イタグッチーのアニマルな日々

ワンコ6頭とニャンコ1頭に翻弄される毎日

マニアはかく語れり

2014-05-20 00:02:52 | 今日の出来事

よく晴れた日曜の朝から、伊丹にある陸上自衛隊・千僧駐屯地で行われていた駐屯地祭りを見にやってきました。

事前に広報室へ電話してペットOKであることを確認していたので...

 

 

連れて来られた2頭

 

 

人が多いのぉ~

 

 

~82式指揮通信車をバックに~

 

ここ千僧の第3師団は近畿2府4県の司令部として隷下の駐屯地を管轄しているそうです

大阪や和歌山からも装備品や隊員が来ていました。

 

まずは閲兵式を見学

 

師団長閲兵、のち訓示

 

炎天下、直立不動で隊員さんご苦労様!

 

 

お次は師団本部施設の散策

 

暑くてダレ気味な2頭の後ろに戦車発見!

 

 

はい74式です♪  イタグッチーの大好きな戦車

こちらは故障して部品取り等した展示車なんで実働しません。

 

え~じつはイタグッチー(♂) 密かに 戦車マニア です (主にWW2のドイツ戦車のほうだけどね)

もうむしろヲタってます(爆)

どれ位のヲタ度かというと...

 

古っるい“PANZER” を捨てれずにストックしとくほど!(分りにく~っ)

 

 

てことで愛しの74式について諸々...

 

あ・今更ですがこっからマニアックな内容がと~ぶん続くんで、興味ない方はズバッと飛ばしちゃってください

 

え~この74式、名前の通り1974年(昭和49年)正式採用された戦車。 イタグッチーより年上だぞっ!

『戦車はボカスカ打ち合うもの』 という思想だった戦後第2世代の最後の戦車のため、被弾径始(傾斜した装甲で砲弾を滑らせる)に優れた流麗で美しいボディラインを持った砲塔は、この当時の戦車で最も優雅とも評されてます。

ただ、この戦車が登場した直後に世界の戦車は第3世代に突入! 配備後すぐに時代遅れになるというややタイミングの悪い戦車でもありました

 

導入当初は念願だった、英・ロイヤルオードナンス製L751口径105mmライフル砲(センチュリオン/M47/レオパルト1/M1エイブラムズ【初期型】と同じ主砲)を日本製鋼所がライセンス契約したものを装備、これも第3世代になり世界は120mm時代に... これまたガックシ

ただし、APFSDS(矢型徹甲弾)の採用で攻撃力は現在でも一級品...としておこう

主砲の後ろに巻いているのは発砲の熱によって砲身がたわまないようにするサーマルジャケット

 

やたら強力なアクティブ投光器 赤外線フィルターを外した状態だと1500m先でも本が読めるほど。また、赤外線フィルターをつけたままでもこれの前に立つと低温やけどや着衣の変質を起こすほどなんだとか...

ちなみに雲仙普賢岳の噴火の際、火砕流の監視のためにこの戦車の投光器が利用されたのは有名な話!

また、NBC(生物・化学・放射線)に対し車内を与圧できる為、福島第一原発事故での瓦礫除去にドーザーブレードをつけた本戦車が派遣されたのもこれまた有名なお話(リモコン制御のブルドーザーを投入したため、実際に作業は行わなかったが)

74式は戦闘車両でありながら災害派遣された実績のある戦車なんです。

 

後発の90式は北海道、10式は九州へ集中配備され、また調達数も(高額なため)限られているので、655両も製作された74式こそがMBTと言えなくもないです。ただし、配備開始から40年近くが経過し老朽化も目立ってきたため年40両ほどがリタイヤしていき現在は全国で200両程度、大火力の装甲車両は今後正式配備される予定の機動戦闘車へ引き継がれるため、いずれは本州で無限軌道の装甲車両は(展示車両を除いて)お目にかかれなくなるかもしれませんね~

 

 

さて、次行きましょうか!

 

 

お次はお立ち台の後ろにある戦車だ!

