ワンコご飯の主力兵器であるフードプロセッサーが壊れて数ヶ月... 毎回のように野菜を包丁でみじん切りするのに疲れてきた... と嫁に訴え続け、ようやく買い替えOKの許可が降りた
さて、そうなると何を買うかだが...
出来れば多機能なもんを買いたかったんで、通販番組で有名なコイツを購入!
マジックブレット
これ1台で 「きざむ」「おろす」「する」「まぜる」「くだく」「ひく」「あわだてる」 の7役をこなすんですってよ奥さん!
コレでど~してもやってみたかったことが出来る~♪
やってみたかったモンの材料はコレ! 洗って乾かした卵の殻
コイツを砕いてミキサーのスイッチをONすれば...
はい卵殻のパウダー出来上がり!
卵殻に含まれるカルシウムは牛乳や牛骨粉などに比べて吸収性が高く、リン含有も少なく理想的なカルシウム摂取ができ、またリン吸着剤として慢性腎不全患者さんの高リン血症治療などにも利用されてるそうです。
とはいえそのまま食べさせることはできないので、前は粉末状になったものを購入してました。
これからは自宅で手軽につくれるにゃ~
我が家のわんこ達も5歳オーバーになってきて、こういったもんもそろそろ気になるお年頃... 特にジャスパーは習慣性脱臼を持っているので気にしたいところ...
人間に限っていえばはっきりいってこういったものを眉唾的に見ていたのですが、ことワンコたちに事になるとリー即で購入(笑)
迷い一切なしでした
前の日に肉も調達してたんで、さっそくこれらの材料で晩ご飯を作ってみようかな~
え~材料肉の部 【ボイル豚肺・ラム肉・豚ノド・豚心臓 (あと写真ないけど、鳥手羽骨・牛すじ)】
ご存知の通り、我が家のワンコ達はずっと生食で暮らしてますんで、ボイル豚肺以外は生で与えとります
『豚も生?』って思われる方も多いと思いますのでちょっと一言...
豚に限らず、鳥や牛にも寄生虫などのリスクがあります。人間が生の肉を食べないように推奨しているのは主に寄生虫などによる食中毒等を予防するためなのは周知の通り... 日本は食品衛生法によるチェックが世界有数のキビしさ、国産の豚はおろか輸入の豚も血清検査や細菌検査、寄生虫検査を徹底的に行い、わずかでも引っかかれば廃棄され流通できません。
じゃあ安全で寄生虫なんかもオッケー♪ かといえばさにあらず、これだけ厳しく検査しても発見できない事があり、また加工の段階などでうつっちゃうこともあるので安全とはいえません。(数年前の生レバーによる食中毒騒ぎが良い例です。O型抗原を持つ大腸菌は高い耐熱性を持ち、食材表面の短時間の加熱殺菌では死滅せず、またまな板などに付着した菌が食材に移り感染に至ったことは記憶に新しいのではないでしょうか。)
蛇足ですが、おかげで大好物だった牛の生レバーを食べることが出来なくなりショ~ック! 鶏の生食も禁止を検討中と聞いてショックがさらに倍
さらに豚肉といえば必ず名前があがる寄生虫としてトキソプラズマ原虫による感染症もありますね~
こいつは経口摂取だけでなく、外傷や目や鼻腔の粘膜からも感染することがあります。
トキソプラズマ症自体は成人であれば無症状(もしくは軽い微熱程度)なことが多く感染したこともわからない程度の場合もあるが、幼児や妊娠中の胎児には重症化することもある。
今では生食で得られる酵素なども、普通の加熱食材でも十分に得られると考えている人が多く、リスクもある生食を敬遠する方も多いと聞きますが、やはり加熱により栄養素の破壊された食材より、生食によって得られるものが多いと判断して今に至っております。
また上記の寄生虫問題についてですが、24時間の冷凍によりほぼ不活性化されるとのことなので、冷凍庫に入れることにより完璧ではないにしてもある程度の予防ができると考えてます(ただし、推奨は-20度で24時間、一般的な冷凍庫は約-18度なので、あくまで個人的な意見ですが...)
