
「無常」をめぐる仏教史
超越と実存
著者 南 直哉
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親鸞は「成無常(無常になる)」によって、仏教を突破した。道元は「観無常(無常を認識論する)」によって釈尊に帰還した。いずれにしろ、実存を根拠づけるものとしての超越的理論を排除しながら、実存を受容する方法を提案したのである。この思想的挑戦は、世界思想史上、稀有の実績だと私は思う。
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鎌倉から室町時代への経済構造の変動に合わせて仏教も変化をとげていく、1人の僧侶からそのお弟子さんへと、解釈も変化していくのですが、このあたりの流れを読書を通して読んでいくと、現代にも通ずるものも感じられ親しみを感じる。南 直哉さんほか、五木寛之さん立松和平さんも対談本で議論されている。
歴史の流れと合わせて、思想的な思考も読み解いていく事が面白かったりする。
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