「事故のことを口から出して語り合うことは予防接種のようなもの」。これはアメリカのシーカヤッカーの言葉です。事故予防にもつながるし、事故にあっても被害を最小限にする(ダメージコントロール)こともできるかもしれない。先例から教訓を学び、再発させないにはこれ以外の方法が思いつきせん。
「事例研究」は、雑誌や発行物に公表されている事故の報告書を読み、報告者の方をリスペクトしつつも、どこに原因があり、どうすれれば防げるかを考え、必要ならば自分のカヤッキングの形やスタイルを安全度を上げるために変化させる作業です。
多くの事故は決まりきった理由で起こっていています。そして同じ理由で再発します。少なくとも再発を防ぐのは僕らの使命です。
今、ZCCでは「新人教育プログラム」をおこなってますが、その一環で「事例研究」をやるのですが、広く一般のシーカヤッカーの方でも、こういうことに興味のある方に門を開きます。奮ってご参加ください。
今年の1回目はカヤック誌で公表された「近くて遠い岸」。5月の海で沈脱。短時間で低体温症になり、救急搬送された事例です。逗子の小坪で起こった事故ですが、とても示唆に富んだたいへん学ぶところの多い事例です。公表者の方には感謝です。
事例研究、「近くて遠い岸」。3月7日(土)9:00~、なぎさ橋珈琲にて。参加費3000円。問い合わせは vzc00574@yahoo.co.jp まで。 他に平日に1回、休日に1回にやりたいです。日にちをリクエストいただければ設定します。
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