新型コロナウイルス感染症の予防接種を受けました。医療従事者先行接種の枠で打っていただきました。僕は逗子市内の医療機関に勤めています。この感染症が流行し始めてから、職業上、どうしても高齢者に接する機会が多い。患者さんに感染させるのが絶えず怖く、1日も早く予防接種を受けたいと思っていました。
人類はずっと感染症と闘ってきました。人類が命を奪われる対象は長く、感染症、暴力（戦争）、飢餓だったと人類学者は看破しています。18世紀にジェンナーが種痘（天然痘のワクチン）を創始し、その後、生ワクチン、不活化ワクチン、トキソイドワクチンが開発され、大いに人類の健康に貢献してくれ、感染症と戦えるようになりました。絶えず新しいワクチンが開発され続けたのです。そして、最近になり、特に遺伝子工学の発展により、新しいワクチンが生まれました。mRNAワクチン、ベクターワクチン、DNAワクチンです。僕が打ったのはmRNAワクチンです。
最新のテクノロジーが生み出したワクチンですが、先行して打ってる方や、臨床試験の結果を見て僕は信頼のできるものだと判断しました。
多くの人がこれからこの予防接種を受ける機会がくると思います。そしてコロナ禍の大きな局面を迎えることになると思います。多くの人がこのウイルスに対する抵抗性を獲得して、有利に展開していくことを夢見ています。
今回のワクチンの高い有効性は1年以上続いた暗闇の先に見えてきた希望の光。 ラン・バリツェル