 

はいコチラ、特撮映画で怪獣から守ってくれた(そしてスグやられた)戦車として有名?な 61式です

戦後第1世代のこの戦車は、戦後米軍のお下がり兵器ばかり使っていた自衛隊が初めて開発した戦車です。

戦後10年戦車など作ってこなかったため、旧軍+米軍の技術で作られています。

 

砲塔後部はM47のそれにとてもよく似ています。また、車体後部の排気管のポジションは旧日本軍の戦車の伝統的ポジションです。

正式採用当時でさえバリバリの最新鋭戦車... とは言いがたく、鉄道輸送を考慮(この当時は舗装路なんか無かった上、35tもの重量を支える橋なんか存在せず、速やかに移動させるためには鉄道輸送しか方法が無かった)したため車幅は狭く、背高ノッポなスタイルな上、予定していたエンジン出力を得ることが出来無かったため装甲も薄く、既に100mm砲が主流だった当時に装備していた90mm砲はお世辞にも強力とはいえませんでしたが、40年間1度も戦闘を経験せず2000年に無事お役御免した天晴れな戦車です。

ちなみに61式はとても運転が難しい戦車だったそうです

ギアチェンジの際、少しでもギアが合わないと変速レバーがはじき返され、操縦士の腕時計を割ったらしいです。なので61式の操縦士は右手に腕時計を付け替えたとか(笑)

 

 

61式のブースにいた自衛隊の方はメッチャ犬好きなんだそうで、ジャスパーたちをナデナデしてくれた上...

 

同僚を呼んでくれて記念撮影までしてくれました♪ (人見知りでヒキツリ笑いな私

90mm砲のT字型のマズルブレーキもM47そっくり

 

この後も度々自衛官の方にナデナデしてもらったんですが、皆さん礼儀正しく 『触らせて頂いてよろしいでしょうか?』 と言ってから相手してくれて、最期に必ず 『有難うございました!』 とお礼を言ってくれてとても好印象でした。

それに引き換え、暑くて木陰で休んでいたときにガキンチョときたら... 『ガリガリ~・うわっガリガリやぁ~』 とか言いながら寄って来て、触っていいかも聞かずしっぽ掴んだり腰持ったり... 触ってまた 『骨だらけやぁ~』

大人ですから...オ・ト・ナですから、そこは引きつり笑いで我慢しとったけど、くじ引きで当てたらしい吸盤のついた矢を飛ばす鉄砲みたいなんでジャスパーをグイグイ突っついたときにはさすがに 『ゴメン・そんなんで突かんといて』 って真顔で言ったわ

またその子供のオカンもオカンで、見てるのに見てないフリ... で、こっちがキレかけてなんて言ったかというと...

『○○ちゃん触ったらダメでしょ汚い』

いや~ 親も大概な感じやったな~(そ~と~控えめな表現)

嫁居らんでヨカッタ、絶対子供泣かせてたわ(苦笑)

 

 

ガマンしたジャスパーの為にかき氷おごっちゃる!

といってもシロップなしだけどね~ 暑いからワシャワシャ飲んでた。

 

人間のほうは楽しみにしていた自衛隊カレーを買いに行ったのだが... お昼前なのに既に売り切れ

ガ~ン!

 

仕方ないので隣で何年かぶりにタコせん購入

たこせんてエビせんにたこ焼き乗ってるんじゃなかったっけ? 正解を知ってる人オシエテ~

 

まあメタボ中年がタコせん1枚でお腹いっぱいになるわけも無く別のお店で買い食い

 

黒豹バイク部隊のイケメンマッチョな隊員たちが...

 

屋台で豚串販売(笑)

 

と~ぜん若い女性に人気やった

 

イケメン隊員の焼いた豚串ウマかった~

今、自衛隊員がモテるらしい... 自衛隊員の写真集があるくらいやからな~

 

そ~いやこんなマスコットキャラ居ったけど、自衛隊のキャラなんかな? 自衛官募集のテント辺りをウロウロしとったけど...

 

 

暑くて木陰でボ~っとしてたら

 

ヘリ編隊が駐屯地上空をフライパス!  しまった~望遠バックに閉まったままや~ 大ポカ!!

 

OH-1観測ヘリと、AH-1コブラ対戦車ヘリのレアな組み合わせやったのにぃ~

 

 

ひときしり悔やんだところでグラウンドへ移動、午後からの装備品展示を見に行こ~♪

 

 

丁度グラウンドでの演習を終えた自衛隊員の方々、小銃もってフツーに人混みの陸橋を渡ってる姿がとっても違和感...

女性自衛官の姿もありました。

 

 

グラウンド開放までの20分間、午前中に炎天下長時間歩き続けた2頭は疲れて地べたでグ~スカ...

 

時間になったから起こそうとしても、ルージュ断固拒否!!

 

 

なだめすかして起きて頂き、ようやく装備品展示の会場へ

 

 

え~装甲車両以外はそれほど詳しくないんで写真だけ(偏ったマニア)

 

これは知ってる 155mm榴弾砲FH70 現在、陸上自衛隊が所有している火砲で最大級のものです。

砲弾だけでもこのデカさ、これに装薬袋を詰めて発射するんです。射程は24km! 写真はモチロン模擬弾です。

 

小火器の展示もあり、実際に手持つ事も出来たようですがイタグッチーはあまり興味なし

 

こっちは興味アリアリ~ 12.7mm機関砲(通称:M2重機関銃)

第2次大戦期に開発され、いまだに世界中で現役なロングセラー機関砲!

