楽園づくり ~わが家のチェンマイ移住日記~

日本とタイで別々に生活してきた私たち家族は、チェンマイに家を建てて一緒に暮らし始めました。日常の出来事を綴っていきます。

ゾーン体験

2014-05-08 14:04:46 | タイのゴルフ

「ゾーンに入る」と言う言葉をご存知かと思います。スポーツの世界でよく使われる言葉です。簡単に言えば、「極度に集中した状態」のことで、当然素晴らしい結果をもたらしてくれます。フロー状態とも言います。普段では体験できないような力が、短時間だけ発揮できたとき、ゾーンに入ったと言うのです。

これは、昨日のハンドンゴルフ場での私のスコアの一部です。アウトの5番ホールから4連続パーで、9番ホールはバーディーです。私にとっては完全にゾーンに入ったとしか言いようのない体験でした。ちなみに距離は左側の長い方です、念のため。

ここだけ見ると、かなり良いスコアで回ったように見えますが、実はそうではありません。

1番から4番までは惨憺たるスコアですね。出だしの4ホールで何と何と12オーバーです。ところが5番ホールから後は、5ホールで1アンダーですから、3個以上連続してパーをとったことのない私にとっては、正真正銘の「ゾーン入り」と言えるでしょう。

「ゾーンに入る」というのは何もスポーツに限ったことではありません。以前、30代、40代半ばくらいの頃まで、仕事では経験したことがありました。今やっている目の前の仕事に集中し、寝食も忘れるくらい夢中に取り組んでいると、想像もしなかったような成果が出ることがあったのです。「あっ、これだ!」とても自分の実力とは思えないような着想が生まれることが、ごくたまにですがありました。その時も、ゾーンに入っていたのだと思います。

ゾーンに入ると、まるで魔法にかかったような感じがします。昨日のゴルフでも、最初の4ホールは、すべてダメ。ところが結果がダメにもかかわらず、今日は何かあるぞという感触があったのです。そして5ホール目から、嘘のようにTショットはフェアウエーのど真ん中。セカンドは面白いようにグリーンへ。普段はほとんどグリーンに乗らないショートホール2つも、綺麗にワンオン。極めつけは9番ホールで、残り140ヤードのセカンドは7番アイアン。高く上がって僅かにフェードのかかったボールはピンまっしぐら。嘘のようにピン左横1メートルに落下しました。まったく転がることなくピタッと止まったのが見えて、背筋が寒くなる感じがしました。まるでプロが9番かウエッジで打ったようなショット。本当に私が打ったのだろうか・・・

ゾーンは単なるまぐれでしょうか?私はそうではないと思っています。もし仮に5連続バーディーを達成したのだとすれば、それは完全なまぐれです。プロなら、まさにゾーンに入ったということですが、私の場合はどんなに集中できても、そのような力は根本的にないからです。でも、パーならあり得ます。その中に1個くらいバーディーがあってもおかしくはありません。ゾーンは、奇跡やまぐれではなく、普段ではなかなか見られない高度な集中力によって、本来持っている力が現実に発揮されることなのです。

ではなぜゾーンに入ることができたのか?ちゃんと理由があるのです。昨日は、最初の数ホールはショットが全然ダメでした。その原因が、ダウンスイングで腕の振りが先行するスイングになっていることに気づきました。途中から腰を先に回すことだけに意識を集中しました。ただそれだけです。そうすると自然と上体も回転し、フォローでは意識しなくても腕が高く上がり、面白いように狙った方向に綺麗に飛ぶのです。「よし、これだっ!」結果は、知らず知らずに4連続パーです。パーを意識しないのに、結果が伴うのです。最後のバーディーだけは取れそうな予感がありました。でも、パットを打つ時は無我の境地で、気が付いたら勝手にカップに吸い込まれていたという感じです。まさにゾーンに入っていたのです。

ゾーンというのはいつまでも続きません。あくまでも一定の短い時間だけの現象なのです。人間の集中力とは、そうそう長続きするものではないからです。インに入って、「よーし、後半もこの調子で行くぞ」と意識した瞬間にゾーンの外にはじき出されました。ゾーンとは、そういうものだということを知りました。

でも、前半5ホールのゾーン入りのおかげで、数か月ぶりに100は切ったので、気分は良かったです。当たり前のことですが、ゴルフは正しいスイングをすればスコアが良くなるんだということを、身に染みて知ることも出来ました。

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