらず、
 家族が神奈川県警に捜索願を出したという。奥山リポーターが文化人枠で所属している
 吉本興業は、スポーツ報知の取材に対して「本人が無事に戻ってこられることを心から
 願っております」とコメントしている。(抜粋)
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110913-00000036-sph-ent

※画像:http://talent.c.yimg.jp/images/talent/201108/large/m07/m07-1200-110824.jpg

“行方不明”TVリポーターの遺体か…謎の死に「何があった?」

 ワイドショーなど情報番組のリポーターとして活躍し、3月11日の東日本大震災後に消息を絶った奥山英志さん(62)とみられる遺体が東京都内で見つかっていたことが分かった。奥山さんの“失踪”は9月に女性誌が報じたことで明らかになり、その後、「目撃情報」も浮上したものの、行方不明のままだった。

 捜査関係者によると、遺体は都内で4月に発見され、司法解剖の結果、事件性はないと判断された。すでに火葬されている。当時は身元不明だったが、身体的特徴などから、奥山さんだった可能性が浮上。今月8日、遺族が警視庁で火葬前の写真を確認したという。

 警視庁では神奈川県警と連絡を取りながら、DNA型鑑定や指紋による確認を行っている。同庁関係者は「遺体の状況から事件や事故の可能性はないと判断された。病死や自殺の可能性が高いとみられる」と話している。

 所属先の吉本興業によると、奥山さんは川崎市内のマンションで1人暮らし。東日本大震災の直後には安否が確認できていたが、今年5月、同社が家族から「連絡が取れない」と知らせを受け、家族とともにマンションを訪れたところ、室内は無人で音信不通となった。ベランダに洗濯物が干され、浴槽には水が張られていたままで荒らされた形跡はなかったが、神奈川県警に捜索願が出されていた。

 9月に行方不明が報じられた後、「八王子市内のスーパーで酒を買っていた」との目撃情報が飛び出したこともあった。

 奥山さんは約30年間にわたり、事件・事故現場をリポートしていた。1982年、フジテレビ系「3時のあなた」で本格デビュー。ロス疑惑や日航ジャンボ機墜落事故、地下鉄サリンはじめ一連のオウム真理教事件や和歌山毒入りカレー事件など、注目度の高いニュースの現場に立ち続けていた。

 ワイドショーで奥山さんと仕事仲間だった武藤まき子リポーターは、「2月6日に電話をして、仕事は?と聞いたら、『ボチボチやってる。またね』と変わったところがなかったので、信じられません」としばらく絶句。こう続けた。

 「寂しがり屋かと思えば、ぽつんと独りで食事をしていることもあり、悩みを人に言うタイプじゃなかった。『ポコっと死んで誰にも迷惑をかけないのがいいね』なんて言うこともあったけど、それは酒の席で…。どうしたの? 何があったの? と聞きたいです」とコメントした。

http://news.nifty.com/cs/headline/detail/fuji-zak20111210003/1.htm


加害者である東電・東芝・官僚の責任を問わない、免責するということは、間違いなく第2の福島を引き起こす

2011-12-11 21:51:31 | 原発・放射能
加害者である東電・東芝・官僚の責任を問わない、免責するということは、間違いなく第2の福島を引き起こす
 

本澤二郎の「日本の風景」(896)より

<東電捜査は民の声>
 震災復興事業・補償問題・放射性物質の行方などに気を取られている国民が、一つだけ腑に落ちない重大事が、依然として喉にひっかかったままである。史上空前の人災事故・事件である福島原発に捜査当局が沈黙していることだ。政府の意思として、当局に「動くな」と指令を出しているからだろう。これが議会でも問題になっていない。行政と立法が機能不全の状態なのだ。司法も沈黙している。小沢問題に熱中する政府と議会・司法が、もっとも民衆が要望する原発人災事件捜査をしない。「おかしい」という民衆の声なき声が、一段と政治不信を増大させている。
 東電の政界工作は相当徹底している。マスコミさえ追及できないくらい大金をばらまいている。議会とマスコミを抑え込んでいる実態が判明した格好だ。既に3・11から7カ月も経っている。
 原子炉メーカーの東芝のマスコミ工作資金もまた莫大である。安全神話をねつ造した原子炉メーカーに全てのマスコミが、取材していない、問題を明かそうとしていない。東電と東芝に対して、まるで手が出ないのだ。
<法治国家ではないか>
 日本は法治国家である。断じてそうでなければならない。日本国憲法が厳然と存在している。誰も否定できない。戦前の天皇が定めた欽定憲法ではない。
 戦後の吉田内閣のもとで、選挙で選ばれた国民の代表による議会で、圧倒的賛成多数で成立した憲法である。第1章を除けば、非の打ちどころのない戦争を禁じた平和憲法である。道義の理想国家といってもいい。
 問題は3権のリーダーにある。立憲主義さえわかろうとしない無責任な官僚主義が、依然として継続している。彼らは自分たちに都合よく憲法を解釈する。この国の為政者の堕落なのだ。首相・議長は言うに及ばず、最高裁長官さえ、国民から信頼も尊敬もされていない。違うだろうか。
 首相は連日マスコミ報道でよって名前は知られているが、議長や最高裁長官の名前を多くの国民は知らない。しかし、だからと言って日本が法治国家であることに変わりない。
 ならば、この史上最悪の大惨事を捜査する義務が法務・検察に存在する。NOという指示には、断固として辞表を提出して対抗すべきだろう。
<保安院と原子炉メーカーも>
 この大惨事については、一人東電のみに責任があるものではない。政府、とりわけ原発の稼働認可をした経済産業省の原子力安全・保安院、資源エネルギー庁にも徹底したメスを入れなければならない。
 政府当局者の責任だけではない。東電に安全な製品として原子炉を製造、販売した東芝にも重大な責任があるだろう。この原子炉メーカーにはアメリカの意向もあってか、現行法は免責しているようだが、法律を改正して、これまた徹底した捜査を国民は求めている。
 日本国内の原発は54基もある。第2の福島を引き起こさせないためには、原子炉の不備にもメスを入れる必要がある。そうでないと、ただちに全ての原子炉を止めなければならないからである。
 法務・検察は国民に奉仕する責務がある。従って、合法的に血税を懐に入れることが国民と約束している。国民の不信・不安を放置するという無責任など許されようはずもない。たとえ内閣が反対しても捜査をしなければならない。
 検察の不祥事は目に余る。今こそ失地回復する場面であろう。正義の検察に復権する機会なのだ。
<再び過ちを繰り返す日本でいいのか>
 徹底した捜査の効果はというと、いうまでもなく2度と過ちをさせないためである。憲政の神様と謳われた尾崎行雄は、天皇制を容認した日本国憲法を見て「また3発目の原爆が落ちるぞ」と警告を鳴らした。
 尾崎の予言は当たってしまった。過ちをいい加減にやり過ごすと、事件事故も歴史も再び繰り返すものなのだ。世界人権団体の「ヒューマン・ライツ・ウォツチ」は、戦争犯罪者を政治的理由で処罰しないと、その人物は再び戦争を繰り返すというデータを公表して注目を集めた。
 日本ではA級戦犯容疑者である岸信介を首相の座に押し上げた。その結果として、改憲軍拡を叫ぶ右翼と兵器財閥が復権、隣国に不安をかき立てきた。

