jogo式Canoe Life

制度やシステムもありです


 ウエールズ 英国
 イギリスはシーカヤッカーのランク付けがハッキリしています。講習とテストを受け、評価者が認定します。シーカヤッカーとかスターという制度です。この制度ができたきっかけは大きな事故でした。7人の子供が死に、インストラクターが生き残りました。ところがその後、インストラクターは行方不明に。彼を雇っていた会社は、インストラクターの責任だと逃げ、いったい誰の責任なのだと問題になりました。シーカヤック界に厳しい視線が向けられ、それに応えるために作られたと聞いています。
 この制度は規制色が強く、このランクの人はこのくらいのことまでしかしてはいけないとった色合いがあります。日本人でこの制度の講習のみを受けている人が僕以外に2人知っています。皆が口を揃えるのは、そのレベルの高さです。この制度で事故は減ったと聞いています。
 この制度に反発する人もいます。以前、カヤック誌でジョン・ダウドさんのインタビューを見たのですが、イギリスの制度は「シーカヤックの根源的な力を奪う」ことや「シーカヤッカーの間口を狭める」という理由で反対だと言っていました。
 ですが、事故は確実に減ると思います。なぜなら教育がいきわたるからです。しかも、口が裂けてもいえないぐらいレベルが高い。そしてある程度のレベルに達しないと漕いではいけないぐらいの雰囲気を感じます。
 どれが良いとか悪いからではなく、頭を上げていろいろ見てみましょう。そして見えるもの、考え付くものからベストの選択すればいいのではないでしょうか。全てのものが選択肢です。制限する必要はありません。


 

コメント一覧

jogo
 その通り。実際、イギリスのシーカヤッカー人口は、この制度ができて減ったようです。また、新しく始める人も減った。この点は、ジョン・ダウドさんも指摘していました。
 僕はイギリスの話を、このランクの最上級
のシーカヤッカーから聞きました。子供達が死んだ事故の話の後にこう言われました。「この事故の責任はどこにあるんだ、jogo?」と。
ぽから
この考え方は面白い!と、思います。
でも、私はそこまですることは反対ですね。
この考え方のメリットは、教育が行き届くから。
デメリットは、カヌー入門する人の敷居が高くなって、カヌーをする人が増えなくなる。
さらに、浦安の事故はそれなりに教育された人が起こしたようではかあるので、このやり方ではおそらく防げない。
残念ながら、メリットデメリットを考えると、デメリットの方が大きい提案の気がします。
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