Koboさんから野田さんの最新本を借りました。変わらずの野田節、たまりません。
野田さんの本を初めて読んだのは17歳の時、高校生だった僕は、大人になったら「カヌーに乗ってみたい」と思ったものです。
10代から20代の前半に野田さんの本を読みあさりました。僕の自己形成に大きな影響を受けたと思います。「自立していること」「大人の意味」「自然に対するスタンス」、とても砂にしみ込む水のように入ってきました。また、ファルトボートを実際に始めて、野田さんファンの友人もたくさんできて、お互い切磋琢磨したり、影響を受けあったものです。
そんな僕ですが、30代から野田さんの文章を読まなくなりました。野田さんの思想に影響を受けつつも、その先を見るようになったからです。野田さんの思想や考えの、「その先」に興味を持ったからです。これは、野田さんに直接会ったり、彼と若い頃からずっと付き合ってる先輩達に接する中から、「野田節」はゴールではなく、通過点だと分かったからです。
”After Tomosuke”という世界があると思います。野田さんの世界は所詮野田さん個人のもので、僕たちはさらに先に進むべきだと思います。そして、それができるはずです。
答えは野田さんの否定する世界と、もっとも左に寄った野田節の中間よりやや野田さん寄りにあるように思います。いかがでしょうか。社会や他者と折り合いをつけつつも、自然に寄り添った生き方があるはずです。僕はそれを模索しています。
青年は孤高であるべし。荒野を一人で歩かなければならない。 野田友佑
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