【アメリカ合衆国での初回放送日 = 2006年11月21日】※いよいよ、「チアリーダーを救うべき日」がやって来た。一方、モヒンデルにも大きな転機が訪れる。
テキサス州オデッサ。クレア・ベネットが高校のホームカミング祭のクィーンに選ばれる。先日の人命救助(実はクレアがやった)以来、学校一番の人気者になっていたジャッキー(「b*tch」に成り切った演技に拍手)は悔しがる。ジャッキーのように「カッコイイ」系の生徒たちは皆、ジャッキーに投票したのだが、ザックが「カッコ悪い」系の生徒たちの票を集めてくれたのだ。なにしろ、「カッコイイ」系よりも「カッコ悪い」系の生徒の方が圧倒的に多いのである。
NYのギャラリー。ネイサンとシモーヌがリンダーマン氏から取り戻した絵を見る。ピーターが「チアリーダーを見つけるために必要だ」と信じ込んでいる物だが、ピーター本人には絵を取り戻した事を知らせていない。ネイサンは濃い色の塗料で絵を塗りつぶす。「ピーターを死なせないため」だという。(この絵は視聴者には見えない。)
ネヴァダ砂漠。ジェシカ(ニキ)・サンダーズが高性能スナイパー・ライフル(「Blaser R93」というモデルらしい)を密売業者から買う。現金で2000ドルだ。車に乗る時、サイドミラーに心配そうなニキの顔が映る。ジェシカはニキに向かい、「狩りに行くわよ」と言う。
ユタ州。DL・ホーキンズとマイカ・サンダーズはハイウェイ12号線沿いのカフェの前に車を停める。マイカは母のニキのもとに帰りたがるが、DLは「ママ(実はジェシカ)の傍にいては危険だ」と諭す。DLが店に入ろうとすると、警官がちょうどやって来る。DLは野球帽を目深にして顔を隠し、店の前の自動販売機で新聞を買うフリをする。警官はDLの方をチラっと見遣るが、何も言わずに店に入る。DLが車に戻ろうとして振り返ると、マイカはいなくなっていた。
インド。モヒンデル・シュレッシュ教授は父が遺したファイルのサッカー少年(Sanjob Iyer→どう読むの?)を市場街で探す。Sanjobはモヒンデルがファイルを見つける以前に夢の中に何度も出て来たのだ。しかも、ファイルによれば、Sanjobには「他人の夢の中に入ったり、幻覚を見せたりする能力がある」という。つまり、モヒンデルが見たのは実は夢ではないのではないか?同僚(というか、大学の事務関連の人?)は半信半疑だったが、「この辺りは1人じゃ危ないから」と言って着いて来る。
NYのギャラリー。シモーヌはピーターを呼び、例の絵のデジタル写真を見せる。絵にはピーターが救うべきチアリーダーがいるはずの高校の名前が入ったホームカミング祭のバナーが描かれていた。これでチアリーダーの居場所がわかった。ただ、絵の下方には地面にうつ伏せになった男の死体もある。ピーターらしい。絵の中央に描かれている時計は8:12を指している。シモーヌは「この学校に電話したら、ホームカミング祭は今夜だって」と告げる。つまり、ピーターは今夜8時過ぎ、チアリーダーの犠牲になって死ぬ運命にあるのだ。ピーターはそれでも使命を果たすため、シモーヌにキスをして出かけて行く。(飛行機で3時間位で着くのかな?時差を考慮すれば十分間に合う?)
ピーターはヒロの携帯電話にかけるが、応対したのは安藤だった。安藤は過去に戻った(?)ヒロの帰りをBurnt Toast Dinerでずっと待っているのだが、ピーターにはこの時点ではそこまで話さない。ともかく、「チアリーダーはテキサスにいる」という事で、ピーターと安藤はBurnt Toast Diner(ちょうど空港に近い)で落ち合う事にする。それまでにヒロが戻って来れば良いのだが…。
テキサス州。プリマテック製紙会社の奥の部屋。アイザックが描いた絵(テッドが爆発する絵?)を見たベネット氏は「これじゃあ、サイラーを見つける手掛かりにはならない。もう1枚描かせるんだ」とイーデンに命じる。だが、イーデンはキッパリと断る。すると、ベネット氏は「私はクレアをホームカミング祭に行かせないようにするから、おまえはクレアの学校に行ってサイラーを倒せ(take him out)」と指示する。
高校。ザックはクレアに「オンラインで買った」という本をプレゼントする。シャンドラ・シュレッシュの著書だ。その本にはさまざまな特殊能力者の事が書かれており、クレアのような自然治癒能力に関する報告も含まれている。
そこにジャッキーが現れ、「ザックはゲイだから、あーたら、こーたら」と意地悪な態度を取る。クレアはジャッキーの顔をパンチする。ジャッキーは一発で倒れ、気絶する。(やったー!)
