アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

Without a Trace 4-23 "White Balance"

2006年10月18日 | TV: Without a Trace
【アメリカ合衆国での初回放送日 = 2006年5月11日】※白人少女と黒人少年がほぼ同時に失踪する。前者の事件が大ニュースになる一方で、後者はほとんど無視。後味の悪いエピソードだ。

2人のティーンがほぼ同時に失踪する。1人は白人少女のエミリー・グラント、もう1人は黒人少年のダーネル・ウィリアムズ。両件には全く繋がりがないようだ。

エミリーの失踪事件は早速、トップニュースとしてTV等で大きく取り上げられるが、ダーネルの失踪事件は見向きもされない。

そして、ジャック・マローンはFBI上層部から「エミリーの捜索を優先せよ」という命令を受ける。ジャックは「人種差別だ!」と抗議するが、聞き入れてもらえない。

ダーネルの捜索には当初、ヴィヴィアン・ジョンソン捜査官とサマンサ・スペイド捜査官(サム)がコンビであたっていたが、サムはエミリーの捜索に回される事になった。ヴィヴィアンはジャックに対して怒りを覚える。

TV局がエミリーの件でカリン・グラント(エミリーの母)とジャックをインタビューしに来る。その後に、(ジャックの強い希望により)オードリー・ウィリアムズ(ダーネルの母)もインタビューを受ける約束になっていたが、カリンのインタビュー収録が終わると、司会役のレポーターが「急に別の場所に取材に行くことになりました」と言って、さっさと出て行ってしまう。つまり、オードリーのインタビューは都合よく(?)キャンセルされてしまったのである。

オードリーは困惑し、ジャックに詰め寄る。ジャックは「私にはどうしようもない事なんです。我々は息子さんを見つけるため、最大限の努力をしています」と弁解するが、説得力がない。

ジャックはヴィヴィアンとオードリーに「人種差別者」のレッテルを貼られてしまったのかなあ。可哀相。

カリンとオードリーはFBIの廊下をそわそわと歩き回ったり、あるいは椅子に座ったりしながら、通りかかる捜査官たちを呼び止めては捜査状況を尋ねる。また、時折、お互いに「お宅の方は何か進展がありましたか?」と確かめ合う。メディアとFBIが人種差別をしているようだ…ということから、2人の会話もギクシャクし、衝突してしまうが、煎じ詰めれば、「我が子の安否を気遣う母親同士」だということに気付き、隣同士で腰掛け、ジッと待つことにする。

やがて、エミリーとダーネルはほぼ同時に見つかるのだが、「1人は無事、もう1人は死亡」だということだ。報告を受けたジャックは執務室を出、廊下の行き止まりで並んで座っているカリンとオードリーに向かって歩き出す。「ジャックは一体、どうやって切り出すんだろうか?」と思ってると、画面がブラックアウトして、お終い。結局、どちらが無事で、どちらが死んだのかは視聴者には明かされない。(死体を確認したのがエレナ・デルガド捜査官だということがヒントになってる?)

もし、死んだのがダーネルの方だったら、「手抜き捜査」だとか言われて訴えられるんだろうか?


★名言・迷言集

【その1】
Karyn Grant: My child is missing, too.
Audrey Williams: I know. It's all over the news.


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