 加害者である東電・東芝・官僚の責任を問わない、免責するということは、間違いなく第2の福島を引き起こすだろう。その時は、日本列島全体に人間・生き物が住めないような死の列島となろう。予言しようと思う。
<イタリアを見習え>
 福島に衝撃を受けたイタリアは国民投票によって脱原発を選択した。現在、地震を予告出来なかった科学者ら7人が法廷に立たされている。イタリアは近代国家・法治国家なのである。
 2009年4月に発生した中部のラクイラで300人以上の死者を出した地震を予知できなかった責任を、検察は沈黙しなかった。国民の意思に従ったのだ。被告人は災害の危険性を検討する委員会メンバーらだ。日本では「健康に害はない」とNHKでわめいた御用学者や政府官房長官、保安院や東電のスポークスマンは、イタリアであれば法廷に立たされるだろう。
2011年10月16日7時45分記

転載元:http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/51921105.html

暴かれたチェルノブイリ秘密議事録

2011-12-11 21:39:57 | 原発・放射能

暴かれたチェルノブイリ秘密議事録
アルラ・ヤロシンスカヤ
今中哲二・訳
(イズベスチヤ紙、1992年4月24日)

 

チェルノブイリのウソ
 4月26日1時23分50秒、ヒロシマの300倍もの放射能とともに、原子の爆発が鳴り響いた。チェルノブイリ以前、大地にそのようなことが起きるはずはなかったが、今では、すべての人がそのことを知るようになった。しかし、クレムリンの壁の向こうの共産党政治局秘密会議は、機密の封印とともに秘密のままであった。会合の参加者は、チェルノブイリについてすべての真実を知っていたが、ウソと情報隠しにより、国と世界をだましたのであった。彼らはまさに、真実を、東側諸国向け、西側諸国向け、IAEA向け、そして国民向けと振り分けて配給したのであった。国民には、ほとんど何も知らされなかった。

 我々が今日、ソ連共産党中央委員会政治局作業グループの議事録を「公開」できるまでには、チェルノブイリから6年もの年月が必要であった。
 

クレムリンの賢者たちの秘密議事録
 ソビエト連邦最高会議において、私は、チェルノブイリ原発事故時の職員の職務行動を調査する委員会で活動することになった。その委員会には、あらゆる文書を審査し入手する権限が与えられていた。中機械製作省、保健省、国防省、国家水文気象委員会などといった、ほとんどの官庁は、あつれきはあったものの、必要とされた秘密情報を提出した。共産党中央委員会政治局だけが、正式な問い合わせに対応しなかった。私の信じるところでは、1991年8月の出来事がなかったとしたら、このような文書を入手することはなかったであろう。

 共産党を禁止したエリツィンの命令の後、共産党文書保管所からの移管が始まり、チェルノブイリ原発事故処理の問題に関する政治局作業グループ、そのグループの長はルイシコフであったが、その会合の秘密議事録を我々はようやく受け取った。しかし、専門家とか学者が、議会複写室で、議事録のコピーをたった一枚依頼しても、拒否された。議員として、私が申請書を書いても、同じく拒否された。その「拒否権」は、プローニンとかいう、最高会議第2機密部の相談役が持っていた。最高会議事務局特別部の彼の上司、ブルコの話では、彼らには、たとえ議会の委員会の要請であろうと、「機密」とか「最高機密」とかの判のある文書のコピーを許可する権限はない、そのためには、その文書を機密に指定した組織に出向き、機密を解除してもらってからでないと...、ということであった。

 思えば、この手続きがひと騒動で、数カ月もかかった。共産党はもはやなかったが、政治局のいく人かのメンバーは、平穏に人生が送れるよう画策していた。死にかかっている議会において、共産党の手下たちが、組織の秘密を守ろうと用心深く警戒にあたっていた。

 それら貴重な文書を読むと、原子炉の喉元から放出された、重要で最も恐ろしい放射能が、メンデレーエフの周期律表から抜けているのではないか、と感じる。それは、ウソ-86というアイソトープである。ウソが地球規模であればあるほど、破局も地球規模であった。

<ウソその1.放射線の被害>
 政治局作業グループの最初の会合は、1986年4月29日に開かれた。5月の中旬まで、会合は毎日開かれた。(指導者たちは、当時情報がなかった、と何年もの間断言してきたし、つい最近もニコライ・ルイシコフはロシアテレビのインタビューに対して、「そのときは少ししか知らなかった」と誓っている。)

 5月4日から、作業グループには、病院へ収容された住民に関する連絡が入り始めた。

<<機密。議事録その5、1986年5月4日。参加者:政治局員、ルイシコフ、リガチョフ、ボロトニコフ、チェブリコフ。政治局員候補、ドルギフ、ソコロフ。書記、ヤコブレフ。内務大臣、ヴラソフ。
 (...)次の連絡を確認する。5月4日の状況において、病院に収容された者1882名。検査した人数全体は3万8000人。
 さまざまな段階の放射線障害が現れたもの204名、うち幼児64名。18名が重体。>>

<<機密。議事録その7、1986年5月6日。参加者:政治局員、リガチョフ、チェブリコフ、政治局員候補、ドルギフ、書記、ヤコブレフ。
 (...)シシェーピン同志(ソ連保健省第1次官:著者注)からの以下の連絡を確認する。5月6日9時において、病院に収容された者3454名に達する。うち入院中は2600名で、幼児471名を含む。>>

<<機密。議事録その8、1986年5月7日。共産党書記長ゴルバチョフ同志が作業グループの会合に参加。参加者:政治局員、ルイシコフ、リガチョフ、ボロトニコフ、チェブリコフ、政治局員候補、ドルギフ、内務大臣、ヴラソフ。
 (...)数日間で1821名を病院に追加収容。5月7日10時現在、入院中の人数4301名、うち幼児1351名。放射線障害と診断された者、うち520名、ただし内務省関連の従事者を含む。重体は34名。>>

<<機密。議事録その12。1986年5月12日。ここ数日間で、病院収容 2703名追加、これらは主にベラルーシ。入院治療中は1万198名、うち 345名に放射線障害の兆候あり。そのうち子供35名。>>

 作業グループの会合でのこれら一連の秘密情報と、大量の情報の中での一貫した沈黙との関係は、どう解釈すべきなのであろうか。つまりは、貴族のための真実と、農奴のための真実とに分けられていたのである。

 1986年6月4日の議事録その21では、<<ソ連および外国の学者とジャーナリストに対する定例記者会見参加者への指令>>として以下のような準備がなされている。<<病院への収容に関する質問への回答としては...、適切な数字を確認する。この間、医療機関に出向いたすべての人々が検査された。急性放射線障害の診断が、187名の被災者になされ(全員発電所の人員である)、うち24名が死亡した(2人は事故時に死亡)。病院に収容された住民には、子供も含め、放射線障害の診断は確認されていない。>>

 ウクライナ共和国保健大臣ロマネンコは、事故から数年たっても、ウクライナ共産党の(1989年)5月の総会で、以下のように断言している。「全責任をかけてお伝えするが、209名の発病者以外に、現在、放射線と関連したり、関連しそうな発病は、人々には認められない」。