戦車始め各種装甲車両や戦闘ヘリのドアガンとしても使われる汎用性の高い銃器です。

 

 

NBC偵察車

放射線・化学・生物兵器使用時の汚染状況の確認などを行う化学防護車です。

 

この炎天下に完全装備の防護服を着て対応していた自衛官の方には頭が下がります

でも子供たちに 『マスク着けてみたい?』 って聞いたら即答で  “いらない" って言われ、その後も見学者に勧めるも拒否られ続けたのには申し訳ないけどかなり笑った

 

はいこっからイタグッチーもわかる世界♪  コマツの87式偵察警戒車

82式指揮通信車の車台を利用した装輪装甲車で、主装備のエリコン社製25mm機関砲を日本製鋼所がライセンス製造したもので、2000mの距離から25mmの装甲版を打ち抜く性能を持ってます。

 

はいつぎ~ 96式装輪装甲車

車長用キューポラの上にあるウエポンベイにM2重機関銃を設置可能 操縦席はキューポラのほかにガラストップへ変更可能。

それにしても自衛隊の装甲車両は西側諸国ではスタンダードな浮航能力が無いのはナゼなんだろう?

 

軽装甲機動車

比較的近年になってから配備された装甲車両です。イラクへ駐留した自衛隊が持っていった装甲車両として有名です。

 

え~ バイクです(爆)  さらに言うとカワサキのバイクです(猛爆)

バイク詳しくないんだも~ん

 

高機動車は米軍のハマーのような車両が欲しいという要求にトヨタ自動車が開発し、日野自動車が製造している多用途な輸送車両です

派生方も含めて全国で3000台も調達しています。

ちなみに本家と同じく市販車両も存在したハズですが、ハマーのようにベストセラーにはならなかったようで... (たしかメガクルーザーって名前でトヨタから販売してたけど、価格は1000万円! 1~2回見かけたことがあるから買った人はいるみたいだけど...)

 

こんな鉄のカタマリ見て何がオモロいんやか...

 

もっかい出ました74式戦車♪  コチラは実動車両です!

 

さっき書き忘れたけど、この車両は油圧懸架装置で車体を前後左右に傾斜させることが出来るという、世界でも稀な能力をを持っています。

 

チョイ分り難いですが、デモンストレーションで車体を左へ傾斜させてる状態

今度は右へ傾斜

 

ナゼこんな機能があるかというと、稜線射撃(斜面に陣取って砲塔だけ出して射撃する方法)の際に姿勢を自由に変えられたほうが不必要に車体をさらけ出さずに攻撃できるというメリットがあるからです。山がちな日本の地形向きな機能ですね。

1発でノックアウトされる現代の砲撃戦において、姿を見せずに攻撃できるメリットは計り知れませんから!

 

 

駐屯地祭りの目玉企画! 戦車試乗体験

車体後部に特性のゴンドラをつけて施設1周できるって企画ですが、残念ながら希望者のみ抽選なので乗れませんでした。(そもそもジャスパーらが居ったら乗れないけど)

 

楽しそ~ でも乗り心地は悪いだろうな~ 意外に乗り物酔いするしな~でも、1週くらいなら耐えられるかな~?

なんて想像しながら眺めてイベント会場を後にしました。

 

 

 

楽しかったイベントを終えて一旦家に帰り、ジャスパーだけ連れて海広へ

 

 

 

復帰作第1弾(厳密に言うと2作目やねんけど)をオシャレな感じで撮影してみたくて~♪

草花でゴマかしてるけど実は寸法間違いでお腹ダブダブ~

嫁よジャスパーを力士とでも間違えたのか?

 

 

海広はますますエエ天気... でもお友達は居らず

てか1段絞ってもケラれるか~ クソッ!

 

知ってる子居らんゼイ、おとんよぉ~!

 

 

知ってる子居らんけどジャスパーは楽しそうやん♪

 

チョイ早めにランを出て付近をお散歩  いつもランの外でピクニックしてるイタさん2頭と遊んだよ~♪

 

今日はよく陽の光を浴びた1日やったね~

 

 

オカン迎えに行きましょかい?

 

 

 

 

こないだ売り切れてたみたらし団子を嫁が買ってきてくれた♪ ラッキ~

 

 

 

自衛隊カレー食いっぱぐれたらムショ~にカレーが食いたくなったんで...

 

 

今晩はイタグッチーカレーや!

ただの市販ルーのカレーやけどね...