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JE8KQR 業務日誌 

JARL社員(北海道区域)2期目

JARL前納会員の方から

2012年06月07日 | アマチュア無線
先日 JARL前納会員の方から要望を頂きました。

(一部 加筆をしております)

会費前納会員です。
JARLはQSLビューローとしてのみ機能することを望んでいます。
支部会議の出席はハッキリ言って億劫で、ここ2・3年は欠席しています。
以前持ち回りで支部大会があった時は、引き受けたくありませんでした。
会員と地域のつながり云々が言われてますが、必要無いと考えていますし
この費用は(JARLの予算から)かけないで欲しい。
前納会員あるいは多数発行する局のQSL有料化は多くの人が言ってますが
これこそ逆で「JARLの会員ならばQSL転送は無料」の
キャッチフレーズで入会している会員が多数では?と考えています。
私は年間約4000QSOをして記念局以外すべてQSLを発行しています。
JARLから箱でQSLが届いた時は大変喜んでいます。
いまさら有料なんて言われたら、それこそ契約不履行です。
是非発想を変えて頂いて、JARLは「QSLビューローとしてのみ
働く機関」とするよう方向性を作って頂くよう
理事さん達に働きかけて下さい。

・・・というものでした。

(私からの返信・ 一部加筆しております) 

以前はOM(ここではメールを頂いた方の意味)と同じく
JARL登録地域クラブの事務局を担当させてもらったり
以前はJARLの支部役員をお引き受けした事がありますが
OMのお考えである『JARLはQSL転送のみの機関』という
考えには結びつきません。

JARLはQSL転送業務の他に、支部の活動・レピータ局の管理
DーSTARの運営・バンドプランの策定・各周波数の不法運用局の監視
記念局の開設・賠償責任保険の斡旋など様々な業務を
行わなければなりません。また電波を所管する総務省などに対する
政治的な活動も必要だとは思いますが、主活動としては地域に
根ざした活動をするべきだと私は考えております。

このままアマチュア人口が減り続けたならば、遠くない将来
支部が無くなり中央(東京)1ヶ所だけの運営も考えなければ
ならないかも知れませんが、今の現状としては支部を統廃合したり
QSL転送のみに特化するという考えは、今のJARLには
無いと私は思います。
もし仮に、そういう考えがあったならば、多くの会員から
何の為のJARLだ!と反発を受けるのではないでしょうか?
またJARLの年間予算のうち QSLの転送関連費用が
かなりのウェイトを占めている事から 私は そのように感じます。

JARLニュース春号の14ページを参照下さいますか?
今年度の年間支出は、4億6千万円の予算ですが
その中に占めるQSL関係の支出は6820万円です。
QSLについては、世界的にインターネット環境が整いつつある昨今
将来的には電子QSLが標準化になるのでは?と私個人は考えます。
従いまして、いづれはQSLの転送サービスの廃止を視野に入れ
その代替機能としてLOTWなどの電子QSLとの連携や
紙のQSLについては、受益者負担での再考など
色々と検討する時期が来ると私個人は予想しています。


・・と私信を書かせて頂きました。