 こうした宣言の謎を解く鍵が、作業グループの文書に秘められている。数千もの放射線被災者が、いかに奇跡的に、突然に健康を回復したか見てみよう。

 <<機密。議事録その9、1986年5月8日。(...)ソ連保健省は、放射線による住民の許容被曝基準を、従来の10倍にするという新基準を決定した(添付書類)。特別な場合には、この基準は、従来の50倍まで引き上げることが可能である。>>(!:著者)。議事録はさらに加えて、<<...かくして、現状の放射線の状況においても、今後2.5年間にわたり、すべての年齢の住民の健康は保証される。>>医療衛生に関する国家水文気象委員会の結論の秘密資料には、ソ連保健省第1次官のシシェーピンと国家水文気象委員会第1次官のセドゥーノフとが署名している。こうして、治療や薬もなしに、数千もの同胞が、1986年5月8日、一挙に治癒したのであった。(その方法の有効さ、簡単さ、「科学性」は次のような思いを抱かせる。薬、医療器具、ベッドの不足という現在の困難を考えるなら、以下のような指令を出したら如何なものか。本年5月1日以降、体温の正常値は36.6度ではなく、たとえば38度、「特別な場合」には39度である、と。)

 事故から数年後、「70年間に35レム」という有名な基準、これにはベラルーシやウクライナの学者、さらにはソ連最高会議の専門家も反対しているが、その基準の提唱者であるイリイン科学アカデミー会員は、議会の公聴会において、以下のように認めている。「基準を、35年間に7レムへと下げるとしたなら、移住を想定する住民数は、現在の16万6000人から、約10倍にも増やさねばなりません。150万人以上の人々の移住であります...。社会としては、そのような行動がもたらす、すべての危険度とすべての利益を秤にかけねばなりません(下線著者)。」その発言を聞きながら私は、いったい誰がそのような秤を操るのであろうか、と考えた。すべての人の命に対して敬虔な医者であろうか、それとも、小骨でも分けるように、この人はこちら、その人はそちらとやってしまう、けちな会計係なのであろうか。その後、そのイリイン自身さえ、以下のように認めざるを得なかった。「160万の子供たちが、我々を心配させるほどの被曝を受けております。これに対してどうすべきなのか、という問題を解決せねばなりません」。注意しておきたいのは、これらの被曝は、「機密」という共産党の判子によって公認された科学的「処方せん」に従い、新しい「基準」によって算出されていることである。文明国家で行われているように、犠牲を許さないという道徳的規範の観点から子供たちを調べるなら、その数字は何倍に増えることになるであろうか。

<ウソその2.汚染農地からの「きれいな」食物>
 <<機密。議事録その32、1986年8月22日。(...)長寿命放射能によりさまざまな濃度で汚染された地域における農業生産活動について、ムラホフスキー同志から連絡された勧告と対策(別添)を確認する。>>
 これらの議事録を残したクレムリンの賢者たちは、セシウム137が1平方km当り1キュリーの牧場からさえも、牛たちが放射能汚染牛乳を産出していることなど知ることはなかった。
 <<...現在保管されているか、今年度買い入れ予定の放射性物質を含む肉は、政府貯蔵庫に適切に貯蔵するものとする。>>

 <<機密。議事録その32第10項添付書類。(...)チェルノブイリ原発による汚染地域での牛の加工に際して、一部の肉に、許容基準を上回る放射性物質が含まれている。現在、ベラルーシ、ウクライナ、ロシアの各州の肉加工冷蔵庫には、1.1×10-7キュリー/kgから1.0×10-6キュリー/kgの汚染レベルの肉が1万トン保管されている。今年の8月から12月にかけては、そのような肉の生産が、さらに3万トン見込まれる。
 汚染食品の摂取により、人々の体内に放射性物質の大量に蓄積されるのを防ぐため、ソ連保健省は、汚染肉を国内に最大限に拡散させ(下線著者)、また、正常な肉と、1対10の割合でもって、それらをソーセージ、缶詰ならびに肉半製品といったものに利用することを勧告する。
  (...)以上のような肉を食用に利用するため、ソ連保健省の要求に従って非汚染肉で10倍に薄めて出荷するには、ロシア諸州(モスクワ市は除く)、モルダビア、カフカス諸国、バルト諸国、カザフスタン、中央アジア諸国の大部分の食肉コンビナートを、その加工のために組織する必要がある。ソ連国家農業委員会議長、ムラホフスキー。>>

 さらに、議事録その32第11項添付書類では、<<8月1日より、ソ連全域において、牛乳中放射性物質濃度の許容基準として、1×10-8キュリー/lという値が適用される。(「クリーン」な牛乳、その12級。著者注。)しかしながら、ベラルーシのいくつかの州のある地区では、牛乳の放射能濃度は、いまだに1×10-7キュリー/lのレベルであり、採用された基準内に収まらず、それらの牛乳の住民への日常的な供給が事態を複雑にしている。ブルガソフ。>>

 <<牛乳の住民への日常的な供給>>への特別な心配、などということを信じられようか。基準を下げれば、「クリーン」はない。また一方、「汚染」もたちどころに「クリーン」になる。まったく、秘密文書には、党に、政府に、ならびに西側向けに、必要な基準、被曝、限度がまとめられている。ソ連最高会議の専門家委員会のメンバーであるブルラコヴァ教授の話では、政府高官の一人が自信を込めて「VDU(暫定許容基準)の引き上げは、政府に170万ルーブルもの節約をもたらした!」と発言したという。

 事故から5年後になってはじめて、多数のソ連人民代議員の要請の後、連邦検察庁はようやく、「汚染」食品製造の事実を、刑事事件として取り上げた。検察庁第1次官のアンドレーエフは、議会の委員会に次のように伝えた。「... 1986年から1989年にかけて、許容基準を上回って上記の地域で生産された量は、肉4万7500トン、牛乳200万トンであった...ベラルーシの国境を越えて出荷された汚染肉は、1万5000トンであった。このような状況は、実質的に国全体へ汚染食品による放射能をもたらし、住民の健康状態に悪影響を起こし得るものである」

 1989年、ロシア共和国内閣の正式な承認のもと、ブリャンスク、モギリョフ、キエフ、ジトミール各州からの「汚染」肉が、アルハンゲリ、カリーニングラード、ゴリコフ、イワノフ、ウラジーミルその他の各州と、アルメニア共和国のチュフシエとコミ州に出荷された。
 連邦は崩壊し、連邦検事局も検事総長もいなくなった。しかし、「チェルノブイリ原発に関するブルジョア組織や工作員の情報ねつ造を摘発するための宣伝工作を強化しよう」と呼びかけた党官僚たちに罪があるように、独立した検察局が沈黙をつづけるなら、民主主義者にも、同じように罪があると言えよう。

<ウソその3.新聞報道について>
 政治局作業グループの会合について記事にすることは、もちろん許されなかった。ただ一度、5月26日(議事録その18)中央紙の編集長たちが会合に招集された。そして次のような指令が与えられた。<<第1に関心を向けるべきは、避難住民の正常な社会生活と労働条件を確保し、ならびに事故処理のために、共産党中央委員会と政府によってとられた諸対策についてであり、これらの対策実現のための積極的な活動を広く知らせることである。>>

 ほとんど毎回の会合で、新聞、テレビ、記者会見のための情報に関する問題が検討されている。すべての原稿が確認され、発表のための具体的なデータが指示されている。

 <<機密。議事録その9、1986年5月8日。(...)4.ボロビエフ同志とゴギナ同志のテレビ出演について。チェルノブイリ発電所の状況が改善されたことを考慮すると、上記の出演は控えた方が適切と考える。(...)6.ヨーロッパ諸国がソ連からの輸入制限を導入するとのタス通信の報道について。上述のメッセージの文章を承認する。1986年5月9日に発表のこと。(...)9.定例政府発表について。発表の文章を承認する。特別指令の後にそれを発表すること。>>

