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地球人観察記

人類誕生から百万年も戦争を繰り返し、自分の惑星を破壊したりと、宇宙の常識では計り知れない知的生命体の地球人を観察します

頼られた日本政府

2007年07月26日 16時41分28秒 | アジア-関係
こちらでは久々のフィリピン・ネタです。

フィリピンでは政府の国軍とイスラム勢力が、
もう30年以上も紛争・交戦を続けています。

ここミンダナオ島は、
9.11に怒ったアメリカ軍がアフガニスタンに侵攻して、
追われたオサマ・ビンラディンが、
彼の子供の潜伏先にしたことでも有名ですね。

そのイスラム勢力であるモロ・イスラム解放戦線(MILF)の、
最高指導者であるムラド議長から、
「国軍との交戦を回避する為に、
ぜひ日本政府に介入してもらえませんか」
という要請がありました。

そこでフィリピン駐在の山崎・日本大使が、
フィリピンのミンダナオ島シャリフ・カブンスアン州にある、
キャンプ・ダラパナンまで出向いて行って、
ムラド議長と和平に向けての会談をしました。
今月の初めのことです。

日本は昨年7月に、
フィリピン国軍とMILFの停戦を監視をする、
復興支援専門家を派遣していますが、
イスラム諸国以外から監視チームを送り込んだのは、
日本が初めてなんだそうです。


「ミンダナオ和平に対する日本政府支援に感謝する」
とムラド議長は感謝の気持ちを述べ、
山崎大使も
「ミンダナオでの和平が達成されるということは、
世界中で揉めているイスラム圏と非イスラム圏に、
フィリピンから良い実例を示すことになりますよ」
と答えています。



国内では日本政府のちょっと頼りなさが、
表面化されてきちゃっていますが、
私達の知らないところでは、
日本って結構頼りにされているようで、
それに応えてちゃんと仕事もしているんですね。



マリファナ解禁

2007年06月28日 12時18分48秒 | アジア-関係
インドネシアのカラ副大統領は、
「カレーの中に調味料として入れると美味しいから、
マリファナを使用しても構わないってことにしちゃうよ」
と発表したそうです。

実際にいまでもスマトラ島の北部の一部では、
料理のスパイスとして少量ですが、
マリファナの葉の粉末や種子を入れているんですって。
カラ副大統領はここの出身なのでしょうか。

でもマリファナを欧州の一部の国で、
合法化しているのには反対で、
あくまで調味料に限ってのOKなんだそうです。

「マレーシアやシンガポールと同じように、
麻薬密売人は死刑にしちゃおう!」
と言っているそうですから、
良いのか悪いのか、なんだか良く分からない話ですね。

インドネシアの国民も大変でしょう。
カレー料理をしていたお母さんも、
一歩間違えれば死刑になるんですから。

どっちやねん!

イランの表裏

2006年11月03日 22時52分07秒 | アジア-関係
「平和利用が目的なんだから、
うちだって核開発したっていいじゃん」
というイランに対し、欧米諸国から、
「本当は核兵器を開発してんじゃないの」
と疑いの目を向けています。

これに対しイランは先月27日に、
「もう低濃縮ウランを製造しちゃったもんね」
と発表したものですから、
国連安全保障理事会ではイランに対する制裁決議案を、
どうしようかという議論になっています。


先月末にアメリカ・イギリス・フランス・イタリア・オーストラリア・バーレーンが合同で、
大量破壊兵器がを運び出す船に対しての臨検訓練をしました。

これに対しても、
2日から始まった軍事演習という名で、
射程距離が2000キロもある中距離弾道ミサイル「シャハブ3」や、
「シャハブ2」「スカッドB」などのミサイルを、
バンバンと数十基も発射してしまったイランです。

この演習は10日間の日程だそうですから、
まだまだ発射するのでしょうか?
イランの国防費も大変ですね。

「シャハブ3」と「シャハブ2」には、
クラスター弾頭が搭載されていたそうです。

クラスター爆弾というのは、
銃で言えばショットガンです。
普通の銃で撃たれるのより、
ショットガンで撃たれた方が悲惨ですね。
(たいした差はないかもしれないけれど)
そんな訳で使用の禁止が叫ばれています。

でもイランは、
「核弾頭に載せかえることもできるんですゼ」
なんて不気味な事も云っています。


以上、日本のテレビで流されたお馴染みのニュース。
いわば表から見たニュースですね。

さて、この反対、
裏側から見たニュースを一つ。


イラン政府は欧米からの観光客を奨励しています。
その理由は、
「いま対立している相手はブッシュ政権で、
一般のアメリカ人はお友達です」
「アメリカとは1979年から、
国交を断絶していますが政府間のことです。
是非、遊びに来てください」

この観光客の奨励は、
アメリカだけでなく欧米諸国に対しても同様で、
それ以外の国からも来て欲しいんだそうです。

イランは欧米からの観光客一人に対し、
20ドル(約2340円)の報奨金を旅行会社に出すと言っています。

それ以外の国からの観光客は、
一人当たり10ドルの報奨金なんですって。

この他にも今年の1月に、
イランのアフマディネジャド大統領が、
イランとアメリカの直行便の運行を提案したのですが、
アメリカが返事をしてくれません。

そこでアフマディネジャド大統領は更に、
「もうこうなったら・・・、
イランの核関連施設もぜ~んぶ、
外国人観光客に見せちゃうから、
わが国の核開発が平和利用だって判って!」
なんて云っちゃいました。


こちらの話はアメリカ寄りの日本では、
あまり話題として面白くないのでしょうか。

主犯は誰?

