アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

Without a Trace 5-3 "911"

2006年11月23日 | TV: Without a Trace
【アメリカ合衆国での初回放送日 = 2006年10月8日】※911番のオペレーターが失踪する。ダニーとエレナの潜入捜査のフォローあり。

ジェシカは6年間にわたり、911番(非常電話=日本の110番と119番を合わせたようなもの)の有能なオペレーターとして働き続けていたが、ある日、突然、失踪してしまう。

NY地域では毎日、数百件に上る非常電話がかかって来る。その内容は急病、事故、強盗、火事等、さまざまだ。911番のオペレーターは状況を的確に判断し、迅速に救急車や消防車やパトカーを手配したり、時には応急処置の指示もしなければならない。ちょっとしたミスや遅れが人命を左右する事も多いのだ。また、その仕事の性格上、殺人や暴行等、悲惨な事件に接するのが日常茶飯事なため、精神的に参ってしまう者も多く、たいていは2年位しかもたないという。

ジェシカがいなくなったのは名指しの電話がかかって来た直後だったという。その電話のテープを聴いてみると、相手の男は「おまえ死ぬ事になるぞ」と脅していた。

911番のオペレーターは番号で識別されており、通常は実名を出さないのだが、電話の向こうで動揺している相手を落ち着かせるために名前を明かす事も時々あるという。ジェシカの場合にもそんなケースが最近、あった。

フラッシュバック。その日も911番には多くの非常電話がかかって来ていた。ジェシカも次々と応対して行く。その中に「妻の意識がないんです!」と叫ぶ男性がいた。男性はジェシカが電話を受けた時点で、すでに5分間も待たされており、かなり感情的になっていた。

ジェシカは自分の名前を明かし、「あと3分で救急車が到着します」と言う。だが、その男性の妻は救急車が到着する前に息を引き取ってしまう。その結果、男性はどうやら、ジェシカを逆恨みしたらしい。

911番にかかって来る電話はコンピュータによって各オペレーターに振り分けられる。全てのラインが塞がっていれば当然、待たされる事になる。その男性が5分も待たされたのは決してジェシカの責任ではなかった。その5分間、全オペレーターが他の非常電話に応対していたのだ。たまたま、ジェシカが前の電話を切ったタイミングによって、その男性がジェシカに繋がったというだけなのである。

ジェシカの母によると、ジェシカが失踪する前、彼女の愛犬が何者かに殺されたという。また、ジェシカはコロムビア大学で医学を専攻していたが、6年前のある日、急に退学届けを出し、それ以来、「人助けに専念している」のだという。

ジェシカの愛犬を殺したのは叔母(スー)の夫だった。ジェシカはスーが夫に虐待されているのを見兼ねて助けてあげようとしたために、恨まれてしまったのである。911番に名指しの電話をかけて来たのもスーの夫だった。まず、彼女の愛犬を殺し、「これ以上、余計な事をすると、次はおまえだぞ!」というわけだ。

ジェシカがスーに肩入れしたのには理由があった。ジェシカは6年前、ある医学コンファレンスのパーティーで酔っ払い、出席者の1人だった医師に車で送ってもらう事になった。しかし、医師はジェシカを無人の倉庫(廃ビル?)に連れ込み、乱暴したのである。ジェシカはその事件がキッカケで学校を辞め、911番のオペレーターになったのだった。

結局、妻に死なれた男性はジェシカの失踪とは関係なかった。ジェシカは別の事件で非常電話をかけて来た医師の声を聞き、「6年前にあたしをレイプした医師だ」とピン!と来たのだ。そこで、ジェシカはスーの夫から拳銃を盗み、その医師を殺そうとしていたのである。ただ、FBIの捜査によると、ジェシカはどうも人違いをしているようだ。

ところで、エレナ・デルガド捜査官とダニー・テイラー捜査官は先日の潜入捜査でキス(+α?)して以来、お互いを意識するようになり、居心地が悪そう。2人はしどろもどろに「あれはあくまでも仕事だったんだから、僕は(あたしは)気にしてない」という事実(じゃないと思うけど?)を確認し合う。(5-15-2の放送順が入れ替わったのはこのシーンのため?)


★名言・迷言集

Danny Taylor: I can't find any credit cards that would explain what she was doing in that neighborhood.
Elena Delgado: Well, not everything I do can be explained by Visa.


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