jogo式Canoe Life

懐かしい写真



 ここのところ、古い資料や記録を見直す作業をしているので、懐かしいものを見つけることがあります。15年ぐらい前のものでしょうか?、東南アジアのメコン川をファルトボートで下っている写真です。キャンプ道具、水や食料を満載して、川原でキャンプをしながら2000kmを下りました。



 途中3回ほど同じような旅をしている外国人に会いました。これはカナダ人のカップル。現地で木製の船を買い、3ヶ月ぐらいかけてメコンを下っていました。残念ながら旅の途中だんだん仲が悪くなり、カンボジアのストゥントレンで旅を終了。二人はセパレイト(お別れ)してしまいました。

 こういった旅の中で会う外国人は、1年とか5年とか長い連続した期間の旅をし、皆、個性的でした。また、アウトドア生活の能力がとても高い。だから行動をともにすると、とても学ぶところが多かったです。このカナダ人カップルは、水は川の水を布でろ過し、煮沸して飲んでいました。そして「音楽が聞こえたら上陸」を合い言葉にしていました。なぜなら、スピーカーから大音響が流れているところでは、祭りか結婚式のセレモニーが行われているので歓迎される(食事にありつける)とのこと。その後僕も実践してみましたが、確かにその通りでした。

 正確な地図の入手方法、警察や国境警備隊との折衝や交渉の仕方、安全な食料の入手法などは共通の情報で、よく交換しあったものです。ギブアンドテイクです。僕は彼らから、アメリカやヨーロッパ式のアウトドアの知識、基本的な考え方を教わりました。逆に彼らが僕から欲しがったのは、言語でした。僕はタイ語、ラオス語、クメール語をマスターしていたので。このカップルから求められたのは、ヒッチハイクをタイ語でどうやるのか、というものでした。しかも、メコン川を行き交う貿易船をヒッチハイクしたいと(しかも無料で!)。その後、ヒッチハイクに成功したと聞きました。彼らがどうやって現地の人とコミニケーションしたかって?。紙に「ヒッチハイクしたいです、目的地まで我々を無料で乗せて行って下さい」と書いてあげたのでそれを見せたようです。

 若者は皆元気で、旅に対する集中力が高いのは世界共通。青年よ、どんどん外に出よう。そして、旅を続けるのだ。僕はずいぶんおじさんになってしまった。でも、この年なりの旅を続けていきたい。


れもやったことがない新しいことをやりなさい。1番大事なのは、まずやってみる勇気だ。 アイン・シュタイン
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