ストレート勝ちしたロンドンのイギリス戦では、ライトスタメンは新鍋理沙選手。この試合は格下相手なので、これまでの傾向からは2枚替えが機能すると考えられる試合でした。では実際に得点推移を見てみましょう。
第一セット
前衛2枚ローテ 6得点5失点5→+1点
2枚替えローテ 5得点5失点→±0点
第二セット
前衛2枚ローテ 4得点3失点→+1点
2枚替えローテ 4得点4失点→±0点
第三セット
前衛2枚ローテ 6得点4失点→+2点
このように見ると、2枚替えによって、第一セットと第二セットでは1点ずつ失っています。格下相手にすら通用していません。
特に私が問題視しているのは、第一セットの狩野舞子選手のライトからBセミへの切り込みからの一連の流れです。狩野舞子選手のBセミへの切り込みは、セッターと交差するくらいのタイミングでドタバタして動きが緩慢になります。そのため、そう言った攻撃があると分かっていれば、簡単にブロックできます。この場面でも、ブロックされてしまいました。次のラリーでは、ブロックされて「何とか私が活躍しなきゃ!」といった感じで、乱れた場面から狩野舞子選手が後衛レフトまでしゃしゃり出てチャンスボールを返球し、そのチャンスボールからイギリスはレフトのビーティー選手のBセミへの切り込みを使って得点しました。このシーン、実は狩野舞子選手が後衛までしゃしゃり出ていたので、ブロックに参加できなかったのです。あのチャンスボールは後衛にいた江畑幸子選手に任せるべきでした。ブロックに跳ばないなら、何のための長身選手の2枚替えなのか分かりません。
さらに不可思議なのは、監督采配です。この試合、竹下佳江選手のサーブで大量得点がありました。なのに、2枚替え終了時には狩野舞子選手にサーブを打たせて、狩野舞子選手のサーブ終了後に竹下佳江選手をコートに戻していました。どうして竹下佳江選手にサーブを打たせなかったのでしょうか。
もちろん、例えば第二セットの2枚替えでは、狩野舞子選手が相手のセッターに向かってソフトアタックをし、相手を2段にしてミスを誘うなど、良い場面もありました。ただやはり得点推移の分析結果は否定のしようがありません。この試合で2枚替えがもたらしてくれたのは、主力の僅かな休息だけでした。
第一セット
前衛2枚ローテ 6得点5失点5→+1点
2枚替えローテ 5得点5失点→±0点
第二セット
前衛2枚ローテ 4得点3失点→+1点
2枚替えローテ 4得点4失点→±0点
第三セット
前衛2枚ローテ 6得点4失点→+2点
このように見ると、2枚替えによって、第一セットと第二セットでは1点ずつ失っています。格下相手にすら通用していません。
特に私が問題視しているのは、第一セットの狩野舞子選手のライトからBセミへの切り込みからの一連の流れです。狩野舞子選手のBセミへの切り込みは、セッターと交差するくらいのタイミングでドタバタして動きが緩慢になります。そのため、そう言った攻撃があると分かっていれば、簡単にブロックできます。この場面でも、ブロックされてしまいました。次のラリーでは、ブロックされて「何とか私が活躍しなきゃ!」といった感じで、乱れた場面から狩野舞子選手が後衛レフトまでしゃしゃり出てチャンスボールを返球し、そのチャンスボールからイギリスはレフトのビーティー選手のBセミへの切り込みを使って得点しました。このシーン、実は狩野舞子選手が後衛までしゃしゃり出ていたので、ブロックに参加できなかったのです。あのチャンスボールは後衛にいた江畑幸子選手に任せるべきでした。ブロックに跳ばないなら、何のための長身選手の2枚替えなのか分かりません。
さらに不可思議なのは、監督采配です。この試合、竹下佳江選手のサーブで大量得点がありました。なのに、2枚替え終了時には狩野舞子選手にサーブを打たせて、狩野舞子選手のサーブ終了後に竹下佳江選手をコートに戻していました。どうして竹下佳江選手にサーブを打たせなかったのでしょうか。
もちろん、例えば第二セットの2枚替えでは、狩野舞子選手が相手のセッターに向かってソフトアタックをし、相手を2段にしてミスを誘うなど、良い場面もありました。ただやはり得点推移の分析結果は否定のしようがありません。この試合で2枚替えがもたらしてくれたのは、主力の僅かな休息だけでした。