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セミナー「災害とジェンダー」防災・復興に男女共同参画の視点を

 10月16日(火)19時より焼津公民館大会議室において、標記セミナーが開催されました

 本セミナーは、今年3月に焼津市役所で焼津市職員および、焼津市男女共同参画プラン推進市民会議の委員向けに開催されたものでしたが東日本大震災の現場からの切実な声を、広く市民の皆さんにも聞いて欲しいと思い焼津市男女共同参画アドバイザー派遣事業を活用し焼津商工会議所女性会が企画をしたものです

 講師には、静岡大学教育学部教授の池田恵子先生をお迎え10月1日号の広報やいづや、10月10日頃全戸配布された焼津商工会議所ニュースなどを中心に広報活動を展開女性会会員はもとより、藤枝商工会議所女性会様、焼津信用金庫様、自治会関係の方々、男女共同参画プラン推進市民会議の委員の方々を中心におかげさまで、参加者は60名を超え立派なセミナーになったと思います
 以下、池田恵子先生の資料をもとに書かせていただきました

 最初に少しリラックスして欲しいと思い女性会の石田さんプレゼンツ女性会の直近5年間を振り返ったフォトムービーを上映このあと、女性会の飯島会長および焼津市役所市民生活部市民協働課男女共同参画担当係長の堀内様よりご挨拶をいただき池田先生のセミナーに入りました

 まず最初に・・・そもそも論から
1.「災害」とは何か?
 続いて、現場から
2.東日本大震災において男女が直面した困難
 生活環境(プライバシー・衛生・安全安心)物資の不足と管理

 固定的性別役割による困難復興期における課題

 そして、これからのこと 
3.防災・復興を男女共同参画の視点で
 地域の防災関連組織のリーダー構成防災訓練における男女の役割分担の見直し
 通常から女性が発言しやすい環境を災害時の治安(女性への暴力)への対処を明確にetc・・・

 
池田先生のお話は、非常に分かりやすかったので受講者も食いつきがイイ特に、終盤の地域防災のお話では・・・自治会関係の方々が、声を出してうなずいていました防災訓練に男女共同参画の視点を取り入れた、掛川の事例これまでの「男性は消火や担架、片付けなど」「女性は炊き出し」をすべてひっくり返し「男性が炊き出し」「女性が消火や担架、片付けなど」ってやったんだそうですこれを実際にやってしまうこと自体ものスゴイと思うけど驚くのはその翌年今度は誰が何をやるって決めないでやったところみんなが自分の得意分野で防災訓練に携わったそうです男性女性という性別で役割を分けるのではなく得手不得手でやるべきで、その方がずっと効率も上がるそうですまた、男性ばかりに責任を押し付けるのではなく女性も避難所等の運営責任者になることが大事その女性を支える家族の役割はもっと大切になりますね~

 日本で男女共同参画が進まないのは土台となる家族や自治会レベルでの男女共同参画が遅れていることも、大きな要因の一つだとされていますがこの日に聞きに来てくれた自治会関係の方々が、上記のような防災訓練から考えてもらえたら、それだけでもとても大きな一歩になると思います

 
 そして、セミナー終了後、焼津市役所市民生活部市民協働課課長の亀山様より、池田先生にお礼のご挨拶をいただきました

 当女性会主催の男女共同参画セミナーは、実は今回で2回目第1回は、おととしで今は亡き、飯塚委員長が強力に推し進めてくださったものです「継続は力なり」と言いますが今回2回目が出来たということは、焼津市にとっても女性会にとっても、大きく見れば日本にとっても大きい私たち女性会は、これからも微力ながら焼津の活性化やまちおこしに向けて、活動を続けていきますのでご注目くださいっ

 写真左より焼津市役所の堀内さん講師の池田先生女性会会員で、焼津市男女共同参画プラン推進市民会議に出向させていただいている私司会進行の大役を務めて下さった女性会の石上さんです。

 参加して下さった皆さん、そして、早々に会場に足を運び会場の設営や資料のレジメ作り受付そして終わった
あとの片付けなどにご協力くださった皆さん本当にお疲れさまでした~

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