ユタ州。DLはマイカをバス停で見つける。まさか、1人でバスで帰るつもりだったのだろうか?DLが「急にいなくなったら心配するじゃないか!」と叱ると、マイカは「これで、パパがいなくなった時の僕たちの気持ちがわかったでしょ!?」とベソをかく。マイカは「ママは病気なの。自分ではコントロールできないんだよ」と言って、「ジェシカ」というもう1つの人格について説明する。DLが「ママはその『ジェシカ』の存在に気付いてるのかい?」と訊くと、マイカは少し考え、「知らないと思う」と答える。DLが「じゃあ、ママの所に戻ろう」と賛成すると、マイカは「もう、ママに僕たちの居場所を知らせといたよ」と言う。
インドの市場街。モヒンデルはサッカーをしているSanjob少年を見つける。
モヒンデル:「君は僕の夢の中に現れた」
Sanjob:「僕は誰の所にも行かないよ。向こうから僕の所にやって来るんだ…答を求める人たちが」
モヒンデル:「僕の前には2つの道があるんだけど、どっちを選んだら良いのかわからない」
Sanjob:「その答はすでに出ているよ」
おお、これでは禅問答ではないか。
テキサス州ミッドランドのBurnt Toast Diner。もう日が暮れていたが、安藤はコーヒーのお代わりをしながら粘っていた。店の一角には昨日の朝(?)に殺されたチャーリーの遺影が飾られ、蝋燭や花も添えられている。遺影の後ろの掲示板にはチャーリーを含む従業員たちの写真が沢山貼られていたが、安藤はその中の1枚にヒロが写っているのに気付く。ヒロは過去に跳ぶ事に成功したのだ!
他のウェイトレス(店主かも?)に訊いてみると、「あら、それはヒロよ。チャーリーととても仲が良かったの」と教えてくれる。その写真は半年前のチャーリーの誕生パーティーで撮られたものだったが、「ヒロは数週間前にいなくなっちゃった」らしい。どこ(いつ?)へ行ったのだろうか?
タクシーがBurnt Toast Dinerに着き、中からピーターが出て来る。安藤は「ヒロは過去に跳んだんです」と言う。ピーターは「僕自身には何も『力』はないんだけど、傍にいる人の力を借りる事ができるんだ」と話す。できれば、ヒロと一緒に行きたかったが、いないのなら仕方がない。ピーターは1人でチアリーダーを救いに行く。安藤はダイナーに残り、ヒロを待ち続ける事にする。安藤だって、「ヒロなしでは何の『力』もない」のである。(ここでヒロとピーターが会えなかったという事実には重大な意味があるような気がする。)
インド。モヒンデルはまたもやヴィジョンを見ていた。同僚(市場街に同行してくれた人)が父シャンドラ・シュレッシュとSanjob少年の事で言い争っているヴィジョン(なんだ、同僚はSanjobの事を知ってたんじゃないか!)、初めて父の本を読んで興奮しているモヒンデルを叱りつける父のヴィジョン…。シャンドラはなぜか、自身が唱えた新進化論から息子のモヒンデルを遠ざけようとしていた。同僚もおそらく、モヒンデルをSanjobに会わせたくなかったのではないか?だが、どうして?
モヒンデルは「2つの道」のどちらを選ぶべきか悟る。父のコンピュータに表示されている「このプログラムを閉じ(止め)ますか?」(「探求/調査を止めますか?」の比喩)というメッセージ・ボックスに「いいえ」と答えれば良いのだ。
モヒンデルが「いいえ」ボタンをクリックすると、パスワードを入力するためのテキスト・ボックスが表示される。6文字以内だ。モヒンデルは「SYLAR」等、いくつかを試した後、ふと思いつき、「SHANTI」と入力してみる。死んだ姉の名だ。すると、ファイルが開き、特殊能力者のリストが表示される。父は彼(彼女)たちを見つけていたのだ!(だから、NYのアパートにあった地図が彼らの所在地なんだってば!)
そのリストはこれ↓だ(赤字はすでに死亡)。
(なぜか、シャンドラが死んだ後に「力」に目覚めたはずのマットやヒロの名前まである。)
テキサス州オデッサのベネット家。ベネット氏はクレアに自宅謹慎を言いつける。せっかくのホームカミング・クィーンに選ばれたのに、どうして行っちゃいけないんだろう?理不尽な話だが、父の命令は絶対だった。クレアが泣きながら2階の自室に駆け上がって行った後、ベネット夫人が「あの子、この事であなたを長い間恨み続けるでしょうね」と指摘すると、ベネット氏は「そう祈ってるよ」と答える。たとえ自分が悪者になろうとも、娘が生きていてさえくれれば、それで良いのである。(おお、ベネット氏がここまで献身的だとは!)
しばらくして、クレアが自室でシャンドラ・シュレッシュの本を読んでいると、ザックが「救出」に来る。なんと、梯子を持って来たのである。クレアは躊躇するが、ザックの「ホームカミング・クィーンなんて、一生に一度しかないんだよ。第一、お父さんに逆らったからって、どうなるっていうの?ダブル謹慎?それに、君が行かないと、ジャッキーが繰上げでクィーンになっちゃうよ」という説得により、こっそり抜け出す決心をする。
クレアはまた、ザックの「自分がゲイだという事を恥じない」姿勢に打たれ、シャンドラの本にも勇気付けられて、「自分をありのままに受け入れる」決心をする。すると、これまでの苦悩が嘘のようにきれいに吹っ飛ぶのだった。
ピーターが高校に到着し、廊下のガラスケースの中に飾られたトロフィーや表彰状、ジャッキーの人命救助に関する記事を眺めていると、クレアが通りかかる。ピーターはクレア(この時点ではお互いの名前や素性を知らない)に「この子(ジャッキー)、どこにいるかな?」と訊く。クレアが「その子、本当は特別な子じゃないんですよ」と言うと、ピーターは「火事に飛び込んで人命救助をするなんて、特別だと思うけど?」と答える。ピーターは気付かなかったが、クレアはピーターの言葉によって更に励まされるのだった。(アイザックが描いたチアリーダーの絵はクレアにそっくりなんだけど…?)
