船舶のレーダーにシーカヤックが映るのか?これは疑問だ。「映る」という人もいるが、少しでも海が荒れると、ダメらしい。

瀬戸内海のシーカヤッカーは、他の地域のシーカヤッカーより船舶に敏感だ。船舶からの視認性を上げるためアンテナポールを立てたり、黒や紺のウエアより、黄色やオレンジのものを好んで着ていた。

広島の向井さんの労作。デッキに吸盤で釣竿を立て、これに旗をつける。
ほぼ西日本を縦断して、多くの地元シーカヤッカーと話をした。その中で、シーカヤックが漁船に轢かれたり接触している例が多いことに驚いた。死亡例もあるという。動力船舶との接触や接近を避ける技術や工夫は、シーカヤック分野で真剣に研究されるべき課題だと思う。いかがであろうか。

汽笛を鳴らしながら僕らを追い抜いていった船。