jogo式Canoe Life

シットオントップの誤解



 シットオントップ、特に釣り(KF)の事故が起こると、誤った解釈(思い込み)がされることがあります。それはシーカヤッカーからのものと、シットオントップサイドからのものと。

 シーカヤッカーからは、KFは釣りに固執してパドリング技術がなく、故に事故が多いと言うのです。ですがこれは、技術の件は本当かどうか分かりませんが、死亡事故に限るとシットオンよりもシーカヤックの方がはるかに件数、死亡人数が多いのです。今年はカヤックの死亡事故が3件起きていますが(僕が把握している範囲で)、2件はシーカヤック(シットインカヤック)で、1件がシットオントップ。シーカヤックの方が死亡事故はずっと多いんですよ。この30年のデータだと、シーカヤックの方が5倍近く死亡者を出しています。

 シットオントップ乗りの人も誤解をしていて、シットオンは沈しないと思っている人が多いんです。ですが、僕の把握しているシットオントップトップの死亡事故の80%は艇がひっくり返って状態で見つかっています。いいですか、シットオントップは、沈します。そして、再乗艇できないで長時間(時に一晩)水に浸かりっぱなしだと助かりません。

 事実(ファクト)で語り合い、対策を考える必要があると思います。効果的な対策を打っていけば(これには痛みを伴います)、死亡事故はなくなりはしないけど、確実に減るはずです。

 事故、特に死亡事故が減ることはとても利益のあることに思うのですが、どうでしょうか。

度こぼれた水が元に戻ることはない。 稲盛和夫



 

コメント一覧

とおりすがりカヤッカー
大分の件は把握していませんでした。
ご返信ありがとうございます。
jogo
湖の件はカウントしていません。
 4月の大分のシーカヤック事故です。
とおりすがりカヤッカー
今年の3件とは、

2月の本栖湖のオルカヤック事故、
5月の稚内のシーカヤック事故、
今回の駿河湾のシットオントップ事故、

の3件でしょうか?
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