 <<機密。議事録その5、1986年5月4日。(...)タス通信発表の文章を承認する。連邦内閣の定例発表は、5月5日に延期する。>>
 興味深いことに、議事録の文章には作成者の名前がない。これは、たまたまのことではない。跡を残したくなかったからである。

 <<機密。議事録その1、1986年4月26日。(...)10.政府発表について。新聞への政府発表の文章を承認する。チェルノブイリ原発事故と事故の影響への対策に関して、資本主義諸国の指導者たちに伝える文章を承認する。チェルノブイリ原発事故の影響処理の状況に関して、社会主義諸国の指導者たちに伝える文章を承認する。>>
 要は簡単である。国内用には第1の情報を、より正しくは情報隠しを、社会主義ラーゲリの兄弟たちには第2の情報を、「忌々しき」資本主義者には第3の情報を、ということである。

 <<機密。議事録その7、1986年5月6日。(...)モスクワ第6病院においてアメリカ人の医師が働いていることを考慮すると、当該病院において治療中の病人の数と病状に関するデータについては、適切に発表すべし、という連邦保健省の提案に同意する(下線著者)。>>

 <<機密。議事録その3、1986年5月1日。(...)チェルノブイリ発電所に隣接する地区にソビエトの記者の一行を派遣し、新聞やテレビのために、それらの地区の生活が正常に営まれていることを取材させる。>>

 いわば、お定まりの記事が許され、他の記事は禁止された。といっても、ときおり他の記事も出回ったり、失敗したりした。
 たとえば、イズベスチヤ紙の特派員マトゥコフスキーのベラルーシからの試みは、高級な会合の注意を惹いてしまった失敗例である。

 <<機密。議事録その28添付書類。テレタイピストたちへ。この電報は、局長以外に見せてはならない。コピーは廃棄せよ。(...)お知らせ。ベラルーシにおける放射能汚染の状況はきわめて複雑であることをお伝えする。モギリョフ州の多くの地区では、これまで我々が書いて来た地区のレベルを越える放射能汚染が観測されている。あらゆる医療文献を参照したところでは、これらの地区に人々が滞在することは、生命に対する大きな危険と関係するものである。(...)テレックスによってこのことを皆さんにお知らせする。なぜなら、この問題に関する電話での会話は禁止されているからである。1986年7月8日、マトゥコフスキー。>>

 記者の警告電報は、政治局作業グループに引き渡された。それを見て次のように決定された。

<<すべてを検査する必要がある。その結果を7月20日までに作業グループに報告すること。>>
 
 この不愉快な問題に関しては、これ以上に会合には出ていない。だれもその結果について報告していない...
 
 ソビエトや外国の記者に対する会見は、次のように準備された。

 <<機密。1986年6月4日(...)議事録その21添付書類。2.チェルノブイリ事故処理対策について...住民の安全確保、とりわけ汚染地域住民に対してとられた膨大な対応策について周知させること(...)。4.チェルノブイリ発電所から大気中に放出された、たいしたことはない量の放射能の拡散によって、生態系ならびに物資的にあたかも重大な損失がもたらされている、というような西側諸国のマスコミや当局の主張に対して、それらの主張には根拠がないことを示すこと。>>

 「たいしたことはない量」とは、なんと、セシウム137だけで広島原爆の300個分である。「重大ではない損害」とは、独立した専門家の評価によると、2000年までの損害額は、1989年の価格で、1800億から2000億ルーブルにのぼる。ただし、その計算には、何千もの人々の病気にかかわる損失は入っていない。

 *****

 さらに、ウソその4、事故処理に参加した軍隊について、ウソその5、発電所従業員の新しい町、スラブチチの放射能汚染について、ウソその6、事故後のチェルノブイリ発電所における「政治教育」とその要員の選出について、などなどと続けることができよう。

 この度の秘密文書は、古い真実を明らかにしている。自らの保身のため、「体制」は、その度に、必然的に邪悪をなし、必然的にその行為を秘密にする。イパティエフの子らが、ツァーリの家族に生まれたというだけの罪で、家の地下室で秘密裡に銃殺されて以来、「体制」は、何百万もの人々を、銃殺にしたり、裁判や審理もなくラーゲリや精神病院に押し込めてきた。「体制」は、ノバチェルカスクのデモの人々を殺し、アフガニスタンでは「黒いチューリップ」を積み上げ、トゥビリシでは神経性ガスをまき散らし、バクーとビリニュスへは戦車を投入した...チェルノブイリは、放射能という毒ガスによる緩慢なる死であり、同じく、「体制」による自らの民衆に対する犯罪である。

 自分の子供を食べてしまうメドゥーサ伝説のゴルゴンのように、「体制」は、何十年にもわたって、整然と民衆を殺し続けてきた。ゴルゴンに勝利する方法はただ一つ、それは、よく知られているように、彼女の頭を切り取ることである。

(終わり)

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08. 2011年10月16日 19:45:02: GNcNi6mjs6
これはセシウム137の大気中のシミュレーションですが…
ウラン・プルトニウム等のホットパーティクルの飛散についての
参考となるものと考えます。
http://www.youtube.com/watch?v=lYZJLK9OdAY

1号機の爆発(3月12日午後3:36時頃)
爆発前1号機の燃料プールには約68トンのウラン燃料があった。
爆発後上空写真からその存在が確認出来ない。
瓦礫にうまっているようにみえる。
もしかしたら3号機同様空になっている?
北(宮城・岩手の海岸線方向)に放射能の雲がながれた。
この日の夜は東北地方海岸線で若干の降水があった場所もある。

3号機の爆発(3月14日午前11時すぎ)
爆発前3号機の燃料プールには約98トンのMOX燃料があった。
爆発後ほぼ空っぽの状態。
3号機爆発前後の風向きのデータが公開されていないが、
大きく風向きに変化があり、北へ流れていたのが太平洋の方向、
そして15日には南に流れた(千葉・東京・神奈川方面)。
15日・16日は関東地方に降水があったので、関東地方の汚染も
深刻です。下水処理場の焼却での二次汚染も深刻です。

ウラン燃料に含まれるウラン235が米国でも検出されている
ことから、1号機のウラン燃料が大量に漏れ出した可能性がある。
http://onihutari.blog60.fc2.com/blog-entry-44.html
http://www.hontonihonto.com/log/2008/06/06-1015.html

つまり、少なくとも1号機の爆発でウラン等のホットパーティクル
(0.5ミクロン~2ミクロン程度)が津波で発生した震災瓦礫
の上に降り積もっている可能性があり、これを焼却すると、
ヨウ素・セシウムのみならず、危険なホットパーティクルとなった
α線核種も漏れ出すということです。

湾岸戦争で戦場となったイラクのファルージャでは多国籍軍が使用した
劣化ウラン弾(バズビー博士によれば”広島原爆40発相当”)で
生まれてくる赤ちゃんの8割に重い身体障害がみられ、
更に小児ガンの発病が12倍になりました。
http://www.youtube.com/watch?v=yIZZZGCruvY

