諦めない

先日は　温かい励ましの言葉を沢山かけて下さり
色んな形で伝えて頂き、本当にありがとうございました。

失った哀しみの涙以上に　温かな思いに触れる事で泣く事が多く、
その度に　気持ちが穏やかになるのを感じました。
何度お礼を伝えても　きっと足りませんが　もう一度こちらから皆様へお礼を言わせてください。

「本当に　ありがとうございました。」


ＯＰは　無事終了し　お別れをしてきました。
お腹の中に　何も残っていない事をエコーで確認した時は
とても儚い思いを感じた瞬間でした。



後日　私は救急車の中にいました。

術後の翌日　お腹に鈍い痛さを感じてトイレで済ませた後
今まで味わった事のない　強烈な痛みに襲われ倒れたまま身動きがとれなくなりました。
たまたま　携帯電話をもってトイレに入っていたお陰で
我慢して我慢して我慢した挙げ句の果て　わしもくんに「帰ってきて！」
と　電話を入れました。

もう自力で立ち上がる事も　這い蹲る事もできず　ただただ倒れた場所で
腫れている子宮をもみくちゃにされているのを感じ　痛さ・吐き気・冷や汗の中
「痛い・・・痛い・・・」と　声を上げる他何もできませんでした。

慌てて戻ってきてくれたわしもくん。
倒れて尋常でない姿をみて　直ぐさま救急車と母に連絡。
貰っていた痛み止めを飲ませてもらいました。

救急車が到着して　搬送先の病院が決まるまで　約２０分。
搬送されて到着する頃には　だいぶん痛みが和らいできていました。
市内の病院はどこも取り合ってもらえずに　なんと運ばれた先は　隣の大阪市の病院でした。
その病院は　以前話しをした　初めて通院した産科・婦人科の病院でした。
・・なんて皮肉なんだろう。って思いましたが　痛みに変えれません。

救急車の中で　救急隊員の方とこれまでの話しをした時に

「そうか・・・１０年前から頑張ってたんやなぁ～。。辛かったなぁ。
　大丈夫やからね。　もうすぐ病院つくから　ガンバるんやで。」

その一言が　やけに泣けました。


そして　搬送先の病院で　術後の処置を再診してもらい　異常がないのを確認。
座薬を処方してもらいました。
私の痛みは　後陣痛（急激な子宮収縮）が起きたものでした。
なので　様子をみるほか手段がないという事で　２．３時間休んで落ち着き
家に戻ってきました。


一騒動でした。


搬送先の看護婦さんは　言いました。

「あなた　いくつまでお母さんに心配かけるの？　だめじゃないの！
　赤ちゃんね　今回は残念だったけどね　しっかり教えてくれたよね。
　畑　たがやせたんだよ。
　種まいても芽がでない畑じゃ辛いばかりだけど　そうじゃないこと教えてくれたよね。
　しっかり耕せた畑だから　諦めたらアカンのよ。
　絶対に　諦めたらアカンよ。　まだまだ　これから！
　ジャガーさんは　いくつ？　４５だよ？　あなたいくつ？
　ね！？　早く元気になるのよ。
　しっかりと栄養をつけて　頑張る事が　あなたのこれからなのよ。
　いい？　わかった？」

・・・と。

文字にすると　とても荒々しいですが
とっても温かい　叱咤激励でした。。


のたうち回る姿をみて　わしもくんが　治療をストップすると言い出すのじゃ・・？
と心配しました。
案の定　そう思ったそうです。
子供の願いもあるけれど　私のカラダが一番だから・・と　そう言ってくれました。
ですが　今回の原因が明確になったので
「これで　いい予行練習できたやん。」と　一言。


たくさん心配を重ねて　夜も眠ってなかったわしもくん。
そして　ほんとに　この年になっても心配をかけてしまった母へ
ごめんね、と　ありがとうと　ここから伝えます。

本当に　ごめんね。　
そして　本当に　ありがとう。


そして　治療ですが　続けて頑張ります。
６．７月は体調を調整し　８月に採卵希望です。
凍結胚が１つ控えてくれているのですが　ベストを尽くしたいという思いで
再度採卵をスタートしようと思っています。
そうすると　年内に１度移植のチャンスがやってくると思います。

今は　その目標をたてる事で　気持ちが前向きになりました。
決して焦っていません。
ゆっくりと　今はカラダを整えて　いつでも頑張れる状態でいたいのです。
その気持ちをもって　また頑張っていきたいと思います。

これからまた　共に頑張るお友達と一緒に　
いつか必ず　この手で抱ける日を願って　頑張りますので
よろしくお願いします。



　じゃらん　＆　わしも