ピーターは「この子はひがんでるんだろう」と勘違いしたのか、「高校卒業後は人生がもっと良くなるよ」と励ます。
ピーターは体育館正面のホームカミング祭のバナーの下に立つ。ここにいれば、(アメフトの)ホームカミング試合の応援に向かうチアリーダーのジャッキーたちと会えるだろう。時刻は夜8時だ。あと数分で自分は死ぬ運命にある…世界平和と引き換えに。
クレアが女子ロッカー室で着替えていると、ジャッキーが「クォーターバックを怪我させといて、よく顔が出せたわね。第一、あんた、自宅謹慎だったんじゃないの?」と絡んで来る。やがて、他のチアリーダーたちが先に競技場に向かい、2人きりになると、クレアとジャッキーの口論はますます激しくなる。
2人は小さい頃は親友で、いつも一緒に遊んだものだったが、どちらかというと、クレアがジャッキーに憧れ、真似ばかりしていた。それが「カッコイイ」と思い込んでいたのである。しかし、「自分らしさ」に目覚めたクレアにとって、そんな模倣をする必要はもうない。それどころか、今では逆に、ジャッキーがクレアのように振る舞っているなんて、皮肉な話ではないか。「それ、何の事?」と困惑顔のジャッキーに、クレアは「火事で人命救助をしたのはあたしなのよ。ビデオに録ってあるの」と明かす。
突如、ロッカールームの明かりが点滅し、消える。(ホラー作品のお約束?)
2人は暗闇(それほど暗くないけど)の中を外に向かって歩き出す。クレアは侵入者の気配を感じ、「そっちに行かない方が良いわ」と警告するが、ジャッキーは取り合わずにズカズカ歩いて行く。
サイラーが左手でジャッキーの首を掴んで持ち上げ、右手の人差し指をかざす。サイラーが空中に横線を描くように人差し指を動かすと、ジャッキーの額に切れ目が入る。念力で頭をスライスしているのだ。それを見たクレアは悲鳴を上げる。
「クレアがこっそり家を抜け出した」と知って高校まで来ていたベネット氏、そしてピーターが悲鳴を聞いて駆け出す。
サイラーがクレアを壁に叩きつける。クレアは頭を打ち、腕を骨折する。怪我はやがて治るが、クレアが立ち上がった時にはジャッキーはすでに事切れていた。サイラーはクレアの驚異的な治癒力に気付き、ターゲットを間違えた事を悟るが、そこにピーターが駆けつけて来る。
サイラーが念力でロッカーのドアを投げつける中、ピーターはクレアを連れて走る。2人はアイザックの絵にあった体育館内部の階段状の観客席を通る。ただ、ピーターが一緒にいるという点だけが絵と異なる。サイラーは(映画『ハロウィーン』シリーズの悪役みたいに)ゆっくりとした足取りで後を追う。
その頃、ベネット氏は女子ロッカールームで死体を見つけ、駆け寄るが、それはクレアではなく、別の少女(ジャッキー)だった。クレアはとりあえず生きているようだが、まだ危険が去ったわけではあるまい。
ピーターはクレアに、明るくて人気(ひとけ)の多い競技場に行くよう指示する。サイラーは人目を避けたがるはずだから、明るくて混んでいる場所までは追って行かないだろう。
ピーターはクレアを逃がした後、サイラーと対決する。ピーターはサイラーの「力」をコピーしているのか、簡単にはやられない。やがて、体育館の上に出たピーターはサイラーに掴みかかり、飛び降りる。ピーターとサイラーはコンクリートの地面に激突し、グッタリとなる。ピーターの身体の下に血が溢れる。その場所はホームカミング祭のバナーの下、時刻は8:12だった。(この落下シーンは映画『ハロウィーン』シリーズの第1作のラストシーンへのオマージュ?)
クレアはピーターの血だらけの死体を見つけ、近くに寄る。すると、ピーターが息を吹き返し、瞬く間に治癒してしまう。ピーターはクレアの「力」を借りて甦ったのだ。(これは最初から予想してたけどね。)
クレアとピーターは自己紹介する。ピーターが「君を救った事で、結果的に世界は救えたのかな?」と訊くと、クレアは「あたしにはわからない。あたしはただのチアリーダーだから」と答える。(そうか、クレアには「自分が生き延びる事によって世界が救われる」という自覚がないんだよね。)
サイレンが聞こえて来たので、クレアは助けを求めに走るが、途中でベネット氏に止められる。クレアが「ピーターが…」と言いかけると、ベネット氏は「あとは警察がやってくれるよ」と言いながら娘を抱きしめる。(ベネット氏はこの「ピーター」がピーター・ペトレリだという事に気付いている?)
ベネット氏が「運が良かったな」と言うと、クレアは「…そうじゃないのよ。パパに言わなきゃならない事があるの」と言う。クレアは遂に、父親に全てを話す決心をしたようだ。
一方、サイラーは足を引き摺りながら、学校脇の林の中に入って行く。そこではイーデンが待ち受けていた。サイラーが念力で攻撃しようとすると、イーデンは「あなたはあたしを傷つけたくない。話し合う必要があるだけ。でも、まずは眠るのよ」と暗示をかける(おお、まるでジェダイ騎士のマインド・トリックではないか!)。
サイラーがイーデンを見つめながらボーっとしていると、物陰から謎のハイチ人(ザ・クリーナー)が現れ、サイラーの頭を手で包み込む。サイラーはその場に崩れる。ザ・クリーナーはサイラーを肩に担ぐ。(あれ?ベネット氏は「殺せ」って命じたんじゃなかったの?この2人、ひょっとしてベネット氏を裏切るつもりなんだろうか?)
