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南鳥島近くで大規模な海底資源を発見

2016-08-28 13:37:26 | 資源・技術・知的財産・開発研究

南鳥島近くで大規模な海底資源を発見

南鳥島近くの日本の排他的経済水域内で、深さおよそ5500メートルの海底に、希少な金属、レ アメタルを含んだ「マンガンノジュー

ル」と呼ばれる資源が大規模に存在することを海洋研究開発機構や東京大学などのグループが発見し、将来の国産資源の開 発につ

ながる成果として期待されています。

マンガンノジュールと呼ばれる海底資源が大規模に見つかったのは、東京から南東におよそ2000キロ離れた、南鳥島近くの日本の

排他的経済水域内の海底です。

海 洋研究開発機構や東京大学などのグループは、ことし4月、有人の潜水調査船「しんかい6500」で、深さおよそ5500メートルまで

潜り、これまでの音波 による探査で、何らかの資源がある可能性が示されていた海域を重点的に調べました。その結果、マンガンノ

ジュールと呼ばれる、直径が5センチから10セン チほどの黒いボールのような形をした海底資源が、4万4000平方キロメートルと九

州の面積より広い範囲に存在していることがわかったということです。

今回見つかったマンガンノジュールには、自動車向けの高性能バッテリーに用いられるコバルトなどの希少な金属、レアメタルが含ま

れていて、グループでは、今回の発見を将来の国産資源の開発につなげていきたいとしています。

日 本の排他的経済水域では、今回のマンガンノジュール以外にも、近年、複数の種類の海底資源が相次いで見つかっています。

しかし、いずれも水深が深い場所に あるため、資源を大量に採取する技術が確立されておらず、商業的にも採算が合う技術を開発で

きるかが課題となっています。

東京大学の加藤泰浩教授は、「この海域に眠っているコバルトの量は、日本での消費量の1600年分にもなるほど大量と見られる。

日本の排他的経済水域の中で大規模に見つかった意義は大きく、今後、国産資源の開発の実現につなげていきたい」と話していま

す。

南鳥島沖では、レアアース(希土類)やレアメタルを含む堆積岩「コバルトリッチクラスト」も分布。チームはマンガンノジュールの組成な

どを詳しく分析し、これらの成因や関連性も解明する方針だ。 

海洋機構の町田嗣樹特任技術研究員は「音波調査の範囲を広げれば、ほかの海域でも見つかる可能性は十分ある」と期待を寄せ

る。

 

<資料>南鳥島沖の排他的経済水域内の深海底に広大なマンガンノジュール密集域を発見

 

<資料>急がれる南鳥島と沖ノ鳥島の整備 EEZ内に豊富な天然資源が埋蔵 [海洋権益]

NHK「かぶん」ブログ

 

素晴らしい資源の発見ですが、海底5500m。。。

神様が与えてくれた宝物であり試練でもあります。

この深海からいかに効率よく採取するか、日本は研究に力を入れるでしょう。

資源と日本独自の採取技術、この両方を日本は手に入れるに違いない。

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