jogo式Canoe Life

シカトロで釣果を得るためには


 シカトロの釣果が上がらないという話を聞きます。ボウズ(一匹も連れない)というのです。これは由々しき問題です。なぜならシカトロを行う上でのモチベーションは、釣果に支えられているからです。何としても釣ってもらいたい。
 そこで、ボウズにならないためのシカトロについて考察してみます。対象は回遊魚です。ポイントは2つ。魚群を見つけること。それと、魚が食いたい仕掛けを魚の目の前に流す。これだけです。推測するに、釣れないのは、この魚群発見ができていないのだと思います。
 魚群発見には「海の声を聞く」ことが必要です。現在、インターネットの発達や知識の蓄積により、容易に情報を得られるようになりましが、どうも魚群発見はこの対極にある、直感やひらめき、感性や行動の早さが大切なような気がします。100羽の鳥山は分かりやすい情報を提供してくれますが、わずか一羽の鳥の動きから、それ以上の情報を得ることもあります。潮の香り、潮騒、風の重さ。五感をフルに開放して、魚の場所を探るのです。魚の居る場所が分からなければ、シカトロは始まりません。
 具体的に言います。まずは鳥の動きです。海面1mぐらいのところでホバリングし、海面にダイブ繰り返していれば、そこに固めのナムラ(逗子方言、ナブラのこと)があります。単独ナムラは僕は耳で探します。パドリングを止め、目をつぶり、耳を澄まします。バスン、バスンという音が聞こえれば、食いの立った回遊魚が小魚を襲っている音です。慣れれば周囲100mの音が聞こえます。
 最初は分からないので、シカトロ名人に師事するというのは釣果アップの近道で、いいアイデアだと思います。僕はT師匠、波男さんから、シカトロのイロハを教わりました。えらそうなこと言ってますが、全て師匠の受け売りです。
 あっ、そろそろ出撃時間です。後は次の機会に。

の葉からは緑は出ない  石垣昭子
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