2006年10月10日 17時24分02秒 | アジア-関係
北朝鮮の核実験は各国で批判を集めています。

兄貴分と云われている中国の外務省は、
「国際社会が核保有に全面的に反対しているのに、
今回、北朝鮮がそれを無視して強引に核実験を実施ことは、
中国政府は断固として反対を表明します」
と発表しています。

北朝鮮が中国と同様気を使って、
地下核実験をすると2時間前に通告していたロシアも、
「決して容認できる事ではない!」と批判しています。

アメリカから同じように核疑惑を持たれているイランは、
北朝鮮が核実験で国際社会が、
どのような反応を示すか興味津々のようです。

北朝鮮と仲良しだとされているパキスタンは、
「とても遺憾だ。
北朝鮮のはプルトニウム型で、
パキスタンのはウラン型だから、
全然違うもんなんですよ」
と闇の関係を否定するのに一生懸命です。

制裁処置を訴えてきた日本と違い、
北朝鮮と親密な外交関係を続けていたEU(欧州連合)も、
慌てて声明を出し、
「核実験は地域の安定を危険にさらすもので、
最大級の非難を表明する」
と今後は六カ国協議に同調する構えです。

このブログですから、
一般のニュースでは話題性を欠くフィリピンも紹介。
アロヨ大統領がヨーロッパ諸国同様に、
「北朝鮮に対し最も強い言葉で非難します」
と言っています。


ところで日本では・・・

北朝鮮のミサイルに対して迎撃する為に、
アメリカ軍が最新鋭の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を、
沖縄県の嘉手納基地に配備することに、
市民団体のメンバーが約100人が座り込みで反対しています。

人それぞれ、国もそれぞれですから、
別に良いのですが・・・


さて本題ですが、
今の北朝鮮には今回の核実験を成功させられるだけの、
能力を持った人が居なかったようですね。

たぶん北の将軍様が金で雇って、
外国の科学者が中心となっての地下核実験なのではないでしょうか。


願わくば、その協力者に、
日本人が絡んでいないようにと、
祈るばかりです。


スパイ天国

2006年08月13日 12時29分45秒 | アジア-関係
先週の木曜はスパイの事件が多かったですね。

ロシア
「自分の研究成果を認めてほしい」
と在日ロシア通商代表部員に、
可変光減衰器(VOA)素子」と赤外線センサーの研究を売り渡したのは、
精密機器メーカー「ニコン」の元研究員。

この部品があると戦闘で使う暗視スコープが出来るんですね。
アフガニスタンやイラクなどで、
真っ暗闇の中での銃撃戦になった時、
相手の兵士には良く見えないのに対して、
アメリカ軍は標的が丸見えになるアレです。

元研究員は「ニコン」社内での評価や処遇などに不満を抱いそうですが、
ロシアのスパイからの報酬は、
現金数万円と居酒屋「笑笑」での勘定を持って貰っただけですから、
所詮、彼の評価はそれなりだったんですね。
なんだか情けない話です。


北朝鮮
在日朝鮮人の金英根容疑者が経営する
貿易会社「明昌洋行」は、
生物兵器製造に転用可能な凍結乾燥機を、
北朝鮮諜報部のダミー会社へ不正に輸出していました。

兵器製造に転用される恐れのあるものは、
許可を取らないと外為法違反(無許可輸出)になることは、
金容疑者も知っていたそうですが・・・

北朝鮮から要望のあった物は、
都内の某会社を使って台湾の商社に依頼。
台湾の商社は日本のメーカーへ品物を発注し、
届いたものを北朝鮮に送っていたんだそうです。

こんなややっこしい仕組みを見破ったのは、
山口と島根両県警の合同捜査本部のお手柄ですね。
在日といっても朝鮮の人ですから、
祖国のためにやったことなんでしょう。
日本では犯罪者として責められても、
北朝鮮では英雄として扱われますね。

日本としては・・・
在日の監視を強化するしか方法がありません。


中国
これはまだスパイと決まった訳ではありませんが、
とても疑わしい事件です。
自衛隊に内緒で韓国や中国に渡航していた隊員が、
職場で首を吊って自殺しました。

隊員は海上自衛隊佐世保基地の、
護衛艦「あさゆき」乗組員の1等海曹です。

同じ佐世保基地の上対馬警備所の隊員が、
やはり無断で中国・上海へ旅行を繰り返していた問題で、
この1等海曹も引っかかって、
内部調査を受けていたんだそうです。

JJも無断でフィリピンに渡っていた事が、
奥さんにバレてかなり厳しい事情徴収を受けましたが、
自殺はしませんでしたね。

1等海曹はどんな事情で自殺に追い込まれたのでしょう。
たしか国家公務員は渡航に許可が必要でしたね。
あと司法関係もそうだったと記憶しています。
でも違反をしただけで自殺ですか・・・
 
1等海曹というのは昔風に判り易く言えば、
海軍所属の曹長とか軍曹のあたりです。
そう将校(仕官)ではなく、兵隊さんの上なんですね。
しかも調理担当だそうですから、
あまり機密には関係なさそうです。

問題なのは彼が通っていた中国のカラオケクラブ。
この日本人相手のカラオケクラブは、
以前に「国を裏切る事は出来ない」と自殺した、
日本大使館員が足を運んでいたところなんです。

中国は歴史のなかから、
相手をおとしめるには、
1番---酒に酔わす
2番---女に溺れさせる
3番---金を掴ませる
という方法が受け継がれてきています。
三国志なんかでもよく出てくる話なので有名ですね。
あの手法なんです。


以上の三カ国、
何か共通点を感じませんか?
そう・・・みんな自衛隊の仮想敵国なんですね。

この際、「仮想」を取って「敵国」に認定したらば・・・
なんていうと自称平和主義者の方から、
批判を受けちゃうかもしれませんね。

それにしても・・・
平和ボケしていると云われる日本人。
相手国からしてみれば、
騙しやすいチョロイ相手なんでしょうね。