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いざ、宮崎へ。
宮崎カップが行われると分かった時、これは馳せ参じなければと思った。2年前、シーカヤックで九州を一周した時、多くのサーフカヤッカーに出会い、お世話になった。僕は父親が九州出身だから、体中を流れる血の半分は九州ルーツ。九州のサーフカヤックなら何としてもいかなければ。
しかし、僕はサーフカヤックのコンペを離れてずいぶんたつ。最新のマニューバーやかけ引きも知らない。そもそも性格がコンペ向きでない。競うのは苦手で、下手だ。
それでも試合に出る以上、ちゃんとやらなければと思った。宮崎カップの1ヶ月前に、今年2007年のカヌーライフ(雑誌じゃないよ)を分析した。カヌーの出撃回数は150、そのうちサーフカヤックの出撃回数は・・。驚いたことにたったの20回だった。3年前からシーカヤックを始め、今年からは釣りに精力的に取り組んでいたが、サーフカヤックも頑張っているつもりだった。しかし、これじゃあどうにもならない。僕はもう旬なサーフカヤッカーでないのだと悟った。
この結果から、何をしたらいいのか考えた。考えるまでもない、ようは実力がないのだから、楽しむことに徹するべきで、コンペに出るなんて考えないで(勝とうなどという邪心は持たず)、サーフィンを純粋に楽しめばいいじゃないか、と結論がでた。
じゃあ、楽しむために何をすればいいか。それは普段ホームでやってるサーフィンをそのまま宮崎でやり、試してみること。それ以上のこともやらないし、それ以下のこともやらない。もう一つ、美しいサーフィンをしたい。僕にとって美しいサーフィンとはスムーズなボトムターンとフィニッシュが決まっているサーフィン。フィニシュはプルアウトだ。プルアウトできないでズルズルスープに引きずられているサーフィンは美しくない。一つ一つの波を大切にして、気持ちよく、笑顔で逗子に帰りたい。