以前、２年ほどカヌーイストと言う雑誌に、紀行記を書いてました。不思議なもので、雑誌媒体とお付き合いすると、自分の旅の内容や方法が変化してくるのです。
以前は距離、スピード、難易度の高さが僕の旅のテーマでした。もっと遠くへ、もっと早く、そして難関への挑戦。
しかし、記事を書くようになり、距離はどんどん短く、スピードはズルズル遅く、そして旅はゆるゆるしたものに変化していきました。不思議なものや好奇心を誘う町に出会うと、停滞してじっくり見、聞き、触れるようになったからです。
以前なら４００ｋｍ移動できたところが、２００ｋｍになってしまったり。でも距離は短くなっても、旅の充実度や濃さは大きく、深くなっていきました。
今月中に書き終えて、来月のメコン遠征に突入です。
