jogo式Canoe Life

半島を出よ



 ずっと読みたかったんだけど、この本は、なかなか縁がなかった。
 
 村上龍著、「半島を出よ」だ。

 元々韓国に興味を持っていた。韓国はちょっと田舎に行くと自然も濃く、川や海はカヌーを楽しめるフィールドが広がっている。カヌーの対象フィールドとして興味を持ち、1年ぐらいハングルの勉強もしていたことがある。

 韓国に興味を持つと、どうしても北朝鮮のことがチラチラ見えたり、噂を聞くことが多くなる。だから、関心が向く。

 「半島を出よ」は、北朝鮮の特殊部隊が九州の福岡を占拠。その後400艇の船に分乗した北朝鮮兵士12万人が九州を占領しようとするというフィクションだ。

 韓国には少数であるが、北朝鮮のエリート兵士が脱北して、韓国に移り住んでいる。そういった脱北者に入念に取材をして、北朝鮮兵士像を描いている。いったいあの国はいかなる国なのか、どのような温度を持った人たちの国なのか、その一面を感じることができる。

 漫画のような一面のある国であるが、そういった国が近くに存在する。そのこと自体が、不思議であり、リアルだ。
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