欧州放射線リスク委員会科学議長のクリストファー・バズビー博士は
福島原発事故の放射能は”少なくとも広島原爆7万5千発相当”
とおっしゃっている。

震災瓦礫の焼却は決して安全ではありません。

ホットパーティクルとなったウランやプルトニウムは、ほとんどγ線を
出さないので発見が非常に困難です。

例えるなら、ステルス戦闘機やステルス爆撃機のようなものでしょうか…

*********************

日本は、今、チェルノブイリのときと同様に、

世界へ向けて嘘を広めている。

安全をアピールするためならなんでもするだろう。

現に、血税を大量に使って偽装工作を行い、

安全でない場所(チェルノブイリの強制移住区域を越える場所)

に多くの人を住ませたままにして、人の命まで犠牲にしている。

 

外務省:「日本安全」つぶやいて ツイッター発信者招待へ - 毎日jp(毎日新聞)

15億かけて「日本安全ツイートをして貰うために 欧米や中国、中東から「読者の多い発信者」招待へ
http://ceron.jp/url/mainichi.jp/select/seiji/news/20110919k0000e010026000c.html


X線、CTスキャンも安全ではない「日本人のがん死の4.4%は放射線検査によるもの」

2011-12-11 20:02:28 | 原発・放射能

 ◆X線、CTスキャンも安全ではない

 日本人のがん死の4.4%は放射線検査によるもの

 

放射性物質が出す放射線には、γ線(ガンマ線)という電磁波もあります。

X線やCTスキャンの放射線はこのγ線です。これは、コンクリートの壁でやっと止まるくらい、

透過力があります。なので、肺がんや脳血栓の検査に使われる、X線やCTスキャンに利用されています。 

 新聞やテレビに出てくる放射線の専門家はよくX線やCTスキャンと比べて、

「だから、これくらいの放射線は大丈夫」と言います。本当にそうでしょうか? 

 しかし、X線を年に何度も浴びたり、同じ部位のCTスキャンを数年間に渡って何度も

取ったりすることは、その部位の発ガンリスクを非常に高めます。

エジソンはX線画像を見ることができるX線透視装置を発明しましたが(1886年)、

その実験台に助手のC.ダリーを使いました。

ダリーは実験のために、両手、両足に何度もX線を浴びました。

 

彼は、皮膚がんを発病し、結局、手術で両手両足を切断後、がんが原因で死にました。

エジソンは「X線が私の助手のダリー氏に有害な影響を与えた……」と気づいて、

すべてのX線の研究をやめました。

その後、学会は、X線の量を少なくし、X線技師が年間に浴びてもいい被ばく線量を決め、

X線をとるときはX線技師は鉛の部屋に避難することが義務づけられるようになるのです。 



日本人はヨーロッパの多くの国の人々に比べ、X線、CTスキャンの受信率が非常に高いです。

イギリスの7倍もの頻度です。日本のすべてのがん死のうち、4.4%はこのγ線による検査

(X線、CTスキャン)によるもの、というイギリスの報告もあります。

(A・べリングトン 2004年 『医療用X線による発ガンリスク』)

 

X線検査やCTスキャンは、本来、肺がんが疑われる人、脳の血栓ができている兆候がある人が受けるべきものであり、人間ドッグで健康な人が受けるべき検査ではありません。 

ここまで転載元:http://portal311.jimdo.com/2011/06/25/%E4%BB%8A%E7%A7%81%E9%81%94%E3%81%8C%E5%8F%97%E3%81%91%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E8%84%85%E5%A8%81-%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%AE%E8%AA%AC%E6%98%8E%E6%96%87%E3%81%A8%E5%9B%B3/

ここから転載元:http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/363.html 

07. 2011年3月17日 11:44:35: MiKEdq2F3Q

レントゲン検診での発ガンを疑う例

乳がん検診のくじ引き試験
Can Med Assoc J, v147,p1459,1992

カナダでの乳がん検診の効果を確かめるくじ引き試験
対象:40~49歳の女性5万人、試験期間平均8.5年
触診だけの放置群、触診+マンモグラフィ、年3回の検診群

            放置群   検診群
     総死亡    :156人 - 159人
     乳がん死亡: 18人 ー  29人
           検診群のほうが60%増
http://www5.ocn.ne.jp/~kmatsu/gan.htm

 


日本政府は多種多様な健康被害が起こるのを受容している ドイツ放射線防護協会

2011-12-07 12:38:19 | 原発・放射能

日本政府は多種多様な健康被害が起こるのを受容している 

ドイツ放射線防護協会

日本で現在通用している食物中の放射線核種の暫定規制値は、商業や農業の損失を保護するものですが、しかし住民の放射線被害については保護しません。この閾値は日本政府が、著しい数の死に至る癌疾患、あるいは死には至らない癌疾患が増え、その他にも多種多様な健康被害が起こるのを受容できると表明したものに等しいものである

 

全ソース⇒ドイツ放射線防護協会から日本の政府への勧告と、市民、科学者への呼びかけhttp://tkajimura.blogspot.com/2011/12/blog-post.html 

放射線防護協会
会長   Dr. セバスティアン・プルークバイル

 


広めよう!知られざる事実を歌詞にした歌『きたっ♪』

2011-12-06 07:28:28 | 原発・放射能

広めよう!知られざる事実を歌詞にした歌


ヒューマンエラーより
http://kinokokumi.blog13.fc2.com/?mode=m&no=2520&cr=9cdbd102357605b87b4fbc9a343e401c

