25年前の話です。たまたまタイのバンコクに旅行に行き、メナム（チャオプラヤー）川の存在を知りました。川辺のホテルで、アフターヌーンティーをしていて、そこから見下ろすこの川、川沿いに古都（バンコク、アユタヤ、チェンマイ、スコータイ）が存在し、古の時代からこの川が交通路だったことをうかがわせます。そしてムンムン人の生の匂いがしました。「これだ！」、と直感しました。ここから、タイとの深い関係が始まりました。
ファルトボート （折りたたみ式カヌー）を日本から持ち込み、リバーツーリングはできないか？。誰もやっていないけど、資料も前例もない。自分でコツコツ組み立てていくしかない。手間は掛かるけど、ライフワークのような形で、タイの川下りを始めました。
大衆の中にこそ時代が変わる予兆がある。 安藤百福