あとは、犬の胃液のことに触れておきます。
こちらはほぼ受け売りとなりますが、犬の胃液の濃度は人間の約4倍だそうです。長い腸を通りゆっくりと消化する人間は、時間をかけて効率よく腸が栄養を吸収しますが、犬は強力な胃液で一気に溶解し、短い腸でも効率的に吸収することができるそうです。ただし、消化しにくいもの(穀物・野菜類)などは吸収がヘタで、まれにそのまま排便されることがあります。
これだけ強力な酸性により寄生虫の生存は難しいといえます。
とはいえ絶対ということはなく、気になるなら加熱することを進めますが、しっかり加熱しなければ生で与えるのと何ら変わりないということも併せて書き足しておきます(寄生虫ではありませんが、たとえばノロウイルスなどの同じく耐熱性の高い菌については、85度で10分の熱水処理で死滅します。加熱食材も中心までしっかり火の通すのが死滅の前提です)
とまあこんな感じの理由(いいわけ?)で、我が家は生食を実践してますが、クドく書かせてもらいますがあくまで個人としての意見です。
5年以上やってて何も問題がありませんが、将来何かおこるかもしれないし、起こらなかったからといって他の家庭に当てはまる保障はありません。
リスクもあるということを理解する必要があります!
生の鶏骨(手羽の先など)も与えますが、消化管や内臓を傷つけてしまうんじゃないかと思う方もおられるでしょう。
加熱した骨は砕けやすく硬くなるので我が家でもNGですが、生の状態では柔軟性があり比較的柔らかいので与えます。ただこれについてもリスクはモチロンあります。
手作り食に興味があるという方の話なども良くききますが、やったから必ず結果が出る保障はありません。むしろ、「何も変わらないじゃん」と手間がかかるためやめてしまうかたも多いのが現状... それもまた誤ってません。
以前はいざ知らず、最近は良心的なフードを提供するメーカーも増えてると聞きます。(手作り一辺倒なイタグッチーはあまり詳しくありませんが)
また、手作りにして消化不良(下痢など)をおこすなどもしばしば...
これについてははっきり言えませんが、ズルい言い方するとドライフードに慣れていた消化器官が食べ物を急に変えても対応できないといえます。
続けるかやめるか、これは飼い主の判断ですが、続けることによって体が適応すれば、症状は収まると思います。
逆に数週間たっても下痢症状が治らないというなら、そもそも体質的に合っていないのかもしれません。なのではっきりとは言えないのですが...
とまあ、まとまりのない駄文をダラダラ書き連ねましたが、肉についてと生食へのリスクについてはこれくらいで
え~本日の野菜たち(もやし・豆苗・白菜・にんじん・キュウリ・アスパラ〈晩ご飯の残り〉)
こんな入れるの??? って思われると思いますが、ズボラなイタグッチーは翌日の朝の分も一緒に作るので、4頭分×2食分ってことになります。
え~またまた蛇足、主婦諸氏なら既にご存知かと思いますが、豆苗は根元を水に浸し 『ザオリクの呪文』 を唱えると(わからん人はゴメンナサイ=そして呪文はもちろんウソ)、1週間もすれば再収穫できます
ここでマジックブレット再登場(笑)
先ほど少し触れましたが、犬は食物繊維などを分解するのが苦手! なのでフープロで細かく刻んで吸収しやすくしてます。(我が家はね!)
ここ数ヶ月は壊れてたので包丁で刻んでましたが、やっぱり排便時にそのまま出てきてしまってました。
いざ、スイッチオ~ン!
ギュ~ン・ガリガリガリッ
できあがりは... う~ん液体やね
取説をあらためて読むと、キザミは断続的にミキサーONでなるらしい... 野菜ももう少し細かくキザまないといけないな~
結局、キザミの作業は今後もついてまわるか...
上記を踏まえて再チャレンジした結果... う~ん、さっきよりマシか
普段、肉の量は目分量だが、今回は計ってみた。
まずジャスパー(5.4kg/6歳)
つぎルージュ(4.5kg/5歳)
つぎバケ(7.6kg/5歳)
若干、見得ありかな(爆)
最後、ソラ(4.4kg/14歳)
大体こんなもんだろ~なって量だけど、どうやら平均的な手作り食されてる家庭からしたら肉量が多いみたい
でも体型的には標準だしこんなもんかなって思っとります。
で、肉を皿に分けてミキサーした野菜に卵パウダー・すりゴマ・間接健康パウダー・いりこの粉末かけてオリーブオイル少したらして出来上がり!
忘れてた!おからも少々... 豆腐屋さんのおからが手にはいったんで~
クドいほど書きますが、犬は穀物類や野菜類、繊維質のものを消化するのが苦手、おからは大豆の搾りかすなんでその代表選手!
しかも意外と足が早いので使う量だけ残して冷凍してます。あと、あまり大量に与えると腸内で膨張し、最悪の場合には腸ねん転などを起こす危険があります。とはいえ少量であれば体にも良いので、気をつけながら与えてます。
しかし少量でもおから入れた翌日のウンはハンパない量に
そろそろ疲れてきたので文章もエエカゲンに... 小難しく姑息な書き方してますが、こうして我が家のワンコの体はできているのダ~!
ゲップするジャスパーの姿を見るのが至福
これも手作りの特権?(笑)