きたっ♪
 

人類ははるか昔、
本当の時を奪われたせいで五感が低下し

テレパシーだとか
想念の力だとか

今とは想像を遥かに超えた
別の次元のクリエイティブなテクノロジーを
失ってしまったんだよ

いつの時代も毒を持った悪い奴らがいて
その能力を独占するために偽物の時間を作り出し

物質に頼る文明を発達させるために
破壊という科学を生み出して

戸惑う人びとに対して自分たちの身勝手な
屁理屈を定義つけるために宗教を操り

その裏でエネルギーを牛耳って
経済というお金のシステムを構築してきた代わりに
偉大な能力を失ってしまった

何千年もかけて遺伝子的に記憶障害が起こり
何度も何度も生まれ変わって
完全にその能力を忘れてしまった俺たちは
記憶喪失なのだ

四次元の科学や哲学の話で
ファンタジーに興味のない人には面倒臭がられるけど

まー要するにお金を儲けるためにメディアを駆使し
人々をコントロールし 騙して 自然を破壊し
無責任に危ないものをいっぱい作ってきた奴らが

自然を愛し 自然を育んで
自然と共に生活してきた人たちに

長年に渡ってものすごい苦痛を与えてきた
事実が明らかになってくると

犠牲になってきた人たちの上に
電気っていう暮らしがあるんだよ

そして パンドラの箱の底を覗くと
太陽光発電だとか 無限エネルギーだとか

自然を壊さなくても自然を利用した技術が発達してて
今は原発がなくても十分電気が賄える時代なんだよ
しかも低コストで

今ある原発をすべて止めても
水力火力をフル稼働するだけで賄えるんだよ

それを隠して騙す理由は
ものすごい利権が絡んでいるのさ

金だよ 金

末期的に気が狂ってるよコイツらは

原発一基作るのに1兆円ほどの援助金が
国から電力会社におりて

電力会社はターゲットを決めて
その土地の人たちに近づいて

金をばら撒くんだよ

おっさんをキャバクラに連れてって
お年寄りを温泉旅行
接待 接待 接待

街が復興するよなんて子供だましな嘘ついて
反対派推進派に人々の心を
お金で引き裂いていくマニュアルがあって

海を売った漁師に莫大な漁業権を支払って
安全対策やら 危ない秘密の実験やら
プロパガンダの広告費で莫大にかかってる

そのお金はみんなの税金だよ

そうやって59基ある
日本の原発が作られてきたんだよ

体に50個以上の時限爆弾を
つけて生活してるのと同じで

1個でも爆発したら
そこにはもう人が住めなくなるし

なんにも生息できなくなって
じわじわと汚染が広がっていく恐ろしいものが
59個あるんだよ

嫌なイメージだけど
核の平和利用の名の下に

日本は核兵器を持ちたいがために
これだけ強行して作ってきたんだよ

中国電力は山口県上関町の田ノ浦の
美しい海岸を埋め立てて

これから日本最大級の原発を
2基作ろうとしてて

その対岸に住む祝島の人たちは
30年も反対してやめてくれって言って
生活をほっぽり出して
必死に食い止めてきてるんだよ

豊かな自然と共に
みんなそこにずっと住んで生活してるんだぜ

歴史もあって
広大な自然が残ってる素晴らしいとこなんだぜ

そんなの全部無視して強行しようとしてるんだぜ

この期に及んで
「福島原発とうちは関係ありません」って言って
毎日工事してるよ

愚かだよね

この前地震があった静岡の浜岡原発も
大丈夫っていまだに止めてないし

何が大丈夫
はぁ?

お前の頭が大丈夫なのかよ

末期的に気が狂ってるし
宗教よりもきつい洗脳されてるっていうか

自分たちで安全安全ってほざいてきた
その呪縛にかかってるよね

ほんとに馬鹿

でもそんな馬鹿野郎に騙されてきた
俺達も馬鹿野郎だし

完全に罠にはまってるよね

ツイッターやネットで原発を反対している人の
揚げ足を取るようなレス多いけど

そんなやつほど薄っぺらく
なんにも実態がわかってないし

情けなくなるぜ

そんな君達も原発を推進するなら
応援するなら

広島・長崎の原爆
第五福竜丸の被曝

1953年国連で
核の平和利用のキャンペーンが始まり

その裏でソビエトとアメリカが冷戦下で
核開発を競い合って

読売新聞 読売テレビの正力松太郎を介して
アメリカから日本に原発計画が進められ
ウランが渡ってきたところから日本に原発が誕生し

今にいたるまで知ってから話してくれよ

気持ちは変わると思うぜ

原発によって社会全体に影響している
負の連鎖なんて見えてきたら

吐き気がしちゃうよ

まともな心を持っていればね

テレビや新聞は騙すために使われているよ
特に日本はひどいよ

今もテレビの報道機関はひど過ぎるね

プルトニウムのプの字がやっと出てきたね
この世で一番危険な物質だよ

福島の3号機は
関西電力の星野監督が出てるCMでもお馴染みの
プルサーマルだよ

プルトニウムで発電してるやつさ

星野さんも反省してるかな
あれが爆発してるんだぜ

なのに次の日の新聞の一面は

計画停電

プロパガンダだぜ

自分たちの悪事を隠すために
いったいどれだけの人を犠牲にするんだよ

ふざけんなバカヤロー

プルトニウムは放射線とは比べちゃいけないよ

この物質を少しでも吸い込んだら
すべての細胞やられちゃって
遺伝子もぶっ壊されて
再生もできなくなるんだぜ

それが漏れてるにもかかわらず
長い間プの字に触れないやつらの口癖は

ただちに人体に影響はない
ただちに人体に影響はない
ただちに人体に影響はない

今年の流行語大賞だぜまったく

一大殺人集団 組織犯罪だよ

原発に関してだけじゃなくても
しっかり情報が公開されていれば
救えた命はもっとあったはずだよ

テレビ局イコール原発

このシステムがいかれてるぜ

人の命をなんや思ってるねん
あほんだらボケカス!

まぁそうやって嘘つきまくって
人々騙してきたやつらが
今何をやってるかっていうと

国民のことよりも責任を逃れるために
頭フル回転させて必死で言い訳を考えてるよ

それが奴らの仕事さ
おかしいよね

ヒューマン・エラーだぜ

もうバレバレだよ

全世界が見てるよ

今世界中がこの日本に襲ってきた痛みを
日本人がどう乗り越えるか注目してるよ

日本の若者がどう行動するか

アーティストやミュージシャンが
この痛みをどうアートにして訴えて
思いを込めて乗り越えるのか

世界中のみんなが見てるぜ

日本は一大事なんだよ

揚げ足を取り合いしてる場合じゃねーんだよ
もう寝てる場合じゃねーんだよ

原発なんてもう時代遅れ

スウェーデンなんて原発は破滅に向かってるから
原発をやめますかって
やめたら始めのうちは苦労しますけどって
国民に真実を話したら

国民はやめようっていって
すでに原発なしでやっていこうとしてるぜ

日本もとっくに自然エネルギーの技術だけで
やっていける技術は持ってるんだよ

それを騙して 脅して 隠してるだけ

お金のために

早く気づいておくれよ!

どうしてそんな無関心でいていられるのさベイビー

青森県六ケ所村の核の再処理工場には
核の廃棄物用の3千トンのプールがあって
核の廃棄物があふれてて

埋め切れないから廃液を海に捨ててるんだぜ
信じられないだろ

それをみんなに黙ってるんだぜ
隠してるんだぜ

その工場が爆発したら日本どころじゃなくて
地球がつぶれるほどの核がそこにはあるんだよ

原発に関してだけでも隠してることは
たっぷりあるんだよ

まだ騙そうとしてる現実がこの前の計画停電さ

あれは国民に
原発がなかったら不便だとか困るとかって植えつけて
原発をこれからも維持するために
わざとやってるんだよ

そんなことやったせいで
死人まで出たんだぜ

そんなことしなくても
オール電化が流行ってるくらい
日本の電力は余り余ってるんだよ

みんな、普通に考えてくれ

日本は温泉大国でそこら中に温泉があるだろ
温泉掘って地熱発電もできるんだよ

フィンランドの人たちは
なんで日本は地熱発電しないんだって
首をかしげてるよ

日本は島国だから
潮の満ち引きを利用した無限エネルギーも有効で
開発は進んでるんだよ

送電線一つにしても
今使ってる電線は発電所から
それぞれの家庭や施設やビルに届くまでに
ものすごい電気を垂れ流してるんだぜ

君の家に届くまでにものすごいロスがあるんだよ

今は電気が殆どもれない送電線が
すでに日本にはあるんだよ
日本人の技術はすごいんだぜ

一兆円あったら太陽光どんだけ作れるんだよ

なぜそうしないかって?

核兵器と金だよ
薄汚い金!

ものすごい利権が絡んでるのさ
それにみんなたかってるの

日本の電気は独占企業で
それ自体が法律違反してるよ

みんな、何のために税金払ってるんだよ

カネ・カネ・カネ・カネ・カネ

お金も大事だけど
もっと大事なものもあるよね

そこを忘れちゃいけないよ

お金があっても家は買えるけどホームは買えない
時計を変えても時間は買えないし
本は買えても知識は買えない
ベッドを買えても眠りは買えない

医者に診てもらうことはできても病は治らない

電気を買ったら自然が壊れちまったよ

なにかしてあげたくてもお金しか出せなくて
モヤモヤしてる人いっぱいると思う

お金を出すことは善意でいいことだけど

自分の出したお金がその出したところに
どういう風に使われて
どう人の役に立つのかってまで考えて
義援金を出してる人は少ないね

ただモヤモヤした気持ちを
お金を出すことですっきりさせているだけで
無関心な人 多いね

その会社が儲かってるだけかもしれないよ

だからたとえばライバル電力とか作って
京都でいうと京都中の屋根を太陽光にして

京都なんて100メートルも掘れば
どこでも温泉出てくるし
一家に一風呂なんて粋じゃない

それで地熱発電にして
地熱は弊害もあるしそこはみんなで考えて
バランスとって

京都はダムもあるし
曇ったって大丈夫

雨なら今ある水力で
これ以上自然を壊さなくても
電力供給できると思わない?

