欧州議会、相次ぐ台湾支持の声 「国家承認」求める意見も
2019/02/01 20:49 中央通信社
(ブリュッセル 1日 中央社)欧州議会の親台派議員ら約20人が、1月30日に行われた本会議で、
相次いで台湾支持を表明した。中国の習近平氏が同2日、対台湾政策に関する演説で「一国二制度」による
統一を主張し、武力行使の可能性を排除しない姿勢を示したことで、両岸(台湾と中国)関係に対する
国際社会の関心が高まっている。
ワーナー・ランゲン議員(ドイツ)は、習氏の談話について、中国がこのような威嚇を続けるのであれば、
欧州連合(EU)の対応はただ一つ「外交面で台湾を承認すること」だと述べた。その上で、米国と共に
台湾とその民主主義を守るよう呼び掛けた。
ライマ・アンドリキエネ議員(リトアニア)は、習氏の発言に憂慮を示すとともに、一国二制度反対は
台湾の共通認識だとの見方を示し、欧州は台湾人民の願いと権利を尊重し、中国は台湾が存在する現実に
向き合うべきだと訴えた。
このほかにも、欧州議会が代表団を台湾に派遣するべきとの提言や、欧州は民主主義の台湾と一丸に
なるべきとする意見などが出された。