体育館の前。ピーターは起き上がろうとし、右足首が捩れている事に気付くが、元の角度に戻すと、あっという間に治ってしまう(クレアと距離が離れてるのに、まだ効果が残ってたのかな?)。ちょうど現れた警官隊がピーターを取り囲み、逮捕する。ピーターは「僕じゃない!犯人が逃げちゃうよ!」と訴えるが、相手にしてもらえない。(まあ、状況からして、この逮捕は仕方ないでしょ。あとはベネット氏がピーターに有利な証言もしくは根回しをしてくれるのに期待するしかない?ただ、「クレアがジャッキーを殺した」という疑惑も持ち上がって来そうなので、ベネット氏としては警察の注意をピーターに向けさせておいた方が都合が良いかも?)
インド。モヒンデルはミラにオファーされていた遺伝子研究機関への就職を断り、NYに戻る決心をする。特殊能力者たちとコンタクトを取り、彼らを待ち受ける危険について警告してあげなければならないのだ。(NY以外にも特殊能力者はワンサカいるようなので、どこに行っても良いはずなんだけど、とりあえず、「NY壊滅は本当に起こるらしい」という前提で動く事にしたんだろうね。)
ユタ州。ハイウェイ12号線沿いのカフェ(あれ?まだ、ここにいたの?)。DLはマイカを車に乗せ、辺りを窺いながら、自分も乗ろうとする。ジェシカは道の反対側の物陰(というか、ライフルの性能からして、かなり遠くなのかな?)からDLに照準を合わせ、引き金を絞る。(弾丸がDLを貫通するのかな?『ミュータントX』のジェシーみたいに。)
6ヶ月前のBurnt Toast Diner。時空を跳んで来たヒロがウェイトレスのチャーリーに「僕の名前は中村ヒロ。君の命を救いに来たんだ」と英語で言う。その時、チャーリーは同僚たちに呼ばれ、「ちょっと待ってて(Hold that thought.)」と言って、カメラの前まで小走りに走っていく。その日はちょうど、チャーリーの誕生祝いが行われていたのだ(保安官も招待されてる?)。
ヒロが「よかった。チャーリーはまだ生きてる(*)」と思いながら眺めていると、チャーリーは振り向き、手招きする。「一緒に写真を撮りましょ」というわけだ。(ああ、なんてイイ子なんだろう。)
* ヒロのブログにはこう↓書かれている。
And so here I am at the Burnt Toast diner. By my calculations, about one
day in the past. My time travel seemed to have worked. Charlie is alive.
That's all that matters.
これで、ヒロが6ヶ月前のBurnt Toast Dinerに跳んだのはわかったが、「チャーリーが殺された」という事実は変わっていない。「ヒロが事件の数週間前にいなくなってしまった」というのはおそらく、別の時空点(私の勝手な呼称)に行ったからなのだろうけど、一体、どういう理由で、どこ(いつ)に行ったのだろうか?
今回、初めて、サイラーの顔がなんとなく見える。ネイサンに似てなくもないが、少なくともピーターやSanjob君ではないようだ。それにしても、体育館(競技場?)の上から落ちても死なないなんて、タフなやつだ。ホント、『ハロウィーン』の悪役(マイク・マイヤーズ)みたい!?でも、イーデンたちに簡単に捕まってしまうところは間抜け?いや、イーデンたちが凄いのか?
★名言・迷言集
Peter Petrelli: By saving you, did I save the world?
Claire Bennett: I don't know.... I'm just a cheerleader.
テキサス州オデッサ。クレア・ベネットが高校のホームカミング祭のクィーンに選ばれる。先日の人命救助(実はクレアがやった)以来、学校一番の人気者になっていたジャッキー(「b*tch」に成り切った演技に拍手)は悔しがる。ジャッキーのように「カッコイイ」系の生徒たちは皆、ジャッキーに投票したのだが、ザックが「カッコ悪い」系の生徒たちの票を集めてくれたのだ。なにしろ、「カッコイイ」系よりも「カッコ悪い」系の生徒の方が圧倒的に多いのである。
NYのギャラリー。ネイサンとシモーヌがリンダーマン氏から取り戻した絵を見る。ピーターが「チアリーダーを見つけるために必要だ」と信じ込んでいる物だが、ピーター本人には絵を取り戻した事を知らせていない。ネイサンは濃い色の塗料で絵を塗りつぶす。「ピーターを死なせないため」だという。(この絵は視聴者には見えない。)
ネヴァダ砂漠。ジェシカ(ニキ)・サンダーズが高性能スナイパー・ライフル(「Blaser R93」というモデルらしい)を密売業者から買う。現金で2000ドルだ。車に乗る時、サイドミラーに心配そうなニキの顔が映る。ジェシカはニキに向かい、「狩りに行くわよ」と言う。
ユタ州。DL・ホーキンズとマイカ・サンダーズはハイウェイ12号線沿いのカフェの前に車を停める。マイカは母のニキのもとに帰りたがるが、DLは「ママ(実はジェシカ)の傍にいては危険だ」と諭す。DLが店に入ろうとすると、警官がちょうどやって来る。DLは野球帽を目深にして顔を隠し、店の前の自動販売機で新聞を買うフリをする。警官はDLの方をチラっと見遣るが、何も言わずに店に入る。DLが車に戻ろうとして振り返ると、マイカはいなくなっていた。
インド。モヒンデル・シュレッシュ教授は父が遺したファイルのサッカー少年(Sanjob Iyer→どう読むの?)を市場街で探す。Sanjobはモヒンデルがファイルを見つける以前に夢の中に何度も出て来たのだ。しかも、ファイルによれば、Sanjobには「他人の夢の中に入ったり、幻覚を見せたりする能力がある」という。つまり、モヒンデルが見たのは実は夢ではないのではないか?同僚(というか、大学の事務関連の人?)は半信半疑だったが、「この辺りは1人じゃ危ないから」と言って着いて来る。
NYのギャラリー。シモーヌはピーターを呼び、例の絵のデジタル写真を見せる。絵にはピーターが救うべきチアリーダーがいるはずの高校の名前が入ったホームカミング祭のバナーが描かれていた。これでチアリーダーの居場所がわかった。ただ、絵の下方には地面にうつ伏せになった男の死体もある。ピーターらしい。絵の中央に描かれている時計は8:12を指している。シモーヌは「この学校に電話したら、ホームカミング祭は今夜だって」と告げる。つまり、ピーターは今夜8時過ぎ、チアリーダーの犠牲になって死ぬ運命にあるのだ。ピーターはそれでも使命を果たすため、シモーヌにキスをして出かけて行く。(飛行機で3時間位で着くのかな?時差を考慮すれば十分間に合う?)
