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三河、今後の課題



 2つ対極にある考え方の間で、問題が生じています。シーカヤックの事故やリスクについて、「特に初心者にたいして、恐怖心を植え付けないこと」が大切だという考えのもと、語られない、またはあまり語られない。日本のシーカヤックの世界はこちらが支配的です。対極にある考え方は、「事故やリスクの話は定期的に、持続的に語るようにしよう、それは感染症に対する予防接種のようなもので、効果がある」と言うもの。ワクチンを打ったときは痛いけど、予防やかかっても軽く済む(軽くできる)という考え方。これは、大人の考え方だと思います。
 どちらがいいかは、その本人の考えと、自分がどういう立場(これがデカい)、意図を持っているかで変わります。ちなみに、日本では前者の考え方が支配的で、後者の立場を取る人は肩身が狭いです。

 僕は後者の考えです。故に、シーカヤックの事故やリスクについて、情報を収集し、それをストックしています。話が聞けるなら三河どころか、沖縄まででも行きます。真剣です。日本で答えが見つからないときは、海外のエキスパートシーカヤッカーにまで意見を求めています。

 自分がなぜこのような立場になったかと考えると、僕はサーフカヤッカーであり、シーカヤックは遠征から入ったのでハイリスクな活動をしている。そうすると、後者の考えでないと持たなかった。前者の考えでは、早いうちにやられてしまっていたと思います。それと、直接の友人をカヤックの事故で5名なくしています。特に一人の方は、直接手取り足取り、ロールを教えてくれマスターさせてくれた師匠でした。もう周りからカヤックが原因の死者を出したくない。こういった強い想いを持っているからでしょう。

 今回の集まりは「考える」ということを主眼に行われていました。主催者の方々としては断腸の思いだったと思いますが、これは現状や今の環境を考えると、いたし方ありません。

 ですが、「考える」だけでは何も変わりません。嵐も好転しません。「考え」を「行動」につなげること。これしかか、解決策はありません。主催者の方々が投げかけた「考えること」と言う課題を、個々人がどうやって受け止め、それを「行動」につなげるか。これがカギだと思います。

産党の追求を見ると、日本には左翼も右翼もない。大局観のない烏合の衆が多いだけ。  宋文洲
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