よろしくお願いいたしますm(__)m
大阪方面で大きな地震がありました。
被害が広がりませんように。
これ以上大きな地震が来ませんように。
麻襦袢や小千谷縮が仕立て上がってきています。
麻襦袢は もうとっくに着始めていて何回も洗っています。
今年初めての麻襦袢、麻着物、という方のために夏本番前に
麻襦袢、麻着物の洗い方です。
まず、洗う前に汚れを点検してシミやホツレがないか確認してください。
シミやホツレがなければ袖畳みにしてネットに入れます。
丁寧にするなら 畳んだ後に動かないようにザクザクと数箇所縫い止めておきます。
手洗いにするのなら 洗面台やタライ、バスタブなどに畳んだ着物(襦袢)を漬け込みます。
この時 必ず水を使用してください。
お湯を使うと縮んでしまいます。
漬けたら優しく押し洗い。
麻はこするとケバ立ちやすいのでもみ洗いはしません。
衿や袖口の汚れが気になったら
繊維に沿って指で汚れをしごき出すようにしてください。
よほど汚れていなければ水だけで汗は充分落ちます。
汚れが気になる場合には極薄くお洒落洗い洗剤を溶かしておきます。
洗濯機で洗う場合には
ネットに入れてお洒落洗いの弱流モードで洗ってください。
洗い終わったら良く良くすすぎます。
残った洗剤は後々のシミの原因です。
畳んだまま洗濯ネットに入れて脱水30~40秒!
水が残っている状態で脱水を止めることで
シワになりにくく 水分が下たることでシワが伸びます。
脱水したらハンガーにかけて陰干しです。
脱水がゆるいと水がポタポタ垂れますので
最初はお風呂場に水が切れるまで干しておいてもいいですね。
その場合は 袖畳みで身丈を2つ折りにしてタオル掛けにかけてしまいます。
そのまま水が切れて生乾きになるまで放置ー
生乾きになったら袖口までちゃんとある着物用ハンガーを使い、
パンパンと手で叩いてシワを伸ばしながらかけます。
繊維にそって優しく引っ張ったり叩いたりしながら
伸ばしますが 特に襟元は厚くなっているので念入りに伸ばしてください。
麻は乾燥に弱いのでアイロンは不要ですが
シワが気になる時は寝押しをしてみましょう。
パリパリになる前の生乾きのうちに畳んで(乾いてしまったら霧吹きで湿らせてください)
シーツなどの薄い布に挟んで電話帳や雑誌、座布団などで重しをしておきます。
このまま半日もすれば自然にプレスされて
ピンとして気持ちの良い麻着物の洗いあがりです。
この時に畳みジワが出来てしまったら
霧吹きでシュシュっと水を掛けて再度重しを乗せればきれいに直ります。
どうしてもシワがきつく付いてしまったら
霧を拭いて、当て布をして、高温アイロンをかけてしまいます。
コツは、霧をかけた水分を、アイロンの熱で押さえて飛ばす感じで
無理に滑らせたりこすったりはしません。
またアイロンをかけたところの熱が冷めるまで動かさないことが大事です。
そして早く冷ますことです。
あれば 扇風機の風を当てるなどして手早く冷ましてください。
小千谷縮など シボが特徴で シボ故に涼しい布は
あまりアイロンでプレスしてしまうとせっかくのシボが無くなってしまうので
ほどほどにしておいてください。
夏を待つブーゲンビリアが近所に咲いていました。
雨は好きじゃないけど 雨上がりはこんなのを見るのが好きです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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