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【台湾情報20-24】サウジ滞在の台湾人、日本のチャーター機で帰国 外交部「深い謝意」 / 「マスク海外支援の輪に入ろう」 蔡総統が市民に呼び掛け

2020-04-30 01:58:09 | 台湾 中台・国際関係

サウジ滞在の台湾人、日本のチャーター機で帰国 外交部「深い謝意」

 2020/04/29 19:19    中央通信社

外交部の欧江安報道官

 

(台北中央社)外交部(外務省)の欧江安報道官は29日、中東のサウジアラビアに

滞在していた台湾人11人が日本のチャーター機に搭乗し、東京経由で同日、台湾に

到着したと発表した。欧報道官は日本側に深い謝意を表明。台湾と日本の関係が緊密で

友好であり、互助的なものであることが十分に示されたとした。

 

新型コロナウイルスの感染拡大で、サウジアラビアに留学や出張で滞在していた台湾人の

帰国が困難になり、現地に駐在する台湾の在外機関がこれらの人々の要望を受けて

関連機関に働きかけていたところ、日本側が支援に同意したという。

 

「マスク海外支援の輪に入ろう」 蔡総統が市民に呼び掛け

 2020/04/29 14:20    中央通信社

「マスク海外支援の輪に入ろう」 蔡総統が市民に呼び掛け=蔡氏のフェイスブックページより

 

(台北中央社)蔡英文総統は28日、自身のフェイスブックを更新し、新型コロナウイルス

対策を担う中央感染症指揮センターが新たに打ち出した市民参加型のマスク海外支援の

輪に呼応するよう呼び掛けた。

 

この日、台湾の新規感染例は3日連続で「ゼロ」を維持し、集団感染が発生した軍艦の

乗組員を除くと国内での感染は16日連続で確認されなかった。蔡総統は、同センターが

設置されてからの100日間、「われわれは団結によって次々と課題を乗り越えてきた」

とつづり、台湾の新型コロナ対策の成果が世界から注目されていると喜びを示した。

その上で、「台湾を守り、世界を助けよう」と銘打った同センターの新たな取り組みに

言及。マスクが足りている前提の下、「購入できるが買わなかったマスク」を寄贈し、

共に世界を支援しようと市民に訴えた。

 

この取り組みは、国際的な助け合いの精神に基づき、これまで政府が主体となって

行ってきたマスクの海外への寄贈の輪を市民にまで広げることを目指すもの。

市民が、通常マスク購入に利用するスマートフォン用アプリを通して寄贈の意思を

登録すると、過去の未購入分を海外支援に回すことができる。