アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

年末旅行【台湾北部の観光編】

2006年01月22日 | 旅行
台北(Taipei/タイペイ)の目玉は最近完成したばかりだというTaipei 101だ。世界一高いタワーらしいけど、本当なのかな?息子は「展望台から見える地上の車や人の大きさ等から判断すると、シアトルのスペースニードルの方が高いよ」と主張する。

ともかく、Taipei 101の最上階は101階(「101階に相当する高さ」という意味?)ということなのだが、展望台は89階だったかな?その上にはなぜか行けないのだそうである。ちょうど一緒にエレベーターに乗ったオジさんが(北京語で)「なんで101階まで行けないんだ!?」と怒ってた。

Taipei 101の展望台ではTVのリモコン位の大きさの携帯ガイド装置を借りられる。紐が付いてるので首にかけておいて、必要に応じて電話のように持って解説を聞くのだ。借りる際、係員が音声の言語を設定してくれるので、私と母は日本語、息子は英語、妻と友人たちは北京語にしてもらった。

展望台からは東西南北の4方向が見渡せるが(そりゃそうだ!?)、各方向毎に2~3箇所の解説ポイントがあり、それぞれ番号がふってある。その番号を携帯ガイド装置に打ち込むと解説が始まるという仕掛けだ。また、展望台の中央部のやや下方には強風や地震等が起きても揺れないようにするためのバランス装置が内蔵されているが、そこにも番号がふってあるので同じように解説を聞くことができる。そのバランス装置を見下ろしながら、「これってスタートレックぽいな」と感動した。

Taipei 101の1階と2階はショッピング・センター&レストラン街になっている。その上の数十階にわたってオフィス等が入ってるらしい。私たちが訪れた時には1階のロビーに大きなクリスマス・ツリーが飾ってあって綺麗だった。

台北では国父記念堂や国立博物館等も訪れた。これらの場所は私は以前にも訪れてるのだが、母や息子にとっては初めて。

国父記念堂にはワシントンDCのリンカーン記念堂のように巨大な孫文の像が飾られている。広場ではちょうど若い軍人さんたちが(何かの式典に備えてだろうか?)ブラスバンドの練習等をしていたので、しばらく見学させてもらった。

国立博物館は半分工事中なので、そのお詫びというわけか、同じ入場券が工事終了後に再び使えるらしい。ただ、旅行者の私たちはどちらにしろ戻って来れない。

アメリカの大学で「中国と日本の近代史」を受講した時のことを思い出した。台湾の国立博物館内に展示されている品々の多くは「中華人民共和国(共産党)に中国本土を乗っ取られた中華民国(国民党)の政府高官たちが台北に亡命(遷都)した際、蒋介石らが北京から持ち去ったものだ」…つまり、中国共産党からすれば、それらは「盗品」だと教授が説明するのを聞いて、台湾から来た留学生たちがショックを受けていたっけ…。

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