パンの仏道日記

仏道の思いを自由気ままに、勝手に記す。
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「対談 沖縄は未来をどう生きるか」大田昌秀×佐藤優 月刊世界を読んだ

2010-03-21 10:59:55 | 普天間問題
月刊『世界』2010-4 「対談 沖縄は未来をどう生きるか」大田昌秀×佐藤優を読んだ。
以下、印象深く感じたところを抜粋し、引用する。
佐藤優
【辺野古移設はすでに決定事項であり、合意が構想しているのは国際法の大原則だと外務官僚は言い、評論家連中もしたり顔でそう言いますが、もう一つ非常に重要な国際関係の原則があります。「事情変更の合意」です。政権が交代するというのは大きな「事情の変更」なのです。それに伴って我が国の政策が変更になったから、アメリカとの関係を反故にするということではなくて、再交渉をして新たな合意を目指す、と主張すればいい。この手続きにうまく入ることができれば、県外・国外移設について国際法的な交渉の技法にも則りつつ民主党は公約を維持し、沖縄県民全体の利益を代表しつつ、日本の安全保障をきちんと担保することができます。】
【第一段階として沖縄の民意を尊重せよ。第二段階として、その総意の内容は最低限沖縄県外だ。そして第三段階として、グアムへの移転が東京にとってもアメリカにとっても、所与の条件下、もっとも適切な解であるというふうに、徐々に絞り込んでいく形の流れを作らないと、沖縄県内の利害相反に外務官僚や防衛官僚がつけ込んでくる危険性があると思います。】
大田昌秀
【アメリカが日本に海兵隊を駐留させたがっているのは、軍事的必要性というより、よく言われているように、安上がりになるという金銭的思惑が絡んでいるとも言えます。】
佐藤優
【密約問題に成功すると、実は普天間でも成功するのです。これは実はパッケージです。ただ、気をつけないといけないのは、いま外務省は沖縄にエース級を送ってきています。(中略)沖縄県の総合事務所には、他の役所は持っていない外務省の特殊な通信施設があるのです。(中略)
なんで国内に大使館があるのか。しかも、ロシア語をやっている連中が非常に多い。それは、在沖米軍の総領事などと直接連絡をとって、沖縄内部の動向調査をしているのです。】

以上。
外務官僚、防衛官僚の思うがままにされてはとても堪らない。沖縄県民の民意に応えるために、仕事をしてほしいと切に願う。

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