お天道様が見ているよ!

田舎に住んでいる 学の無い50代おばちゃんが、読書を通じて学んでいくブログ。「年間50冊読む」が目標です。

三浦小太郎著・復刻版『初等科国史』

2021-06-10 21:18:35 | 昔の記事

某有名私立校のフェ○ス女学院中学の入試で

伊藤博文を暗殺したのは誰ですかという問題が出たそうです。

世の中全体が左巻きになってきているので、

公立の学校でも同じような状態のようです。

うちの子が習った歴史の先生は、バリバリの共○党員でしたし。

孫が生まれたら(生まれるかわからないし、そもそも結婚するのかもわからないけど)

おばあちゃんとして、しっかりとした日本の歴史を伝えたいと思っています。

学校がだめなら、自分で教えます。

歴史や伝統は、祖父母が教えるものだと最近読んだ何かの本にかいてあったけ。

 

ということで、そもそも日本ではどんな教科書を使っていたのか

気になって調べていたら見つけた本です。

大東亜戦争中の本ですが、戦況が激しくなり授業どころではなくなって

ほとんど使われることのなかった教科書だそうです。

それを復刻してくれました。

戦後生まれの私の世代は、天壌無窮の神勅も万世一系も

楠木正成も・・・そして、君が代の歌詞の意味も教えてもらっていません。

自分たちのアイデンティティーの部分を教えてもらっていないのです。

 

今回この初等科国史を読んでみて、その大和言葉の美しさに魅かれました。

まるで物語を読んでいるかのように流れるような文章です。

思わず声を出して読んでました。

挿絵もとても美しいです。

日本のために働いてくれた偉人さんたちが大勢出てきますが

知らなかった、教えてもらわなかった人たちがけっこうな人数います。

明治天皇が崩御されたときに、乃木大将が夫人と共に自刃されてことも

この教科書で初めて知りました。

ご先祖様方は立派だったと、誇りが持てるように書いてあります。

私も小学生の教科書は、これでいいと思います。

あ、ちなみに娘が使っていた高校の山川教科書には

厩戸皇子(聖徳太子)と記載されています。

聖徳太子(厩戸皇子)ならまだわかりますが・・

日本の重要人物の記載がどんどん削られているそうです。

それと『初等科日本史』ではなくて『初等科国史』というのもいいですね。

自分たちの国の歴史なのですから。

話はそれますが、

その昔、民主党の鳩山さんでしたっけ、

「日本の国は、日本人だけのものじゃない」と言ったとか・・・

なに言ってんだって感じです。

 

この教科書は、昭和16年頃までの事が書かれていて

最後の方は、国威発揚というのか、問題視される国家神道的な

お国のために命を奉げましょうみたいな書き方がされているのかと思いきや

戦時中の割には、だいぶ穏やかな書き方です。

 

初等科の方で、ざっと流れをつかんだので

次は、同じシリーズの高等科教科書を読みます。

大化の改新や南北朝時代が今一つよくわからないのと

明治維新から日清、日露、大東亜戦争までの過程を

自分なりに勉強しようと思います。

今までも、国家的危機は何度も何度もあったんだと改めて思いました。

そのたびにご先祖さまは必至でこの国を守ってこられた。

だから、私たちも次の世代にしっかりと引き継がなくちゃいけません。

いろんな問題を先送りにして自分たちの子供や孫に難題を押し付けないように

もうそろそろ本当に戦争の呪縛から解放されてもいいんじゃない?と思います。

ま、一般ピープルには選挙へ行くくらいしかできませんけどね。

あ・・図書館から借りてきた本もちゃんと読まなくちゃ(^-^;