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地球人観察記

人類誕生から百万年も戦争を繰り返し、自分の惑星を破壊したりと、宇宙の常識では計り知れない知的生命体の地球人を観察します

カトリーナが暴いた国民性

2005年09月02日 06時59分28秒 | アメリカ-関係
大型ハリケーン「カトリーナ」は
29日、米国のメキシコ湾岸地域に再上陸
ルイジアナ州ニューオーリンズ市は、
市内の8割が冠水する被害が出ています。
隣のミシシッピ州でも破滅的損害が出ています。

ブッシュ大統領は記者団に、
「復旧には数年もかかる、米国史上でも最悪の天災の一つです」
とその被害の大きさを語っています。

日本でも阪神・淡路大震災や新潟地震などがありました。
以前に同じような被害に合っていますから、
心を痛めている方も多いでしょう。

ところが現地の様子をテレビを見ると、
日本では見られない映像が飛び込んできます。

「カトリーナ」が上陸した当日には、
もうニューオーリンズ国際空港の近くで略奪が発生しました。
アメリカン・パワーが発揮されます。
翌日には町の各地で住民が避難して、
無人化した店舗街などでも略奪が横行しています。

三宅島の噴火の時には、
無人化した島で盗みを働いた者がいましたが、
単なるコソドロですね。
日本にも火事場泥棒のような卑怯者が少しはいますが、
弱みに付け込んで集団で略奪するようなことはありませんね。

ニューオーリンズではこの他にも、
群衆がスーパーマーケットのドアを破壊して、
食料品や衣料品などを次々に持ち出しています。
負けじと制服の警官も一緒になって、
カートに商品を積んで持ち出していますから、
取り締まる者がいませんね。

日本だったら制服警官の泥棒している姿なんて、
まず見られないですね。
アメリカ映画では、よく腐った警官が登場しますが、
実際にもいるんだよ!と紹介してくれる形になりました。
さすがは大国アメリカですね。

一方、真面目な警官も当然いますが、
被災者の救援などに追われていて、
街の治安維持や店の警備には、
手が回らない状態になっています。

災害による避難生活には必要のなさそうな、
宝石店や電器店なども略奪にあっているようです。
人口48万人が避難したゴーストタウンは、
商店街が無法地帯となっています。

4月の中国での反日デモの時も、
中国市民が暴徒化して、
日本大使館や商店を襲っていますが、
略奪したとは聞いていないですね。

日本では市民が暴徒化したなんて、
まず聞いたことがないですよね。
たしか一昔前に、大阪の人達が暴徒化した
というニュースは聞きましたが、
あとは記憶にありません。

7月24日に神戸市の暴走族が、
夏休みに入ったうれしさで、
JR三ノ宮駅前の交差点で暴徒化しています。
でも今回の「カトリーナ」の暴徒とは、
規模が違いますよね。

国民性なのでしょうか、
今回のアメリカ南部の略奪は、
他の都市にも飛び火するように起きています。

ミシシッピ州の記者は、
「通りに出ると『水はあるか、現金はあるか』と襲われる。
危険があるので取材もできません」
と話していますから、総出で略奪犯になっているようです。

さらに今度は略奪犯同士で、
銃の撃ち合いが起きています。
銃砲店も襲われて銃が全部街に持ち出されました。
自動車の襲撃も少なくないそうです。
アメリカ市民の皆さんは、
ますます酷くなっていきますね。
そんな略奪の目撃者は、その様子を
「まるでイラクの戦場のようだった」
と言っています。

サッカーのワールドカップ・アジア最終予選では、
北朝鮮対イランの試合で審判をめぐって、
平壌の観客が暴徒化しました。
後日FIFAの規律委員会が処分を下しましたが、
よその国ではサッカーの試合で、
観客が暴徒化することが少なくないようです。
でも日本では聞きません。

日本人は、そんな浅ましい姿を見せたくないですね。

米国産牛肉輸入再開問題

2005年03月23日 09時52分30秒 | アメリカ-関係
JJは昔から肉が大好きです。
牛でも豚でも鶏でも、はたまた鯨でも肉なら何でも好きです。
最近は歯が弱くなって、噛むのに一苦労するのですが、
それでも肉片が好きで、ハンバーグなどひき肉になるとガックリしてしまいます。

アメリカ産牛肉の輸入再開問題では、先日ライス国務長官が来日して、
日本の食品安全委員会の結論が遅いと追求したいようですが、
JJ個人としては、早く輸入を再開していただき、おいしい肉を食べたいものです。

ところがアメリカ側は、
「これ以上、日本が牛肉の輸入を遅らせるようなら、米通商法により制裁措置を発動するかもしれない」
と言ってきたようです。
「アメリカ議会は不満を持っているので、今後の遅れは両国の今まで築いた良好な関係の維持を困難にするだろう」
とまで言っています。

これってなにか、ちょっとムッとしませんか!
確かに日本の対応が遅いのかもしれません。
食品安全委員会がトロイのかもしれません。
(国民のために食品の安全性を妥協しないのだと思いますが)
一般国民のJJには、そんなことまでわかりません。
でもアメリカ議会がいくら怒ろうと、輸入国日本はお客様ですよ。
日本人に「そら、食え」と牛肉をほうっても食べないというだけで、
両国の良好な関係が維持できないからと、敗戦国の日本に喧嘩を吹っかけて来てはいけません。
これでは、無理やりに玄関先でパンツのゴム紐を広げて見せて、
買わないと言った瞬間に豹変する「押し売りのおじさん」とたいして変わらないじゃないですか。
(例えが古いですね。昭和30年代前半には、結構いたんですよ。)

こちらの対抗策として、
「日本は今日からヒンズー教徒になったので、牛は食べられなくなりました。」
くらいのことは、言ってやりたい気分です。

たいした海洋・捕鯨調査もせずに、
「鯨は数が減っているので取るな。」
と、先頭に立って言っているのも、牛肉の押し売りがしたいが為じゃないのと勘繰りたくなります。
そのうえ、
「鯨は頭の良い利口な動物なので取ったら可愛そう」
なんてことまで言い出してます。
それゃぁ、たしかに「牛」はタガログ語で言えば「バカッ」ですよ。
利口は駄目で、「バカッ」は食べられてもしょうがないんですか?

興奮して話が支離滅裂になりました。
JJは肉なら何でも食べます。
アメリカ牛肉も鯨肉も早く食べられるようになってほしいんです。
とにかく脅しでなく、話し合いで早く解決して欲しいと、
「さすらった」さきの赤提灯でヤキトリを食べながら願うJJです。