糸の味・・・っても 食べるんじゃないですよ。
糸の持ち味、ってとこでしょうか。
絹糸はお蚕さんの繭から採れる糸ですね。
蚕の種類や 採りかた、採った後の処理で様々な風合いが生まれます。
その風合いをいかに生かすか、も
織手の腕の見せどころになります。
岩崎さんは本当に様々な糸を使い分けて
布の表情を引き出しています。
反端の糸部分のアップ画像を並べても
ちょっと分かりづらいんですけど・・・
実際に本物を手にすると
その違いが歴然とはっきりします。
私、糸フェチでしてね
糸のアップ画像でも十分嬉しいんですけどね。。。
それぞれの反物の糸使いの説明は
店のHPに 岩崎さんからのコメントを付けてますので
詳しくはそちらをご覧頂くことにして。
pantonカラーの太織。
糸は 経糸に生糸と10割玉糸を。
緯糸には太い玉糸を入れて。
玉糸、って聞くと 牛首紬を思い出す方も多いと思いますが
今の牛首紬は織りやすく美しいように
経糸も緯糸も 玉糸と生糸を混ぜてあります。
こちらは玉糸の量が多いので量感もあり、いかにも太織。
経糸には生糸と色の濃い部分には3割の玉糸。
緯糸にベトナムの黄色い繭の玉糸を使用。
上よりも玉糸が少ない分 細くしなやかですが
ベトナムの玉糸の強弱のある質感が良い風合いになっています。
八寸帯。
野良蚕である柞蚕(さくさん)を経糸に
緯糸にはキビソ糸(繭の糸口の繊維を集めたもの)を使用。
野蚕は家蚕より染まり難くいけど 独特の光沢を持ちます。
その質感を生かしたかった帯。
八寸帯。
普通の絹糸は数個の繭から一度に引いた糸を
さらに何本もより合わせて 織糸にします。
ところがこの糸は 一度に100個近い繭から
一斉に糸を取り出して1本にまとめた 特殊技術の糸。
ちょっと見たことのない質感と光沢があります。
布フェチさん、必見!
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