もちろんそれをするには資本がいるし
支援金を募集してそのお金を具体的に
どう使って具現化していくか

プロセスもしっかり公開して
みんなでやっていけたらいいよね

使い道がしっかり公表されて
有意義ならお金を出す価値があると思うよ

義援金詐欺があるくらいだし
大企業だからって信用しちゃいけないよ

大企業だからこそうまくごまかせるんだよ

こんなこと言いたくないけど

今の日本じゃ情けないけど
信用できないね

原発は今まで俺たちの暮しを支えてくれました
今まで実態を知らずにそれを許してきました

本気で原発を設計してきたその危険性を
一番わかってる技術者の人も

俺たちが遊んでいる間も

高い給料もらって必死に設計してくれたんじゃないかな

百歩譲って原発に感謝しようって気持ちはあるんだけど
騙されてきたんだし
やっぱり感謝できないよね

そして後の何世代にも渡って核を残す
汚れたものをこの国に無責任に作ってきた

電力会社
原子力安全保安院
官僚
政府
財界のお偉いさん
大企業
マスメディア
御用学者

そして
それらに関係する奴らのおかげという名の戯劇を
これ以上見るのは悲し過ぎますが

この確信犯たちに目を背けずに
真実の目でしっかり追求し
これからどこへ向かっていくべきなのか

真実を知ろうとする気持ちがあれば
クリエイティブなイメージが生まれ
具体的な提案を示すことができるし

何千年かけて失ったものを
また何千年かけて取り戻せる
きっかけにもなるはずだよ

とにかくもう 原発は必要ない

これ以上無関心で騙され続けたら破滅するぞ!

電気が足りる足りないの問題じゃねーんだよ!

電気がなくても生きていけるけど
自然がなかったら生きてけないだろ

取り返しのつかないことが
もうすでに起こってるんだぜ

人間のエゴに巻き込まれた動物や植物たちにも
迷惑どころの話じゃねーし

何が一番可哀想かって?

子どもが一番可哀想だろ!

俺たちの未来なんだぞ
守ってやれなくてどうすんだよ!

50年100年200年後の世代に
今の俺達のこの時代を
ヒットラーと呼ばれてもおかしくないぜ

みんなが事実の裏に隠された真実を見れば
武器なんて物騒なものを持たなくても
一撃で世の中ひっくり返るんだよ!

どんなに遠回りしたって
何度生まれ変わったって
目指すところはひとつさ

愛だろ 愛だろ 愛

綺麗事でもねぇし
照れてる場合じゃねぇんだよ

ラブなんだよ!

愛なんだよ

ラブって言ってみろよ
愛って言ってみろよ

愛って言ってみろバカヤロー!

だからバカヤローって叫ぶんだ

バカヤロー!
バカヤロー!
バカヤロー!
バカヤロー!
バカヤロー!

さぁ立ち上がれ!
声上げろ!

原発絶対反対!
原発絶対反対!
原発絶対反対!
原発絶対反対!

ただちに撤廃せよ



アレバと東芝と日立の
インチキ浄水器530億円返還させろ!

デタラメ移動除染費、年間数兆円を凍結しろ!

汚染野菜を全部公務員が買い取って食って応援しろ!

特別会計330兆円の使途不明金の帳簿を公開させろ!!!

経団連の輸出戻り税を返還させろ!!!

雇用助成、エコ助成など、ただの泥棒を立件せよ!

なめてんじゃねーぞ!!!

ごりゃーーー

 


調査報告/原子力発電所における秘密「住民の被曝と恐ろしい差別」

2011-12-04 21:25:36 | 原発・放射能

04. 中川隆 2011年3月15日 17:18:45: 3bF/xW6Ehzs4I : MiKEdq2F3Q

住民の被曝と恐ろしい差別


 日本の原発は今までは放射能を一切出していませんと、何十年もウソをついてきた。でもそういうウソがつけなくなったのです。

 原発にある高い排気塔からは、放射能が出ています。出ているんではなくて、出しているんですが、二四時間放射能を出していますから、その周辺に住んでいる人たちは、一日中、放射能をあびて被曝しているのです。

ある女性から手紙が来ました。二三歳です。便箋に涙の跡がにじんでいました。「東京で就職して恋愛し、結婚が決まって、結納も交わしました。ところが突然相手から婚約を解消されてしまったのです。相手の人は、君には何にも悪い所はない、自分も一緒になりたいと思っている。でも、親たちから、あなたが福井県の敦賀で十数年間育っている。原発の周辺では白血病の子どもが生まれる確率が高いという。白血病の孫の顔はふびんで見たくない。だから結婚するのはやめてくれ、といわれたからと。私が何か悪いことしましたか」と書いてありました。この娘さんに何の罪がありますか。こういう話が方々で起きています。

 この話は原発現地の話ではない、東京で起きた話なんですよ、東京で。皆さんは、原発で働いていた男性と自分の娘とか、この女性のように、原発の近くで育った娘さんと自分の息子とかの結婚を心から喜べますか。若い人も、そういう人と恋愛するかも知れないですから、まったく人ごとではないんです。 こういう差別の話は、言えば差別になる。でも言わなければ分からないことなんです。原発に反対している人も、原発は事故や故障が怖いだけではない、こういうことが起きるから原発はいやなんだと言って欲しいと思います。原発は事故だけではなしに、人の心まで壊しているのですから。

私、子ども生んでも大丈夫ですか。たとえ電気がなくなってもいいから、私は原発はいやだ。
 最後に、私自身が大変ショックを受けた話ですが、北海道の泊原発の隣の共和町で、教職員組合主催の講演をしていた時のお話をします。どこへ行っても、必ずこのお話はしています。あとの話は全部忘れてくださっても結構ですが、この話だけはぜひ覚えておいてください。

その講演会は夜の集まりでしたが、父母と教職員が半々くらいで、およそ三百人くらいの人が来ていました。その中には中学生や高校生もいました。原発は今の大人の問題ではない、私たち子どもの問題だからと聞きに来ていたのです。

 話が一通り終わったので、私が質問はありませんかというと、中学二年の女の子が泣きながら手を挙げて、こういうことを言いました。 

 「今夜この会場に集まっている大人たちは、大ウソつきのええかっこしばっかりだ。私はその顔を見に来たんだ。どんな顔をして来ているのかと。今の大人たち、特にここにいる大人たちは農薬問題、ゴルフ場問題、原発問題、何かと言えば子どもたちのためにと言って、運動するふりばかりしている。私は泊原発のすぐ近くの共和町に住んで、二四時間被曝している。原子力発電所の周辺、イギリスのセラフィールドで白血病の子どもが生まれる確率が高いというのは、本を読んで知っている。私も女の子です。年頃になったら結婚もするでしょう。私、子ども生んでも大丈夫なんですか?」と、泣きながら三百人の大人たちに聞いているのです。でも、誰も答えてあげられない。

