富士登山、山梨側の登山口は1日から、静岡側は10日からオープンします。
薄々気がついてましたが、富士山ではオーバーツーリズムによって色々トラブルが起きているらしい。だけど、どんな問題が、どうやって起こっているかは公表されず、よく分からない。
今年から富士登山のルールが厳しくなり、敷居が上がったらしい。この敷居から、どんなトラブルが起こっていて、それを防ぐためにどのような敷居を作ったのか、見てみようと思った。
実際に、静岡側の須走口から登山期間中に登ることを想定して、エントリー(登録)をしてみて、なるほど、こういうことかと目から鱗が落ちるに至りました。
まず、登録サイトは日本語、英語、中国語、韓国語、タイ語、ベトナム語に対応していました。しかし、全員視聴が義務付けられているビデオは日本語版と英語版のみでした(複数言語に対応していない)。また、このシステムはKKdayと言う会社に丸投げされて作られているのですが、この会社、台湾の旅行ベンチャー企業です。そのため、登録作業に癖があり、少しパソコン作業に慣れて人でないと苦労する形になっています(ネットに慣れていない人には不利)。
また、登山口へのアプローチの規制も始まり、自家用車などではいけないため、ローカルバスやタクシーを使わないと行けないのですが、バス会社のサイトは日本語しか対応していません。
ここから見える風景は、外国人とパソコンに慣れていない高齢者は手続きと計画に不利になると推測しました。ですが、おそらくすぐ各国言語の対策サイトやSNSは個人が立ち上げていくと思います。
僕も先日の富士登山で、クロックスで登る外国人の方や、悪天なのに防寒着、雨具を持参しないやはり外国人の方を見かけたので、この辺りに問題が生じているのではと邪推した次第です。
ねえ、あなたたち、目的を果たした後のアフターケアはどうなっているのよ? 蔡英文