ピーターはヒロの携帯電話にかけるが、応対したのは安藤だった。安藤は過去に戻った(?)ヒロの帰りをBurnt Toast Dinerでずっと待っているのだが、ピーターにはこの時点ではそこまで話さない。ともかく、「チアリーダーはテキサスにいる」という事で、ピーターと安藤はBurnt Toast Diner(ちょうど空港に近い)で落ち合う事にする。それまでにヒロが戻って来れば良いのだが…。
テキサス州。プリマテック製紙会社の奥の部屋。アイザックが描いた絵(テッドが爆発する絵?)を見たベネット氏は「これじゃあ、サイラーを見つける手掛かりにはならない。もう1枚描かせるんだ」とイーデンに命じる。だが、イーデンはキッパリと断る。すると、ベネット氏は「私はクレアをホームカミング祭に行かせないようにするから、おまえはクレアの学校に行ってサイラーを倒せ(take him out)」と指示する。
高校。ザックはクレアに「オンラインで買った」という本をプレゼントする。シャンドラ・シュレッシュの著書だ。その本にはさまざまな特殊能力者の事が書かれており、クレアのような自然治癒能力に関する報告も含まれている。
そこにジャッキーが現れ、「ザックはゲイだから、あーたら、こーたら」と意地悪な態度を取る。クレアはジャッキーの顔をパンチする。ジャッキーは一発で倒れ、気絶する。(やったー!)
ユタ州。DLはマイカをバス停で見つける。まさか、1人でバスで帰るつもりだったのだろうか?DLが「急にいなくなったら心配するじゃないか!」と叱ると、マイカは「これで、パパがいなくなった時の僕たちの気持ちがわかったでしょ!?」とベソをかく。マイカは「ママは病気なの。自分ではコントロールできないんだよ」と言って、「ジェシカ」というもう1つの人格について説明する。DLが「ママはその『ジェシカ』の存在に気付いてるのかい?」と訊くと、マイカは少し考え、「知らないと思う」と答える。DLが「じゃあ、ママの所に戻ろう」と賛成すると、マイカは「もう、ママに僕たちの居場所を知らせといたよ」と言う。
インドの市場街。モヒンデルはサッカーをしているSanjob少年を見つける。
モヒンデル:「君は僕の夢の中に現れた」
Sanjob:「僕は誰の所にも行かないよ。向こうから僕の所にやって来るんだ…答を求める人たちが」
モヒンデル:「僕の前には2つの道があるんだけど、どっちを選んだら良いのかわからない」
Sanjob:「その答はすでに出ているよ」
おお、これでは禅問答ではないか。
テキサス州ミッドランドのBurnt Toast Diner。もう日が暮れていたが、安藤はコーヒーのお代わりをしながら粘っていた。店の一角には昨日の朝(?)に殺されたチャーリーの遺影が飾られ、蝋燭や花も添えられている。遺影の後ろの掲示板にはチャーリーを含む従業員たちの写真が沢山貼られていたが、安藤はその中の1枚にヒロが写っているのに気付く。ヒロは過去に跳ぶ事に成功したのだ!
他のウェイトレス(店主かも?)に訊いてみると、「あら、それはヒロよ。チャーリーととても仲が良かったの」と教えてくれる。その写真は半年前のチャーリーの誕生パーティーで撮られたものだったが、「ヒロは数週間前にいなくなっちゃった」らしい。どこ(いつ?)へ行ったのだろうか?
タクシーがBurnt Toast Dinerに着き、中からピーターが出て来る。安藤は「ヒロは過去に跳んだんです」と言う。ピーターは「僕自身には何も『力』はないんだけど、傍にいる人の力を借りる事ができるんだ」と話す。できれば、ヒロと一緒に行きたかったが、いないのなら仕方がない。ピーターは1人でチアリーダーを救いに行く。安藤はダイナーに残り、ヒロを待ち続ける事にする。安藤だって、「ヒロなしでは何の『力』もない」のである。(ここでヒロとピーターが会えなかったという事実には重大な意味があるような気がする。)
インド。モヒンデルはまたもやヴィジョンを見ていた。同僚(市場街に同行してくれた人)が父シャンドラ・シュレッシュとSanjob少年の事で言い争っているヴィジョン(なんだ、同僚はSanjobの事を知ってたんじゃないか!)、初めて父の本を読んで興奮しているモヒンデルを叱りつける父のヴィジョン…。シャンドラはなぜか、自身が唱えた新進化論から息子のモヒンデルを遠ざけようとしていた。同僚もおそらく、モヒンデルをSanjobに会わせたくなかったのではないか?だが、どうして?
