全国地蜂連合会

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ヘボ掲示板

2009年10月13日 | 掲示板(質問&情報交換)
ヘボに関する情報交換の場です

全国地鉢連合会のHPに「情報交換の場」を新設しました。
まだ試みの段階で、運用方法を探っていくために、書き込まれた質問、意見、提案、情報の掲載は「事前承認」にさせていただきます。
また、運用を始めてみて、掲示板を設置する意義やメリットが見いだせない場合は、運用を再検討することになります。
ご理解いただければと思います。

では、情報交換のスタートです。ヘボに関する質問、意見、情報、またこの掲示板に対する提案など、何でも構いません。
みなさんからのお声をお待ちしています。よろしくお願いします。

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掲示板に、「あかおか」さんから新しいの質問が寄せられました。
みなさん、お知恵を拝借です。みなさまなりの回答をお寄せください。
ただし、掲示板はテスト運用中なので、一度、連合会事務局で拝見させていただいてから
このページに掲載させていただきます。


質問)蜂の子の抜き取り方法
仲間たちは一匹ずつピンセットで蜂の子を抜き出しています。あちこちから情報を仕入れ
いくつか試したものもあれば試そうともしなかったものもあり、
どれも今一という感じで結局はピンセットで地道に一匹ずつということになってしまっています。
皆さんはどのようにしているのか教えてください。

今までに聞いて試したことは、
・巣の裏側を軽くあぶり逆さにしてたたくと蜂の子が落とせる
・コンプレッサーで空気を吹き付けその力で抜き出す
聞いたけど試さなかったものは、
・蒸し器で蜂の子に軽く熱が通る程度に蒸したら巣を逆さすれば払い落とせる

どの方法にしても聞いてすぐに実践できるような簡単なものではなく経験と技術がいるだろうから
一度や二度試しただけではだめなのかもしれません。皆さんのやり方を教えてください。お願いします。


「あかおか」より



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質問)巣の色について

掲示板の設置ありがとうございます。
いろいろ教えてもらえそうでうれしいです。
ヘボを通して自然と人とのかかわり方や心構えもぜひご教授願います。

巣の色についてですが、
岐阜ではすべて茶巣で白巣はないように聞きました。そして茶巣と白巣では
ヘボの種類が違うために巣の色も違うという見解のように聞きました。
(クロスズメバチとシダクロスズメバチだそうです)
しかしこちら山梨では、巣の色は巣の周りの木々の種類によって変わるという
見解でずっといました。ヒノキの多い所で取った巣は茶巣ですが
落葉樹の多いところでは白巣。そして家で飼うために取る頃の小さな巣は
ほとんどが白巣ですが、それを飼い続けて秋に大きく成長した巣は
ほとんどが茶巣になっています。つまり、こちらではヒノキの林などは少なく
落葉樹が多いために、巣が大きくなるにつれて蜂も遠出をするようになり
ヒノキの林から多く巣材を集めるようになるからだという見解でした。

数年前になりますが、人家の床下(人が立って歩ける高さで物置も兼ねてるところ)に
赤いカーペットをおおざっぱにたたんでほったらかしにしておいたところ、
カーペットの中の空間にヘボが巣を作り、その巣を取ってみると、
巣は見事なほどにカーペットの繊維を取り込んで赤っぽく作ってありました。

こんな経験もあり、やはり巣の色はヘボの種類の違いではなく
巣材にする物の違いかと思えてなりません。

お教えよろしくお願いします。

「あかおか」より

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こんにちは。現在我が家では、へぼピンコロを飼育中です。
その巣は見本のような「シロス」です。
自分も晩秋に巣の色が何色になっているか楽しみです。
飼育し始めて早2ヶ月ですが通いは流石へぼいピンのままで可愛いです。

tより(2009.09.12)


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<最小必要限度の労力で>

私は還暦を過ぎています。小学生の頃からヘボ探しの経験があり、探す技術も「そこそこ」であると思っていますが、
中学の頃に都市に転居し,飼い蜂の経験はありません。ただし、移巣をするのを手伝うことがあり、全くの素人ではありません。
ベテランの方から回答があると思っていましたが、応答がないので、話のきっかけになればと考え回答を書きます。

その前に、私からの質問です。私の質問の中にこの質問への答えがありそうです。
秋になって巣が大きくなり、下方の巣盤の重量を支える場合、ヘボはどのような工夫で巣の重量の増加に耐えていますか?
自然巣の場合、下部に新しく掘り出される木の根で巣盤を支えることが出来ますが、飼い蜂の場合は、側面の板等以外は支える物が無く、
何らかの工夫をしないと上部の巣盤が剥がれてしまうと思います。
巣盤の間の支柱を多くしているのでしょうか?(つまり、支柱の間隔が上部の巣盤で多くなっているのでしょうか?)。
それとも、支柱を太くしているのでしょうか?支柱を太くした場合、子蜂部屋の仕切りも強固にしないと支柱の付け根で剥がれてしまうはずです。
上部の古い巣盤は、春先より硬くなっています。子蜂の排出物によるのか、蜂が体液を出して補強するのか分かりませんが、
上部の巣盤の特に中央部は硬くなっています。この部分を強固にしなければ下方の巣盤が剥離してしまうため、当然の結果と思います。

私は「蜂は営巣環境に合わせて身近で入手し易い巣材を利用する」が答えだと思います。
したがって、巣の色は「巣の周りの木々の種類によって変わるという見解」になります。また、巣が大きくなれば巣の重量を支えるために
強固な素材が必要になる思います。春先は、身近に落葉樹しかなければ巣の色は白くなり、ヒノキしかなければ巣の色は茶色になります。
ただし、春先は子蜂に勢力が無く表面の柔らかい剥がし易い部分を利用すると思います。必要最小限の素材で巣を作り、
余力を用いて出来るだけ餌を確保して子蜂を多くした方が巣の勢力範囲が広がります。季節が経過し巣盤が大きくなると、
巣盤の重量を支えるために強固な巣材が必要になります。季節が経過すれば春先より子蜂が大きくなり歯が強力になり、
強固なヒノキの林の素材も利用できるようになると思います。

あえて言えば、ヒノキの素材利用が巣盤を強固にするためには効果的である。
すなわち「ヒノキの林から多く巣材を集めるようになる」
のだと思います。ヒノキがなければ落葉樹を利用し,巣盤が脆弱にならないよう、より強固な硬い部分を利用すると思います。
(恐らく、近場の落葉樹の表面を剥がすための時間より、遠方のヒノキを利用する方がトータルの時間が短縮できる)。

春先から強固な部分の素材(ヒノキの表皮で茶色)を利用できる種類は、体格がよく歯が強力で、
基本的に蜂の質がよく餌を多く確保する能力を秘めており、秋には巣を大きくできるのだと思います。
また、秋になっても巣が大きくならない種類の蜂は、柔らかい巣材(落葉樹の表皮で白色)を利用すればよく、
硬いヒノキの表皮を利用する必要がないのではと思います。
最小必要限度の労力で巣盤の素材を確保し、季節に合わせて女王が営巣した環境に適合する方法で、巣を大きくしているのだと思います。

子蜂の勢力をできるだけ餌の確保に集中させ、巣を大きくして越冬用の女王の数を増やすDNAを受け継いだ蜂が子孫を残してきたのだと思います。

山さん(2009.09.15)



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<参考になりました>

そちらでも初期の小さい巣には白巣があることや、また、山さんのご回答はわかりやすく納得ができました。ありがとうございました。

「あかおか」より (2009.09.25)




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