 「原発がそんなに大変なものなら、今頃でなくて、なぜ最初に造るときに一生懸命反対してくれなかったのか。まして、ここに来ている大人たちは、二号機も造らせたじゃないのか。たとえ電気がなくなってもいいから、私は原発はいやだ」と。ちょうど、泊原発の二号機が試運転に入った時だったんです。

 「何で、今になってこういう集会しているのか分からない。私が大人で子どもがいたら、命懸けで体を張ってでも原発を止めている」と言う。

 「二基目が出来て、今までの倍私は放射能を浴びている。でも私は北海道から逃げない」って、泣きながら訴えました。

 私が「そういう悩みをお母さんや先生に話したことがあるの」と聞きましたら、「この会場には先生やお母さんも来ている、でも、話したことはない」と言います。「女の子同志ではいつもその話をしている。結婚もできない、子どもも産めない」って。

 担任の先生たちも、今の生徒たちがそういう悩みを抱えていることを少しも知らなかったそうです。

 これは決して、原子力防災の八キロとか十キロの問題ではない、五十キロ、一〇〇キロ圏でそういうことがいっぱい起きているのです。そういう悩みを今の中学生、高校生が持っていることを絶えず知っていてほしいのです。

 

原発がある限り、安心できない


 みなさんには、ここまでのことから、原発がどんなものか分かってもらえたと思います。

 チェルノブイリで原発の大事故が起きて、原発は怖いなーと思った人も多かったと思います。でも、「原発が止まったら、電気が無くなって困る」と、特に都会の人は原発から遠いですから、少々怖くても仕方がないと、そう考えている人は多いんじゃないでしょうか。

 でも、それは国や電力会社が「原発は核の平和利用です」「日本の原発は絶対に事故を起こしません。安全だから安心しなさい」「日本には資源がないから、原発は絶対に必要なんですよ」と、大金をかけて宣伝をしている結果なんです。もんじゅの事故のように、本当のことはずーっと隠しています。

 原発は確かに電気を作っています。しかし、私が二〇年間働いて、この目で見たり、この体で経験したことは、原発は働く人を絶対に被曝させなければ動かないものだということです。それに、原発を造るときから、地域の人達は賛成だ、反対だと割れて、心をズタズタにされる。出来たら出来たで、被曝させられ、何の罪もないのに差別されて苦しんでいるんです。

 みなさんは、原発が事故を起こしたら怖いのは知っている。だったら、事故さえ起こさなければいいのか。平和利用なのかと。そうじゃないでしょう。私のような話、働く人が被曝して死んでいったり、地域の人が苦しんでいる限り、原発は平和利用なんかではないんです。それに、安全なことと安心だということは違うんです。原発がある限り安心できないのですから。

 それから、今は電気を作っているように見えても、何万年も管理しなければならない核のゴミに、膨大な電気や石油がいるのです。それは、今作っている以上のエネルギーになることは間違いないんですよ。それに、その核のゴミや閉鎖した原発を管理するのは、私たちの子孫なのです。

 そんな原発が、どうして平和利用だなんて言えますか。だから、私は何度も言いますが、原発は絶対に核の平和利用ではありません。

 だから、私はお願いしたい。朝、必ず自分のお子さんの顔やお孫さんの顔をしっかりと見てほしいと。果たしてこのまま日本だけが原子力発電所をどんどん造って大丈夫なのかどうか、事故だけでなく、地震で壊れる心配もあって、このままでは本当に取り返しのつかないことが起きてしまうと。これをどうしても知って欲しいのです。

 ですから、私はこれ以上原発を増やしてはいけない、原発の増設は絶対に反対だという信念でやっています。そして稼働している原発も、着実に止めなければならないと思っていあす。

 原発がある限り、世界に本当の平和はこないのですから。

優しい地球 残そう子どもたちに

http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html#page2

転載元:http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/363.html


調査報告/原子力発電所における秘密「どうしようもない放射性廃棄物」

2011-12-04 21:18:11 | 原発・放射能

04. 中川隆 2011年3月15日 17:18:45: 3bF/xW6Ehzs4I : MiKEdq2F3Q

どうしようもない放射性廃棄物


 それから、原発を運転すると必ず出る核のゴミ、毎日、出ています。低レベル放射性廃棄物、名前は低レベルですが、中にはこのドラム缶の側に五時間もいたら、致死量の被曝をするようなものもあります。そんなものが全国の原発で約八〇万本以上溜まっています。

 日本が原発を始めてから一九六九年までは、どこの原発でも核のゴミはドラム缶に詰めて、近くの海に捨てていました。その頃はそれが当たり前だったのです。私が茨城県の東海原発にいた時、業者はドラム缶をトラックで運んでから、船に乗せて、千葉の沖に捨てに行っていました。

 しかし、私が原発はちょっとおかしいぞと思ったのは、このことからでした。海に捨てたドラム缶は一年も経つと腐ってしまうのに、中の放射性のゴミはどうなるのだろうか、魚はどうなるのだろうかと思ったのがはじめでした。

 現在は原発のゴミは、青森の六ケ所村へ持って行っています。全部で三百万本のドラム缶をこれから三百年間管理すると言っていますが、一体、三百年ももつドラム缶があるのか、廃棄物業者が三百年間も続くのかどうか。どうなりますか。

 もう一つの高レベル廃棄物、これは使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを取り出した後に残った放射性廃棄物です。日本はイギリスとフランスの会社に再処理を頼んでいます。去年(一九九五年)フランスから、二八本の高レベル廃棄物として返ってきました。これはどろどろの高レベル廃棄物をガラスと一緒に固めて、金属容器に入れたものです。この容器の側に二分間いると死んでしまうほどの放射線を出すそうですが、これを一時的に青森県の六ケ所村に置いて、三〇年から五〇年間くらい冷やし続け、その後、どこか他の場所に持って行って、地中深く埋める予定だといっていますが、予定地は全く決まっていません。余所の国でも計画だけはあっても、実際にこの高レベル廃棄物を処分した国はありません。みんな困っています。

 原発自体についても、国は止めてから五年か十年間、密閉管理してから、粉々にくだいてドラム缶に入れて、原発の敷地内に埋めるなどとのんきなことを言っていますが、それでも一基で数万トンくらいの放射能まみれの廃材が出るんですよ。生活のゴミでさえ、捨てる所がないのに、一体どうしようというんでしょうか。とにかく日本中が核のゴミだらけになる事は目に見えています。早くなんとかしないといけないんじゃないでしょうか。それには一日も早く、原発を止めるしかなんですよ。

 私が五年程前に、北海道で話をしていた時、「放射能のゴミを五〇年、三百年監視続ける」と言ったら、中学生の女の子が、手を挙げて、「お聞きしていいですか。今、廃棄物を五〇年、三百年監視するといいましたが、今の大人がするんですか? そうじゃないでしょう。次の私たちの世代、また、その次の世代がするんじゃないんですか。だけど、私たちはいやだ」と叫ぶように言いました。この子に返事の出来る大人はいますか。

 それに、五〇年とか三百年とかいうと、それだけ経てばいいんだというふうに聞こえますが、そうじゃありません。原発が動いている限り、終わりのない永遠の五〇年であり、三百年だということです。

転載元:http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/363.html