モヒンデルは「2つの道」のどちらを選ぶべきか悟る。父のコンピュータに表示されている「このプログラムを閉じ(止め)ますか?」(「探求/調査を止めますか?」の比喩)というメッセージ・ボックスに「いいえ」と答えれば良いのだ。
モヒンデルが「いいえ」ボタンをクリックすると、パスワードを入力するためのテキスト・ボックスが表示される。6文字以内だ。モヒンデルは「SYLAR」等、いくつかを試した後、ふと思いつき、「SHANTI」と入力してみる。死んだ姉の名だ。すると、ファイルが開き、特殊能力者のリストが表示される。父は彼(彼女)たちを見つけていたのだ!(だから、NYのアパートにあった地図が彼らの所在地なんだってば!)
そのリストはこれ↓だ(赤字はすでに死亡)。
(なぜか、シャンドラが死んだ後に「力」に目覚めたはずのマットやヒロの名前まである。)
テキサス州オデッサのベネット家。ベネット氏はクレアに自宅謹慎を言いつける。せっかくのホームカミング・クィーンに選ばれたのに、どうして行っちゃいけないんだろう?理不尽な話だが、父の命令は絶対だった。クレアが泣きながら2階の自室に駆け上がって行った後、ベネット夫人が「あの子、この事であなたを長い間恨み続けるでしょうね」と指摘すると、ベネット氏は「そう祈ってるよ」と答える。たとえ自分が悪者になろうとも、娘が生きていてさえくれれば、それで良いのである。(おお、ベネット氏がここまで献身的だとは!)
しばらくして、クレアが自室でシャンドラ・シュレッシュの本を読んでいると、ザックが「救出」に来る。なんと、梯子を持って来たのである。クレアは躊躇するが、ザックの「ホームカミング・クィーンなんて、一生に一度しかないんだよ。第一、お父さんに逆らったからって、どうなるっていうの?ダブル謹慎?それに、君が行かないと、ジャッキーが繰上げでクィーンになっちゃうよ」という説得により、こっそり抜け出す決心をする。
クレアはまた、ザックの「自分がゲイだという事を恥じない」姿勢に打たれ、シャンドラの本にも勇気付けられて、「自分をありのままに受け入れる」決心をする。すると、これまでの苦悩が嘘のようにきれいに吹っ飛ぶのだった。
ピーターが高校に到着し、廊下のガラスケースの中に飾られたトロフィーや表彰状、ジャッキーの人命救助に関する記事を眺めていると、クレアが通りかかる。ピーターはクレア(この時点ではお互いの名前や素性を知らない)に「この子(ジャッキー)、どこにいるかな?」と訊く。クレアが「その子、本当は特別な子じゃないんですよ」と言うと、ピーターは「火事に飛び込んで人命救助をするなんて、特別だと思うけど?」と答える。ピーターは気付かなかったが、クレアはピーターの言葉によって更に励まされるのだった。(アイザックが描いたチアリーダーの絵はクレアにそっくりなんだけど…?)
ピーターは「この子はひがんでるんだろう」と勘違いしたのか、「高校卒業後は人生がもっと良くなるよ」と励ます。
ピーターは体育館正面のホームカミング祭のバナーの下に立つ。ここにいれば、(アメフトの)ホームカミング試合の応援に向かうチアリーダーのジャッキーたちと会えるだろう。時刻は夜8時だ。あと数分で自分は死ぬ運命にある…世界平和と引き換えに。
クレアが女子ロッカー室で着替えていると、ジャッキーが「クォーターバックを怪我させといて、よく顔が出せたわね。第一、あんた、自宅謹慎だったんじゃないの?」と絡んで来る。やがて、他のチアリーダーたちが先に競技場に向かい、2人きりになると、クレアとジャッキーの口論はますます激しくなる。
2人は小さい頃は親友で、いつも一緒に遊んだものだったが、どちらかというと、クレアがジャッキーに憧れ、真似ばかりしていた。それが「カッコイイ」と思い込んでいたのである。しかし、「自分らしさ」に目覚めたクレアにとって、そんな模倣をする必要はもうない。それどころか、今では逆に、ジャッキーがクレアのように振る舞っているなんて、皮肉な話ではないか。「それ、何の事?」と困惑顔のジャッキーに、クレアは「火事で人命救助をしたのはあたしなのよ。ビデオに録ってあるの」と明かす。
突如、ロッカールームの明かりが点滅し、消える。(ホラー作品のお約束?)
2人は暗闇(それほど暗くないけど)の中を外に向かって歩き出す。クレアは侵入者の気配を感じ、「そっちに行かない方が良いわ」と警告するが、ジャッキーは取り合わずにズカズカ歩いて行く。
サイラーが左手でジャッキーの首を掴んで持ち上げ、右手の人差し指をかざす。サイラーが空中に横線を描くように人差し指を動かすと、ジャッキーの額に切れ目が入る。念力で頭をスライスしているのだ。それを見たクレアは悲鳴を上げる。
「クレアがこっそり家を抜け出した」と知って高校まで来ていたベネット氏、そしてピーターが悲鳴を聞いて駆け出す。
サイラーがクレアを壁に叩きつける。クレアは頭を打ち、腕を骨折する。怪我はやがて治るが、クレアが立ち上がった時にはジャッキーはすでに事切れていた。サイラーはクレアの驚異的な治癒力に気付き、ターゲットを間違えた事を悟るが、そこにピーターが駆けつけて来る。
サイラーが念力でロッカーのドアを投げつける中、ピーターはクレアを連れて走る。2人はアイザックの絵にあった体育館内部の階段状の観客席を通る。ただ、ピーターが一緒にいるという点だけが絵と異なる。サイラーは(映画『ハロウィーン』シリーズの悪役みたいに)ゆっくりとした足取りで後を追う。
その頃、ベネット氏は女子ロッカールームで死体を見つけ、駆け寄るが、それはクレアではなく、別の少女(ジャッキー)だった。クレアはとりあえず生きているようだが、まだ危険が去ったわけではあるまい。
ピーターはクレアに、明るくて人気(ひとけ)の多い競技場に行くよう指示する。サイラーは人目を避けたがるはずだから、明るくて混んでいる場所までは追って行かないだろう。
ピーターはクレアを逃がした後、サイラーと対決する。ピーターはサイラーの「力」をコピーしているのか、簡単にはやられない。やがて、体育館の上に出たピーターはサイラーに掴みかかり、飛び降りる。ピーターとサイラーはコンクリートの地面に激突し、グッタリとなる。ピーターの身体の下に血が溢れる。その場所はホームカミング祭のバナーの下、時刻は8:12だった。(この落下シーンは映画『ハロウィーン』シリーズの第1作のラストシーンへのオマージュ?)
クレアはピーターの血だらけの死体を見つけ、近くに寄る。すると、ピーターが息を吹き返し、瞬く間に治癒してしまう。ピーターはクレアの「力」を借りて甦ったのだ。(これは最初から予想してたけどね。)
クレアとピーターは自己紹介する。ピーターが「君を救った事で、結果的に世界は救えたのかな?」と訊くと、クレアは「あたしにはわからない。あたしはただのチアリーダーだから」と答える。(そうか、クレアには「自分が生き延びる事によって世界が救われる」という自覚がないんだよね。)
サイレンが聞こえて来たので、クレアは助けを求めに走るが、途中でベネット氏に止められる。クレアが「ピーターが…」と言いかけると、ベネット氏は「あとは警察がやってくれるよ」と言いながら娘を抱きしめる。(ベネット氏はこの「ピーター」がピーター・ペトレリだという事に気付いている?)
ベネット氏が「運が良かったな」と言うと、クレアは「…そうじゃないのよ。パパに言わなきゃならない事があるの」と言う。クレアは遂に、父親に全てを話す決心をしたようだ。
一方、サイラーは足を引き摺りながら、学校脇の林の中に入って行く。そこではイーデンが待ち受けていた。サイラーが念力で攻撃しようとすると、イーデンは「あなたはあたしを傷つけたくない。話し合う必要があるだけ。でも、まずは眠るのよ」と暗示をかける(おお、まるでジェダイ騎士のマインド・トリックではないか!)。
サイラーがイーデンを見つめながらボーっとしていると、物陰から謎のハイチ人(ザ・クリーナー)が現れ、サイラーの頭を手で包み込む。サイラーはその場に崩れる。ザ・クリーナーはサイラーを肩に担ぐ。(あれ?ベネット氏は「殺せ」って命じたんじゃなかったの?この2人、ひょっとしてベネット氏を裏切るつもりなんだろうか?)
体育館の前。ピーターは起き上がろうとし、右足首が捩れている事に気付くが、元の角度に戻すと、あっという間に治ってしまう(クレアと距離が離れてるのに、まだ効果が残ってたのかな?)。ちょうど現れた警官隊がピーターを取り囲み、逮捕する。ピーターは「僕じゃない!犯人が逃げちゃうよ!」と訴えるが、相手にしてもらえない。(まあ、状況からして、この逮捕は仕方ないでしょ。あとはベネット氏がピーターに有利な証言もしくは根回しをしてくれるのに期待するしかない?ただ、「クレアがジャッキーを殺した」という疑惑も持ち上がって来そうなので、ベネット氏としては警察の注意をピーターに向けさせておいた方が都合が良いかも?)
インド。モヒンデルはミラにオファーされていた遺伝子研究機関への就職を断り、NYに戻る決心をする。特殊能力者たちとコンタクトを取り、彼らを待ち受ける危険について警告してあげなければならないのだ。(NY以外にも特殊能力者はワンサカいるようなので、どこに行っても良いはずなんだけど、とりあえず、「NY壊滅は本当に起こるらしい」という前提で動く事にしたんだろうね。)
ユタ州。ハイウェイ12号線沿いのカフェ(あれ?まだ、ここにいたの?)。DLはマイカを車に乗せ、辺りを窺いながら、自分も乗ろうとする。ジェシカは道の反対側の物陰(というか、ライフルの性能からして、かなり遠くなのかな?)からDLに照準を合わせ、引き金を絞る。(弾丸がDLを貫通するのかな?『ミュータントX』のジェシーみたいに。)
6ヶ月前のBurnt Toast Diner。時空を跳んで来たヒロがウェイトレスのチャーリーに「僕の名前は中村ヒロ。君の命を救いに来たんだ」と英語で言う。その時、チャーリーは同僚たちに呼ばれ、「ちょっと待ってて(Hold that thought.)」と言って、カメラの前まで小走りに走っていく。その日はちょうど、チャーリーの誕生祝いが行われていたのだ(保安官も招待されてる?)。
ヒロが「よかった。チャーリーはまだ生きてる(*)」と思いながら眺めていると、チャーリーは振り向き、手招きする。「一緒に写真を撮りましょ」というわけだ。(ああ、なんてイイ子なんだろう。)
* ヒロのブログにはこう↓書かれている。
And so here I am at the Burnt Toast diner. By my calculations, about one
day in the past. My time travel seemed to have worked. Charlie is alive.
That's all that matters.
これで、ヒロが6ヶ月前のBurnt Toast Dinerに跳んだのはわかったが、「チャーリーが殺された」という事実は変わっていない。「ヒロが事件の数週間前にいなくなってしまった」というのはおそらく、別の時空点(私の勝手な呼称)に行ったからなのだろうけど、一体、どういう理由で、どこ(いつ)に行ったのだろうか?
今回、初めて、サイラーの顔がなんとなく見える。ネイサンに似てなくもないが、少なくともピーターやSanjob君ではないようだ。それにしても、体育館(競技場?)の上から落ちても死なないなんて、タフなやつだ。ホント、『ハロウィーン』の悪役(マイク・マイヤーズ)みたい!?でも、イーデンたちに簡単に捕まってしまうところは間抜け?いや、イーデンたちが凄いのか?
★名言・迷言集
Peter Petrelli: By saving you, did I save the world?
Claire Bennett: I don't know.... I'm just a cheerleader.
※インターネットでの(ヒロに関する)書き込みはなるべく読まないようにしている。(ということは『ヒロのブログ』も読んでない?)
※得意技はアカペラ系のVoice Percussion。(かなり上手い!ビデオクリップが見つかるようなら、ぜひ見てほしい。)
※子ども時代に『TIME』誌(Asian Wiz Kidsの特集号)の表紙に載ったことがある。(検索すれば写真が見つかるかも?)
※最近、『Heroes』のファンに「一緒に写真撮って下さい」と言われる事が多くなった。ただ、「若い女性と一緒に写真を撮ってあげたところ、『あたしの彼氏のお気に入りキャラがヒロなんです』と言われてガックリ来た」なんていう事も…。
とにかく、楽しい人ですね。
まだまだ能力者が出てくるんですねー、やっぱり。Chandraが発見しただけでコレだけいるのだからもっといるのかもしれませんが。Peterは、どうなるんだろう。TXに別の能力者がいないので、普通に釈放かなぁ。
Masi Okaさんは、Heroesが日本上陸するときに絶対呼ばれるでしょうね。さすがに日本でフィーバーってことにはならないかもしれないけど。
P.S. Sanjob Iyerはサンジョブ・アイヤーでいいのでは。。。
あるいはチャーリーは「もし、問題の日にダイナーに行かなかったらヒロと出会えなくなる」という理由で、死ぬとわかっているのにわざわざ出勤して行く事にした&ヒロもチャーリーの気持ちを汲んでやる事にした…なんていうのは悲壮すぎる?
能力者は沢山いるようですね。シャンドラが「まだ能力が発現していない者たちもマークしていた」というところも興味深いです(スタッフのミスという可能性もありますが)。
ピーターの逮捕はネイサンにとってはスキャンダルになりますから(苦笑)、リンダーマン氏に根回しして釈放もらうとか?
Sanjob Iyerですが、インド系の名前(のはず)なので、「j」、「y」、「r」あたりの発音がどうなのかなー…って思って、とりあえずそのままアルファベットで書きました。次回からは「サンジョブ・アイヤー」で行きましょうか?
ところで、モヒンデルがインドに帰る際、イーデンが「あなたはきっと(アメリカに)戻って来るわ」って言ってましたよね。あれにもマインド・トリックが入ってたんでしょうか?あと、イーデンの力はベネット氏にも通用するのかなあ?
1. 事件の1日前に戻ろうと再び時間移動したが、また別の時間に行った。
2. Charlieがやっぱりカワイイので、事件当日まで見守る&一緒にいることにした。
2で先にSylarに出会って...まさか!
Mohinderが「サンジョブ・アイヤー」のような感じで言っていたので(アメリカ人向けに)、これでいいのかなと。(例えば、Chloe<アメリカ読み>とクロエ<フランス語読み>のように耳で聞くのと、書くのが合わないと混乱するので僕は言語表記に統一してるんです...)
Edenは実は他にもIsaacに絵を描かせてもっといろんなことを知っていたりして。BTDが事件現場になっていないのもおばちゃんが全然悲しんでいないのもご愛嬌です。たぶん(実はもう死んでいないことになっている!?)。
Hiroパパは一体何をしに出てくるんでしょう。もしや能力者??
Chloeとクロエは多分、日本語の字幕にした時になるべく文字数が少ない書き方にしたのかなー…なんて勝手に思ってますが、私はコレに関しては妥協しちゃいました(笑)。他の名前の表記は結構拘ってますけど。
Hiroパパはどうやら、ボディガードを引き連れて、ヒロを無理矢理、日本に連れ戻しに来るようです。ヒロ自身はサラリーマンなのに、実家は意外とお金持ち!?
クレア父のクレアに対する態度と、モヒンデル父の息子に対する態度がじつにダブって、愛が感じられるエピソードでありました。ところでザックってほんとにただのゲイなのですかね?私は少し深読みをして、彼はもしかしたら未来から使命を帯びてやってきたクレアの護衛係かなと、あの窓から侵入してきたシーンの会話で思っちゃいましたよ。
人名表記ですが、私もじつはほんとをいうとkennさんと同じく英文表記派なんですよ!そっちの方がらくだし、自然だもの。だけど、ソレをやっちゃうと検索エンジンにひっかからないのですもん。"24 クロエ" で検索してくる人の方が圧倒的に多いから仕方なく長いものに巻かれてます。カタカナ表記ってほんとにめんどくさいですよね。